2009年9月頃から活動を開始したエヴァ・空の軌跡・ハルヒの二次創作盗作剽窃家。 最近の二次創作界の高CQの中でも頭一つ抜いている驚くべき男。 そんなナグナブロ=あり=ハル=ハル兄(現HN・朝陽)の動向をヲチするスレまとめです。

第四十七話 2011年 お盆記念LAS小説短編 僕らは幸せになれない 〜鈴原トウジの遺言〜
(当wikiの緊急時避難所・感想スレの7〜15)








ナグに動きが無い様なので、その間にかつての作品「鈴原トウジの遺言」の感想行きます。
これ、実はwikiのナグナブロの紹介で「アスカを嫌な奴にしたり」の例として出している作品なのだが、確かに酷いwwww




冒頭弐号機VS量産型でアスカが敗れるも、シンジの乗った初号機が量産型倒して終了となっている。


作戦の失敗を知った戦略自衛隊もネルフから撤退し、後に日本政府もネルフへの侵攻命令を撤回した。


量産型が倒されたからと、戦略自衛隊も日本政府もそう簡単に撤退するとは思えないのだが、まあそこはいい。


シンジはアスカに謝りたい事はたくさんあったが、アスカの表情を見てシンジは自分は許されたのかもしれないと思った。
アスカもシンジに対して感謝したい事がたくさんあったが、シンジの表情を見て自分の思いは伝わったのだと思った。


何と言うか、ナグが書くと薄ら寒いものを感じる。
勝手な思い込みで自分は許された、感謝の言葉が無くても伝わっている。
これらを実践しているんだもんなあ。


そして、二人はごく普通の中学生として生活出来る様になるそうだ。


これから病院で精密検査を受けた後、アスカとシンジはエヴァンゲリオンパイロットの任務から解放され自由の身となれると。
話を聞いたアスカとシンジはとても喜んだ。
これからはエヴァに縛られる事の無い平穏な生活を送れるのだ。


ここで重要なのは、シンジは平穏な生活を送れる事を喜んでいる点だ。




普通の生活とやらを送る事になったシンジとアスカ。


アスカはすっかり普通の少女、恋に夢見る乙女となっていた。


「すっかり普通の少女」とあるが、その直前の文がこれ。


シンジに素直に気持ちを伝えられたのだから、これからは”少し”シンジに優しくしてあげよう。
もちろん、自分の優位性は譲るつもりはないけれど。
もちろん、自分の優位性は譲るつもりはないけれど。


大事な事なので二回言いました。


何とこのアスカ、シンジに対して上から目線というより、優位な立場にあると思っているらしい。
冒頭のあらすじでは、アスカが量産型と戦い、劣勢に追い込まれた所をシンジが駆けつけ、「シンジが」量産型を駆逐した訳なのだが。
そもそも、普通の女の子は好きな男の子との関係で、どちらが優位かだなんて思わないと思う。


ところで、シンジとアスカは新しい中学に入学が決まっており、マンションは隣の部屋同士ともなっていたらしい。
それにかこつけて、アスカはシンジの部屋に無断で侵入する。


シンジが鍵を掛けないで外出するなんて珍しい事だ。
きっと近所に行っているのだろうと、アスカはシンジの部屋の中で待つ事にした。


本当にプライバシーの概念が無い。


ところが、待てど暮らせどシンジは帰ってこない。
そしてテーブルの上にシンジの書置きが。


僕はトウジを殺して生き延びたんだ。
だから、僕らは幸せになれない、いや、幸せになってはいけないんだ。
さようなら、アスカ。


色々突っ込み所はあるが、シンジはいつトウジの事を思い出したのだろうか。
前述している様に、シンジは穏やかな生活を送れる事を喜び、中学校とマンションも手配して貰っている。
出て行こうと思っているのであれば、それらをするよりも先に出て行けよと。




「どうして!? やっとアタシはシンジと普通の生活が出来ると思ったのに!」


錯乱するアスカ。
それにしても、このアスカはこの書置きを読んでも、トウジに関しては何一つ話さない。
口に出るのは自分とシンジの新しい生活が〜だけだ。


アスカの目から滝のような涙が流れた。


以前もシリアス(らしき)シーンでリツコが泣く描写にも使ったこの表現だが、想像するとギャグにしかならない。
パプワ君のギャグシーンがそんな感じだったよな、「滝の様な涙」。


そうして、何を考えたかヒカリに電話。


そしてアスカは自分の携帯電話を取り出すと、冬月やマヤよりも先にヒカリへと電話を掛けた。


冬月やマヤになるのは、ミサトもリツコも死んでいる(らしい)からだそうだ。
そんな事は書かれていないが、ラストを読むとそうらしい。


書置きからシンジの失踪にはトウジが関係していると思ったからだ。


そんな事を言われても。
そもそも、トウジは死んでいるのでどうにもならないかと。


エヴァ参号機が使徒に乗っ取られ、トウジが命を落とした事件の後からアスカもヒカリと連絡を取る事はしていなかった。
トウジの死によってアスカもヒカリと顔を合わせ辛かったのだ。


この辺りは、ナグにしては珍しくまともである。
漫画版でのヒカリは、トウジの死を何となく気付いており、その事で少なくともシンジとは顔を合わせたくないと思っている様子だった。
表立ってシンジを責める気は無いし、シンジに罪が無い事も分かりつつ、感情では納得出来ないといった様子だったが、この話のヒカリもそうらしい。


だが今のアスカにはそのような事は関係無い、それほどシンジを取り戻そうと必死だったのだ。


自己中のアスカには関係無い様だ。
第一、ヒカリにこの件で相談してどうする気だったのだろう。
そして基地外アスカの代表例でもある驚愕の鬼畜台詞が。


「鈴原が、シンジを連れて行っちゃったのよ! お願いヒカリ、鈴原にシンジを返してって頼んでよ!」


( ゚д゚ )


※1 トウジは死んでいます。
※2 アスカはその事を知っています。
※3 ヒカリがトウジを好きだった事も、当然知っています。


それらを知りつつ、よくもまあこんな台詞が出て来たものだ。
鬼畜と言うより、基地外である。
ところが、何故かヒカリは泣いてアスカに土下座。
トウジの遺書を早くに読ませなかったからだそうだ。


しかし、アスカはそんなヒカリの体を持ち上げると抱きしめて、耳元で優しく囁く。


体を持ち上げるとか、アスカ様は力持ちですねー。


「もう謝らないで、アタシはヒカリを責めてなんかいないわ。だってヒカリはアタシの親友だから」
「本当にごめんなさいアスカ」
「言うべき言葉が違うでしょ?」
「ありがとう……」


吐き気すら催す一連のやり取り。
あの鬼畜台詞の後がこれだ。


「でも鈴原の手紙の内容をどうやってシンジに伝えればいいの……?」


どうやらトウジの遺書とやらは、シンジの決意を覆す程の何かがある様だ。


だからと言って、ネルフで指名手配をするのは乱暴な手段のように思えた。


( ゚д゚ )


法治国家のする事ではない。
と言うか、シンジもアスカももうネルフから解放されたと書かれているので、こんなクソしょうもない事に権限を使えるのか?
どれだけゆとり集団になり下がったんだ、ネルフは。


「そうだ、私に良い考えがあるわ!」
何かを思い付いたのか、マヤはそう言って指を鳴らした。


マヤが何か思い付いて指を鳴らすとは思えないが、とにかく良いアイディアが浮かんだらしい。


マヤのアイディアは、テレビやラジオ、新聞やインターネットなどのマスメディアを通じてトウジの遺書の内容を公開する方法だった。


( ゚д゚ )


極めて私的なものである遺書を、全世界に公開wwwwwww
どんな羞恥プレイだよ。
幾ら死人に人権が認められないにしても、冒涜にも程がある。


そして、トウジの書いた遺書はTVのアナウンサーやラジオのパーソナリティによって読まれたのだった。
新聞や雑誌の紙面にもトウジの遺書の全文が載せられた。


アスカの暴言から始まるこれら一連の行為について、作中誰も疑問に思わない、感じない事は、奴のメンタルの異常さ故だと思う。
アンネの日記は、遺族である父親の意思で出版した。
このクソ野郎達は、トウジの遺族から何一つ了承を取っていない。
そんなものが必要だと思いも至らない。


そしてトウジの遺書。


それに、遺書を書いたのはまだ碇や委員長……いや、ヒカリに伝えていない事があるからだ。
直接言うのは凄く恥ずかしいから、こうして手紙にしてしか伝えられないけどな。


直接言うのは恥ずかしいだろうが、死後それ以上に、想像を絶するレベルの恥ずかしい事になっているとは、書いているトウジも思いもしなかっただろう。


碇、もしワイが使徒と戦って命を落とす事があっても、自分を責める事は止めろよな。
自分の幸福を捨てれば、ワイへの償いになるなんて勘違いするな。


その後も色々、中にはヒカリへのラブレター的なものまであるのだが、それら「全文が載せられた」とあるので余す事無く晒されたらしい。
気になったけれど、家族や、あれだけ可愛がっていた妹の事は何一つ書いていない。
元々パイロットになった動機は、妹の為という部分が強いのに。
その立場になって考えて書こうとしないのかね、ナグは。
そして、トウジは「もし自分のエヴァが暴走してシンジに倒される事があっても、それはシンジのせいじゃない」と言っている訳ではない。
「使徒と戦って命を落とす事があっても」とある様に、この時のトウジは自分が死ぬ原因は使徒しかないと思っている。
現実は予想外の事態が起き、結果的にトウジを殺したのはシンジの乗る初号機になった訳で、シンジが苦にしているのはまさにそこである。
つまり、この遺書の文ではシンジの重荷が心的にも事実的にも解消する事にはならない。
それなのに、その直後。


この放送の効果があったのか、シンジは翌日の夕方、アスカが待っているシンジの部屋へ姿を現した。


何と、あの遺書一つでシンジは何事もなく速攻で帰ってきた様だ。
どれだけ意思が弱いんだ。
結局、トウジの死も、遺書も、シンジとアスカが「離れ離れになったけれど、再会したらハッピーエンド(はあと)」の為の小道具にしかされていない。


そして突っ込みたい。


照れ臭そうに顔を赤くして立っているシンジに笑顔のアスカが飛び付いた。
そしてシンジとアスカは夕陽の差す玄関で固く抱き合ったのだった……。


直前に、「アスカが待っている部屋へ姿を現した」とあり、二人が抱き合う場所はシンジの部屋のはずだ。
何故夕陽の射す玄関なんだ。
更に「差す」ではなく「射す」だ。


「僕は勘違いをして、アスカも不幸に巻き込んでしまう所だったんだね、本当にごめん」
「シンジ、それを言うならアタシも同じ立場よ、だってアタシがエヴァに乗って戦えていれば、ファーストを助ける事が出来たのかもしれないしさ……」


そう言えば、レイがいないと思っていたら死んでいた様だ。
それらも一通り慰め合って、トウジが言った様に「悔いて塞ぎこむのはやめましょう」だそうだ。
こんなに簡単に納得出来るのならば、最初から「これらは自分達のせいじゃないから、自分達は気に病まない」とでも言えばいい。
「悲劇のヒロイン」を気取る為の道具にするより遥かにましだ。


そしてアスカとシンジは、ミサトが葬られた墓地へに墓参りに行く事にした。


そして墓参り。
この流れならばトウジに感謝の墓参りするべきではないのか?
それなのにトウジの墓はスルー。


「僕はトウジの言葉を聞く事が出来て良かったけど、加持さんは弟さんの事でずっと悩んでいたんだね」


更に漫画版の加持の昔話が出てくるが、シンジの状況と、加持の状況は大分違うと思う。
あの場にシンジがいようがいまいが、ダミープラグが起動していようがしていまいが、加持は口を割りさえしなければ、弟達は死なずに済んだ可能性が高いからだ。


「本当、加持さんもミサトも大馬鹿よ! 自分が幸せにならないのが償いだなんて。アタシはそんな馬鹿な大人になんか……なりたくないんだから」


とりあえず、ミサトは「幸せにならない事が償い」なんて言っていなかったはずだ。
一体何だったんだこの短編は。








総評:ナグの人間性がよく分かる一品。


正直こんなに胸糞悪い話も久し振りだ。
仲間の死を自分達の波乱万丈の物語のスパイスとしか扱えない基地外二人。
それらに対して何一つ疑問に思わないバカ共。
書いていて疑問を抱かない作者に吐き気がする。

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