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○浅利委員　もう一度、発言させてください。

○小宮山委員　私もちょっと発言したいんです。

○野依座長　時間が押しておりますので、うんと短く。

○小宮山委員 今、大臣がおっしゃったに95％賛成なんですけれど、１点だけ、我々は理想だけ語るのではないと思います。文部科学省はもちろん教育に関しては把握しているわけですけれども、ここにももっと現場を知っている人たちがおります。大学の現場だったら、文部科学省の人があまり知らないことも私はよく知っております。小学校や、教育委員会についても多分そうだろうと思います。私はここで書くのは理想であり、方向性だけれども、最後には我々はグランドデザインの中身、これも私らは提案するんだと思って私はここに来ています。

○野依座長　浅利委員。

○浅利委員　教育委員会の問題についてさっき御意見が出ました。私の案は教育委員会の存在意義を抜本的に問い直す。教育委員会は必ずしも組織として十分機能しているとは言えません。教育委員会の責任体制の確立に向けた第一歩として、国・教育委員会は以下の取り組みを進める必要があります。

　１．地域の教育にしっかり責任負い、住民にきちんと説明を行う。
　２．教育委員会の統廃合を行って、広範囲に事務を処理するようにする。
　３．教育委員会の外部評価制度導入を検討する。
　ちゃんと具体的な議論が出ているわけですね。これ、全然具体的じゃないというのがおかしい。

　それから、もう一つは、運営委員が中心になって、この委員が中心になって草案をつくって、それを事務局がまとめるという方がいいと思うんですね。忙しいけれども、そのお伝いします。

　次元を変えてマスコミ対応ですけど、これだけダイナミックな議論をして、マスコミが１行も書かないなんていうことは日本の現代世界ではあり得ないですよ。この社会はヒットラーがやっている社会じゃないんですから、恐らく皆さん囲まれていますよね。私はうまく囲み抜ける技術持っていますから抜けていますけど、だけど、彼らだって必死なんです。だから、ある程度この中身が外へ出るのは仕方がないことだという前提に立って中をきちんとすべきだと思います。

　もう一つ、言わせていただきたい。昨日実は広告、メディア関係のトップの方と食事した。そのとき、企業の有害放送とか有害図書に対する企業の責任というのを、今度の再生会議ではっきり指摘したいんだけど、どう思う、と言ったんですよ。ぜひ、やれということでした。つまりスポンサーのトップが、おい、こういうことがあるんだから、宣伝部も少し気をつけて番組を取り扱えよ、と言ったときに、実際はとまるんです。

　そうじゃなければ、宣伝部は、いや、放送局が持ってきたんだから、放送局はスポンサーがやれと言っているんだからということになるんですね。はっきり企業及びスポンサーは責任持てということを書きたいということを前の会議でも申し上げているんですけど、１行も出てこない。

○野依座長　それでは、葛西委員で終わらせていただきます。時間が押しておりますので、短くお願いいたします。


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