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19年3月9日 第3分科会 議事録15

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○中嶋副主査 中教審を通すと、まただんだんトーンダウンしてしまうから、ここでやったらいい。

○陰山委員 いやいや、実際は文教政策なんです。

○小宮山委員 一番重要なのは、例えば、現在の施策との関係、例えば 10年研修だとか、免許の再交付とか言っているのもあるし、さっきの教職大学院、ああいうのがうまく動き出す、大学院でいい教員をつくろう、これは正しいわけです。だけれども、今のままやれば「教育学」学が1年延びる、2年延びるだけになる可能性というのはあるわけです。そこに、例えばこういう構造で教育の中身に注文をつけるという議論ができれば、本当にいい教師が育つ可能性というのはあるわけです。だから、今の仕組みと対立するものととらえないで済むようなものを提案しているつもりです。

○川勝主査 それでは、それぞれ1分ずつぐらいで。まず、小野委員から、最後に中嶋委員。

○小野委員 今のところは本当に大事なことで、先生がおっしゃるように、教職大学院を新しくつくるにしても、こういったものを参考にしながら、新しい観点を取り入れなければいけない。おっしゃるように、今までの教育学系の方だけが考えて学習指導要領をつくったり、あるいは教育過程の基準をつくったり、そのシステムは改めなければいけないし、教育系だけの考えではなくて、大学全体の知を導入するという意味で、この教育院システムは私は非常にいいと思うんです。これをいかにどういう形で実現するかを具体的に考えていくべきだと思います。

○川勝主査 それでは、中嶋委員、義家室長ということで。

○中嶋副主査 当初は教育院と言うと、大学院高等教育というふうにちょっと受け止めたんですけれども、今日は伺って私も非常にいいと思いました。特に、この中で私がいいと思うのは、教員養成です。今のカリキュラムで教職科目をあんなにとらせるようなことをやっていたら、本当のいい教師は教壇に立てないんですよ。そういうことからしても非常によかったと思うし、もう一つは、中教審の方で教員研修をやるでしょう。教員研修というのはどこでやるんですか。大学の教育学部で教育現場を知らない人が教育研修をやったって、それは見向きもされない悲惨なことになってしまう。いわゆる、教職大学院でも不十分。だから、そういう意味では、門川さんがおっしゃっていたことがいいから、これは教育院という名前そのものが非常にアトラクティブですよね。だから、そこと京都の実験を合体するようなものを5月の提案の中に入れていただければ、かなりのインパクトがあると思います。お2人を中心にしてやっていただいたら、いいんじゃないでしょうか。

○義家委員 まさに同感で、非常にインパクトのあるものになると思います。その中で1つすごく重要な指摘を小宮山委員からいただいて、ここを整備しなければどうしようもないというところがあるんですが、それが先ほどおっしゃった学校事務員の充実なんですよね。小学校、中学校は事務処理は1人ないし2人でやっています。だから、丸ごと先生が背負っている現状が公立の場合はあるんですね。やはりここについて、意外とわかっていながら具体的に出てきていないという現状がある。これは第一分科会も含めて学校事務、これは普通の企業とか例えば事務局の大事さというのはどこでもわかると思うんですけれども、ほとんどいない。だから、先生方が全部担っている。これも煩雑になりますからね。そこについて予算をどうつけるか、これは各地方自治の予算ぶりの問題なんでしょうけれども、援助も含めどうつけるかという議論も出すと、今まで先生たちは再生会議に対して圧力を掛けるのかみたいな思いがありますけれども、現実そういう具体的な応援策というものを出していくというのも非常に重要なことで、これは教員を救いますよ。学校事務というものを充実させるということは教員を救いますから、これは是非議論して、一つの目玉として出していく項目だろうなと感じます。

○川勝主査 どうもありがとうございました。
 小宮山構想、教育院構想は委員全員の御指示を賜りまして、私も大賛成をしております。
 これはどういうふうに実現していくかということについては、また詰めるべき事柄がありそうで、ただ、門川委員がやっていらっしゃるものは一つのケーススタディとして、その辺りから現実性が我々にとって見えてくるのではないかという感想を持ちました。

 それでは、今の議論につきましてはここで打ち切りまして、今日用意したのは以上の議題でありますが、最後に、山谷内閣総理大臣補佐官から一言ちょうだいいたしたいと思います。

○山谷総理補佐官 充実した御議論をありがとうございました。第三分科会が第2回目の取りまとめに向けて時間との戦いとなりましょうが、どうぞ、これからもよろしくお願いいたします。

○川勝主査 どうもありがとうございました。それでは、本日の第5回第三分科会はこれで閉会とさせていただきます。


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2007年05月25日(金) 12:22:52 Modified by nipponkamoshjka




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