作成者:ruslan
サウスポーVSオーソドックスの場合、ローキックは主にインローが主軸になります。
そもそもローキックの選択肢は3つあります。
�〜安�への外側からのローキック
�∩安�への内側からのローキック(インロー)
�８紊軋�への外側からのローキック(奥足ロー)
オーソドックスVSオーソドックスの場合、�，料安�への外側からのローキックが主流になります。
それは相手の前足＝左足が、ちょうど利き足(右足)で蹴りやすいポジションに置かれているからです。
しかし相手がサウスポーの場合はどうでしょうか。(こちらは変わらずオーソドックスとする)
今度は相手の前足が右足になるため、それを外側から蹴るには、こちらからは利き足ではない左足で蹴られなければなりません。
それゆえ相手がオーソドックスの時と比べ、相手がサウスポーの場合には�，離蹇璽�ックの効果が薄れてしまいます。
��の奥足ローは近距離でなければ当てづらく、またその距離からローキックを放つと、相手のパンチが脅威になるため頻繁に放つことは至難です。
となると�△離ぅ鵐蹇爾�効果的です。
相手の前足＝右足を内側から蹴る際、こちらは利き足で蹴ることができるため、強い威力やストッピング効果が見込まれるためです。
つまりオーソドックスの選手と、サウスポーの選手とではローキックに対する考え方が根本から異なるのです。
サウスポーの選手の場合、多くは相手がオーソドックスになることから、インローへの対策が重要視されます。
これを念頭に置いて、サウスポーのスタンスを考えます。
オーソドックスの選手がインローを蹴ると仮定して、左と右の画像とでどちらがインローを蹴りやすいかは一目瞭然だと思います。
インローを腰を入れて思い切り振った場合、左のスタンスでは非常に当てやすく感じますが、右のスタンスでは奥足の膝が障壁となり、そのまま足を振り切れば最悪相手の右ひざにぶつけることになるでしょう。
右のようなスタンスを取られると、インローを当てるには腰を入れることなく足先だけで真っ直ぐ蹴らざるを得ません。
しかし、そのような直線的な蹴りは相手の膝でカットされやすく、こちらが足を傷めるリスクも高まります。
つまりスタンスの横幅が狭いほど、相手に蹴りにくさを感じさせるどころか足を傷めるリスクを与えることが出来るのです。
とはいえスタンスだけを強引に狭めようとすると、自らの動きを制限することになります。
ならばスタンスを変えようとするのではなく、スタンスは上体の半身具合に応じて変化するので
半身姿勢をとれば、自動的にスタンスは横に狭くなると考えればよいでしょう。
もちろん極端に縦に広いスタンスをとれば、「奥足の障壁」がなくなってしまいますが
適度なスタンスであれば、半身姿勢で作られる横に狭いスタンスが相手の障壁として機能することになります。
さらに半身姿勢をとることにより、前足の膝が内側へ向くことになります。
通常キックボクシングでは、ローキックへの対策から「前足の膝を内側に向けてはならない」と言われますが、それは前足の膝が内側を向いていると外側からのローキックをカットしづらくなるためです。
しかし、その考えはオーソドックスの選手に準じたものであり、サウスポーとは一線を画します。
そもそもサウスポーVSオーソドックスではインローが主軸になります。サウスポーの選手は【前足の膝を内側に向けてインローを防ぐメリット＞外側からのローキックをカットしづらくなるデメリット】となる可能性が高いのではないでしょうか。
選手自身の特質、対戦相手の相性などによって変化するかもしれませんが
サウスポーの選手にとって「前足の膝が内側に向く」ということはポジティブに考えられるものです。
このことからローキックから見たサウスポーの適切なスタンスとは
・スタンスの横幅が狭いこと
・前足の膝が内側に向いている(これはメリットにもなりうる)
という2点が考えられそれは半身姿勢を取ることで自動的に作られるものです。
さらに消極的条件として、スタンスの横幅を狭くすることで作られる「奥足の障壁」を無効にしないために
・スタンスの縦幅を広げぎないこと も考慮しなくてはなりません。
もちろん半身姿勢は「圧力の低下」「ブロッキングの軟弱化」「ボディーワークの困難化」などを招くため、サウスポーだからと言って一概に勧められるものではありません。
あくまで"ローキックの観点から見た適切なスタンスのあり方"ということをご考慮下さい。
サウスポーVSオーソドックスの場合、ローキックは主にインローが主軸になります。
そもそもローキックの選択肢は3つあります。
�〜安�への外側からのローキック
�∩安�への内側からのローキック(インロー)
�８紊軋�への外側からのローキック(奥足ロー)
オーソドックスVSオーソドックスの場合、�，料安�への外側からのローキックが主流になります。
それは相手の前足＝左足が、ちょうど利き足(右足)で蹴りやすいポジションに置かれているからです。
しかし相手がサウスポーの場合はどうでしょうか。(こちらは変わらずオーソドックスとする)
今度は相手の前足が右足になるため、それを外側から蹴るには、こちらからは利き足ではない左足で蹴られなければなりません。
それゆえ相手がオーソドックスの時と比べ、相手がサウスポーの場合には�，離蹇璽�ックの効果が薄れてしまいます。
��の奥足ローは近距離でなければ当てづらく、またその距離からローキックを放つと、相手のパンチが脅威になるため頻繁に放つことは至難です。
となると�△離ぅ鵐蹇爾�効果的です。
相手の前足＝右足を内側から蹴る際、こちらは利き足で蹴ることができるため、強い威力やストッピング効果が見込まれるためです。
つまりオーソドックスの選手と、サウスポーの選手とではローキックに対する考え方が根本から異なるのです。
サウスポーの選手の場合、多くは相手がオーソドックスになることから、インローへの対策が重要視されます。
これを念頭に置いて、サウスポーのスタンスを考えます。
オーソドックスの選手がインローを蹴ると仮定して、左と右の画像とでどちらがインローを蹴りやすいかは一目瞭然だと思います。
インローを腰を入れて思い切り振った場合、左のスタンスでは非常に当てやすく感じますが、右のスタンスでは奥足の膝が障壁となり、そのまま足を振り切れば最悪相手の右ひざにぶつけることになるでしょう。
右のようなスタンスを取られると、インローを当てるには腰を入れることなく足先だけで真っ直ぐ蹴らざるを得ません。
しかし、そのような直線的な蹴りは相手の膝でカットされやすく、こちらが足を傷めるリスクも高まります。
つまりスタンスの横幅が狭いほど、相手に蹴りにくさを感じさせるどころか足を傷めるリスクを与えることが出来るのです。
とはいえスタンスだけを強引に狭めようとすると、自らの動きを制限することになります。
ならばスタンスを変えようとするのではなく、スタンスは上体の半身具合に応じて変化するので
半身姿勢をとれば、自動的にスタンスは横に狭くなると考えればよいでしょう。
もちろん極端に縦に広いスタンスをとれば、「奥足の障壁」がなくなってしまいますが
適度なスタンスであれば、半身姿勢で作られる横に狭いスタンスが相手の障壁として機能することになります。
さらに半身姿勢をとることにより、前足の膝が内側へ向くことになります。
通常キックボクシングでは、ローキックへの対策から「前足の膝を内側に向けてはならない」と言われますが、それは前足の膝が内側を向いていると外側からのローキックをカットしづらくなるためです。
しかし、その考えはオーソドックスの選手に準じたものであり、サウスポーとは一線を画します。
そもそもサウスポーVSオーソドックスではインローが主軸になります。サウスポーの選手は【前足の膝を内側に向けてインローを防ぐメリット＞外側からのローキックをカットしづらくなるデメリット】となる可能性が高いのではないでしょうか。
選手自身の特質、対戦相手の相性などによって変化するかもしれませんが
サウスポーの選手にとって「前足の膝が内側に向く」ということはポジティブに考えられるものです。
このことからローキックから見たサウスポーの適切なスタンスとは
・スタンスの横幅が狭いこと
・前足の膝が内側に向いている(これはメリットにもなりうる)
という2点が考えられそれは半身姿勢を取ることで自動的に作られるものです。
さらに消極的条件として、スタンスの横幅を狭くすることで作られる「奥足の障壁」を無効にしないために
・スタンスの縦幅を広げぎないこと も考慮しなくてはなりません。
もちろん半身姿勢は「圧力の低下」「ブロッキングの軟弱化」「ボディーワークの困難化」などを招くため、サウスポーだからと言って一概に勧められるものではありません。
あくまで"ローキックの観点から見た適切なスタンスのあり方"ということをご考慮下さい。
このページへのコメント
R5akYG I really enjoy the blog post. Keep writing.
g3pgIz Great blog post.Really looking forward to read more. Will read on...
なるほど、クリアな説明ありがとうございます。
遠間でのストッピング効果を重視するなら、ジョン・ジョーンズがショーグン戦で多用していた膝下への打ち下ろしサイドキックも面白いですね。キャッチ対応は難しそうに見えました。
以上の点から、技量の高い選手同士の試合では、ローキックに対するカウンターをクリーンヒットさせることは難しいと思います。
しかしシフトウエイトが不十分であったり、腕と下半身が連動していなかったり、あるいはモーションが大きかったりと選手の技量によっては、カウンターが現実味を帯びてくると思います。
(放つ側としてはいわゆる当て勘やモーションを察知する能力が要求されるでしょう)
また、ローキックに対するカウンターを取ることは可能です。
例えばアーネスト・ホーストはそのような形でダウンを何度か奪っていましたね。
仰る通り、同時打ちもしくは狙い撃ちであってもパンチの方が早く到達することは予想されます。
ただローキックを打つ際、(オーソドックスと仮定)左足にシフトウエイトするのにつられて、上体が左方向にズレるので、カウンターを放つ側としてはどこを標的とするかが非常に難しくなります。
また腕を切る動作と下半身が完全に連動していれば、切った腕がストッピングや目隠しの効果になるため、キレイな蹴りはそれ自体がディフェンスになるでしょう。