作成者：ruslan
あくまで個人的に意識しているコツですので、余り参考にならないかも知れません。
が、一応は理にかなっている動作ではあると思います。
また、本項はロー・ミドル・ハイ総括的(ヒザ除く)なもので、ロー・ミドル・ハイの各論間で違いが出ることは十分に考えられますのでご注意ください。
ということで本題。
踏み込みの時に脇の下の筋肉を伸ばす
そして、ここでお話する「脇の下の筋肉を伸ばす」ということも、軸足の返しに並んで、全身が連動するキッカケになります。
具体的には
・踏み込んだ際に、脇の下の筋肉を思い切り伸ばす
↓
・「これ以上伸びない」という地点で、腰が脇の下につられて動く
↓
・腰につられて、モモの付け根から足全体が放り出される
という流れです。
つまり、脇の下の筋肉が伸びていないと、腰が主導になってしまい、下半身が力まないと蹴り足が放たれない上に、上半身の力を蹴りに生かすことができなくなるのです。
例えば、ペトロシアンはこの動作が甘く、全身が連動していないために、蹴りの押し込みが足りず、また下半身主導であるために、ややモーションが盗まれやすく、蹴り足をキャッチされやすいように感じます。
脇の下の筋肉は、腕を上下させても伸びません。内側に向けたら縮まります。
しかし、外側に向けることで割と簡単に伸ばせます。
そしてもう一つ。
(伸ばしている脇の下と)反対側の肩が、脇の下を伸ばそうと外側に向けた腕と連動して、一緒に回っている場合はどうでしょうか。
連動すればするほど、脇の下が伸びないことがわかると思います。
そこで、連動を一切なくして、反対側の肩をガチっと固めてしまえば、より簡単に脇の下の筋肉を伸ばすことが出来ます。
特に後者の「連動させない」ということの指導を私が耳にしたことがなく、これを独自に見つけるのにかなり時間がかかってしまいました。
では、「腕を外側に向ける&反対側の肩を固める」ことを、踏み込みと同時に行ってみましょう。
丁度いい感じに、相手の正面から頭一つ分、外側に移動することが出来ていると思います。
こうすることでカウンターのリスクも減らせますね。
さらにそのまま、腰・足と脇の下につられて放り出してみましょう。
すると、軸足の返しや腕の切りを意識すること無く、全身が連動し、自ずと目標方向へ推移していくのではないでしょうか。(実践された方で、できたorできないという意見を書いて頂けると嬉しいです。いかんんせん誰かに教えたことがないので…。)
(コメントはこの記事の下「コメントを書く」から投稿できます。)
コツはとにかく、「脇の下を思い切り伸ばす」です。
あくまで個人的な趣向ですが、軸足の返しや腕の切りを意識しすぎるのは逆効果だと思っています。
「運動連鎖」など、メジャー競技では、もはや科学的に効率的に体を動かすことが解明されているように、私もあらゆる動きが科学的に都合の良い動きになることを目指しています。
軸足の返しや腕の切りを意識する、ということはカカトや上半身などに余剰な力が入り、全身の連動を阻害することに他ならないと考えているからです。
(もちろん一時的な改善策としては有効な場面もあるとは思いますが、それを恒常化するのは良くない、ということです)
反対に、「軸足の返し」や「脇の下を伸ばす」ということは、全身が連動する契機を作り出しているのであって、そのような動作こそ綿密に意識していくべきだと思っています。
あくまで個人的に意識しているコツですので、余り参考にならないかも知れません。
が、一応は理にかなっている動作ではあると思います。
また、本項はロー・ミドル・ハイ総括的(ヒザ除く)なもので、ロー・ミドル・ハイの各論間で違いが出ることは十分に考えられますのでご注意ください。
ということで本題。
踏み込みの時に脇の下の筋肉を伸ばす 
ことが個人的には凄く重要なことだと考えています。
「脇の下」とは、赤い円のところを示しています。
通常、踏み込んだ際に
�ー澗�を斜め前へ踏み出す
�⊂綢里發修譴紡海い銅个畫阿�
��軸足側の腕を脇の下あたりに下ろす
�そ海蠡�側の腕を、軸足側の肩の方へ持ってくる
ということを同時に行います。
この時に、軸足側の脇の下の筋肉が伸びているのがわかると思います。
そして、この「脇の下」が蹴りの動作の源となると言っても過言ではないのです。
そもそも蹴りは、体の各部だけが独立せずに、全身が連動したフォームを良しとします。
そして全身が連動するとはいかなるものでしょうか。
例えば、軸足を斜め前に出す際に、あらかじめカカトを相手側に向けるように足を外側に返します。
それは、足を外側に向けるという「非常態」を創りだすことで、体が勝手に足の向きの方へ回転することを狙いとしています。
軸足を相手に真っ直ぐに向けた場合、外から蹴り足を放つには、足の筋肉を使って強引に横向きに蹴らなければなりません。
しかし、足を外側に返すことで、ヒザなどに負担がかかり、肉体的には優しくないことなのですが、それを楽にしてあげようと、体が勝手に足の向きへ回転することになるのですが、これこそ全身が連動した動きになっています。
「脇の下」とは、赤い円のところを示しています。
通常、踏み込んだ際に
�ー澗�を斜め前へ踏み出す
�⊂綢里發修譴紡海い銅个畫阿�
��軸足側の腕を脇の下あたりに下ろす
�そ海蠡�側の腕を、軸足側の肩の方へ持ってくる
ということを同時に行います。
この時に、軸足側の脇の下の筋肉が伸びているのがわかると思います。
そして、この「脇の下」が蹴りの動作の源となると言っても過言ではないのです。
そもそも蹴りは、体の各部だけが独立せずに、全身が連動したフォームを良しとします。
そして全身が連動するとはいかなるものでしょうか。
例えば、軸足を斜め前に出す際に、あらかじめカカトを相手側に向けるように足を外側に返します。
それは、足を外側に向けるという「非常態」を創りだすことで、体が勝手に足の向きの方へ回転することを狙いとしています。
軸足を相手に真っ直ぐに向けた場合、外から蹴り足を放つには、足の筋肉を使って強引に横向きに蹴らなければなりません。
しかし、足を外側に返すことで、ヒザなどに負担がかかり、肉体的には優しくないことなのですが、それを楽にしてあげようと、体が勝手に足の向きへ回転することになるのですが、これこそ全身が連動した動きになっています。
そして、ここでお話する「脇の下の筋肉を伸ばす」ということも、軸足の返しに並んで、全身が連動するキッカケになります。
具体的には
・踏み込んだ際に、脇の下の筋肉を思い切り伸ばす
↓
・「これ以上伸びない」という地点で、腰が脇の下につられて動く
↓
・腰につられて、モモの付け根から足全体が放り出される
という流れです。
つまり、脇の下の筋肉が伸びていないと、腰が主導になってしまい、下半身が力まないと蹴り足が放たれない上に、上半身の力を蹴りに生かすことができなくなるのです。
例えば、ペトロシアンはこの動作が甘く、全身が連動していないために、蹴りの押し込みが足りず、また下半身主導であるために、ややモーションが盗まれやすく、蹴り足をキャッチされやすいように感じます。
脇の下の筋肉は、腕を上下させても伸びません。内側に向けたら縮まります。
しかし、外側に向けることで割と簡単に伸ばせます。
そしてもう一つ。
(伸ばしている脇の下と)反対側の肩が、脇の下を伸ばそうと外側に向けた腕と連動して、一緒に回っている場合はどうでしょうか。
連動すればするほど、脇の下が伸びないことがわかると思います。
そこで、連動を一切なくして、反対側の肩をガチっと固めてしまえば、より簡単に脇の下の筋肉を伸ばすことが出来ます。
特に後者の「連動させない」ということの指導を私が耳にしたことがなく、これを独自に見つけるのにかなり時間がかかってしまいました。
では、「腕を外側に向ける&反対側の肩を固める」ことを、踏み込みと同時に行ってみましょう。
丁度いい感じに、相手の正面から頭一つ分、外側に移動することが出来ていると思います。
こうすることでカウンターのリスクも減らせますね。
さらにそのまま、腰・足と脇の下につられて放り出してみましょう。
すると、軸足の返しや腕の切りを意識すること無く、全身が連動し、自ずと目標方向へ推移していくのではないでしょうか。(実践された方で、できたorできないという意見を書いて頂けると嬉しいです。いかんんせん誰かに教えたことがないので…。)
(コメントはこの記事の下「コメントを書く」から投稿できます。)
コツはとにかく、「脇の下を思い切り伸ばす」です。
あくまで個人的な趣向ですが、軸足の返しや腕の切りを意識しすぎるのは逆効果だと思っています。
「運動連鎖」など、メジャー競技では、もはや科学的に効率的に体を動かすことが解明されているように、私もあらゆる動きが科学的に都合の良い動きになることを目指しています。
軸足の返しや腕の切りを意識する、ということはカカトや上半身などに余剰な力が入り、全身の連動を阻害することに他ならないと考えているからです。
(もちろん一時的な改善策としては有効な場面もあるとは思いますが、それを恒常化するのは良くない、ということです)
反対に、「軸足の返し」や「脇の下を伸ばす」ということは、全身が連動する契機を作り出しているのであって、そのような動作こそ綿密に意識していくべきだと思っています。
このページへのコメント
*文字数の都合、分けて投稿します。
半々人前さんへ
>「腋の下の筋肉を伸ばす」ですが肘を上に向けるように上げ肩の後ろが相手に向くような感じでいいのでしょうか。
その通りで、左ミドルの場合は、左腕がこのような形になります。
>「反対側の肩を固める」というのが良くわかりません。肩を胸側に丸め込むと力が入りすぎてばらばらになってしまいます。
記事に書いたように、仮に(左ミドルと想定)右肩が緩いと、左肩の動作につられて、一緒に右方向へ回ってしまいます。
すると、脇の下の極まり具合が不十分になり、下半身へと連動させることが出来ません。
http://k1loving.blog.shinobi.jp/
そこで右肩をロックする必要があるわけですが、「肩を胸側に丸め込む」までは必要ありません。
出来る限り右肩は力まず(実際は力が入らざるを得ませんが)、あくまで左肩と連動させないようにする程度で良いと思います。
右肩に余剰な力が入ってしまうと、左肩の右方向への運動に逆行してしまい、下半身への連動を妨げることになってしまうからです。
また、そもそも左ミドルは「上半身が右方向へ運動することで、下半身がそれにつられて右方向へ放り出される」ということが基本的な考えとなります。
脇の下を伸ばすことは、その各論にしか過ぎないので、他の動作に問題があるのならば、脇の下にこだわらず、かの問題解決に努めたほうが良いと思います。(問題がないのならば申し訳御座いません)
http://k1loving.blog.shinobi.jp/
参考までに。
半々人前さんがオーソドックスならば、左ミドルはスイッチして蹴らなければなりませんが、スイッチの動作が入ると、他の動作が緩慢になりがちです。
そこで、サウスポーの状態から蹴り始めたり、右足を大きく右斜め前方へ踏み出すことで、擬似的にスイッチした状態を作ったりした方が、他の動作へ意識が行き渡りやすいと思います。
特に始めたばかりの頃は、スイッチした際に足だけが動いて上体が連動していないケースが多いように感じられるので。
また、他にも何かありましたら些細なことでも構わないので
、メール(投稿者名の所に書いてあります)なりコメントなりtwitterなりにて気軽にお問い合わせください。
http://k1loving.blog.shinobi.jp/
キックを始めたばかりで、まず左ミドルキックを身に着けようとしたのですが、全身の動きで足をはなつことができません。
ruslanさんが細かく書いていてくれたのですが
キックボクシングを始めたばかりなので、わからない箇所もあり上手くいきませんでした。
「腋の下の筋肉を伸ばす」ですが肘を上に向けるように上げ肩の後ろが相手に向くような感じでいいのでしょうか。
なた、「反対側の肩を固める」というのが良くわかりません。肩を胸側に丸め込むと力が入りすぎてばらばらになってしまいます。
全体的には下半身と上半身が連動しません。上半身の筋肉の伸びによる引っ張りと下半身のねじれの開放がつながりません（上半身についてはは伸びを感じることができない）先にも書いたように足の力でけるので腰が斜め上に上がってしまいバランスをとることと命中がぶれてしまいます。
もし、アドバイスをいただければ助かります。
なるほど。
私は未経験者ですけど、試しに「脇の下の筋肉を伸ばして」蹴りの動作を行なった時と、上半身の動作を何もせずに蹴りの動作を行なった時では、感覚的に前者は全身連動して蹴りが放てるようになって、軸足がブレないようになり、後者だと下半身主導なんで軸足も安定しないですね。威力に違いが出るというのも納得の意見です。
運動力学は不得意な分野ですが、こうして分かりやすく説明してもらえると、あらゆるスポーツにおいて重要な要素であるというのが分かりますね。
http://ameblo.jp/gindamax206/