*生半可な私の知識による解釈なので根本的に間違っているかもしれません。あくまで「参考程度」にご覧ください。

K-1 WGP FINAL2008 準々決勝で行われた「ジェロム・レ・バンナVSレミー・ボンヤスキー」の解説で
魔裟斗がレミー・ボンヤスキーの足は足首からふくらはぎまでの距離が長いから蹴りが重いと言っています。

これはどういうことだろう?と思ったまま心のなかに留めていました。
それが2年経ち、昨日も紹介した「使える筋肉・使えない筋肉」を読んでピンと来ました。(重ねて言いますがアフィリエイトではありませんし、本が売れることによって僕に利益が発生するわけでもありません)

黒人は先天的に筋肉が短く、筋肉の両端についている腱が長いという特徴があります。
このことから、解説を置き換えると「レミー・ボンヤスキーの足は、ふくらはぎの筋肉が短く腱が長いので、足首からふくらはぎまでの距離が長く見えるので蹴りが重い」ということになります。

ではなぜ蹴りが重くなるのか、というと長い腱に起因していると考えられます。

そもそも、ほとんどのスポーツの動作はSSC(筋肉が強制伸長されてから短縮する筋肉の収縮形態)を起こすことによって、遠位から近位へ運動を増幅させています。
例えば"手打ちのパンチ"は、SSCを使えずに腕だけで打っているから威力がない、と解釈できます。(野球ならば腕だけで投げてもボールが遠くに飛ばない)

*細かい用語を理解したい方は本の購入をオススメします

そしてSSCが運動を増幅させる要因の一つとして、筋肉の両端についているがあります。

筋トレをするときに、反動を使ったほうが楽にこなせる感覚は皆さん持っていると思います。
これは他の筋肉を使っていたり、運動方向を捩じ曲げるといった要因もあるでしょうが、とりわけ腱のバネ作用を用いることで楽にこなすことができているのです。

このように筋肉単体でなく、筋肉と腱を複合的に利用することで強い力を発揮できているのですが、これはSSCを使うことで可能になります。
ですからレミーの「足首からふくらはぎ」までが長い足は腱が長い証拠であり、腱が長いためにSSCによる運動の増幅を強く起こせているため、結果として強い蹴りになる、と私は現時点で解釈しています。

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