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火力不足恐怖症末期:クライスラーK重戦車擬人化完了~ 2021-04-03 21:29:34


指揮官の皆様こんにちは!!!!!
今日を入れて三連休!(訳注:清明節) 今夜は元気満々です!!!

今日ご紹介するのは射撃が大好きな重戦車娘です。
1945年、ソ連の新型重戦車「IS-3」がベルリンの戦勝パレードで披露されたとき、西側諸国は大パニックに陥りました。同年11月、アメリカ陸軍省装備審査委員会は今後の装備開発の方向性について、いくつかの新規計画を立ち上げました。その中には《鋼鉄のワルツ》プレイヤーらがよく話題にする「突撃砲の追放」というものも含まれました。IS-3のような重戦車に対処する最も合理的な方法は、装甲と火力が上回る同クラスの戦車を開発することだと言うことです。

その方針のもとミシガン州のクライスラー社が、1946年5月に「クライスラーK」という風変わりな重戦車の設計案を陸軍機甲学校に提出しました(「K」とは当時の同社会長であったカウフマン氏のことと思われます)。


その戦車の形状は当時としては非常に独特なものでした。主砲には威力が大きく弾数が豊富で、対戦車能力と対トーチカ能力を兼ね備えている事から当時重戦車の設計者に人気が高かったT5E1 105mm戦車砲が選択されました。T29重戦車とT28/95超重戦車にもこの砲が採用されていました。しかし砲身の長さが7.53mもあったため、従来の前側や中央の砲塔配置では実戦時にバランスを崩す高い危険性がありました。そのため正面装甲が180mmもある半球状の砲塔が車体後部に配置されました。内径2.9メートルのこの砲塔はこれまでアメリカで開発されたどの戦車より広々としており、4名の乗員が全員砲塔内で操作できるためかなり安全性が高いと言えました(このデザインに既視感は有りませんか?)。

また、5挺の機銃を装備しているのも特徴の一つです(普通の戦車は3挺程度)。内、3挺が12.7mm重機関銃で、正面装甲の両側に1挺ずつ、主砲の同軸機銃として1挺が砲塔内に配置されています。残りの2挺の7.62mm機銃は主に対空用として車体後部側面の少砲塔内に設置されており、取り外しも可能で、ある程度の仰角を備えています。同軸機銃の1挺以外の4挺はB-29爆撃機から派生した遠隔操作システムを戦車用に簡略化した装置が取り付けられていました。


しかし好況は長くは続かず、第二次大戦後の軍事費削減により、クライスラーKの開発は模型車輌作成を最後に中止されました。
アメリカの機密保持はうまく行っていたのか分かりませんが、ソ連は1952年にクライスラーKとよく似た設計思想の中戦車を発表しました(機関銃の数が少ないだけ)。そう!去年《鋼鉄のワルツ》に登場した「Object 416」です。両国間に裏取引があったかは分かりません。ですがObject416は試作車が完成したものの量産には至りませんでした。そのためアメリカが廃案となったプログラムを意図的にソ連にリークし、数年間実用性の低い戦車を闇雲に作らせた可能性も否定できないのです。


それから後のことですが、クライスラー社に母性が目覚め、早くに亡くした子供の事が頭から離れなかったのかも!というのも、1968年に再び「クライスラーK」の名で戦車を発表したのです(M60の改良型で砲塔を新設計したもの)。しかし当時のアメリカ軍はベトナムの熱帯雨林で豪遊しており、生まれたばかりの赤子を育てる余計な軍事費は有りませんでした。こうして二度目の誕生を目指したクライスラーKでしたが、再び「大鉄棒病院」(訳注:郭徳剛の古い漫才《学电台》(ラジオに学ぶ)に出てくるネタの1つらしいが、意味はよく分からない)へと喜んで送られることになりました。

皆様の鋼鉄のワルツ開発チーム

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