プロダクションのアニバーサリーを祝した、
ファン感謝祭のイベントアンバサダーを任された
未央、文香、美波、まゆ、幸子。記念すべきイベントで
歌を披露できるとあり、自然と気が引き締まる。
更に5人はイベントを頑張ればPからご褒美が
もらえると聞いて、いっそう気合が入るのだった。
ファン感謝祭のイベントアンバサダーを任された
未央、文香、美波、まゆ、幸子。記念すべきイベントで
歌を披露できるとあり、自然と気が引き締まる。
更に5人はイベントを頑張ればPからご褒美が
もらえると聞いて、いっそう気合が入るのだった。
事務所 | |
未央 | おっはよー☆ プロデューサー! さっそくなんだけど、今日は何の用かな? かな? |
幸子 | ボクたちを呼び集めておいて、 何もないってことはないでしょう! |
美波 | この感じだと……私たちに、お仕事ですか? |
選択肢 | (赤)実は…… |
まゆ | ? ? ? |
P | アニバーサリーイベントの仕事だ! |
文香 | ……はい。 |
未央 | 反応薄っ! ふみふみ、ここは喜ぶところだよ! ほら! さっちーなんか嬉しくて小躍りしているよ〜! |
幸子 | えぇっ? あっ、あー、えっと、うれしいなっ、あーうれしいなっ♪ ……っていきなり何やらせるんですか! ? |
文香・美波 | ふふっ。 ふふっ。 |
まゆ | アニバーサリーのお仕事に、まゆを選んでもらえるなんて……。 嬉しい♪ |
美波 | じゃあ、お仕事の詳細を教えていただけますか? |
選択肢 | (赤)資料を見せる |
イベントの企画書を見せた…… | |
未央 | ふむふむ……なんと! プロダクションの! |
文香 | ……アニバーサリーを祝して。 |
まゆ | ファン感謝祭イベントですって♪ |
美波 | そのお仕事を、私たちに? |
幸子 | いいでしょう! もちろん引き受けますよ!! |
幸子 | で……何をするんです? |
文香 | ……企画書の3ページ目に記載があります。 アンバサダー役はファン感謝イベントでMCと歌を披露する、と。 |
美波 | プロダクションのイベントアンバサダーなんて、大役ですね。 気が引き締まります♪ |
未央 | ふむふむ……ファンの前で歌えるんだね! これは楽しみ〜♪ |
まゆ | とっても大役ですね。 まゆも、頑張らなくっちゃ♪ |
選択肢 | (赤)みんなで協力してほしい |
まゆ | もちろんです♪ まゆ、頑張るのはプロデューサーさんのためですけど……。 仲間のみんなのために、イベントを成功させますよ♪ |
幸子 | ボクも協力してあげます! このカワイイカワイイ輿水幸子が参加したとなったら、 ファンが来すぎて困ってしまうかもしれませんね! フフフーン♪ |
文香 | ……とても、心強い言葉ですね。 自信に満ちあふれていて、意志の強さを感じます。 |
幸子 | えっ? ああっ、え? そうですか? あの、ありがとうございます。へへへへ。 |
未央 | さっちー、素直〜♪ ふみふみから褒められるなんて、慣れてないもんね! |
幸子 | ちょ、ちょっと意外だっただけですよっ。 |
美波 | ふふっ。新鮮なメンバーでお仕事できそう。 今日から、みんなよろしくね♪ |
まゆ | ええ♪ しかも、イベントが終わったら 事務所のクローズドパーティーもあるんですって。 ……ドレスアップしなくちゃ♪ |
選択肢 | (赤)ちなみに…… |
まゆ | ちなみに? |
選択肢 | (赤)ご褒美があります! |
P | イベントを頑張ったらご褒美があります! |
未央・幸子 | おぉ〜! おぉ〜! |
文香 | ……ご褒美、とは? どのような内容なのでしょうか。 |
選択肢 | (赤)プレゼントだよ |
P | プレゼントだけど、内容はもらってからのお楽しみだよ。 |
まゆ | お楽しみ……どんなものか、本当に楽しみですね♪ |
美波 | なら、みんなでプロデューサーさんの期待に応えなくちゃね! |
未央 | よーし、じゃあみんなで……せーの、頑張るぞー! |
一同 | はい。 おー! はい♪ |
レッスン後、美波と未央のふたりと鉢合わせた幸子は
カフェで、この1年の思い出を振り返る。特にソロでの
活動が多かった幸子は、今回こうしてみんなとお仕事が
出来て嬉しいと照れくさそうに語る。ふたりの話を
聞いた美波は、自分も頑張ろうと思いを強くする。
カフェで、この1年の思い出を振り返る。特にソロでの
活動が多かった幸子は、今回こうしてみんなとお仕事が
出来て嬉しいと照れくさそうに語る。ふたりの話を
聞いた美波は、自分も頑張ろうと思いを強くする。
スタジオ | ||
幸子 | ふぅ……お疲れさまでした! 失礼します! | |
休憩室 | ||
美波 | あっ、幸子ちゃん。お疲れさま。 レッスン、ちょうど終わったところだったかな? | |
幸子 | あぁ、美波さんに未央さんじゃないですか。 お疲れさまです。 ふたりは外からの戻りですか? | |
未央 | うん。 雑誌の取材を終えて戻ってきたところ。 | |
幸子 | ……お互いに、なかなか慌ただしい毎日ですね。 プロダクションのイベントに選ばれた途端に、 こうもお仕事が増えるとは思いませんでしたよ。 | |
未央 | そりゃあ、いわばプロダクションの顔だからね! 看板アイドルだよ? | |
幸子 | 看板アイドル……! ボクにふさわしい名前ですね……ふさわしすぎる……。 背負って歩きたい……看板だけに。 | |
未央 | さっちー、気に入りすぎっ! | |
美波 | ふふっ。 でも、そういう責任ある立場を任せてもらえたってことを 大事に思ってお仕事したいね。 | |
未央 | うんうん! | |
幸子 | わかってますよ! どんなお仕事でも全力なのがこのボク、輿水幸子ですから♪ | |
未央 | よっ!さっちー!カワイイアイドル!身体張ってる! 全力カワイイ!自称アイドル! | |
幸子 | うんうんそうでしょうそうでしょ……うん? 最後のは、なんか違うような……。 | |
未央 | てへ☆ | |
美波 | そうだ!頑張ってるご褒美に、ちょっと休憩しない? | |
幸子 | んー、いいですね。次のレッスンまで時間ありますし! おふたりはいいんですか? | |
未央 | 私はつぎのラジオ収録まで時間あるから、大丈夫! | |
幸子 | あぁ、あのパリピみたいなおもしろラジオですか。 美波さんは? | |
美波 | 私も、衣装のフィッティングまで時間あるから、 カフェにでも行きましょうか♪ | |
幸子 | はい! 甘いものが、ボクを呼んでいますからねー♪ | |
未央 | パリピみたいなおもしろラジオ……!? | |
カフェ | ||
幸子 | はぁ……スウィーツって、カワイイ♪ そして、それを食べてるボクも、カワイイ♪ カワイイとカワイイの頂上決戦ですねぇ……。 | |
美波 | 頂上決戦……ふふっ。 | |
未央 | しっかし、アニバーサリーかぁ。 いつの間にかやってくるもんだね、こういうのって! | |
幸子 | 未央さん、お仕事が充実してたからじゃないですか? 忙しいと、時間はすぐに過ぎるって言いますし。 | |
美波 | たしかに、未央ちゃんはいろいろ活躍してたもんね。 藍子ちゃんたちとCDを出したりとか。 | |
未央 | あ、その話……しちゃいます〜? | |
幸子 | 語りたくて仕方ない顔してますよ〜。 | |
未央 | えへへ。だって嬉しくってさー♪ あーちゃんとあかねちんと私、ポジパの3人でCDを出せてさ。 それをみんなに聞いてもらって、笑顔になってもらえて。 | |
未央 | ずっと応援しててよかったーってファンレターをもらったりして。 やっぱり、嬉しいよね! みんなが喜んでくれたことが、何より嬉しいんだ! | |
美波 | ……わかるなー。やっぱり、楽しさって伝わるよね♪ | |
幸子 | ボクも、ここのところソロのお仕事が多かったですけど みなさんといろいろ絡むと、やっぱり楽しいですね。 | |
美波 | 自分でも意外なくらい、新しい面が引き出されるよね。 そのたびに驚いたり、ワクワクしたりして。 だから私は、幸子ちゃんと今回一緒になれて嬉しいわ♪ | |
幸子 | ボクも……嬉しいですよ。みなさんとお仕事できて。 | |
未央 | さっちー、私も嬉しいよ♪ | |
幸子 | あ……はい。 へへ、えへへへ……。 | |
幸子 | な、なんか暑くないですかココ。 はー……あっついあっつい……ふぅ。 | |
美波 | ふふっ。 ところで、みんな時間は大丈夫? | |
未央 | ん……あ! | |
幸子 | ……はっ。 | |
美波 | あら……お会計はしておくから、先に行って? つい長話しちゃったね。 | |
未央 | じゃあみんな、またあとで! | |
幸子 | はい!また、のちほど! | |
美波 | みんな、一生懸命だなぁ……ふふっ。 よーしっ。私も頑張ろっと! |
歌唱収録後、イベント会場へ向かうまゆ、文香、美波。
文香に≪絆≫という文字の意味を教えられたまゆは、
そんな絆で結ばれた仲間に恵まれて嬉しいと語る。
イベントで立つ舞台を見て、客席の広さに思わず
身構えてしまう文香。そんな文香に、美波とまゆは
みんなで自由に、楽しんでやろうと励ますのだった。
文香に≪絆≫という文字の意味を教えられたまゆは、
そんな絆で結ばれた仲間に恵まれて嬉しいと語る。
イベントで立つ舞台を見て、客席の広さに思わず
身構えてしまう文香。そんな文香に、美波とまゆは
みんなで自由に、楽しんでやろうと励ますのだった。
スタジオ | |
まゆ | ふぅ……。 |
美波 | お疲れさま、まゆちゃん。 最後のテイク、音がキレイに伸びてて、とってもよかったよ。 |
文香 | ……何とか、録りきれましたね。 きっと、プロデューサーさんも 胸をなで下ろしていることでしょう。 |
まゆ | 頑張って歌いましたけど……大丈夫でしたか? |
美波 | もちろん。 プロデューサーさんも、OK出してくれてるし。 |
まゆ | よかった……。 あら……でも、プロデューサーさんは? |
文香 | ……会場へ向かうため、車両を手配しに行きました。 このあとすぐに出なければいけませんから。 |
まゆ | あっ……。 みなさんをお待たせしちゃって、すみません。 |
美波 | 大丈夫だって。 さぁ、移動しましょうか。 |
まゆ | ……はい。 |
選択肢 | (赤)じゃあ、出発! |
まゆ | ……みなさん、優しいですよね。 |
文香 | ……はい。 どうか、しましたか? |
まゆ | まゆ、アイドルをしていて、思うんです。 みんな、みーんな優しいなぁって。 |
美波 | うん。 ステージに立ったり、いっしょにお仕事をするたびに、 優しさを感じるよね。絆って言うのかな。 |
まゆ | そうなんです。以前は、思わなかったけど……。 最近はよく思うんです。みんながいて、よかったなぁって。 これも、ひとつの運命の糸なのかもって。 |
文香 | ……絆という字には、『絶つことのできない、人と人との繋がり』 という意味があります。 |
美波 | へぇ〜。 |
文香 | ……それから、こんな話があります。 糸を結び合うとき、お互いに同じだけ、半分の糸を結び合わせると、 切れない強い繋がりとなる。それが、絆と呼ばれる、と。 |
文香 | ……文字の成り立ちとは異なる俗説とのことですが、 私は、あながち間違いではないように思います。 |
美波 | 私たちも、同じだけ伸ばしあって、手を握りあってるものね。 それが、繋がりあって、強くなれるのかも。 |
まゆ | そういう仲間に恵まれて、嬉しいなぁ……。 とっても……。 |
LIVEステージ | |
美波 | うーん、着いたねっ! もうセット出来上がってるんだ。 |
文香 | ……とても広い舞台です。 ここで、イベントのアンバサダーとして、役割を果たすのですね。 広がる客席を前に、身構えてしまいますが。 |
美波 | 文香さん。 あんまり気にしなくって、いいんじゃないかな? |
文香 | ……え? |
美波 | 気負う気持ちは分かるけど、だからこそ、自由にやらない? |
文香 | ……いいので……しょうか。 |
まゆ | もちろん。自由にやりましょう。 私たちを見に来てくれるファンのみなさんは、 きっと楽しみに来てくれます。 |
まゆ | なにかあっても、互いに助け合えますし、 私も、背中を押してあげられます。 プロデューサーさんも、見ていてくれます。だから……。 |
文香 | ……まゆちゃん。美波さん。 |
美波 | それに、半分ずつ、糸を結び合わなくちゃ。でしょ? |
文香 | ……そうですね。もちろんです。 私も楽しむことにします。お互いに同じ力で結び合うために。 |
まゆ | はいっ。 |
美波 | うん♪ |
「イリュージョニスタ」とは観客を魅了する、魔法の
ようなプレイを成し遂げるプレイヤー。自分たち
アイドルは、ひとりひとりがイリュージョニスタ。
仲間とスタッフ、全ての人と創る大がかりな夢の魔法を
ファンに掛けるために、5人はリハーサルに臨む。
ようなプレイを成し遂げるプレイヤー。自分たち
アイドルは、ひとりひとりがイリュージョニスタ。
仲間とスタッフ、全ての人と創る大がかりな夢の魔法を
ファンに掛けるために、5人はリハーサルに臨む。
控え室 | |
まゆ | そろそろ、リハーサルの時間ですね。 幸子ちゃん、緊張していませんか? |
幸子 | フフン♪ ボクを誰だと思っているんです。 カンペキなアイドル、輿水幸子ですよ? |
まゆ | ふふ。力強いお返事ですね。 うふ、安心しました♪ |
文香 | ……先ほど、緊張をほぐすコツをいっしょにやりましたからね。 まゆちゃんもご存じですか? てのひらに、人という字を書いて……。 |
幸子 | おーっほん!あー、あー、それはそれとしてですね! えー、『イリュージョニスタ!』って不思議なタイトルですね! どういう意味なんですかね? |
文香 | ……はい。意味、ですか? |
まゆ | イリュージョニスト、ではないんですよね。 うーん、そういえば……なぜなんでしょう? |
文香 | ……イリュージョニスト、ですと、 奇術師・魔術師の意味となりますね。 |
幸子 | ふむふむ? |
文香 | ……実は、調べてきたのですが、「イリュージョニスタ」とは スポーツの世界で使われると、書かれており、 ただのイタリア語訳ではありませんでした。 |
まゆ | へぇ……文香さんって本当にいろんな本を読んでいるんですねぇ。 とっても勉強家です。 |
文香 | ……恐縮です。 ただの、探究心ですよ。 |
幸子 | それで、どういう意味で使われるものなんです? イリュージョニスタって。 |
文香 | ……観客を魅了する、魔法のようなプレイ。 それを成し遂げる、魔法のようなテクニックを持ったプレイヤー。 それが、イリュージョニスタである、と。 |
幸子 | 観客を魅了する……。 |
まゆ | 魔法……? |
文香 | 奇しくも、アイドルのそれと、相似であるように思えますね。 |
幸子 | ボクが歌うにふさわしい、いい曲名じゃないですか! |
まゆ | まゆたちが、魔法をかけるプレイヤー……。 |
文香 | ……そうであってほしいという、 プロデューサーさんの想いが込められているようですね。 |
舞台袖 | |
未央 | おっ、みんな来た来た! こっちこっちー。 |
文香 | ……美波さんと未央さん、ここにいたのですか。 |
美波 | そうなの。そろそろリハが始まるから、様子を見てて。 |
まゆ | まゆたち、控え室でとっても素敵なことに気付いたんです。 |
未央 | おっ、なになに? |
幸子 | フフーン! 『イリュージョニスタ!』っていう、タイトルのことです! |
未央 | あぁ、サッカー選手? |
幸子 | そうそう、サッカー選手…… って、なっ、なんで先に答えを言ってしまうんですか! |
美波 | あ……ふふっ。 未央ちゃんと家族の話をしているときに、たまたまね。 |
未央 | ほら、うちって兄弟いるじゃん? サッカーとか詳しくてさ。私は全然なんだけど。 |
美波 | うちも、弟がいるから。 その繋がりで、兄弟がやっているスポーツの話になって。 |
未央 | サッカーって言っても、うちの弟はゲームばっかりなんだけど。 で、イリュージョニスタって、サッカー選手に使われるよねって ……あ、あれ? |
幸子 | せっかく教えてあげようと思ったのに、残念です! |
まゆ | ふふふ。先手を取られちゃいましたね。 |
文香 | よいのではないでしょうか。 みんなが同じ知識を得て、同じ想いを持っているのであれば。 |
未央 | あはは、ごめんごめん! でも、いいよね。マジックもいいけど、イリュージョンもいい! だって、スタープレイヤーになりたいもんね。 |
まゆ | 観客の…… ファンのみなさんを、魅了するようなステージにしたいですからね。 それが、イリュージョニスタ……。 |
美波 | それに、イリュージョンって小さな手品じゃなくて、 大がかりなマジックのことを言うじゃない? |
美波 | 私たちアイドルも同じだと思うの。 ステージの上に立ってパフォーマンスをするのは私たち。 だけど、いまはひとりだけじゃなくて、仲間のみんなと一緒でしょ。 |
幸子 | あと、舞台装置も必要ですからね。 ステージを創ってくれるスタッフさんがいなかったら ボクたちは困ってしまいますよ。 |
文香 | ……全ての人たちと創る、大がかりな夢がイリュージョン。 ということでしょうか。 |
未央 | うん!その主役は、私たち! 私たちひとりひとり、みんながイリュージョニスタだよ! |
幸子 | ですね! |
まゆ | じゃあ、魔法をかけに行きましょうか。 みんなで協力して、大きな大きな夢を! |
イベントは大盛況のうちに幕を閉じた。大成功を収めた
5人に、Pは約束のプレゼントとしてそれぞれに封筒を
選ばせる。後日、中身を確認する未央、美波、文香。
未央はサッカーボール、美波は教材セット。
ナイトプール体験を引き当てた文香は、美波、未央と
ともに、久しぶりのプールを楽しむのだった。
5人に、Pは約束のプレゼントとしてそれぞれに封筒を
選ばせる。後日、中身を確認する未央、美波、文香。
未央はサッカーボール、美波は教材セット。
ナイトプール体験を引き当てた文香は、美波、未央と
ともに、久しぶりのプールを楽しむのだった。
LIVEイベント | |
イベントは大盛況のうちに幕を閉じた…… | |
未央 | ありがとー! |
幸子 | みんなもカワイイですよー! |
文香 | ありがとうございました。 |
美波 | また、会いましょうねっ! |
まゆ | みんな、大好き♪ |
控え室 | |
幸子 | みなさん! |
一同 | お疲れさまでしたー! |
選択肢 | (赤)お疲れ様でした! |
幸子 | ふー、イベントではみんな喜んでいましたね! つまり、大成功でしたね! このボクがパフォーマンスしたんですから当然ですけど♪ |
未央 | じゃあ、おまちかね、大成功のプレゼントだ! |
美波 | ふふっ。あんまり現金なことを言うと、夢が壊れちゃいますよ? |
文香 | 現実というのは、いつでも現金なものですね。 |
まゆ | プレゼントとはいっても……どんなプレゼントなのかしら? |
選択肢 | (赤)ここに封筒が |
P | ここに封筒があるから、選んで? |
幸子 | うわぁー。あ、ボクはこれ!カワイイって封筒に書いてありますから! |
まゆ | まゆは……これにします。 運命の赤い糸が繋がってるって、信じてますから。 |
未央 | 私は残り物でいいや! みんな選んで選んで!ほら、みなみんもふみふみも! |
美波 | ふふっ。サプライズって楽しみだね。 |
文香 | ……では、遠慮無く。 |
選択肢 | (赤)では、今日は解散! |
P | では、今日はイベント出演で疲れているだろうから、解散にしよう! |
まゆ | はぁい♪ プロデューサーさんも、今日はお疲れさまでした♪ |
翌日 | |
未央 | さぁ、と言うわけで集まってもらいました! ふみふみ!みなみん! |
美波 | ふふっ。みんなで開けようなんて、未央ちゃんらしいね。 でも、楽しいかも♪ |
文香 | ……私も、誘っていただけて、むしろ僥倖でした。 独りでは、このようなものは封を開けず そのまま取り置いてしまうところで……。 |
未央 | じゃあ、揃ってるところで、せーので開けるよ〜! せーの! |
美波 | えいっ! |
文香 | ……はい。 |
未央 | おぉ〜? |
未央 | 未央ちゃんのは〜? 『今日から目指そう、イリュージョニスタセット』 サッカーボールをちひろさんからもらえるよ、だって〜? |
美波 | ふふっ。アクティブな未央ちゃんにピッタリ。 |
未央 | うーん、これはスポーツ万能なみなみん向けだよ〜。 それに私、球技はあんまり興味ないんだよね。 弟にあげるか〜。 |
文香 | 美波さんは、どのようなものでしたか? |
美波 | 『今日から目指そう、イタリア語教材セット』と 『今日から目指そう、手品師教材セット』ですって。 これを機に勉強するのも、面白そうかも? |
未央 | あ〜、こっちのほうがみなみん向けだったか〜。 じゃあ、イタリアで手品ロケするときは、みなみんに頼むね! で、ふみふみは? |
文香 | それが……。 |
文香 | ……夜にプールとは、最近の若者文化は変わっていますね。 |
美波 | ふふっ。文香さんも若者でしょう? |
文香 | ……そうでした。 プールなど、ここ数年来、来た記憶が無いものですから、 舞い上がっているようです。 |
美波 | じゃあ、今日はめいっぱい楽しんで帰りましょう♪ |
文香 | ……はい。嬉しいです。美波さん。 |
未央 | おぉ……。 アイドルふたりがナイトプールなんて、大丈夫なのかな……。 |
未央 | ……みなみーん、ふみふみ〜。 バレないように、ひっそり楽しもうね〜? |
未央 | ま、とか言いつつ楽しんじゃうんだけど♪ |
プレゼントの中身について語る幸子、未央、まゆ。
絶叫やスリルがある体験チケットばかりだったことに
不服な様子の幸子。一方まゆの封筒の中には当たりの
文字が。その内容はなんとリムジンによる送迎。
豪勢なクルージングに興奮しながら、3人は
プロダクションパーティーの会場へと向かうのだった。
絶叫やスリルがある体験チケットばかりだったことに
不服な様子の幸子。一方まゆの封筒の中には当たりの
文字が。その内容はなんとリムジンによる送迎。
豪勢なクルージングに興奮しながら、3人は
プロダクションパーティーの会場へと向かうのだった。
ファミレス | |
幸子 | なんですか、サッカーボールって。 ボクよりマシですよ! |
未央 | いやいや、サッカーボールだよ? 自分で買えるよ〜。 |
幸子 | 自分で買えるとかの問題じゃないですよ! ボクのなんて、ボクのなんて……! |
まゆ | 幸子ちゃんのプレゼントは、何だったんですか? |
幸子 | 見ますか!? これですよ! |
未央 | どれどれ……?何これ、チケット? 『超ハイスピードジェットコースター体験チケット』だって。 |
まゆ | 『バンジージャンプ体験チケット』に 『恐怖体験お化け屋敷チケット』に 『スカイダイビング体験チケット』……? |
幸子 | なんで絶叫とかスリルばっかり追い求めてるんですかねぇ!? |
未央 | あはは!ぴったりじゃん! さっちー専用だよ!それ! |
まゆ | ふふっ。封筒にカワイイって書いてあったら……ねぇ? |
幸子 | みなさんボクのことをどう見てるんですか!? |
未央 | でも、それってプロデューサーといっしょに体験するんでしょ? |
幸子 | ま、まぁ……そうですね。 プロデューサーさんには、こんなものを用意した責任を取らせます! ……まゆさんも、いきます? |
まゆ | ま、まゆは……えへ……。 体験するなら、もうちょっと優しいものがいいかな……。 |
未央 | あははははっ!そうだよね! |
幸子 | うぅ、そうですか……。 ちなみに、まゆさんは何をもらったんですか? |
まゆ | それが、『当たり』って……。 |
幸子・未央 | 当たり? |
黒服A | 失礼します。 |
黒服B | 佐久間まゆ様。 ならびに、お連れのおふたりも、来ていただけますか? |
まゆ | ……へ? |
幸子 | ボ、ボクがカワイイからって、誘拐は犯罪ですよ!? |
未央 | お?おぉ〜? |
まゆ | うふ♪ こんなに楽しい移動は初めてかもしれません♪ |
未央 | 移動じゃなくって、クルージングだもんね! |
幸子 | パーティー会場までリムジンの送迎に ドリンクつきだなんて、豪勢ですね! これはたしかに『当たり』です! |
まゆ | パーティー用のドレスまでいただいて、 プロデューサーさんに感謝です♪ あとで特別にご挨拶しなくっちゃ♪ |
幸子 | まさかボクたちもドレスを着せてもらえるなんて、 ラッキーでしたね♪ |
未央 | 役得だね〜♪ もしくは、日頃の行いかな〜? |
幸子 | どっちもですね! おや、そろそろ着くみたいですよ♪ |
パーティー会場 | |
未央 | おお〜。アイドルたちがたくさんいるね! 今日のプロダクションパーティー会場はこちらかな〜? |
幸子 | そのなかでも、ボクたちはひときわ輝いていますね! まゆさんのおかげです! |
まゆ | うふ♪いえいえ♪ これは、プロデューサーさんのおかげですよ♪ |
未央 | なんてことを話してたら……おっ? あっちから、超美人がふたり〜? |
美波 | ふふっ。やめてよ、未央ちゃん。 女神だなんて♪ |
未央 | 言ってない言ってない。 |
美波 | あら……。 |
文香 | こんばんは。みなさん、よく似合っていますね。 |
まゆ | 文香さんも、ドレスがお似合いですよ♪ |
文香 | ……このような、華やかな場にふさわしくあるように、と思って せめてもの、ささやかな努力をしてみました。 |
幸子 | 努力した子は、いつだってカワイイですからね! |
文香 | ……幸子ちゃんも、また。 |
幸子 | フフーン♪ |
美波 | みんな、そろそろパーティーの幕が上がるみたい。 扉が開くよ。 |
まゆ | まゆ……ドキドキしてきちゃった♪ |
未央 | よ〜し、パーティー会場に乗り込め〜♪ |
卯月、美穂、響子の元に、Pから荷物が届けられる。
ふだん頑張っているアイドルたちへのプレゼントとして
招待状と手紙をもらい、かつて歌った『ラブレター』を
思い出す3人。懐かしい記憶に思いを馳せながら、3人
はパーティーに備え洋服を買いに出かけるのだった。
ふだん頑張っているアイドルたちへのプレゼントとして
招待状と手紙をもらい、かつて歌った『ラブレター』を
思い出す3人。懐かしい記憶に思いを馳せながら、3人
はパーティーに備え洋服を買いに出かけるのだった。
事務所 | |
響子 | あの〜、荷物が届いたんですけど〜? |
美穂 | えっと……それは? |
響子 | 説明書きによると、プレゼントですって。 ふだん頑張っているアイドルたちへって、プロデューサーさんから。 |
卯月 | 私たちがもらったのは……封筒が、いち、にぃ、さん、し〜? |
響子 | 招待状と、お手紙みたいですね。 |
美穂 | プロデューサーさんから、またもらっちゃったね、お手紙♪ |
響子 | へ? |
美穂 | ほら、前にももらったでしょっ。ラブレター♪ |
卯月・響子 | あ ! なるほど〜 ! あ ! そっかぁ ! |
卯月 | ラブレターをもらってから、私たち3人でお仕事して…… 楽しかったよね ! |
美穂 | 3人揃って大きな舞台にも立たせてもらえて……嬉しかったよね♪ |
卯月 | うんっ ! |
響子 | ラブレター、いい曲ですからね♪ あと、ラブレターといえば、 ファンのみなさんからも、たくさんもらいますよね。 |
美穂 | どういうこと? |
響子 | よく、お手紙をいただくんです。 響子ちゃんと結婚したいです〜って。 |
卯月 | あ、フライパン王トーナメントでしたっけ? |
美穂 | 家庭料理グランプリアワードだっけ? |
響子 | お嫁さんにしたい有名人アワード、 アイドル部門グランプリ、です……。 |
美穂・卯月 | あぁ〜 ! あぁ〜 ! |
響子 | けど私、まだ結婚できないので、どうしたら……。 いつも、ありがたいなとは、思ってるんですよっ。 でも、でも〜。 |
卯月 | 響子ちゃん、結婚できるようになってから悩んだらどう? |
響子 | はっ……そうですね ! |
美穂 | 結婚できる歳になっても、悩むことだと思うんだけどっ。 |
響子 | それも……そうですね ! |
卯月 | みんなが好きな人と結婚できる世界になったらいいねっ ! |
美穂 | すごいこというね、卯月ちゃん……。 |
響子 | それで、このお手紙は…… プロデューサーさんからの言葉が書かれているんでしょうか? |
美穂 | みたいだね。じゃ、じゃあ、帰ってひっそり読もっか。 |
卯月 | みんなのいる前で読むのは、ちょっと恥ずかしいし……。 |
響子 | えへへへ……。 |
美穂 | えっと、それで、招待状はどこへの招待状? |
卯月 | アニーバーサリー・イリュージョン・パーティー って書いてあります ! |
美穂 | じゃあ、ドレスアップしていかなきゃ♪ |
響子 | お、おめかししなきゃですねっ。 パーティー向けの服装なんて……うーん……あったかな? |
美穂 | なら、ちょうど3人でいることだし、 パーティーに着ていけそうなお洋服でも、見にいこっか? |
響子 | あ ! そうですね ! ぜひ ! |
卯月 | うんっ ! 賛成です ! |
美穂 | じゃあ、ファッションリーダーの卯月ちゃんを先頭に ! |
響子 | 出発〜♪ |
卯月 | え? わわ、私、いつの間にファッションリーダーに〜? |
Pからの贈り物でパーティーのギルティ取り締まりを
任命された『セクシーギルティ』のメンバーは、
意気揚々と会場へ向かう。しかし、役目のため
ビールが飲めないと知り、駄々をこねだす早苗を
引き止める裕子と雫。空回り気味の3人の戦いは
まだまだ続きそうだ。
任命された『セクシーギルティ』のメンバーは、
意気揚々と会場へ向かう。しかし、役目のため
ビールが飲めないと知り、駄々をこねだす早苗を
引き止める裕子と雫。空回り気味の3人の戦いは
まだまだ続きそうだ。
事務所 中庭 | |
早苗 | さぁ! というわけでやってきたわよ! あたしたちへのプレゼントはなに! ユッコちゃん! |
裕子 | 透視します! むむむ……。 |
雫 | もう我慢できません! あけちゃいます〜! |
裕子 | ……なんですかこれ。一反木綿? UMAですか? そういうオカルトは私の担当じゃないんですが……。 |
早苗 | たすき……? |
雫 | あー、メッセージ付きのようですね。 |
早苗 | なになに? |
雫 | セクシーギルティの3人には、 パーティーを取り締まる絶対特権をプレゼントします。 |
雫 | ……! だそうですー! |
裕子 | 絶対特権! いい響きです! |
早苗 | あたしたちならではね! |
早苗 | そう! セクシーを以て悪を征する! |
裕子 | 私たち! |
早苗・裕子・雫 | セクシー! ギルティ! |
裕子 | ばばーん! |
早苗 | 決まった……。 |
雫 | ……。 |
早苗 | ……。 |
裕子 | ……。 |
雫 | オホン。 |
早苗 | 思ったんだけど…… あたしたち、カメラがないととたんに空回りし始めるわね。 |
裕子 | 空回っても一周すれば元の場所ですから! いつもよりちょっと多めに空回りがちょうど良いですよ! |
雫 | ユッコちゃんのさいきっく謎理論、さくれつですね! |
裕子 | ええ! さぁ、警備しにいきましょう! |
早苗・雫 | おー! おー! |
パーティー会場 | |
早苗 | さぁー、ギルティを摘発していくわよ〜! |
雫 | お〜! |
早苗 | ……ところで、ふと思ったんだけど。 この、みんなの平和を守り隊。 取り締まる側はビールとか飲んでいいのかしら? |
裕子 | ダメじゃないですか? |
雫 | ダメでしょう。 |
早苗 | じゃあ、あたしこの隊抜ける〜! |
裕子 | ダメですよ! |
雫 | ダメですって〜! |
早苗 | いや〜だ〜! あたしにも、び〜るぅ〜! |
アニバーサリーのプレゼントについて話す李衣菜と
夏樹。もらうなら何がいい?と尋ねられ、欲しいモノ
はお金で買えるもの以外の方が良いと言う李衣菜。
そんな李衣菜に同じロックの魂を感じた夏樹は、
Pにもらった『今』こそが自分たちにとっての
プレゼントだと頷くのだった。
夏樹。もらうなら何がいい?と尋ねられ、欲しいモノ
はお金で買えるもの以外の方が良いと言う李衣菜。
そんな李衣菜に同じロックの魂を感じた夏樹は、
Pにもらった『今』こそが自分たちにとっての
プレゼントだと頷くのだった。
事務所 休憩所 | |
夏樹 | なぁ、聞いたかだりー。 |
李衣菜 | あぁ、こないだ言ってたバンドの新譜? さらっと流すくらいなら……。 |
夏樹 | そっちじゃなくてさ。アニバーサリーの話。 |
李衣菜 | へ? なにそれ。また新しいバンド開拓してるの? |
夏樹 | 違うって。 事務所からプレゼントをもらえるらしいぜ。 アニバーサリーってことでさ。 |
李衣菜 | へー、そうなんだ。 まぁ、私たちもだいぶお仕事してるし。 プレゼントのひとつくらいもらってもいいよね。 |
夏樹 | あはっ、言うねぇ。 |
李衣菜 | どうも、売れっ子ロックアイドルのリーナです。よろしく。 |
夏樹 | あははっ。調子乗りやがってっ。 |
李衣菜 | えへへっ。だって、CDもリリースされて、大きな舞台にも立ったし。 ちょっとくらい、大物ぶってもいいかなって。 |
夏樹 | そうだな。 だりーは、ちょっとお調子者くらいがちょうどいいぜ。 |
李衣菜 | えー、なんでー? |
夏樹 | だって……普段ラフなやつがたまにキメると、カッコいいだろ? |
李衣菜 | そっか。なつきちがそういうなら、そういうことにしておこう ! |
夏樹 | おう。で、そんなラフなだりーは、もらうなら何がいい? |
李衣菜 | プレゼントでしょ? うーん……有名バンドの新譜とか、ライブチケットとか…… あと、楽器とか? |
夏樹 | なるほどな。 たしかに、ギターなんかもらえたら最高にテンション上がるぜ。 |
李衣菜 | んー……でも、なんか違うなぁ。 |
夏樹 | ん? |
李衣菜 | お金で買えるものなら、いつかは手に入れられるし。 そういうものじゃない方がいいよね。欲しいモノって。 |
夏樹 | へぇ……。 |
李衣菜 | な、なに? |
夏樹 | だりー、お前やっぱロックだよ。 |
李衣菜 | へ? そうかなぁ。私、ロックだった? |
夏樹 | あぁ、アタシも、だりーも、 欲しいのは、買えるモンじゃない。 |
李衣菜 | うん。うん? |
夏樹 | 求めてるのは、熱くなれるチャレンジとか、最高の瞬間だ。 |
李衣菜 | あ、そうそう。そういうことが言いたかったの ! |
夏樹 | あははっ。わかってたよ。 だりーはいつだって、ロックなやつだってさ。 |
李衣菜 | うん。でしょ。 |
夏樹 | じゃあ、ちょっとばかし熱くなりにいくか。 |
李衣菜 | どこいくの? |
夏樹 | 気楽にセッションでもしないか。 レコーディングスタジオでちょっと流そうぜ。 |
李衣菜 | なるほど、いいね。いこう ! 私、なつきちのそういうところがロックだと思うよ ! |
夏樹 | おう。 アタシらにとっては、プロデューサーさんにもらった 『今』がプレゼントだってことだな。 |
李衣菜 | 今だけじゃなくて、これまでも、これからもね ! |
夏樹 | だな ! |
なにかプレゼントをもらえるらしいという噂を
聞きつけた美玲は、乃々、輝子と欲しいモノについて
話していた。欲しいモノは自分たちの力で掴み取ると
豪語する美玲に賛同する乃々と輝子。さっそく
パーティーでひと暴れし3人の力を見せてやろうと、
乃々を引きずり会場へと向かうのだった。
聞きつけた美玲は、乃々、輝子と欲しいモノについて
話していた。欲しいモノは自分たちの力で掴み取ると
豪語する美玲に賛同する乃々と輝子。さっそく
パーティーでひと暴れし3人の力を見せてやろうと、
乃々を引きずり会場へと向かうのだった。
事務所 机の下 | |
乃々 | え……プレゼント……ですか? |
美玲 | なんか、もらえるらしいぞ。 って、さっき他のアイドルたちが話してた。 |
輝子 | 私は欲しいものとか、ないんだけどな……。 世界のレアキノコとかなら、欲しいけど、手に入らないし。 |
美玲 | ショーコはそういうと思ったよ。 でも、たしかにレアキノコをもらえるかは微妙だな。 ノノは欲しいモノあるか? |
乃々 | うぇ、あの、もりくぼは、えーと…… その、つい先日、誕生日プレゼント、もらったばかりですし。 |
美玲・輝子 | へへッ。 フヒ。 |
乃々 | 今のもりくぼは、満足している……その、まんぞくぼなので。 |
輝子 | 乃々ちゃん、バリエーション、多くぼ……。 |
乃々 | あ、はい……持ちネタでは、ないです……。 |
美玲 | 十分持ちネタじゃないかッ ! ? |
乃々 | ふへへへ……。 あっ、ちなみに美玲ちゃんは、欲しいものとか、あるんですか? |
美玲 | ウチは……うーん。ウチは、欲しいモノいっぱいあるぞ。 |
輝子 | たとえば? |
美玲 | ファッションが好きだから、新しい服とかは当然欲しいよなッ。 眼帯とかツメも、新しいの欲しいぞ。 |
乃々 | じゃあ、そういうの、もらえるのかな……? |
美玲 | けど、ウチはもらわない ! 欲しいモノは、自分の手で手に入れるッ ! |
乃々 | おぉ……。 |
輝子 | カッコいい、フヒ。 |
美玲 | ウチは、みんなと出会って、ユニットを組んで、思ったんだ。 |
美玲 | 自分がしたいこととか、 欲しいモノを手に入れるために走り回るのって、 めちゃくちゃしんどい ! |
乃々 | し、しんどい。わかる。 |
美玲 | けど、その分、超楽しい ! |
輝子 | 楽しい……か。 |
美玲 | 2人を仲間に引っ張り出すの、めちゃくちゃ大変だったぞ。 |
乃々 | その節は、お世話になりまして……。 |
美玲 | 他人行儀かッ ! ? |
輝子 | フヒ。ツッコミ、いい感じ。 |
美玲 | けどさ、やっぱ大変だった分、楽曲にもユニットにも 思い入れが強いんだ。そういうの、あるだろ? |
乃々 | そうですね。大事な答え、もらいました。 |
輝子 | 私もだ。 3人だから歌える歌、トモダチとだからできるLIVE、楽しいぞ。 |
美玲 | それを知ったから、今後もツメを引っかけて、 ウチらの近くにちょっとでも引き寄せる ! それで、ウチらの手で掴み取る ! |
乃々 | おぉ……。 |
輝子 | 協力するよ。美玲ちゃん。 |
美玲 | へへっ、ありがと ! |
乃々 | わ、私も……協力します。やけくぼぱわーで。 |
美玲 | うん。これからも、よろしくなッ ! ノノはホントは強いんだから ! |
輝子 | じゃあ、さっそく乗り込んでいくか。フヒ。 |
乃々 | え、どこへ……。 |
輝子 | パーティー会場に行って、ヒャッハーするというのは、どう。 |
美玲 | いいな ! 全力で暴れてやる ! いくぞノノ ! ショーコ ! |
輝子 | フヒ ! |
乃々 | ひ、ひえぇぇ〜。 あの、やっぱり、もりくぼは、ここにいようかと〜。 |
美玲 | いいから一緒に来〜いッ ! |
乃々 | あぁ〜れぇ〜……。 |
アニバーサリーを祝うパーティーへとやって来た
幸子、未央、まゆ、美波、文香の5人は、既に会場に
入っていた他のアイドルたちと交流を深めながら
宴を楽しむ。時に衝突することもあるけれど、
仲間と共に、そしてPと共に、この先も彼女たちは
輝き続けていくだろう。
幸子、未央、まゆ、美波、文香の5人は、既に会場に
入っていた他のアイドルたちと交流を深めながら
宴を楽しむ。時に衝突することもあるけれど、
仲間と共に、そしてPと共に、この先も彼女たちは
輝き続けていくだろう。
パーティー会場 ラウンジ | |
未央 | いや〜、あいかわらず、派手なことが好きなプロダクションだね ! |
まゆ | そういうのが好きな人のことを、パリピって言うんですよね? |
幸子 | パリピですか? パリピなら、任せてください ! |
未央 | よっ ! さっちーはパリピカワイイ ! |
美波 | ふふっ。 ほら、中に入りましょう。他のアイドルたちもいますから。 |
文香 | きっと、プロデューサーさんも。 |
まゆ | えぇ♪ 行きましょう♪ |
未央 | おっ、みんないるいる〜 ! |
李衣菜 | やっ。顔出しにきたよー。 私たちも、お祝いしたくってね。アニバーサリーってやつを。 |
まゆ | 李衣菜ちゃんも楽しんでるみたいですね♪ あ、そうだ、李衣菜ちゃんたちのプレゼントは何だったんですか? |
李衣菜 | あぁ、アレ? 私たちはもらわなかったんだ。 大事なのは、モノじゃなくて、今なのさ。 |
夏樹 | それって、ロックだろ。えへへっ。 |
まゆ | はぁ……? |
未央 | ふたりのロックは、よくわかんないなーっ ! |
まゆ | でも……いいものだってことは、わかりますよ♪ |
幸子 | おや。美穂さんに響子さんじゃないですか。 お疲れさまです。楽しんでますか? |
響子 | 幸子ちゃん。お疲れさまですっ。 |
美穂 | うん、楽しんでるよ♪ |
響子 | ほんと、すてきなパーティーですよね。 お料理もこだわっていて……あ、あとでレシピ教えてもらおうかな。 |
美穂 | うふふっ。響子ちゃんはこんなところでも勉強熱心だね♪ |
響子 | だってすごくないですか? あのオードブルの盛りつけに配膳のタイミング……。 ちょっと、見てきていいですか? |
幸子 | 勉強……ふむ。ボクもいきます ! 勉強のためですからね ! |
美穂 | うん、行こ行こ♪ 美味しいお勉強のために♪ |
ありす | わぁ……。 |
桃華 | ふふっ。 いつも通り振る舞えば良いのです。パーティーなんて。 |
ありす | いつも通りって……。 |
桃華 | 来賓の方々と談笑して、お茶やお菓子をつまんで。 そして、その場を楽しむのです♪ |
文香 | ……楽しんでいますか。ありすちゃん。桃華ちゃん。 |
ありす | あっ、文香さんっ。 |
桃華 | あら、ごきげんよう♪ 文香さん♪ |
ありす | ご、ごきげんうるわしゅう……ございます? |
文香 | こ……こちらこそ? |
桃華 | ふふっ。おふたりったら♪ |
輝子 | しまった……まさか捕まってしまうとは……。 |
美玲 | パーティー会場で嵐を起こす予定だったのに……ッ。 |
乃々 | うう、巻き添えなんですけど……? |
早苗 | うふっ。あたしのボディがワガママなうちは、 パーティーで自分たちだけ目立とうなんてことはさせないわ ! |
雫 | そうそう、みんなのアニバーサリーパーティーですからねー。 みんなで楽しみましょー。 |
裕子 | まさかさいきっく逮捕に成功してしまうとは……。 自分の才能が恐ろしい……。 |
輝子 | 早苗さん、ワガママじゃないボディになるときってあるのか……? |
美玲 | ないんじゃないかな。 |
乃々 | 直球ですね……。 |
早苗 | ちょっとそこ ! 聞こえてるわよっ ! さーて、一仕事終えて、そろそろ1杯飲もうかしら♪ |
雫 | だめですよー、早苗さん。 みんなの平和を守り隊は、パーティーが終わるまでお仕事ですー。 |
早苗 | そんな ! ずるいわ ! みんな飲んでるのに ! あたしも、1杯だけ〜 ! |
裕子 | こうして、今日も平和は守られた ! ゆけゆけセクシーギルティ ! この世から悪が消え去るそのときまで ! |
早苗 | ちょっ、勝手にシメてんじゃないわよ〜 ! |
未央 | いやぁ〜、いいパーティーだったね。みんな笑顔でさ ! |
文香 | ……このような催し物ができたのは、 日々をていねいに積み重ねた結果、ですね。 |
幸子 | まぁ、頑張ったプロデューサーさんのおかげってことに、 しておきましょうか? |
まゆ | えぇ。そうです。 プロデューサーさんが、毎日プロデュースしてくれたから、 まゆたちの今日があるんですよ。 |
美波 | もちろん、今日を積み重ねて、明日も、明後日もね。 |
李衣菜 | 地味に頑張らなきゃいけないときとか、ぶつかることもあるけど……。 |
夏樹 | アタシたちは、それさえも楽しんでいけるよ。 |
桃華 | きっと、できますわ。隣には、仲間がいますから。 |
ありす | プロデューサーさんが、見ていてくれると信じていますし。 |
美玲 | だから、これからも、その……オマエはオマエの仕事を頑張れよッ ! |
輝子 | ジメジメしたいときは、言ってね。フヒ。 |
乃々 | もりくぼたちも、頑張りますから……。 |
響子 | うふっ。なんだか、お別れの挨拶みたいですね。違いますよね? |
美穂 | 昨日にお別れして、明日を迎えるためですっ。ね、卯月ちゃんっ。 |
卯月 | はいっ。私たち、これからもキラキラするために ! |
未央 | それじゃ、みんなでお願いしとこっか ! |
卯月 | はいっ ! |
未央 | プロデューサー ! これからもプロデュース……。 |
一同 | よろしくお願いします ! |
こうして、パーティーは幕を閉じた…… |
文香 | ……こんにちは。鷺沢文香です。 今宵、みなさんをご招待するのは、豪華絢爛なる夢の舞台。 |
記念日を祝して、一夜限りの夢をご覧に入れます。 新曲『イリュージョニスタ ! 』をご用意して、 お待ちしていますね。 | |
どうか、ふるってご参加下さい。 『It's showtime ! 』 ……鷺沢文香でした。 |
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