ユニットを組んでフェスに出演することになった
卯月、美穂、菜々、杏、みくの5人。
かわいいだけじゃない、個性あふれる5人は
自分たちらしいユニット名をつけ、
ステージに向けて心をひとつにしたのだった。
卯月、美穂、菜々、杏、みくの5人。
かわいいだけじゃない、個性あふれる5人は
自分たちらしいユニット名をつけ、
ステージに向けて心をひとつにしたのだった。
事務所 | |
卯月 | おはようございまーすっ! プロデューサーさん、みんなも! |
美穂 | おはようございますっ! |
菜々 | おはようございます〜。 |
みく | おっはにゃ〜! |
杏 | ねむ〜。 |
卯月 | みんなそろってますね! あ、それで……私たち、今日はどうして呼ばれたんですか? |
美穂 | なんと、みんなで一緒のユニットとして、 LIVEステージに立つことになったんですって! |
卯月 | なるほどぉ〜! ……って、私たち5人でですか? |
みく | そうそう。 あっ、だから、またみくの分のハンバーグ弁当を 取ったりしないでね、杏チャン! |
杏 | わかったわかったー。 で、どういう感じなのか分かんないんだけど……。 プロデューサー、説明よろしく〜。 |
フェスのステージに5人で出ることになったと伝えた | |
卯月 | わぁ……この5人で、ですか! 楽しみです! |
美穂 | CDのレコーディング以来だから、 また一緒に頑張りましょうね! |
卯月 | えへへ♪ それじゃあ、LIVEの日までみんなでレッスンですね! 一緒に頑張りましょう! |
P | それが……。 |
みく | それが? |
LIVEでのユニット名をつける必要があることを伝えた | |
美穂 | そっか、フェスに出るならユニット名が必要ですもんね! それを……私たちがつけていいんですか? |
頷いた | |
杏 | なるほど!よし! そういうのは卯月ちゃんに任せよう! |
卯月 | えぇっ!? 私ですか!? えっと……ユニット名……ユニット名……はっ! 『チーム・キュート』でどうでしょうか! |
みく | 普通すぎるにゃ!!! |
卯月 | そんなぁ〜……! |
杏 | んー、卯月ちゃんに振ったのがいけなかったかな。 よし、ここは『チーム・ポンコツーズ』にしよう! |
菜々 | ポ、ポンコツ……ナナはポンコツですけど、それは……。 |
みく | 雑すぎにゃ! やっぱりここはみくがつけるしかないにゃあ〜♪ カワイイカワイイ『にゃんにゃんず』でどう!? |
菜々 | ナナ、ウサミミなんですけど……。 |
みく | あっ……。 じゃ、じゃあ、ナナチャンは? いい案とかない? |
菜々 | えっと……はっ! 『キューティーミミー』はどうでしょうか! |
杏 | 耳生えてるの、みくちゃんと菜々ちゃんだけだし……。 それに、昔のアニメのタイトルみたいなチーム名だよね。 |
菜々 | うぐっ……。 じゃ、じゃあ……。 |
美穂 | えぇっと……わ、私ですか? うーん……そうですね…… まだちょっと思いつかないんですけど……。 |
卯月 | 美穂ちゃんが最後の頼みなんですよ〜。 |
美穂 | うーん……私たちの共通点を探して、 そこから付けてみるとか……。 |
杏 | 共通点〜? |
みく | そんなもの、みくたちには……。 |
菜々 | なさそうですね〜! |
卯月 | 全員、高校生ってことくらいですかね! |
菜々 | ソ、ソウデスネ。 |
美穂 | そういえば、私たちのアルバムには 宝石がモチーフに使われてますよね! そこからなにかヒントが見つかるかも! |
菜々 | それはいい考えですね!キラキラ系の女子になりたーい! |
杏 | 宝石っていうと、ダイヤモンドとか? |
卯月 | そういえば、宝石の価値を決める4Cっていうのを、 聞いたことがあるかも……。 どれも高い数字だと、いいダイヤモンドなんですって! |
杏 | あー、カラットとかだっけ? |
美穂 | そう、カラット、カラー、カット……。 あと……なんだったかな? |
菜々 | クリアーですね!透明度! |
卯月 | なるほど〜……菜々ちゃんは物知りですね〜。 |
美穂 | じゃあ、私たちもひとりひとり、 それぞれのCを集めてみませんか? |
卯月 | それぞれのC……? |
みく | みくはキャットのC!卯月ちゃんは……あっ、キュートのC! ……ってことであってる? |
美穂 | そうです! 私は……アイドルになってチャンスを掴みたいから、 チャンスのC、とか……。 |
菜々 | なら、私はチャレンジのCです!! 人生、チャレンジあるのみ!! |
杏 | なら、私は……なんだ? |
美穂 | 杏ちゃんはキャラが立ってるから、 キャラクターのCでどうですか? |
杏 | なるほど。じゃあそれでー。 |
美穂 | じゃあ、決まりっ! というわけで、プロデューサーさん、 『C5』で、どうでしょうか? |
頷いた | |
卯月 | よーし、ユニット名も決まったところで、 これからLIVEまで頑張りましょうね! |
美穂・みく | はいっ! にゃー! |
杏・菜々 | おー。 おー! |
緊張している美穂に、菜々は励ましの言葉をかける。
その様子を見た卯月は、菜々にユニットの
リーダーを頼むことにした。
仲間からの想いを感じた菜々はリーダーを引き受け、
ユニットはますます結束を深めていくのだった。
その様子を見た卯月は、菜々にユニットの
リーダーを頼むことにした。
仲間からの想いを感じた菜々はリーダーを引き受け、
ユニットはますます結束を深めていくのだった。
事務所 | |
美穂 | ふぅー……私たち5人でフェス出場かぁ……。 き、緊張しちゃうなぁ……。 |
菜々 | 美穂ちゃん! |
美穂 | は、はいぃっ! |
菜々 | あっ、ごめんなさい、驚かすつもりでは……! |
美穂 | すっ、すみません、私、緊張しがちで……。 当日もあがっちゃわないか、いまから心配なくらい……。 |
菜々 | 大丈夫ですよ!なんとかなります! |
美穂 | おぉ、菜々ちゃん、すごい自信ですね! その自信、いったいどこから来るんですか? |
菜々 | それは……経験です!! |
美穂 | 経験……フェスに何度も出た経験が……? |
菜々 | 地下ステージなら……あーいやいや! 人間、人生のなかで経験を積めば、 いろんなことにいい意味で鈍感になってですね……。 |
美穂 | 人生って……。 菜々ちゃん、私と同い年なのに そんなにいろいろ経験してるんですか? |
菜々 | あっ……ええっ! 前に言ったかもしれないですけどね! そうなんです!えぇ!はい! |
卯月 | ……くすっ……うふふっ! |
美穂 | あっ、卯月ちゃん!見てたんですか? |
卯月 | あ、最初から見てたんですけど、 おふたりのお話が面白くって、入るタイミングがわからなくて! つい笑っちゃいました!ごめんなさい! |
菜々 | まぁ、笑ってもらえて、 明るい気分でこれから頑張っていけるなら、ナナは本望ですよ! |
美穂 | へぇ……菜々ちゃんって、考え方がオトナですね! 私なんて、笑われたら、恥ずかしくなっちゃう……。 |
卯月 | 菜々ちゃんみたいにどっしり構えている人がユニットにいると 安心感がありますよね! |
菜々 | そ、そうですかぁ〜? いやぁ、そう言ってもらえるなら、 ナナがこのユニットでご一緒した意味もあるってモノです〜! |
美穂 | そうだ!菜々ちゃん、リーダーやってくれませんか? 今回のLIVEステージまでの、期間限定でいいですから! |
菜々 | へっ!? |
卯月 | それ、すっごくいいアイディアだと思います! 菜々ちゃんがリーダーなら、みくちゃんも杏ちゃんも いいって言ってくれますよ!きっと♪ |
菜々 | そ、そうですか? いやぁ、そんなこと言われちゃうと、 ナナ、調子に乗っちゃいますよ〜? |
美穂 | ふふ♪ 調子に乗っちゃいましょう! それに、リーダーって、 しっかりした人がやるイメージもありますし! |
菜々 | ぬぁっ!? ナナが、しっかりしてるって……? |
卯月 | そうですねっ! 菜々ちゃんにぴったりですよ! |
菜々 | そっ、そんな、それじゃまるで、 ナナがみんなより年上みたいじゃないですか、や、やだなー! あは、あはははは……。 |
美穂 | ふふっ♪ あくまでイメージの話ですよっ! |
卯月 | そうそう、菜々ちゃんがしっかりしてるからですっ! |
菜々 | ほ、ホントですか?!ホントにホントですか!? ナナ、これから先、最後まで頑張りきれるか……。 うぅ〜……心配です〜っ! |
で、でも……せっかくですから、リーダー安部菜々、 頑張りまーすっ!! |
フェスに向け、みくと菜々はレッスンを頑張っていた。
そんな2人を横目にダラダラしていた杏だが、
2人に休むことも大事だと伝える。
杏の言葉を受けて考え直した菜々とみくは休憩し、
ステージに向け、鋭気を蓄えるのだった。
そんな2人を横目にダラダラしていた杏だが、
2人に休むことも大事だと伝える。
杏の言葉を受けて考え直した菜々とみくは休憩し、
ステージに向け、鋭気を蓄えるのだった。
レッスン後 | |
みく | ナナチャン、だいじょぶ〜? |
菜々 | はぁー……まだいけます……! |
あっ……。 | |
みく | やっぱり、もうちょっと休んだ方がいいんじゃない? あっ、湿布とってくるね!棚にあったと思うから! |
菜々 | あぅ〜、すみません〜。 あのっ、腰痛に効くのは温湿布なので、 温まるヤツをお願いしますぅ〜……。 |
みく | おっけーにゃー!えっと、どこかな〜……ごそごそ……。 |
菜々 | はぁ……まさかレッスンをぶっ続けでやったら、 こんなにくるなんて……。 だらしないぞ、ナナの身体……。 |
みく | あ!あったよ〜。ほい、貼ってあげる! |
菜々 | あ゙あ゙あ゙あ゙〜……効くぅ〜……。 |
みく | いま、アイドルが出しちゃいけない声が出たにゃ……。 |
菜々 | みくちゃん、ありがとうございます……。 ナナも、こんなに疲労がたまっていただなんて、 気づきませんでした……。 |
みく | ううん、いいの! だって、ナナちゃん、リーダーやってくれて、 いっぱい裏方のお仕事してくれてるんでしょ? |
菜々 | なぜそれを……。 |
みく | みんなに聞いたよ。 いっぱい動いてくれて、しかも誰よりもレッスン時間を取ってて、 すごいなぁって、みくは思ったにゃ! |
菜々 | いやぁ……そんな、ほめられるほどのことはしてませんよ〜。 リーダーのお仕事は、メイド時代のシフト調整を思い出しますし、 レッスンは、振り付けなんかの物覚えが悪いからで……。 |
みく | ふむふむ……。 さすが、ナナチャンはみくの目標でありライバルにゃ! その姿勢、尊敬できる〜! |
菜々 | いやいや、目標だなんて! ナナからみても、みくちゃんの真面目なところはステキですよ! お仕事に挑む姿勢は、まさにプロって感じで! |
みく | ふにゃあ……ほめられると照れるにゃあ〜……。 |
菜々 | えへへへへ……。 |
杏 | ふたりとも、変なところで気が合うよねぇ〜。 |
みく | うわっ!杏チャン、いたの!? |
杏 | 荷物の影で、休憩してたら……ふわぁぁ……。 もう、こんな時間かぁ……。 |
菜々 | 私たちが来る前にスタジオに入ってたんですか! って、じゃあ、2時間以上休憩してたってこと……? |
杏 | まぁまぁ、細かいことはいいじゃん。 杏はふたりの友情をジャマしちゃいけないと思っただけだよ〜。 |
みく | そ、そうなの? まぁいいけど…… 杏チャン、ずっとゴロゴロしてて、レッスンはどう? |
杏 | んー、まぁ、そこそこかな……振りが頭に入ったくらい。 |
菜々 | な、なんと……ナナがこれだけ身体に覚えさせているあいだに、 睡眠学習してしまったとでも! |
杏 | 杏は携帯に動画を入れて、何度も見て覚えるタイプだからね。 実際、2時間も踊ってたら体力がゼロになっちゃうよ。 |
みく | ナナチャンとは正反対にゃ……。 |
菜々 | うぅ〜、ま、負けてられない……! もう1時間、レッスンを〜!! |
あっ……。 | |
杏 | はいはい、もう今日は休憩にしなって! 休むのも仕事だよ〜! |
みく | ナナチャン……が、頑張って……! |
菜々 | うぅ〜……。 |
フェス前日 | |
みく | だーかーら! 杏チャン、今回は絶対の絶対の絶対だからね! |
杏 | えー、それはさー、絶対って絶対言い切れないと思うし……。 |
みく | それじゃダメなのにゃー! |
美穂 | あのぅ……。 みくちゃん、明日がフェス当日っていうこの状況で、 そんな声を上げて……どうしたんですか? |
みく | あっ、美穂チャン! 聞いてよー、杏チャンが約束してくれないの! |
杏 | だってさー、守れない約束をしたら失礼だと思うし……。 |
美穂 | へぇ……どういう内容のお話なんですか? |
杏 | ハンバーグだよ、ハンバーグ! |
美穂 | へ? ハンバーグ? |
みく | そう! 今度こそみくはハンバーグ弁当を譲れないの! |
杏 | でも、杏だってハンバーグ食べたくなるかもしれないじゃん? そんなときが来たら自分に正直になるしかないじゃん! |
美穂 | あぁっ! 歌のレコーディングしたときの話ですか? |
みく | そう! 前例があるから、ここで釘を刺しておこうと思って! |
美穂 | なるほどぉ〜。 でも、どうしてまたそんな話を……? |
みく | だって、本番は万全の態勢で迎えたいじゃない? 当日に食べるお弁当が鯖の塩焼き弁当だったら、 みくのパフォーマンスは10%以下だよ!? |
杏 | それは分かるけどさぁ……。 |
みく | だってみく、お魚苦手だし……。 |
美穂 | あ、そういえば菜々ちゃんが、 昔はお肉とか好きだったけど、 歳をとるとお魚の方が良い……って言ってたような……。 |
杏 | ……へ? |
美穂 | 子どもの頃って、骨とか取り除くのが、 面倒だったりするから……そういうことなのかな? |
杏 | じゃあ、そういうことで、 お弁当は菜々ちゃんに交換してもらえばいいんじゃない? |
みく | それでいいならそうするにゃ……。 いまいち納得できないけど。 |
杏 | まぁまぁ、つけあわせのエビフライあげるからさー。 |
みく | みく、エビフライもあんまり好きじゃないし……。 |
杏 | えっ、そうなの? もー、めんどくさいなー……。 |
美穂 | みくちゃん、魚介類は全部ダメなの? |
みく | んー、生臭いのは、ちょっと……。 火が通ってれば、少しは食べられるけど……。 |
杏 | ふーん……。 |
みく | は!? でも、たこ焼きのタコは大丈夫だよ!ふふーん! |
杏 | そんなドヤ顔されても……。 |
みく | いいでしょー!? こっちにとっては大問題なんだから〜!! |
フェス当日。卯月と美穂は互いに緊張していた。
そんな2人を見て、みくは2人の似ているところと
似ていないところを話す。
そんな話をしているうちに2人の緊張もほぐれて、
一同は笑顔でステージへ向かうのだった。
そんな2人を見て、みくは2人の似ているところと
似ていないところを話す。
そんな話をしているうちに2人の緊張もほぐれて、
一同は笑顔でステージへ向かうのだった。
フェス当日 | |
卯月 | ついに、私たちのステージですね……。 ドキドキしてきました……! |
美穂 | うんっ! もう私、昨日からずっとドキドキしっぱなしで〜……。 |
卯月 | あ、そうなの? 大丈夫? お水とか持ってこようか? |
美穂 | ふふっ!大丈夫だよ!ありがとう、卯月ちゃん! 卯月ちゃんも緊張してるのに! |
みく | ん〜、卯月チャンと美穂チャンって、 似てるようで、似てないんだねぇ〜。 |
卯月 | そう……かなぁ? |
美穂 | そうだと思うよ……たぶん! |
卯月 | ねぇ、みくちゃん、私たちの違いってどこだと思う? |
みく | ん〜……卯月チャンの方が、天然っぽい! |
卯月 | ふぇ!? わ、私、天然ですか〜!? |
美穂 | それはちょっと分かるかも! ふとしたときにゆる〜く天然っぽく行動するよね! |
卯月 | ふとしたときってなんですか〜! |
みく | 控え室で、紙コップにお味噌汁注いでるとき、とか? |
美穂 | マドラーでわかめ食べようとしてるの、かわいかったよね! |
みく | 割り箸が横に置いてあるのに、頑張ってたにゃ! |
卯月 | さ、さっきの私、見られてたんですか〜!? はうぅ〜……じゃ、じゃあ、美穂ちゃん! 美穂ちゃんの特徴はなんですか! |
美穂 | わ、私、いまだによく噛んじゃいます! 喋んなきゃって思うと言葉が出てこなかったりして、 卯月ちゃんはそういうときニコニコできてすごいなぁって! |
卯月 | あ、ありがとう〜。 でも、さっきの話を聞いたあとだと、 なんだかただポンコツみたいじゃないですか〜? |
みく | そんなことないにゃ!自信持って! |
卯月 | じゃあ、みくちゃんから見て、 美穂ちゃんの特徴はどう〜? |
みく | 美穂チャン〜? にゃにゃにゃ……。 |
美穂 | ど、どきどき……。 |
みく | うん、緊張しいだけど、やるときはやるってイメージにゃ。 |
美穂 | あぁ……それは、生まれのせいもあるかもしれません! 熊本生まれは頑固で強気なんです! |
卯月 | なるほどぉ〜! |
みく | へー、そうなんだ!じゃあ蘭子チャンとかも……? 考えてみれば、たしかに自分を貫いてるにゃ……。 |
卯月 | じゃあ、みくちゃんも生まれが性格に影響してたりするのかな? たしか、関西生まれでしたよね! |
みく | えっ……そ、それはほらその、えーっと……あ……にゃ。 |
美穂 | なんでやねん!とか、言うのかな? |
卯月 | 関西弁のボケとツッコミとか、できるの!? |
みく | そっ、それはすでに過ぎ去った道なの! みくは振り返らないの!だからこの話は終わり! さっ、ステージはもうすぐそこにゃ! |
美穂 | そんなぁっ! |
みく | こんな雑談をしてたら、もうみんな心がほぐれたみたいだよね! よーし、杏チャンとナナチャンよんでこよーっと! |
卯月 | あっ、みくちゃ〜ん!行っちゃった……。 |
美穂 | ふふっ!でも、こうしていろんなお話をしてたら、 ほんとに緊張がどこかいっちゃった! さぁ……ステージ、頑張ろうね!卯月ちゃん! |
卯月 | うんっ!一緒に頑張りましょう〜! |
LIVEを終えて楽屋に戻ってきたメンバーを
甲斐甲斐しく世話をする菜々。
そんな菜々を見た杏は
「アレはメイドでもリーダーでもない」と語る。
ステージを通じて理解を深めたメンバー達の楽屋は
和やかな雰囲気に包まれたのだった。
甲斐甲斐しく世話をする菜々。
そんな菜々を見た杏は
「アレはメイドでもリーダーでもない」と語る。
ステージを通じて理解を深めたメンバー達の楽屋は
和やかな雰囲気に包まれたのだった。
LIVE後 | |
杏 | お、終わった……杏はもう燃え尽きたよ……ばたり。 |
卯月 | 杏ちゃん? 杏ちゃ〜ん! ……ふふっ。お疲れだったんだね。 |
菜々 | わ、私も、もう、腰が……。 |
卯月 | あぁっ、菜々ちゃん! リーダーのお仕事もしてくれて、ありがとうございました! |
菜々 | いいんですよ……よいしょ……みんなの役に立てるなら、 それがナナの喜びですから……! |
卯月 | 菜々ちゃん……! |
菜々 | あっ!ほら、杏ちゃん! 汗も拭かないで横になってたら風邪引いちゃいますよ! |
杏 | うぅ〜……あとでぇ〜……。 |
菜々 | あとでじゃなくて、ちゃんと汗ふいて! 動く体力がなかったら、せめてタオル掛けて! |
杏 | 分かった、分かったから〜。 |
菜々 | あーっ、みくちゃんが顔真っ赤だったから 冷たいの持っていってあげなきゃ! |
杏 | なんだか、せわしない……。 |
菜々 | はー、忙し忙し♪ |
卯月 | でも、なんだか菜々ちゃん、楽しそう! |
杏 | 菜々ちゃんは……アレだね。わかった。 リーダーじゃない。 |
卯月 | えっ? リーダーじゃなかったら、なぁに? |
杏 | あれは、オカンだよ! |
卯月 | お、オカン……!? |
杏 | 世話焼きな感じとか、せかせか動くのとか、 奉仕するのとか、お世話するのが好きなところとか、 アレはメイドでもリーダーでもない! |
アレは、オカンだったんだよー!! | |
卯月 | えぇ〜っ!? |
杏 | きっと、ウサミン星に帰ったら良い母親になると思うな。 うんうん! |
卯月 | ……たしかに、このイベントが始まるときから、 わたしたちのことをたくさん気にかけてくれたもんね! まるで、お母さんみたいに! |
菜々 | ふ〜、あっふたりとも、落ち着きました? メイク室混むから、ちゃっちゃと行ってきてくださいね! 脱いだ衣装は、衣装さんに渡すんですよ! |
杏 | はぁ〜い。ふふっ! |
卯月 | わかりました!ふふっ! |
菜々 | お、ふたりとも楽しそうですね! 私がいない間に、なにか良いことでもあったんですか? |
杏 | ううん!いま良いことがあったっていうか……。 |
卯月 | ずっと良いことがあったんですっ!ねっ! |
杏 | ねーっ! |
菜々 | な、なんですか〜? 良いことなら、ナナにも教えてくださいよう! 教えてってば〜! |
杏 | えへへ〜! |
卯月 | うふふっ! |
事務所 | |
卯月 | お疲れさまです!プロデューサーさん! |
美穂 | そして!私たち! |
菜々 | LIVEフェスのステージ! |
みく | 無事成功、おめでとうなのにゃー! |
杏 | ぱちぱちぱちぱち〜! |
美穂 | 始まるまで、とってもドキドキしたけど、 フェスのステージはとっても楽しかったですね! |
卯月 | ファンのみなさんも盛り上がってくれて、大成功でしたし! |
菜々 | いや〜、地道な練習が実を結びましたねぇ〜! |
杏 | うん!よかったよかった! |
みく | それぞれ、個性を生かして ステージを盛り上げられたのもよかったにゃ! |
杏 | 耳付きふたりの ミンミンにゃあにゃあコールは、 なかなかだったね。 |
卯月 | 杏ちゃんも、レッスン中はやだーって言ってたけど、 当日はちゃんと踊れてたね! |
杏 | まーねー? |
美穂 | ふふっ!実は特訓してたのかなっ? |
杏 | そ、そんなことしないけど……動画みたりしたくらいで! |
菜々 | ナナは思いました……このC5、 期間限定ユニットなんて、もったいないくらいだと! |
卯月 | 本当に、いいチームワークで乗り切れましたよね! 解散しちゃっても、いい経験になりました! |
美穂 | ふふっ!いっぱい仲良くなれたしね! |
みく | うん! だからどうせなら、ちゃんとした打ち上げがしたいにゃ! 冷凍食品とかじゃなく! |
菜々 | それはいいですね! じゃあ、プロダクション併設のカフェを貸し切って、 パーティーしちゃいましょうか! |
杏 | ン〜、さすがに5人とプロデューサーだけで貸し切りは 広すぎない……? |
卯月 | じゃあ、事務所の空いてるスペースとか……。 中庭で、ガーデンパーティーとか? |
美穂 | せっかくだし、みんながリラックスできるような…… あっ、寮でやるっていうのはどうでしょう♪ |
みく | にゃっ!ん、それはみくと美穂ちゃんはラクだけど みんなはどうかな……Pチャンもいるし! |
杏 | よし!じゃあ、ウサミン星にいこう! |
菜々 | うぇっ!? そ、それはですね、ええと、 いまウサミン星へのニンジンの馬車ロケットは ちょっと調子が悪くて……。 |
杏 | そこは電車じゃないんだ……。 |
菜々 | あっばばば、電車で一時間っていうのは、 その、例えというか、まぁ実際一時間くらいなんですけど、 でも、ウサミン星はちょっと狭くて〜! |
みく | 狭いとか、ウサミン星って設定がガバガバにゃ…… |
菜々 | が、ガバガバとか言わないでください! 設定も言わない!ノゥッ! |
美穂 | じゃあ、どうしようか……? |
卯月 | あのぅ……私から提案があるんですけどっ! |
杏 | ん〜? |
みく | 卯月チャン、なぁに〜? |
卯月 | あのっ、うちに来ませんか? ママがケーキ焼いてくれるって言ってて、それで……! |
菜々 | わ〜!いいですね! 卯月ちゃんのママにお世話になってますって、ご挨拶したいですし! |
みく | そこなの!? |
杏 | 杏、さんせ〜。 人の家でゴロゴロするのって、なんかいいよね〜。 |
美穂 | ふふっ、私も、行きたいなっ! じゃあ、全員賛成みたいですし、 卯月ちゃんの家にお邪魔しちゃおっか! |
卯月 | はいっ!ママも喜ぶと思います〜! |
みく | そうと決まったら善は急げ! 支度していくのにゃ〜! |
杏 | みくちゃん、たこ焼き作ってよ、たこ焼き〜! |
みく | 分かったにゃ!女子寮からたこ焼きプレート持っていくね! |
美穂 | そ、そんなものが常備されてるのっ!? |
菜々 | はいはい、じゃあみなさん行きますよ〜! おさない、かけない、しゃべらない〜! |
みく・杏・美穂 | いっくにゃ〜! 喋るのはいいでしょ〜! ふふっ!楽しみだね〜! |
卯月 | じゃあ、行きましょう! |
もちろん……プロデューサーさんも、一緒に来てくれますよね? ……えへへっ! | |
打ち上げパーティーが楽しく行われた |
菜々 | お疲れさまです!プロデューサーさん、 ナナ、ちょっと思うところがあるんですけど……。 かわいいって、どうやったら作れるんでしょうか……。 |
いやぁ、今回のメンバーをみてたら、 みんな、素でかわいい子達ばっかりなので、つい……。 | |
いやいや!不肖、安部菜々! JKパワーで頑張ります!頑張りますよ〜!! イベント「アタシポンコツアンドロイド」近日開催ですっ! |
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