春のLIVEに向けてレッスンを重ねる卯月・美穂・ま
ゆ・杏・桃華。問題なく本番を迎えられると感じたプ
ロデューサーは、5人へ休日をプレゼントする。
何をしようかと悩むアイドルたちに卯月は『キラッ !
満開スマイル』の歌詞のようにみんなで花見をしよう
と提案する。
ゆ・杏・桃華。問題なく本番を迎えられると感じたプ
ロデューサーは、5人へ休日をプレゼントする。
何をしようかと悩むアイドルたちに卯月は『キラッ !
満開スマイル』の歌詞のようにみんなで花見をしよう
と提案する。
レッスンルーム | |
春のLIVEに向けた最終調整が行われている…… | |
卯月 | はぁ、はぁ……今のはよかったんじゃないでしょうか ! |
美穂 | うん。私もそう思うっ。 振り付けミスしなくてよかった〜……し、してないよね? |
まゆ | ふふっ。 安心してください、きちんと踊れてましたよ♪ |
杏 | あー、疲れた。もう1ミリたりとも動きたくなーい。 杏はレッスンルームの床と一体化するよ……ぐだー。 |
桃華 | 杏さん、そんな所で寝てはいけませんわ。 レディはしゃんとしていませんと。 |
この調子ならば問題なく本番を迎えられるだろう…… | |
選択肢 | (赤)みんな、よく頑張ったね |
まゆ | うふ……。 プロデューサーさんが褒めてくれて……まゆ、嬉しい♪ |
桃華 | 今回のユニットは合同レッスンが少なめで 上手に踊れるかちょっぴり不安でしたけど……。 プロデューサーちゃまのお墨付きなら間違いありませんわね。 |
美穂 | みんなの忙しい時期が被って大変だったもんね。 スケジュールを調整してもらって、 空いた日に特訓って感じだったから。 |
杏 | おかげで杏はもうヘトヘトだよ〜。 当分働きたくな〜い。お休みを要求する〜。 休みくれ〜、休み〜、ついでに飴もくれ〜。 |
選択肢 | (赤)いいよ |
杏 | え? いいの? あ、ひょっとして飴だけくれるってオチ〜? |
みんなに休日をプレゼントする旨を伝えた…… | |
杏 | ま、まさか本当に休みをくれるなんて……。 雨でも降るの? |
まゆ | きっとリフレッシュをして本番を迎えなさいっていう、 プロデューサーさんの優しさですよぉ。 雨じゃなくて、飴です。うふふふ。 |
卯月 | お休みかぁ〜……。 久しぶりのお休み、みんなは何をしますかっ? |
美穂 | うーん、急なお休みってそわそわしちゃうね。 お部屋の掃除でもしようかなぁ。あとは……お昼寝? |
桃華 | わたくしはゆっくり紅茶を頂きながら読書を。 |
まゆ | まゆは普段どおりにする予定ですよぉ。 |
杏 | 全力でだらだらする〜。 |
卯月 | ふふ、私は何をしようかなぁ。 せっかくだから、何か楽しくて、今しかできないことを…… うーん、うーん…………あっ ! |
卯月 | ねぇ、お花見しませんかっ? |
まゆ | ふふっ、それって『キラッ ! 満開スマイル』の歌詞ですか? でもちょっとだけ違う気が……? |
桃華 | 正しくは『ねぇお花見しよ』ですわね。 |
杏 | 卯月ちゃん、LIVE近いのに大丈夫〜? |
卯月 | ご、誤解です〜 ! そうじゃなくて今度のお休み、 みんなで本当にお花見しませんか? |
卯月 | 私たち、お花見の歌を歌うのにまだお花見してないなって。 みんなで行けばきっと楽しいですよっ。 |
美穂 | お花見……。 卯月ちゃん、名案っ ! すごくいいよ〜 ! |
桃華 | 素敵ですわ。 桜を見ながら飲む紅茶はきっと格別ですのっ。 |
杏 | う〜……杏は家の布団の中から桜をみるよ〜。 中継で。 |
卯月 | ええっ ! ? 杏ちゃん、来ないんですかっ? |
桃華 | 残念ですわね……。 |
美穂 | 杏ちゃんが来ればもっと楽しくなるのに……。 |
杏 | うっ……そんな綺麗な瞳で見ないでくれ〜。 杏の良心が悲鳴をあげている……。 |
美穂・卯月・桃華 | じ〜〜〜っ。 じ〜〜〜っ。 じ〜〜〜っ。 |
杏 | あ〜、もう ! わかったよ〜 ! 行くよ、行けばいいんでしょ〜 ! |
美穂・卯月・桃華 | やったね♪ やったぁ ! やりましたわっ。 |
まゆ | ……プロデューサーさんも行きますか? お花見。 |
選択肢 | (赤)いいの? |
美穂 | ぜひぜひっ。プロデューサーさんも来てください ! |
杏 | むしろ、スポンサーで ! |
まゆ | いっしょに行きましょう? まゆもお花見したいですから。ねっ。 |
卯月 | ……そうだ。ふふっ、みんな耳を貸してくださいっ。 |
桃華 | どうしたんですの? 卯月さん? |
卯月 | 良いこと思いついちゃいましたっ……ごにょごにょ。 |
美穂 | ええ〜っ ! ? は、恥ずかしいよ〜 ! |
まゆ | まゆは大賛成♪ |
桃華 | ふふっ、わたくしもよろしくてよ ! |
杏 | しょうがないな〜、つきあうよ。 |
卯月 | 決まりですねっ。いきますよ〜? |
卯月 | プロデューサーさんっ ! |
全員 | ねぇお花見しよっ♪ |
花見の場所取り担当として、公園にやってきた卯月・
杏・桃華とプロデューサー。多くの人で賑わう中、
騒ぎにならぬように控えめに過ごしていたアイドルた
ちだったが、ついにファンに気付かれてしまう。
そして、押し寄せるファンたちに流されて卯月とPは
杏と桃華とはぐれてしまったのだった。
杏・桃華とプロデューサー。多くの人で賑わう中、
騒ぎにならぬように控えめに過ごしていたアイドルた
ちだったが、ついにファンに気付かれてしまう。
そして、押し寄せるファンたちに流されて卯月とPは
杏と桃華とはぐれてしまったのだった。
公園 | |
卯月 | はいっ。という訳で、お花見ができる公園までやってきました〜♪ |
選択肢 | (赤)パチパチパチパチ |
杏 | 卯月ちゃん、ロケ番組のオープニングじゃないんだから……。 プロデューサーも、裏方さんみたいに。 |
卯月 | えへへ……みんなでお花見できるって思ったら、 つい楽しくなっちゃいましてっ。 さあ、行きましょうっ。 |
桃華 | わたくしたちは場所取り担当ですわよね? |
卯月 | うんっ。 美穂ちゃんとまゆちゃんが女子寮でお弁当を作ってくれてるから、 その間に私たちでお花見できる場所をとっておくの。 |
桃華 | 心得ましたわ。 お弁当を作ってくださるおふたりの為にも、 最高の場所を用意しませんと ! |
杏 | 普通でいいよ〜、普通で。 それにしても混んでるねー。 |
桃華 | こんなにたくさん人がいたら、 わたくしたちの事を知ってる方もいらっしゃるのでは? 騒ぎにならなければいいのですけど……。 |
杏 | 下手に目立たなきゃへーきへーき。 |
卯月 | でも、確かにすごい人ごみですね。 はぐれないようにしないと。 あ ! みんなで手を繋ぎますか? |
選択肢 | (赤)そうする? |
杏 | 本気〜? そっちの方がある意味騒ぎになりそう。 |
桃華 | ふふっ、卯月さんは心配性ですのね。 子どもではありませんので、大丈夫ですわ。 |
卯月 | で、ですよね〜っ。 |
杏 | そうは言いつつも、繋ぐ気満々で差し出していた手を こっそり引っ込める卯月ちゃんを杏は目撃していたのだった ! |
桃華 | 卯月さん、大胆ですのね…… ! |
卯月 | ち、違うんです〜っ ! ! |
選択肢 | (赤)あんまり大きな声を出さない方が…… |
花見客A | あれ、アイドルの島村卯月ちゃんじゃないか? |
花見客B | 隣にいるのは……櫻井桃華ちゃん ! ? |
花見客C | 嘘だろ ! 双葉杏ちゃんまでいるぞ ! ! |
杏 | げげっ……。 |
桃華 | これは少々……。 |
卯月 | ま、まずいですかね〜? |
選択肢 | (赤)マズイ |
花見客A | う、卯月ちゃん ! 俺、大ファンなんです ! サインしてください ! |
花見客B | 桃華ちゃん ! この前のLIVE最高だったわ ! お姉さんと握手してーっ ! |
花見客C | 杏ちゃーん ! 俺も働きたくないんだよ〜 ! ! |
卯月 | わわわっ……み、みなさん、落ち着いてくださ〜い ! |
杏 | 今日の杏たちはオフだぞ〜 ! |
ファンが押し寄せて身動きが取れない…… ! | |
桃華 | お、押さないでくださいましっ。 |
杏 | な、流される〜〜〜 ! ! |
卯月 | た、大変です、プロデューサーさん ! 杏ちゃんと桃華ちゃんがどんどん遠くへ…… ! |
杏・桃華 | プ、プロデューサー ! ! プ、プロデューサーちゃまー ! ! |
寮の食堂で花見に持っていく弁当を作る美穂とまゆ。
料理上手なまゆに美味しく料理を作るコツを尋ねると
まゆは「大好きな人が料理を食べてくれるところを具
体的に想像するといい」と答える。早速、美穂が想像
し始めると、見ていたまゆは誰を思い浮かべていたの
かを笑顔で尋ねるのだった。
料理上手なまゆに美味しく料理を作るコツを尋ねると
まゆは「大好きな人が料理を食べてくれるところを具
体的に想像するといい」と答える。早速、美穂が想像
し始めると、見ていたまゆは誰を思い浮かべていたの
かを笑顔で尋ねるのだった。
食堂 | |
まゆ | うふふっ……お煮しめもいい感じ♪ でも、もう少し甘い方がプロデューサーさん喜ぶかなぁ? 美穂ちゃん、お砂糖をとってくれますか? |
美穂 | りょ、了解だよ、まゆちゃんっ ! えーと、お砂糖お砂糖……あ、はいっ、どうぞっ ! |
まゆ | ふふふ、美穂ちゃん。それはお塩ですよ。 お砂糖はあっち♪ |
美穂 | はうっ ! ? な、なんてベタな間違いを……。 ごめんね、まゆちゃん。お弁当作り、頼りきっちゃって。 私、あんまりお役に立ててないかも……。 |
まゆ | そんな事ないですよ。 昨日も遅くまで一緒に献立作りしてくれたじゃないですかぁ。 まゆ、大助かりです♪ |
美穂 | うぅ、まゆちゃん優しいよ〜。 |
まゆ | 元気だして美穂ちゃん。 はい、お煮しめ試食してみてください♪ |
美穂 | わぁ〜 ! いいのっ? |
まゆ | もちろん♪ 味見もお料理の一部ですから。 |
美穂 | うんっ。いただきます♪ あむ……ん〜 ! 美味しいっ ! まゆちゃん、すごいよ〜 ! |
まゆ | うふふっ、よかったぁ♪ |
美穂 | 私もまゆちゃんみたいに料理が上手くなりたいなぁ。 誰かに食べてもらうようなごちそうなんて作れないから。 コツとかってあるの? |
まゆ | そうですねぇ。 強いて言うなら……愛情を込めることでしょうか。 |
まゆ | 大好きな人がまゆの作った料理を 食べてくれるところを想像するんですぅ♪ |
美穂 | へぇ〜、想像するだけでいいの? |
まゆ | 具体的に想像しなきゃダメですよぉ? たとえばこんな感じで……♪ |
まゆ | プロデューサーさぁん。まゆの手料理はどうですかぁ? え? 美味しい? ほっぺが落ちちゃいそう? |
まゆ | うふふ、大げさですよぉ。 でも、もしプロデューサーさんのほっぺが落ちちゃったら、 まゆが拾ってくっつけてあげますからねぇ……♪ |
まゆ | うふ……うふふふふふふ……♪ |
美穂 | ま、まゆちゃ〜ん? 帰ってきて〜? |
まゆ | あっ……まゆったらもう……恥ずかしいですぅ。 |
美穂 | あはは……どんなこと考えてたの? うっとりしてた顔、まゆちゃんらしくて可愛かったよ〜。 |
まゆ | そうだ、美穂ちゃんもやってみませんか? |
美穂 | え、ええ〜? わ、私にできるかなぁ〜? |
まゆ | 美穂ちゃんならきっと大丈夫ですよぉ。 想像してみて? 大好きな人が手料理を食べるところ……♪ |
美穂 | だっ、だだだ、大好きな人…… ! ? お、お世話になってる人とかでもいいのかなっ? |
まゆ | さぁ、美穂ちゃん。思い浮かべて……? |
美穂 | う、うん……えとえと、えっと〜〜〜 ! |
美穂 | こんなに綺麗な桜が見られるなんて……。 お花見にきて本当によかったですね、プロデューサーさん。 |
美穂 | 実は私、お弁当を作ってきたんです。 どうぞ召し上がれ♪ |
選択肢 | (赤)いただきます |
美穂 | どきどき…… ! |
選択肢 | (赤)うまい ! |
美穂 | ふふっ、よかった♪ 私、頑張りましたっ。 |
選択肢 | (赤)えらい ! |
美穂 | そっ、そうですか〜? えへへ〜♪ |
選択肢 | (赤)うまいうまい ! |
美穂 | ふふっ、おかわりたくさんありますから。 いっぱい食べてくださいね? プロデューサーさん♪ |
美穂 | えへ……えへへへ〜……。 |
まゆ | ふ〜〜っ。 |
美穂 | ひゃわっ ! ? み、み、耳に風が〜っ ! ? あ、あれ……まゆちゃん? |
まゆ | おかえりなさい♪ 上手に想像できたみたいですね? |
美穂 | う、うん……でも、こんなのドキドキし過ぎちゃうよ〜 ! |
まゆ | ふふっ、その気持ちが大事なんですよぉ。 |
美穂 | な、なるほど……お料理ってすごい…… ! すっごく勉強になったよ ! ありがとね、まゆちゃん ! |
まゆ | はい。まゆもお役に立てて嬉しいです♪ |
まゆ | ところで美穂ちゃん……さっきは誰を思い浮かべたんですかぁ? |
美穂 | え ! ? そっ、それは……その〜……。 |
まゆ | 美穂ちゃん……? |
美穂 | こ、怖いよ、まゆちゃ〜ん ! ! |
集まったファンに押し流され、遠くまでやって来て
しまった杏と桃華。プロデューサーとはぐれたことで
焦る桃華に対して、杏は落ち着いた様子で桃華の手を
取ると、人の少ないところまで移動してプロデュー
サーに位置情報を送る。そして、杏は桃華の気持ちを
ほぐすために出店のあんず飴を食べようと誘う。
しまった杏と桃華。プロデューサーとはぐれたことで
焦る桃華に対して、杏は落ち着いた様子で桃華の手を
取ると、人の少ないところまで移動してプロデュー
サーに位置情報を送る。そして、杏は桃華の気持ちを
ほぐすために出店のあんず飴を食べようと誘う。
公園 | |
杏 | やれやれ……ずいぶん遠くまで流されちゃったね〜。 桃華ちゃん、ケガとかしてない? |
桃華 | は、はい……わたくしは平気ですの。 |
杏 | LIVEの時もそうだけどファンのエネルギーって凄まじいね〜。 困ったもんだよ……ありがたいけどさ〜。 |
桃華 | それより大変ですわ、杏さん。 卯月さんとプロデューサーちゃまがどこにも見当たりませんの ! |
杏 | あー、みたいだねー。 むしろあれだけの人ごみではぐれない方が難しいよ。 |
桃華 | わたくし、プロデューサーちゃまに電話してみます。 |
桃華 | 駄目ですわ……。 つながりません……どうしましょう。 |
杏 | へーきへーき。そのうち合流できるよ。 |
桃華 | 杏さんは落ち着いてますのね。 なんとかふたりを見つけませんと……。 |
杏 | そんなに焦らなくても大丈夫だって。 |
桃華 | ですが……きゃっ。 |
花見客D | おっと、ごめんよ。 |
桃華 | 失礼いたしました。 ……さっきより混んでまいりましたわね。 それにみなさん背が大きくて……遠くまでよく見えませんわ。 |
桃華 | せっかく楽しみにしていたお花見でしたのに……。 このまま合流できなかったら……。 |
杏 | うーん……桃華ちゃん。 とりあえず、ここ、人すごいから移動しよう。 ……はい、手。 |
桃華 | あ……よろしいんですの? 失礼します。 |
杏 | よーし。それじゃいこうか。杏の手を離さないでね〜。 |
桃華 | は、はいっ。 |
杏 | ふぃー……ここまで来れば一安心かな。 |
桃華 | すごいですわ、杏さんっ。 あの人ごみをすり抜けるように進んで…… ! |
杏 | あれくらい人の流れを読めば余裕だよ〜。 ここでプロデューサーを待つことにしよう。 |
杏 | 迷子になった時は、 その場を動かないようにするのが鉄則だからね。 |
杏 | あとプロデューサーにはスマホで位置情報を送っといたから。 そのうち見つけてくれるはずだよ。 |
桃華 | なるほど……。 だから、杏さんは落ち着いていらしたのですね。 わたくしったら、慌てて、不安な顔をして、みっともない……。 |
杏 | いや、普通でしょ。気にする必要ないって。 |
桃華 | いえ。わたくしはもっとしっかりしないといけませんのに……。 |
杏 | えーと……。 |
桃華 | …………。 |
杏 | …………フジヤマ・ニンジャ・アイドル〜♪ |
桃華 | ぴゃっ……あ、杏さん? 急にどうしたんですの? |
杏 | いやー、実はずっと気になってさー。 私のパートの歌詞……あれ、どういう意味なんだろ? |
桃華 | フジヤマ・ニンジャ・アイドル……ですか? |
杏 | そうそう。桃華ちゃんはどう思う? |
桃華 | うーん……そう言われると難しいですわね。 歌詞を理解せずに歌うわけにもいきませんし……。 |
杏 | そうだ。ためしに桃華ちゃんも歌ってみなよ〜。 |
桃華 | ええっ ! ? わたくしがですの? |
杏 | うん。歌ってみたら何かわかるかもしれないじゃーん。 |
桃華 | で、でも……こんな所で恥ずかしいですわ。 |
杏 | いいからいいから。いくよ〜? |
桃華 | えっ、えっ、ええ〜っ ! ? |
杏 | いち、に、さん、はいっ。 |
桃華 | フ、フジヤマ・ニンジャ・アイドル〜♪ |
杏 | どう? 歌詞の意味わかった? |
桃華 | ぜ、全然わかりませんの……。 |
杏 | だよね〜。 |
桃華 | だよねって……ふふっ。 |
杏 | お、やっと笑ったなー? |
桃華 | 笑う? あっ……杏さん、もしかして。 |
杏 | あ〜 ! 見てよ桃華ちゃん ! 屋台であんず飴売ってる ! 一緒に買いに行こう ! |
桃華 | ……ふふっ、杏さんって不思議な方ですのね? |
杏 | ほらほら。早く行こうよ、桃華ちゃん ! |
桃華 | はいっ。ご一緒させて頂きますわ、杏さん♪ |
はぐれた杏と桃華を探す卯月とプロデューサー。
杏からの連絡を受けて、屋台へ向かうと二人はあんず
飴を食べて待っていた。今度は、はぐれないように
全員で手をつなぎ、まゆ・美穂の待つ集合場所へ
向かう。そして、合流したまゆと美穂を含めみんなで
仲良く手をつなぐのだった。
杏からの連絡を受けて、屋台へ向かうと二人はあんず
飴を食べて待っていた。今度は、はぐれないように
全員で手をつなぎ、まゆ・美穂の待つ集合場所へ
向かう。そして、合流したまゆと美穂を含めみんなで
仲良く手をつなぐのだった。
公園 | |
ここまで来れば落ち着けそうだ…… | |
選択肢 | (赤)大丈夫だった? |
卯月 | あ、あ、はい、何とか……。 私の事よりも杏ちゃんと桃華ちゃんが心配ですっ ! |
杏と桃華に電話したが繋がらない…… | |
卯月 | そんな……ごめんなさいっ、プロデューサーさん ! 私が大きな声を出したせいで、こんな事に……。 |
選択肢 | (赤)卯月のせいじゃないよ |
卯月 | プロデューサーさん…… ! 私、頑張ってふたりを見つけます。 それで、みんなでお花見しましょう ! |
卯月 | あ……でも、またファンのみなさんに 見つかったらどうしましょう……? |
選択肢 | (赤)アイドルモードをオフにしよう |
卯月 | アイドルモードをオフに……。 そ、それは具体的にどうすればいいんでしょうか〜? |
選択肢 | (赤)暗い感じで |
卯月 | 暗い感じ……ですか。 |
卯月 | ずーん……し、島村卯月です……。 アイドルじゃありません……。 み、道のはしっこを歩きます……ずずずーーーん……。 |
選択肢 | (青)悪い感じで |
卯月 | 悪い感じ……ですねっ。 |
卯月 | おっ、おらおらおら〜 ! 島村卯月だぜ〜 ! アイドルじゃないです……ないのだぜ ! じ、事務所の窓ガラスをいっぱい割っちゃいますよ〜 ! |
(分岐終了) | |
卯月 | うう……なんか違うような……。 なんとか言ってください ! プロデューサーさ〜ん ! |
選択肢 | (赤)卯月はいつも通りが一番だ |
卯月 | そ、そうですか? えへへ……ありがとうございますっ♪ |
通行人E | あの弾ける笑顔……島村卯月ちゃん ! ? た、大変だ ! 皆に知らせないと…… ! |
選択肢 | (赤)卯月…… |
卯月 | ご、ごめんなさ〜い ! |
卯月 | うーん……なかなか見つかりませんね。 ふたりともどこにいるんだろう……。 |
携帯電話が鳴っている…… | |
杏から位置情報が送られてきた…… ! | |
卯月 | わぁっ ! さすが杏ちゃんですね ! きっとふたりとも不安がってます……。 早く合流してあげましょう ! |
杏 | あー、プロデューサーじゃん。卯月ちゃんも。 思ったより早かったね〜。 |
桃華 | プロデューサーちゃま ! このあんず飴、とても美味しいです ! |
選択肢 | (赤)無事でよかった |
卯月 | はいっ。ふたりとも大丈夫でしたか? |
桃華 | ええ。杏さんのおかげで。 |
杏 | いやいや、私は何もしてないよ〜。 |
桃華 | 謙遜しないでくださいな。 杏さんはとっても頼りになりますわ。 |
杏 | 買いかぶり過ぎだって〜。 |
卯月 | あっ ! プロデューサーさん ! 美穂ちゃんから連絡です ! お弁当を持ってきてくれたみたいですよっ。 |
杏 | ナイスタイミングだね。 それじゃ美穂ちゃんたちとも合流しよっか。 今度こそはぐれないようにね〜。 |
桃華 | そうですわね。こういう時は……手をつなぎましょう ! |
杏 | いやいや、それはもういいでしょ……。 |
卯月 | はいっ。しっかりとつなぎましょう ! |
杏 | ええー……。 |
数分後 | |
まゆ | あっ♪ プロデューサーさぁん、卯月ちゃんたちも♪ まゆたち、お弁当を持ってきました……よ……? |
美穂 | どどどっ、どうしてみんなで手を繋いでるんですか〜っ ! ? |
選択肢 | (赤)はぐれないように |
杏 | ば、罰ゲームだ……。 |
桃華 | 安全のためですわっ。うふふ♪ |
卯月 | それに、ちょっと楽しいです♪ |
まゆ | ……じゃあ、まゆもまぜてください。 プロデューサーさんのとなりにっ♪ |
美穂 | ま、まゆちゃんっ。 じゃ、じゃあ、私もっ。 |
記念写真を撮るために桜の木の下でジャンプをする
卯月と美穂。プロデューサーの撮ったベストショットを
見ていると、3人を呼ぶ声が聞こえる。全員で
弁当を食べ、食後のお茶を飲みながら桜を見上げる。
すると、卯月が「桜みたいに素敵なアイドルに
なりたい」と話し出す……。
卯月と美穂。プロデューサーの撮ったベストショットを
見ていると、3人を呼ぶ声が聞こえる。全員で
弁当を食べ、食後のお茶を飲みながら桜を見上げる。
すると、卯月が「桜みたいに素敵なアイドルに
なりたい」と話し出す……。
卯月 | 美穂ちゃん、準備はいい? |
美穂 | いいよ、卯月ちゃんっ。 |
卯月 | いきますよ〜……せーのっ。 |
卯月・美穂 | ジャーンプ ! ! |
卯月 | どうですか、プロデューサーさんっ。素敵な写真、撮れましたっ? |
選択肢 | (赤)ベストショットだ |
美穂 | 見たいです、見たいです〜 ! |
撮れた写真を見せた…… | |
卯月・美穂 | わぁ〜〜〜♪ |
美穂 | 卯月ちゃん、かわいいよ〜 ! やっぱり笑顔といえば卯月ちゃんだねっ。 |
卯月 | 美穂ちゃんの方が可愛いですよ♪ 元気いっぱいな感じが写真から伝わってきますっ ! |
卯月・美穂 | えへへ〜♪ |
まゆ | プロデューサーさん、卯月ちゃん、美穂ちゃん。 お弁当の用意が出来ましたよぉ。 |
卯月 | あっ、まゆちゃんが呼んでます。 いきましょう、プロデューサーさんっ。 |
まゆ | おかえりなさい、プロデューサーさん♪ まゆがお弁当、取り分けてあげますねぇ。 |
杏 | ……先に頂いてるよー。もぐもぐ。 |
桃華 | 杏さん。そんな格好で食べたらお行儀が悪いですわよ。 お餅が喉に詰まってしまいますわ。 |
杏 | へーき、へーき。んまんま。 |
桃華 | 仕方ありませんわね……。 今、お茶を淹れて差し上げますわ。 |
杏 | ありがとね〜。桃華ちゃ〜ん。 |
桃華 | もう……世話が焼けるんですから。 |
卯月 | ん〜♪ お弁当もすっごく美味しいですね。 ふたりともありがとうっ♪ |
まゆ | うふっ。お口にあってよかった。 |
美穂 | 私は全然っ。 ほとんどまゆちゃんに作ってもらっちゃったから。 |
まゆ | そんなことないですよ。 ふたりで作ったお弁当ですから。 ……プロデューサーさんはいかがですか? |
選択肢 | (赤)美味しいよ |
まゆ | わぁ……♪ うふ、うふふふふっ……まゆ、嬉しい♪ 遠慮しないでどんどん食べてくださいねっ。どんどんど〜ん♪ |
小皿にどんどん料理が盛られていく…… | |
……? ひとつだけ明太子入りの卵焼きがある…… | |
美穂 | あっ。そ、それ……私がつくった卵焼きで……その……。 |
選択肢 | (赤)ぱくっ |
P | 美味しい ! |
美穂 | あっ……あ、ありがとうございます ! |
まゆ | 美穂ちゃん、頑張りましたもんね♪ |
美穂 | ありがとう〜 ! まゆちゃんのおかげだよ〜 ! |
桃華 | 食後のお茶も淹れましたし。ここからはゆったりお花見ですわね。 |
美穂 | はふぅ……ため息が出ちゃうくらい綺麗な桜だね。 ずっと見てられるよ〜。 |
卯月 | ねぇ、みんなっ。桜ってアイドルみたいじゃないですか? |
選択肢 | (赤)どういうこと? |
卯月 | 可愛くて、綺麗で、キラキラしてて、みんなを笑顔にして。 それってアイドルのお仕事と一緒だなって。 私も桜みたいに素敵なアイドルになりたいですっ♪ |
杏 | 桜みたいになりたいか。 さすが卯月ちゃん。可愛いこと言うね〜。 |
桃華 | 卯月さんらしくて素敵だと思いますわっ。 |
美穂 | でも、こんなに綺麗な桜もいつか散っちゃうんだよね……。 |
美穂 | あ……ご、ごめんなさいっ ! 私ったら変な事言って…… ! |
杏 | 仕方ないよ。花ってそういうものだもん。 |
桃華 | でも、ちょっと寂しいですわね……。 |
まゆ | ……まゆはそれでも良いって思います。 |
まゆ | たとえ一瞬でも、誰かの心にきらめきを残せるなら……。 まゆは本望です。 |
卯月 | まゆちゃん……。 |
卯月 | ……私、今日の桜をきっと忘れません。 みんなで見た、この桜をっ。 |
美穂 | わ、私もっ ! 私も忘れないよ、卯月ちゃん ! |
桃華 | わたくしもですわ ! |
まゆ | まゆも♪ |
杏 | 杏も忘れないよ〜。 |
卯月 | えへへ……何だかとっても嬉しいですっ。 |
選択肢 | (赤)自分も忘れない |
卯月 | ……はいっ。 |
卯月 | 今日の桜は本当に綺麗ですね、プロデューサーさんっ。 |
迎えた春のLIVE当日。リハーサルを終えた後、
ステージ上にアイドルたちが集まってくる。この前の
花見のことを思い出しながら「あの桜に負けない
くらい本番で輝こう ! 」と誓い合うアイドルたち。
最高の笑顔でステージに桜を咲かせるため、彼女たち
はステージに向かって走り出すのだった。
ステージ上にアイドルたちが集まってくる。この前の
花見のことを思い出しながら「あの桜に負けない
くらい本番で輝こう ! 」と誓い合うアイドルたち。
最高の笑顔でステージに桜を咲かせるため、彼女たち
はステージに向かって走り出すのだった。
ライブ当日 | |
リハーサルも終わり、あとは本番を待つばかりだ…… | |
卯月 | …………。 |
卯月が誰もいないステージを見つめている…… | |
卯月 | あっ……お疲れ様です。プロデューサーさんっ。 |
選択肢 | (赤)考え事? |
卯月 | ええと……はい。この前のお花見を思い出してました。 あの時は見る側だったのに今日は見られる側なんて、 ちょっぴり面白いなって。 |
美穂 | あっ、いたいた。卯月ちゃーんっ。 |
卯月 | 美穂ちゃん? それにみんなも。どうかしましたか? |
桃華 | 本番前にミーティングをしようという事になりまして。 卯月さんとプロデューサーちゃまを探しに来たんですのよ。 |
まゆ | どうしたんですか、卯月ちゃん。 こんな所で、考え事? |
卯月 | えへへ……みんなで行ったお花見を思い出してましたっ。 |
美穂 | お花見かぁ。楽しかったよね〜。 |
杏 | ファンにバレて、もみくちゃにされたり……。 |
桃華 | みなさんとはぐれた時はどうしようかと思いましたわ。 |
まゆ | お弁当を作りましたね。美穂ちゃんと一緒に♪ |
美穂 | うん。 料理のコツ、教えてもらっちゃった ! |
杏 | 桃華ちゃんが遭難しかけたり……。 |
桃華 | あ、杏さんっ。それはふたりだけの秘密という約束ですわ ! |
まゆ | 他にもいっぱい楽しい事がありましたねぇ。 |
卯月 | ……みんなで見た桜。とっても綺麗でしたっ。 |
美穂 | ……うんっ。 |
まゆ | はい♪ |
桃華 | しっかりと憶えていますわ。 |
杏 | ま、忘れないよね〜。 |
卯月 | あの時の桜に負けないくらい、今日はキラキラしないとですね ! |
美穂 | 気合十分だね、卯月ちゃん ! |
杏 | そんな卯月ちゃんから本番前に一言もらいましょう。 みんな、心して聞くように〜。 |
卯月 | え、ええ〜〜 ! わ、私ですか〜 ! ? |
まゆ | うふふっ。 お願いします、リーダー。 |
卯月 | え、えと、ええと〜 ! きょ、今日はアイドルモード全開で頑張りますよ〜 ! ! |
桃華 | アイドルモードって何ですの? |
卯月 | そ、それは……そのですね〜……? |
杏 | 以上、卯月ちゃんのありがたいお言葉でした〜。 プロデューサーからは何かある? |
選択肢 | (赤)最高の笑顔で |
P | ステージに桜を咲かせよう ! |
一同 | はいっ ! |
卯月 | よーしっ ! みんな、満開スマイルでいきますよ〜 ! |
一同 | オーーー ! ! |
卯月 | こんにちはっ。島村卯月です ! 今度の春のLIVEで 『キラッ ! 満開スマイル』を歌うことになりました ! |
卯月 | 私と美穂ちゃん、まゆちゃん、桃華ちゃん、杏ちゃんの5人で、 本番に向けてレッスン頑張りますっ。 春らしくって、とっても可愛い曲で私、今から楽しみですっ♪ |
卯月 | 満開の桜みたいにキラキラなステージをお届けしちゃいますね。 楽しみにしててください ! |
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