アイドルマスターシンデレラガールズに登場する恥ずかしがり屋な正統派キュートアイドル「小日向美穂」に関する情報をまとめたwikiでございます。

Love∞Destiny（イベント）編集する

最終更新： micron micron 2018年03月19日(月) 01:04:08履歴


オープニング Born to Love

あらすじ

事務所に集まったまゆ、加蓮、美穂、智絵里。
ユニットを組み、フェスで新曲「Love∞Destiny」を
歌うことに。しかし、フェスに出場するには、
5人一組でなければならず、1人足りない。そのとき、
事務所のドアが開いた。そこに現れたのは李衣菜。
ユニット「Masque:Rade」の運命が始まるのだった。

内容

事務所
加蓮おはよー。
あれ、みんな揃ってる感じ？ アタシが最後かぁ。
まゆおはようございます。加蓮ちゃん。
智絵里ちゃんも美穂ちゃんも、揃ってますよ。
智絵里･美穂おはようございます。
おはようございます。
加蓮なんか珍しいメンツだねー。
あ、プロデューサーさんもいるんだ。
今日はどうしてこんなメンバーで集まったの？
仮歌を聴かせた……
まゆいい歌ですね……Love∞Destiny……。
智絵里素敵な曲ですね。力強さもあって、かっこいいです。
私も、こういう歌を、いつか歌ってみたいなぁ……。
美穂愛がテーマの曲なんですね。
でも、この曲を聴かせてもらったって言うことは……？
Pユニットを組んでフェスで歌ってもらう。
まゆわぁ……新曲を歌えるなんて、まゆ、うれしい……。
フェスに出るんだったら、早くレッスンしなくちゃ。
衣装はどういう服なんですか？ 振り付けはもうありますか？
美穂ま、まゆちゃん、ちょっと落ち着いてっ。
もうちょっと説明を聞かないとっ。
加蓮愛の歌……かぁ。
アタシ、そういうキャラじゃないし。
なんか、照れくさくない？
まゆ･智絵里そうですか？
そうですか？
加蓮声揃ってる……。
まぁ、3人はあんまりそういうところ気にしなさそうだもんね。
愛が深いっていうかさ。
まゆまゆ、愛のために生きてますから……うふふ。
美穂あ、でも、フェスって5人一組じゃありませんでした？
もう1人は……？
選択肢（赤）まだ決まっていない
まゆじゃあ、歌えないんですか……？
それは困ります……。
せっかくのお仕事の機会なのに……。
加蓮なら、もう1人、呼べば良いんじゃない？
そのー、ほら。愛の歌が似合う人とか。
智絵里うーん、愛の歌が似合う人、ですか？
どんな人が似合うんだろう……。
たとえば……恋愛トークができそうな人とか？
李衣菜おつかれさまでーす。
あれ？ みんなでどうしたの？
打ち合わせ中？
加蓮……アレは似合わないね。
まゆはぁ……。
ほかに、いい人はいないかしら……？
李衣菜えー、なになに、ちょっとどういうことー？
なんかミーティングしてたんじゃないの？
加蓮ちゃん、似合わないって何〜？
加蓮李衣菜、べつに乗ってこなくっていいよー。
美穂あ、あはは……まぁ、気になりますよね……。
智絵里あ、でもほら、李衣菜ちゃん、歌は上手ですし……？
李衣菜え？ 歌？
歌についてだったらこのリーナに聞いてくれてOKだよー。
で、何の話？
まゆじゃあ聞きますけど……李衣菜ちゃん……愛と言えばなんですか？
よく考えてくださいね。
この答えにいろんなモノがかかってると思ってください。
李衣菜え？ え〜？ 愛？
歌じゃなくて？
いろんなモノってなに？
加蓮いいから答えてー。
李衣菜愛……あい……えー、LOVE……。
えーと、ロックとかでよく愛を歌ってるけど……そうじゃなくて？
えぇ〜、わかんないよ〜。愛なんて人それぞれでしょ〜？
加蓮はー。
美穂……ま、まぁいきなり愛について聞かれても、ねっ。
私たちだってすぐ答えられないと思いますしっ。
智絵里あの、誤解しないでほしいんですけど、
李衣菜ちゃんは悪い人じゃないんです。
ただちょっと、頭の中がロックでいっぱいで……。
李衣菜ど、どういうこと！？
ちょっと説明してよ〜。
説明した……
李衣菜よく分かんないけど、メンバーが足りなくて困ってるんでしょ？
まぁ、歌声には一応自信あるし。いいよ。手伝ってあげるって。
智絵里ほかのお仕事の調整とか、大丈夫ですか？
李衣菜んー、次のCDのキャンペーンはまだ先だから、大丈夫だよー。
プロデューサーさんもいるんだし。なんとかなるでしょ。
美穂じゃあ、この5人でユニット結成ですねっ。
まゆあらためて、李衣菜ちゃん、よろしくお願いしますね。
李衣菜うん。
このメンバーで歌うってのも、なかなか異色って感じだけど、
まぁ、楽しくセッションできたらいいなー。
加蓮たしかに、初めましてだもんね。
美穂でも、曲があって、それに合ったユニットメンバーが
集まるっていうのも、良いと思いますっ。
なんだか、新しくて！
李衣菜あ、いや、私は偶然選ばれたっていうか、
通りがかった感じだけどね……。
まゆ李衣菜ちゃん。偶然じゃありません。
こういうのは、運命って言うんですよ。きっと、李衣菜ちゃんも
李衣菜ちゃんの愛を持ってると思いますから。
李衣菜なるほど、運命かー。たしかにその方がカッコいいもんね！
で、ユニット名とか決まってるの？
まだだったら、カッコいい名前に……あー、いや、なんでもない。
まゆユニット名……たしかに、必要ですね……。うーん。
智絵里･美穂うーん……。
うーん……。
李衣菜まゆちゃんも智絵里ちゃんも美穂ちゃんも、
いい名前出てこないかな？ 名前とか考えるの、難しいもんね。
じゃあ、ここは加蓮ちゃん、なんかない？
加蓮うーん……。
まゆじーっ……。
加蓮……Masque:Rade。
智絵里ますか、れいど……？
美穂仮面舞踏会、ですか？
加蓮女の子はみんな、仮面を被ってるから。
ね、まゆ。どう？
まゆ……はい。良いと思います。
プロデューサーさんも、良いですか？
Pこれから、頑張って。
智絵里･美穂はいっ。
はいっ。
まゆ……まゆ、負けませんから。
加蓮……アタシも。
李衣菜あ、アレー……。
何だろうこの空気……大丈夫かな……。
み、みんな、頑張っていこうね〜！
ミーティング後
李衣菜はぁ……ホント、大丈夫なのかなぁ……。
選択肢（赤）頼んだよ
李衣菜プロデューサーさんからそう言われちゃったら、
仕方ないですね。まぁ、できる限り手伝いますよ。
任せてください。

第1話 愛と愛の狭間で揺れて

あらすじ

センターの座をめぐって、対立するまゆと加蓮。
2人に挟まれた李衣菜は、あたふたするばかり。
李衣菜の提案で、2人が並ぶフォーメーションに
落ち着き、一件落着。まゆと加蓮が去った後、
李衣菜は1人、これからを憂うのだった……。

内容

カフェ
李衣菜で……なんでこんなことになってるのかな……？
まゆ私……負けませんから。
加蓮アタシも譲る気ないし。
李衣菜ふ、2人とも落ち着いてさ〜。
加蓮･まゆ李衣菜はだまってて！
李衣菜ちゃんはだまってて！
李衣菜うっ……。
ってちょっとまってよ！
なんか私がこういう役目なのおかしくない！？
なんで喧嘩してんの？
まゆ喧嘩はしてませんけど……。
加蓮うん。李衣菜の早とちり。
李衣菜え？ ど、どういうこと？
加蓮どっちがセンターをとるかって話してたの。
今回の楽曲、新曲だし。
李衣菜えぇー、そんなことー？
なーんだ、喧嘩してるのかと思ってヒヤヒヤしたよ〜。
加蓮･まゆ大事なんだよ！
大事なんですよ！
まゆだって楽曲の主役なんですよ？
大事に決まってるじゃないですか！
李衣菜まぁ、そっか……。でも、智絵里ちゃんと美穂ちゃんは？
私は助っ人みたいなものだから、今回はべつにいいけど……。
2人はセンター選びに混ざらなくていいの？
加蓮今回は私たちに譲ってくれるって。
センターを争うより、
自分のパートでパフォーマンスを頑張りたいって言ってた。
李衣菜なるほどー。あの2人らしいなぁー。
2人とも押しが弱いっていうか、良い子だもんね。
それで、押しが強い2人が残ったってことか。
まゆまゆは絶対負けられないんです。
プロデューサーさんが、最初に選んでくれたのはまゆですから。
この曲は、まゆが歌うためにあると言ってもいいくらいです。
加蓮べつにそれは良いけど、
アタシだってやるとなったら本気でやりたいし。
まゆむむむ……。
加蓮はぁ……。
李衣菜仲良くしなよ〜。
ほほほ、ほら、バンドとかでも、
ボーカルがセンターじゃないことってよくあるし？
まゆそんなこと、あるんですか……？
李衣菜ギターが歌うバンドだってあるし、ほら、ツインボーカルって
2人のボーカルが横に並んでるバンドもあるし……。
ドラムが歌うバンドもあるって……！
加蓮じゃあ、センターはなしで、2人で並ぶ形にしてもらおうよ。
それで振り付けとか作ってもらってさ。
まゆいいですよ。わかりました。
じゃあ、加蓮ちゃんは、今回まゆのライバルですね。
加蓮……へぇ。
最近、そういう関係ってなかったから、楽しみ。
まゆまゆも、楽しみです。いっぱい競ってアピールして、
プロデューサーさんに喜んでもらうんですから……。
李衣菜ふ〜……。なんとかまとまった……。
喧嘩するほど仲がいいって言うけど、そんなのある〜？
ほんと、こんな感じで本番まで大丈夫なのかなぁ……。

第2話 愛しく愛らしく寄せて

あらすじ

レッスンを終えた加蓮、美穂、智絵里。加蓮は、
Pのために仕事をするまゆを理解できないでいた。
そんな加蓮に、智絵里は自分にとってPの存在が
いかに大きいかを語る。智絵里の言葉で、
Pに感謝しているのはアイドルならみな同じだと、
加蓮も気づけたのだった。

内容

事務所廊下
智絵里ふぅー……今日も、いっぱいレッスンしましたね……。
美穂ちゃん、加蓮ちゃん、
つきあってくれて、ありがとうございました。
美穂ううん。いいんだよ。
こうして一緒のユニットメンバーになったんだから、
協力し合わなくっちゃ。
加蓮協力、かぁ。
智絵里加蓮ちゃん、まゆさんとうまくやっていけますか……？
加蓮べつに、うまくやっていけないわけじゃないよ。子どもじゃないし。
けど、なーんかひっかかるんだよねー。
美穂ひっかかる……どこが？
加蓮アイドルなのに、プロデューサーのためにって
臆面も無く言えちゃうところとかさ。
智絵里それは、そうですけど……それって、そんなにダメなことですか？
加蓮智絵里……？
智絵里私、プロデューサーさんのためにお仕事してるって言っても
おかしくないと思うんです。
も、もちろん、応援してくれるファンの人のためもありますけどっ。
美穂智絵里ちゃん……。
智絵里だって……だって、アイドルにしてくれたんですよ。
無口で、人見知りで、泣き虫で、ダメなところばっかりの私を、
アイドルにしてくれた人なんですっ。
だから、そのお礼の気持ちは、ずっと持ってるんですっ。
直接は言えないけど、こうしてお仕事に選んでもらったら、
頑張ろうって、いつも思うんです。
頑張って、精一杯歌って踊って、ファンの人にはいっぱい
喜んでほしいです。けど、それだけじゃなくて、
プロデューサーさんにも喜んでもらいたいって思ってて。
それで……えっと……あ、ごめんなさい、私の話、変ですよね……。
でも、大切な人なのは間違いないから、頑張りたいんです。
頑張ったねって、プロデューサーさんに言ってほしいから……。
だから私、まゆさんにも加蓮ちゃんにも負けたくないですし……。
あ、あの……こ、こんな言い方で、ごめんなさい……。
美穂ふふ、大丈夫だよ、智絵里ちゃん。
加蓮ちゃんも分かってくれるって。
ね、加蓮ちゃん？
加蓮うん。わかった。
智絵里もだいぶ愛が重いって。ふふっ。
智絵里えぇっ……私、そんなことない……と、思うんですけど……？
美穂ほら、自分のことって自分だと見えなくなっちゃうこともあるし……。
智絵里えぇ……。
だって、美穂ちゃんも、同じじゃないですか？
プロデューサーさんに、アイドルにしてもらったの……。
美穂うん。同じだね。
だから私も智絵里ちゃんのその気持ち、分かるよ。
でも、加蓮ちゃんも同じだから……気持ち、分かると思う。
加蓮まぁ、そーだね。アタシらみんな、プロデューサーがいなかったら、
どうなってたかわかんないし。
アイドルになってなかったかもしれない。
美穂うん。だから、まゆちゃんが運命だって思うのも、
それを特別なことにしてるのも、おかしくないんじゃないかな。
みんな、自分は特別だって思いたいから。もちろん、私だって。
加蓮……運命、かぁ。
アタシがその言葉、あんまり好きじゃなかっただけなのかも。
なーんか、他人任せで、無責任だと思うからさ。
智絵里まゆさんも、悪い人じゃないですよ。
とっても素敵で、とってもかわいくて、まっすぐなアイドルです。
ちょっと、まっすぐすぎるとき、ありますけど……。
加蓮……そうだね。アタシ、誤解してるところあったかも。
美穂もっと、お互いのことをよく分かれたら、いいんだけどね。
いっしょにお仕事したり深く付き合ってみないと、
分からないことも多いから。
智絵里今回のお仕事で、仲良くなれたら良いと思いますっ。
美穂そうだね！私、加蓮ちゃんみたいな明るい人とも、
もっとお話ししてみたいって前から思ってたんだ。
ほら、お洋服とか、いっつもかわいいし！
加蓮そーお？ ……へへ。なーんかありがと。
じゃあ、今度一緒に服でも買いに行こっか。
智絵里も行く？ セクシーなやつ、選んであげるよ？
智絵里えっ、わ、私は……そんな服着たら、お店から出られないです……。
加蓮それは困るね。うふふっ。
美穂うふふっ。
智絵里えへへ……。

第3話 愛して、そして愛して

あらすじ

ユニットでの雑務を引き受けている李衣菜。
場面に合わせて、甘え上手にも頼られ上手にもなれる
李衣菜を、まゆは羨ましいと話した。
李衣菜が照れながら、Pの話題に触れた瞬間、
まゆは豹変。それを見て、李衣菜はまゆに、
普通の女の子らしくすることを提案して……。

内容

中庭
李衣菜あ、まゆちゃん。
レッスンルーム、場所変更になったって。
あと、衣装の採寸、明日じゃなくて明後日だってさー。
まゆ李衣菜ちゃん……いろいろとありがとうございます。
すっごく、すーっごく助かってますよぉ。
李衣菜あー、いーのいーの。これくらい、たいしたことないし。
みんなはやっぱりレッスンに集中したいでしょ？
まゆそうですねぇ……。
たしかに、今回は集中して頑張りたいですから……。
でも、良かったんですか？
李衣菜ホントはリーダーがいて、その人がやるのがいいと思うんだけど、
ユニット結成したときに決めてなかったからね。
だったら、その仕事くらいは私がやってあげようかと思ってさ。
まゆすてき……。
でも、李衣菜ちゃんって不思議ですよねぇ。
李衣菜へ？ なにが？
まゆ私たちみたいに、頼る人が多いときは頼もしく見えますし……。
逆に、しっかりした人と組んでるときは、甘え上手に見えるから。
李衣菜えぇっ！？ そ、そうかなぁー……。
そんなこと……どうだろ。
あんまり考えたことないからわかんないや。
まゆ甘え上手で頼られ上手って、すてきです。
まゆも、そうなりたいなぁって思いますから。
李衣菜ふーん。そうなのかなー。まぁ、よく分かんないけど、
まゆちゃんはたまに目がマジだからさー。
それじゃちょっとプロデューサーさんも引……。
まゆプロデューサーさんが、ひ……？
その先は、なんですか……？
李衣菜そ、それ！それだよ！目が怖いって！
ちょっと、落ち着いて！落ち着いてさ！
まゆあ、はい……ごめんなさい、ちょっと頭に血が上っちゃって……。
李衣菜それ怒ってるって意味で使うような……まぁいいか。
まゆちゃん、もっとフツーの女子っぽい感じでさぁ、
ライトな感じがいいんじゃないの？
まゆライト……ですか？
普通の女の子って、どんな感じなのが普通なんでしょう……。
李衣菜んー、あ、雑誌の『男子にされたい仕草ランキング』とか
読んだりしてるんじゃないのかな。
いや、わかんないけど……。
まゆそういえば、まゆが連載持ってた雑誌に、
そういうコーナーいっぱいありましたねぇ……。
顎クイ、袖クル、壁ドン、なんだかいろいろありましたよ。
李衣菜あるでしょ！そういうやつ！
いや、私も詳しくは全然知らないんだけど……。
そういうの、されたーいとか……ないの？
まゆうーん……想像したら、照れちゃいますけど……。
ベタに壁ドンとか、いいなぁって思います。
李衣菜じゃあ、やってみよっか。
まゆは、はい……？
李衣菜じゃあ……いくよ。
まゆやさしく……お願いします……。
あと、なにか、グッとくる台詞も……。
李衣菜えぇっ！？
わ、わかった。
お……俺の女に……なれよ……。
まゆきゅん……。
智絵里えっ……？
李衣菜ご、誤解なんだって、ホントだって〜！
智絵里ほ、ほんとうに……？
まゆ……。
智絵里まゆさん……。
なんか、まんざらでもないみたいですけど……。
李衣菜ご、誤解だよ〜！

第4話 愛を愛おしく想って

あらすじ

珍しく苦労した話をする李衣菜に、加蓮は、
普段から苦労していないからだとからかう。
李衣菜が去った後、美穂は誰にでも苦労はあると、
加蓮を諭す。そこで加蓮は自らの過去を語り始め……。

内容

事務所
李衣菜……で、とにかく大変だったってワケ。
も〜、あんな役目は引き受けたくないなぁ。
壁ドンは安易にやっちゃダメ。これ、教訓だからね。
美穂ふふふ、李衣菜ちゃん、なんだか苦労人みたいですね。
ホントだったらリーダーがするお仕事も、してくれてるんですよね。
私も手伝いましょうか？
加蓮それくらいがちょうど良いんじゃない、李衣菜にとってはさ。
李衣菜いやー、まゆちゃんと智絵里ちゃんの間に挟まれて、
大変だったんだから〜。まあ、仕事については大丈夫だけどさ、
それくらいってなんだよー。
加蓮だって、李衣菜っていつも苦労してなさそうだもん。ふふっ。
李衣菜苦労って……まぁ、あんまりしてないけど……。
けどそんな言い方は〜。
美穂苦労してないことは認めちゃうんですね。ふふっ。
李衣菜だってさー、みんなと話してると思うんだよね。
みんな苦労してアイドルになってるんだなって。加蓮ちゃんとか……。
あと、美穂ちゃんとかも、遠くから来てたりするじゃん。
美穂そうですね。
でも、それ自体はそんなに大変じゃないですよ？
李衣菜かもしれないけど……平凡な私から見たら、みんな大変だなーって。
だから、苦労してなさそうって言われたら、仕方ないよね。
あ、アイドルとしての苦労なら、同じくらいしてると思うけど！
加蓮それは否定しないよ。
今回も、事務作業とかいろいろやってくれてるし。
むしろ、苦労を買ってくれて助かってるよ。
李衣菜へへへ。感謝してよ〜。
あー、そうだ。それで思い出したけど、プロデューサーさんと
打ち合わせがあるんだった。ちょっと抜けてくるね。
美穂あ、うん。行ってらっしゃい。
でも、加蓮ちゃん？
苦労してなさそうっていうのは、ちょっとひどいよっ。
加蓮……そっかな。そうだったかも。
美穂もしかしたら、あの李衣菜ちゃんでも、
私たちの知らないところで、
大変なことを経験したかもしれないじゃない？
加蓮んー……たとえば？
美穂うーん……子どものころ、身体が弱かったとか……。
加蓮あっはっは！それはアタシだし！
美穂あっ、そっか、そうなんでしたっけ……。
ごめんなさい、詳しくなくてっ。
加蓮あー、いいの。謝らなくて。
アタシもみんなにその話してるわけじゃないからさ、
誰が知ってて誰が知らないのか、よく分かんないんだよね。
ほら、ウワサに尾ひれがついてることもあるし……。
話したことない人が、『加蓮ちゃん、昔大変だったんだねぇ』って
いきなり言ってきたりとかね。
美穂へぇ……そうなんだ……。
もしよかったら、少しだけお話聞かせてもらえる？
加蓮いいよ。っていっても、べつにたいしたことないけどね。
子どもの頃入院がちで、学校とかもあんまり行けてなくて、
人生あきらめてた、っていう程度だから。
一応、身体は治ったんだけどね。でもやる気なくて。
そんなときたまたまアイドルになって、いろいろあって、いま。
あらためて聞くと、たいしたことないでしょ。
美穂……加蓮ちゃん、大変だったんだね。
加蓮や、やめてよっ。
そういう同情でお涙ちょうだいみたいなやつ、嫌いなんだから！
こういう展開になるからこの話もあんまりしてないの！
美穂ごっ、ごめんなさいっ。
加蓮んもー、そういうのやめやめ！おしまい！
ね、気分転換しにいかない？ レッスンなんかは
もうだいぶ仕上がってるし、李衣菜もどっかいっちゃったしさ。
美穂じゃあ、このあいだ言ってた、お買い物にでも行く？
せっかくだから、加蓮ちゃんにお洋服選んでもらいたいな！
加蓮あ、いいね。そうしよ。
気分転換といえば、お買い物だよねー♪
美穂うんっ！じゃあ、いこうっ！
李衣菜あれ……加蓮ちゃんも美穂ちゃんもいないし。
もー、みんなまとまりないなぁ。
まぁ、いっか。MCの原稿でも読んでよーっと……。
？？？ただいま〜♪
李衣菜もー、遅いよ加蓮ちゃん……って、アレ？
加蓮お買い物で衣装替え〜♪ どう、似合う？
ほら、美穂も隠れてないで出てきて！
美穂あ、あの……やっぱりちょっと攻めすぎたかも……。
この服とか、肌出てますし〜！
加蓮あははっ。かわいいよ、美穂！
美穂あうぅ……。
李衣菜ふ、2人とも、どこいってたのー！？
加蓮･美穂ふふっ！
えへへ……！

第5話 愛は愛のままに輝いて

あらすじ

MVのセットで撮影をするまゆ、智絵里、美穂。
物悲しい雰囲気のセットだが、美穂は好きだと語る。セ
ットが暗い分、自分たちが輝けばいいという、
美穂の言葉は、智絵里とまゆをやる気にさせた。
仲間であり、ライバル。そんな5人で最高の
パフォーマンスを披露すべく、ステージへ向かう。

内容

MV収録前
智絵里今回のセット、すごく凝ってるんですね……。
美穂イベント用のスチルを撮影したけど、
まるで本物のお城に来たみたいだったもんね。
まゆけど、茨がこんなに巻き付いて、なんだかもの悲しいですね……。
智絵里そうですね……。
なんでこんな暗くて悲しいセットにしたんでしょう。
まゆ悲しい恋の歌だから……ですかね？
美穂かもしれないですね。
でも、私はこのセットも好きですよ。
智絵里どうして……？
美穂だって、暗いセットなら、その分私たちが
輝けば良いってことじゃないですか。
やるぞーって気にならないかな？
智絵里へぇー……あっ、すみません。
なんだか素直に感動しちゃいました。
まゆすごいですねぇ……美穂ちゃん、天性のアイドルです。
美穂そ、そんな、天性のアイドルなんて、そんなことないですよ。
暗いところでも笑顔でいたら、
スポットライトを当ててもらえるって思ってるだけですから。
まゆ……まゆ、もしかしたら誤解してたかもしれません。
本当のライバルは、加蓮ちゃんだけじゃなかったのかも。
智絵里まゆさん？
まゆだって、こんなに強い気持ちを美穂ちゃんが持ってるなんて
気がつかなかったんです。こんなに強い気持ちでキラキラ輝いたら、
絶対目立つじゃないですか。
美穂そうかな？
私、そんなこと全然考えてなかったんですけど……。
まゆ自分がキラキラしてると思ってない子のほうがキラキラしてるって
よくあることですから……。
だから、美穂ちゃんもライバルでした。いま気づけて、よかった。
美穂ライバル……かぁ。
でも、それを言ったら智絵里ちゃんだってすごいですよ。
智絵里えっ……？
私？ 私なんか、全然すごくないですし、たいしたことないですよ。
美穂たぶん、まゆちゃんよりも加蓮ちゃんよりも、
もちろん私以上に、誰よりレッスンしてますから。
1人で自主練もしてるし、私とやったり、とにかくたくさん！
まゆそうなんですか……？
智絵里ちゃんが……？
智絵里えっと……自信がないから、ですよ……？
体力もないから、こまめに練習するしかないと思って……。
それに、ユニットに選ばれて、数あわせだと思われたくないし……。
センターじゃなくたって、私はここにいるって、
みんなに見てもらいたいですし……。
まゆさんも美穂ちゃんも同じじゃないですか？
まゆ……そうですね。
結局、まゆのライバルはみんなだったってことですよね。
加蓮ちゃんに負けられないだけじゃなかったんですね。
智絵里まゆさん……？
まゆだから、智絵里ちゃんも、ライバルですよ。
智絵里はっ、はい……。
が、頑張ります……。まゆさん、お手柔らかに……。
まゆえぇ……それと。
前みたいに、まゆちゃんって、気軽に呼んでくれてもいいんですよ？
智絵里え……その、尊敬の意味もあるので……。
まゆ……ふふっ。わかりました。
美穂……本番のステージ、もう間近ですね。
ずっと練習してきた成果、披露するのが楽しみです。
みんな、お互いに100％を出し切ろうねっ！
まゆえぇ。
智絵里はいっ。
美穂じゃあ、そろそろ行きましょうか。きっとみんな待ってるから。
私たち5人のステージに！

エンディング Love is Over

あらすじ

本番を終え、感想を語り合う5人。まゆ、加蓮、美穂、
智絵里は、雑務を引き受けてくれた李衣菜に感謝する。
しかし、そこでとあることが発覚……。李衣菜はPから
個人的に仕事を頼まれていたのだ。その重大な事実に
場の空気が凍りつく。数日後、カフェで打ち上げを
行う5人。だが、李衣菜は別の役目を負わされ……。

内容

LIVE後
まゆ……終わっちゃいましたね。
美穂素敵なステージになりましたね……。
智絵里みんな……キラキラしてたと思います。
加蓮楽しかった。みんな、よかったよ。
李衣菜いやー、ロックだったよね！
まゆ･智絵里えぇっ！？
えぇっ！？
加蓮李衣菜アンタ、いままでずーっと言わなかったのに
ここでそれ言う！？
李衣菜えぇっ！？ ダメだった！？
美穂ダメっていうか……ふふっ。ロックでした？
李衣菜ほら、みんなすごいスイッチ入ってたし、お客さんも喜んでたし、
歌い終わって空気がビシって決まってたから……。
褒め言葉のつもりだったんだけど〜……。
まゆふふっ。
そうですね。可愛くやろうと頑張ってたと思いますけど……。
歌の世界に浸って、カッコよくなっちゃってたかもしれません。
智絵里たしかに楽曲は、ちょっとカッコいい感じでしたもんね。
カッコいい私になれたら、それはそれで、うれしいかも……。
李衣菜そうそう！そういうこと！そういうことだよー！
加蓮だからってロックはないでしょロックは……。
李衣菜だから思ったままを言っただけだって〜。
美穂李衣菜ちゃんにとってのロックって、すてきってことですもんね。
智絵里便利な表現ですね。ふふっ。
李衣菜ううぅ〜。
まゆでも、李衣菜ちゃんがいてくれて、すっごく助かりましたよ。
やっぱり、このユニットに入ってくれたのは、運命だったんですよ。
加蓮それはあるかもね。
この愛が重たいユニットで、李衣菜がいてくれてよかった。
李衣菜いや〜、そうでしょ？ 私ってやればできるほうだからさ、
ロックだけの女じゃないってことも
証明しちゃったかなーなんて思うんだよね〜。へへー。
智絵里ふふっ。やったねっ。
李衣菜やったね。
っていうか、まゆちゃんと加蓮ちゃん、喧嘩はもうしてないの？
大丈夫？
まゆそこは……お互いに、ちょっと誤解してただけですから。
加蓮だから、喧嘩なんてしてないよ。みんな、根っこは同じだったから。
美穂イベントを通じて仲良くなっていけるのが、
ユニットとステージのいいところですね。
共通点を見つけあったりできて。
智絵里私たちもお互いにもっと深く知り合うことができましたしっ。
李衣菜そうなんだー。
私、その場面見てないからちょっと不完全燃焼なんだけど……。
ま、いっか。ステージでのみんなとか見てたら、わかるしね。
ところで、プロデューサーさんが
そろそろ車回してくれるんじゃないかな。
撤収の準備しない？
智絵里李衣菜ちゃん、今回のイベントではなんだか頼もしいですね。
李衣菜ん？ そう？
プロデューサーさんにいろいろ頼まれたから……。
まゆどういうことですか？
美穂プロデューサーさんから？
加蓮聞いてないんだけど？
李衣菜え……。
智絵里知らないんですけど……。
李衣菜ほ、ほら、支度しないと、ね？
プロデューサーさん、来ちゃうよ？
まゆまゆ、李衣菜ちゃんだけは心を許せると思ってたんですけど……？
加蓮なんかやたら気が利くと思ったら、仕込みってこと？
美穂お仕事手伝わなくていいって断ったのも……。
李衣菜いやー、安心と安全の多田李衣菜ですし……。
いやいや、気が利くのは元々だっていう説もあるし……。
いやいやいやいや、ほんと、たいした仕事量じゃなかったから……。
智絵里……。
李衣菜こ、こんなのってあり〜？
早く来てよ〜、プロデューサーさーん……！
数日後
まゆ打ち上げもちゃんとしないと、終われませんからね♪
加蓮そうそう。楽曲があるってことは、ユニットのお仕事が
一回で終わりって事もないし。
美穂でも、よかったのかな？
プロデューサーさん抜きで打ち上げなんて……。
智絵里今日は女子会ってことで、いいんですよ。
まゆプロデューサーさんのことは大好きですけど……。
みんなのことも大好きですから……。
この時間をちゃんと楽しむためには、仕方ありませんね。
加蓮心中複雑だねー。
ま、そういうのもアタシ達らしくていいんじゃない？
美穂そうかも……しれないね。ふふっ。
智絵里それに、私たちには李衣菜ちゃんがいますからっ。
まゆそうですね……うふふ♪
加蓮李衣菜ー。コーヒー早くー。
李衣菜はーい。まったく、人使い荒いなぁ〜。
でもまぁ、しかたないかぁ……。
はぁ……。
美穂手伝わなくていいのかな……？
加蓮いいのいいの。李衣菜はあの役がちょうど良いんだから。
まゆああいう姿も似合ってて、まゆは結構好みですよ。
それに……こんな風に時間をすごせる仲間ができて、
まゆ、うれしいです。
智絵里･美穂うんっ。
うんっ。
まゆうふふっ♪

予告1(佐久間まゆ)

まゆこんにちは。佐久間まゆです。
ファンのみなさんに、特別なお知らせです。
まゆたちが、イベントに出演することになりました。
イベント「LIVE Groove Dance burst」で逢いましょう。
歌うのは新曲『Love∞Destiny』です。
私たちの愛、受け取ってくださいね。
『深紅のsweet heart 感じるでしょ？ 』

予告2(北条加蓮)

加蓮加蓮だよ。今日はみんなにお知らせがあるんだ。
私たち、イベント「LIVE Groove Dance burst」に出ることになったの。
歌うのは、愛の歌なんだって。ふふっ。
新曲、「Love∞Destiny」、楽しみにしててね。
あー、このために結成したユニットにも、注目してよ。
もーちょっと、待っててね。
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Love∞Destiny（イベント） - 小日向美穂wiki 〜ひなたん情報局〜 先頭へ

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