基本情報


略歴

ヴァーグリア国将軍、竜技七将軍の一人。
ロリスザードの幼馴染で、早くに家族を失ったロリスザードは、マルタナの家で育っている為、兄妹の様に共に育ち、自然な形で恋人と呼ばれる関係になっていたが、実はどちらからも告白したことはないという。
ロリスザードが天賦の才を開花させていくのに対し、その彼の側に付き添うには、自分もそれなりの力がなければならないと思い、ロリスザードに付いていく為にひたすら努力を重ねて竜技七将軍の地位にまで上り詰めた。
常に調和と強調に気を配る性格で、決して口数の多くないロリスザードの真意を唯一悟ることができ、言葉を交わさなくても常にロリスザードやその周囲の人々をフォローすることができる。
ヴァーグリア国軍が出陣する時、ロリスザードは将軍としてではなく、一人の剣士として前線に出ることを好み、他の七将軍もそれに近い傾向があった為、必然的に彼女がヴァーグリア国の本陣を守る事が多かった。

ロリスザードシーバズルバイソンとの決着をつけ、シーナと共に旅に出た後は、国に残り彼の帰りを待ちながら国を支え続ける。
時にはヴァーグリア国将軍としてカオスギアの戦いヴァン・フレイ国首都奪還戦にも参戦し、戦いが終われば敵味方関係なく負傷兵を自ら治療した。
だが、ロリスザードルーイガルドの地にて戦死したとの報告を受けると、それ以後彼女の顔から笑顔が消え、寂しげな微笑しか見られないこととなる。
彼女自身、将軍職を辞して世捨て人になろうとしたが、よからぬ事(自殺)を考えるのではと周囲の者が懸命に反対。これに従い将軍を続けることとなるものの、実質的な政務からはほとんど離れていた。
その後、彼女の存命中にヴァーグリア国が大きな戦いに巻き込まれることはなかった為、マルタナは竜技七将軍の地位でありながら、軍事的な働きはほぼなく(ただし、戦いそのものが少なかったため、これは他の七将軍にも該当する)、孤児を集めた教会の手伝いをしたりする日々を送った。

人物

  • 優しい性格で、本来将軍に向かない人物であったが、ガルシーダの戦いにおいては、強襲を受けて混乱する本隊を、別働隊を率いて救援するという活躍も見せた。このときは、自ら剣を振るい、「温厚な女神が、このときばかりは戦乙女であった」と語られている。
  • 彼女が竜技七将軍となったのは、ロリスザードティナガイックと同じ戦いで「四頭の若獅子」と呼ばれる活躍をしたからだと言われているが、具体的な手柄の記録が残っておらず、実際はロリスザードの推薦だったのでは、との声もある。ただし、彼女の(特にロリスザードに対する)補佐能力は群を抜いている為、人選に間違いがあったわけではない。
  • 1742年のクーデター未遂事件に深く関わり、政変を事前に防いだ功労者の一人だったとの説もあるが、この事件自体が秘密裏に処理されたこともあり真相は不明。

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