基本情報


略歴

クレアムーンの将軍は、大きく巫女位武将位に別れているが、彼女は巫女でありながら、あえて武将位の地位を選んだ。
兵法書を好み、単なる丸暗記ではなく、状況に応じてそれを使いこなし、数々の兵法書を統合した新たな書を作り上げた。

1251年、クレアムーンと、ラグライナ帝国が戦火を交えた時、出仕したばかりの風華は、裏でガルデス共和国が、自分達だけではなくクレアムーンも帝国との戦いに引きずり込む為に手を引いていると推測した。しかし、彼女のこの意見は、共和国との同盟締結を外交上の手柄と喜んでいた神官達の怒りを買い、新参者の戯言として相手にされなかった。(後世になってから風華の推測が正しかったことが証明される)

1253年、ウネピの戦いの攻撃を防ぐ等、その才能が本物であることを見せ、クレアムーン軍の中心人物へと一気に駆け上がる。1254年のシチルの戦いにおいても、エアードと共に、一度は帝国軍本陣のラディスまで後退させた。
その直後、聖都の変が勃発し、クレアムーンの長だった月風麻耶が失脚すると、急ぎヒモロギにまで帰還し、政変を起こした神官を一掃し、真田弥生を新たな神威巫女として盛り立てることとなる。
1255年、聖都クレアの戦いで首都にまでラグライナ帝国軍が接近すると、首都防衛の為出陣、「1日で流された血は戦史上最大」と呼ばれたこの死闘を戦い抜く。首都陥落寸前まで追い詰められるが、突然の猛吹雪にも助けられかろうじてクレアムーンを守り抜いた。

その後、ラグライナ帝国において帝国内乱戦争が勃発し、内紛がはじまると、クレアムーンルディを盟主とする神聖帝国派と和睦、変わりに国境断絶事件により、それまで共通の敵と戦っていたガルデス共和国と戦闘状態となる。
レッド・ゲアルの戦いにおいて風華は「ガルデス共和国軍はクレアの長城ではなく、サイザーン街道にあるレッド・ゲアル湾から水路で攻め込む」と読み、柊飛鳥と共に共和国軍に奇襲を仕掛けて撃退、続いて1258年のガイ・アヴェリの戦いにも参戦した。
帝国内乱戦争終結後、世捨て人となっていたアリス将軍を、危険を承知で自ら帝国領にまで潜伏して説得、その赤心に打たれたアリスクレアムーンへの亡命を決意した。

ラグライナ帝国との和睦には賛成していたが、あくまでもクレアムーンが独立した国であることが大前提であった。その為、クレアムーンアレシア連邦への参加を決定すると、その結末に失望して一度は出奔するが、後に真田弥生の説得により帰参。
以後はそれまで培った兵法書の知識をまとめあげ、7年の歳月をかけて「天風兵書」を完成させた。

人物

  • 成瀬有希を非常に可愛がり、姉妹以上の仲で結ばれていた。
  • 独特な味をかもし出す成瀬有希の料理を、文句ひとつ言わずに笑顔で食べきることができたという数少ない人物。

関連項目

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