創造論とインテリジェントデザインをめぐる米国を中心とする論争・情勢など

関連ネタ>地球平板説,インターネット時代の地球平板説

地球平板実験「ラグビー場」


「水平線の彼方に消え去る船」という「地球は球体であることを示す例」

これは球体だからではなく、パースペクティブでそのように見えているだけだというデモンストレーション実験を用意した地球平板論者がいた(David Rayの動画(アクセス不可)

おおよそ、以下のような説明がなされる。
1地球球体説では「球面上なので、水平線の彼方に消え去る船は、下側から見えなくなる」
2地球平板説では「球面だからではなく、パースペクティブで、そう見えている」
3それを確かめるために「(フラットな平面の)ラグビー場にカメラを置いて撮影」してみよう
4実際に遠ざかる人は、足から見えなくなっていく。


元動画は消えているが、普通の平面で撮影してもそうはならないというMIG MAAGの比較動画の前半に、David Rayの動画があるので見ておくと...

MIG MAGによる解説動画(2016/07/12)

4点ほど切り出すと以下のような形になる。

ありえないことが起きているように見えるが、動画の解説にあるように、ラグビー場はフラットな平面ではないだけである。

ラグビー場は、中央部分が少し高くなっていて、周辺に向かってわずかに傾けて、排水できるように作られている。これを利用し、カメラを中央部分の手前の地上に置き、中央部分から反対側に向かって歩く人物を撮影すれば、足から消えていく動画を撮影できる。(FlatEarth.Ws)
そして、以下のような形で、歩み去る人物は足から見えなくなっていく。


「実験」のように見えても、実際は仕掛けが仕込まれたデモンストレーションでしかなく、上記3.の誤りに気付かないと、2.が正しく検証されたように思えてしまうという「地球平板論者方式の実験」とでも呼ぶべきもの。

フットボール場とは何の関係もない、地球平板説の「水平線に消え去る船」

なお、地球平板説では、平板地球を照らすスポットライト太陽で時差や、日没・日出を作り出すために電磁加速と称して、光線を曲げている。


この結果、平板なのに地平線が存在する。結果として「水平線の彼方に消え去る船」は以下のように再現されることになる。


これと、フットボール場での「実験」は何の関係もない。せいぜい「地球は平板」だと印象付けるためのデモンストレーションといったところ。




コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

Menu

サブメニュー

kumicit Transact


管理人/副管理人のみ編集できます