架空国家を作ろう　2.5世界線

アルメニア人民共和国（アルメニアじんみんきょうわこく）、通称アルメニアは、南カフカスに位置する社会主義国家。スラ社会主義共和国連邦の構成国。首都はエレバンで、黒海とカスピ海の間にある内陸国であり西にトルコ、北にグルキリア、東と南にアゼルバイジャンと接する。2010年まで、ナゴルノ・カラバフをめぐってアゼルバイジャンと、激しく対立していたが、アルメニア共和国が第四次カフカス戦争で崩壊し、アルメニア人民共和国が成立した。アゼルバイジャンの傀儡国家ともいわれる。

1世紀頃にはキリスト教の布教がされ、2世紀にはアルメニア高地の各地にキリスト教徒がかなりの数に上ったとされる。
301年には世界で初めてキリスト教を国教化した。

1826年にアルメニア=ペルシア戦争で独立。アルメニア共和国が建国された。建国以後、アゼルバイジャン王国と対立しており、しばしば紛争を起こすなど、緊張状態にあったが、当初は西アルメニアの解放を掲げ、オスマン帝国と激しく対立していた。

1919年に、第一次カフカス戦争（〜1922）が起こり、ナゴルノ=カラバフはアルメニアの占領下になった。
1931年の第二次カフカス戦争（〜1935）でも、ナゴルノ=カラバフを保持し続けた。

政治体制は社会主義である。
国家元首は、アルメニア共産党第一書記である。
国家元首は国で強い権限を持つ。

一院制の国民議会がある。任期は4年。
アルメニア共産党により、各党に議席が配分される。
アルメニア共産党の一党独裁体制となっている。
州知事や大都市市長は、アルメニア共産党により直接任命されていたが、2016年の憲法改正により、選挙が行われるようになった。

石油などのエネルギー資源をアゼルバイジャンに依存している。
そのため、アゼルバイジャンとの関係が強い。

アルメニアの州。

州	知事	所在地	人口
アラガットソン州	ダビド・ゲボルギャン	タワー	133,000
アララト州	ガリク・サルジヤン	アルタシャット	260,000
アルマビル州	ハンバルダム・マテボシアン	アルマビル	266,000
ゲガルクニク州	ネルネル・サノスヤン	ガバール	235,000
ロリ州	アンドレイ・グカシアン	フラズダン	255,000
コタイク州	ロマノス	バナゾール	235,000
シラク州	チグラン・ペトロシアン	ギュムリ	251,000
シュニク州	ポゴシアン	カパン	141,000
タヴシュ州	イジェヴァン		129,000
ヴァヨツ・ゾル州	ハイク・チョバニアン	イェゲグナゾール	52,000
エレバン(首都)	-		1,000,000

• エレバン アルメニアの首都。人口は100万人を超える。古くからある歴史都市でもある。
• クマイリ? 第2の都市。人口は20万人。
• ヴァナゾール?

主要産業は、農業や宝石加工業。
農業従事者は、8%に過ぎない。

アルメニア共和国時代は、エネルギー資源がなく、電力不足に陥っていたが、アルメニア人民政府になると、バクー油田からパイプラインが引かれ、電力不足は解消。高い支持率を得た。

住民の大半はアルメニア人（98%）。ほかにアゼルバイジャン人（0.3%）、クルド人（0.1%）、アッシリア人（0.1%）。公用語はアルメニア語。アルメニアの賃金は安いため、国外、特にアルメニアの倍の賃金を得られるアゼルバイジャンに、労働者として出稼ぎに行くことが多い。

キリスト教のアルメニア教会がほとんどで、世界で初めてキリスト教を国教化した国でもある。ほかに、アゼルバイジャン人などはイスラム教、クルド人はヤズディ教を信仰している。

ゲガルド修道院は、301年に歴史上初めてキリスト教を国教と定めたアルメニアでも古い歴史を持つ修道院である。アイリヴァンク（洞窟修道院）とも呼ばれ、院域のいくつかは岩盤を穿って造られた洞窟となっている。修道院の名称である「ゲガルド」は槍を意味する言葉で、キリストの脇腹を突いた聖槍の一部がここで発見されたことにちなむ。
中央聖堂は、1215年から1283年にかけて建設されたものであるが、僧院や礼拝堂、食堂などは、北側に接する岩盤を穿って造られ、天井はイスラーム建築のムカルナスの影響によると思われる鍾乳石装飾で覆われている。