最終更新: kingzeputozeta 2020年05月02日(土) 09:04:44履歴
イランで初めての重化学工業としてテヘランに製鉄所が作られた。その後西側から多くの投資を受けて様々な企業が出現、0からの出発だったこともあり一時的に工業は飛躍的に発展した。その一方で大企業からの献金などが政治を腐敗させ、貧富の差は増大、さらに諸外国に凄まじい借金を抱えることとなった。これらの経済の危機を抑えるため貨幣の大増刷が勅命で行われ、これが致命傷となった。ホメイニー大統領率いるイスラーム共和国党による革命が勃発、パフラヴィー朝は消滅した。
ラフサンジャーニー大統領は西側との関係改善のため、対米融和路線を取った。また、女性の権利拡大も推進、革命初期には禁止されていた音楽や映画の制作の自由も拡大した。しかしながら、西側との関係はあまり改善されず、経済状態も期待されたほど改善しなかった。
「公正な分配」を掲げ、貧困の撲滅、汚職の追放、地方の開発を「三本の矢」として実施した。ガソリン等生活物資への補助金削減、貧困層への現金給付などの経済改革計画を国民議会に提出、これを可決した。さらに、旧西側諸国との緊張の高まりから、原油の輸出量が減少していたため、国内産業の育成と国内生産力の増強による外貨に頼らない経済を目指した。しかし彼の時代から欧米との関係は最悪になっており、度重なる禁輸措置などの経済制裁を受け、国内産業は打撃を受けた。
度重なる経済制裁を発端として再びインフレが加速した。そのため嗜好品の輸入制限や国内産業の製品の輸出管理、輸入製品への順序づけによる外貨流出防止などの改革を行い、経済の安定化を目指した。毎年2.2%~3.5%の経済成長を続けているが、失業者は増加しており、シュミレーションでは「毎年5%の経済成長が必要」とも言われている。
主な食糧生産地はカスピ海沿岸地域および北西部の山間地帯である。北部および西部の一部地域では雨水が豊富なため農業が可能だが、その他の地域では良好な作物生産のためには灌漑を必要とする。ペルシアでは未発達な農耕技術、農地の過使用と栄養不足、貧弱な種子、水不足などが農業の発展を阻んでおり、貴重な外貨を穀物の輸入に割かなくて済むように頻繁に農業政策が行われている。主に小麦、コメ、綿花、飼料作物が収穫される。
テヘラン、エスファハーン、カスピ海沿岸で綿花を利用した織物産業が盛ん。重化学工業では石油化学工業や鉄鋼業が盛んであるが、近年は自動車産業が発達している。軍事産業は最も盛んであり、主に巨大な陸軍の需要に応えるため様々な兵器を生産している。
複数の国営メディアが存在する。インターネットも普及している。しかしyoutubeやtwitterなどは普及しておらず、原則国営のネットメディアである。そのため国家による通信の監視が行われており、通信の秘密の侵害であるとして問題になっている。
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