ジャムシード級戦艦
艦級概観
艦種戦艦
運用者イスラーム・ペルシア社会主義共和国海洋軍
級名ジャムシード級
就役期間1960年~2002年
性能
排水量64000t
全長271m
全幅38.92m
吃水10.24m
機関重油炉6機4軸
出力360000hp
速力34ノット
乗員2300名
兵装50口径46cm砲3基9門
SAM 8連装VLS20基
CWIS(口径30mm)16基

概要

ジャムシード級戦艦はソ連のソビエツキーソユーズ級戦艦の船体に大和砲と英国戦艦ヴァンガードの武装を取り付けた戦艦。パフラヴィー朝のもとで建造され、当時の国家予算の1/4を用いていた。当時はパフラヴィー朝初代皇帝の名前をとり、「レザー・シャー」と呼ばれていた。しかし時代は小型のミサイル艇と空母が主流となっており、完全に時代遅れのものとなってしまった。

船体

艦首前方に向けて傾斜したクリッパー・バウであり、凌波性を考慮した艦首のシアが存在する。船体形状は全長が271.5mに比較して全幅が38.92mと充分すぎる全幅を持っていた。これは高速性能を犠牲にしても砲撃時の安定性や防御重量の確保を採ったためである。満載で排水量6万トンを超える大戦艦であったために防御重量をふんだんに使えた。このため、水線部には厚さ380mmから420mmなる重厚な装甲を10度の傾斜で張る事が出来た。水平防御も最上甲板に25mm、主甲板に最厚部で170mmが貼られ、スプリンター防御として50mm装甲を張っていた。その防御力はイギリス海軍の「ネルソン」級に対して射程距離13,700m〜32,000mの安全距離があり、アメリカ海軍の「アイオワ」級に対しては25,000m〜32,000mの安全距離があるという優秀なものであった。

兵装

本級の主砲には日本の大和型戦艦の50口径46cm砲を採用した。これは設計図をイランが入手し国内で生産したものであったが、信頼性は低く、幾度となく改造が加えられた。副武装はヴァンガード級の解体時に英国から購入したものを流用した。

艦歴

1960年就役
1962年ペルシア湾での海賊船への攻撃を実施。その大口径の主砲により海賊船12隻を木っ端微塵にする。
1964年第一次改修。水雷防御の向上、甲板装甲の強化、46cm砲の改良など。
1972年ペルシア湾での海賊船への攻撃を実施。海賊船22隻を破壊。
1973年ペルシア湾での海賊船への攻撃を実施。海賊船15隻を破壊。
1974年ペルシア湾での海賊船への攻撃を実施。海賊船31隻を破壊。
1975年ペルシア湾での海賊船への攻撃を実施。海賊船10隻を破壊。
1976年ペルシア湾での海賊船への攻撃を実施。海賊船15隻を破壊。
1977年ペルシア湾での海賊船への攻撃を実施。海賊船18隻を破壊。
1978年ペルシア湾での海賊船への攻撃を実施。海賊船14隻を破壊。
1979年イラン革命でパフラヴィー朝の艦隊を攻撃。圧倒的な戦闘能力でこれを粉砕し、イスラームの叙事詩に登場する伝説の王ジャムシードの名前を得る。
2002年退役。現在バンダレアッバース海軍記念館に保管されている。

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