(国旗)
首都ソコト
最大の都市カノ
公用語ハウサ語、フラニ語など
総人口6,000万人
面積未統計
独立1960年
主要民族ハウサ人、フラニ人など
政治体制立憲君主制
連邦制
通貨スラ・マナト
時間帯
政府
国家元首ムハンマド・サード・アブバカール4世
首相アリユ・ワマッコ
立法府ソコト連邦議会
行政府ソコト行政府
司法府ソコト最高裁判所
領域



概要

ソコト連邦は、アフリカ内陸部のサヘル地帯に位置する立憲君主制・連邦制の国家。かつてあったソコト帝国の統治体制にならい、緩やかな連邦制をとっている。

歴史

ボルヌ帝国の衰退

17世紀頃から18世紀にかけて、ボルヌ帝国は衰退し、ハウサ諸都市は次第に自立し、1780年までにハウサ諸王国などの多くの国家が乱立するようになった。

フラニ戦争

ハウサ諸王国のひとつゴビールのイスラム神学者、フラニ人のウスマン・ダン・フォディオがゴビールで宗教改革運動を起こしたものの、ゴビール王に街を追われた。彼はそこでジハードを宣し、王に即位。自らの民族・フラニ人の騎兵を従え、ゴビールをはじめハウサ諸王国を次々と攻略し、1809年にハウサ諸王国を統一した。

帝国の最盛期

1815年にウスマンの息子のムハンマド・ベロが即位。ベロがソコトに座して東を治め、この時期帝国は最盛期を迎えた。ソコト帝国は拡大を続け、東のボルヌ帝国や南のオヨ王国に大打撃を与え、両国滅亡のきっかけとなった。

政治

元首

国家元首はスルタンで、実権は持たないが、強い影響力を持つ。
現在のスルタンはムハンマド・サード・アブバカール4世。

立法

立法府は一院制で、正式名称は「連邦議会」。定数は86議席で、議員は国民の直接選挙により選出される。86議席のうち半数が小選挙区制で選出され、残りが比例代表制で選出される。

複数政党制であり、与党は左派のソコト民主社会党である。他に野党として右派の連邦同盟や中道のソコト国民党などがある。

行政

行政の長である首相は、連邦議会から選出され、スルタンに任命される。
行政権は首相率いる閣僚評議会が持つ。
歴代首相
首相名在任期間備考
アマニ・ディオリ1960年 - 1983年
ハーミド・アルガビー1983年 - 1990年
アリウー・マハミドゥ1990年 - 1994年
スーレイ・アブドゥライ1994年 - 1995年
アマドゥ・シセ1995年 - 2000年
アマ・アマドゥ2000年1月1日 - 2007年6月7日
セイニ・ウマル2007年 - 2011年
ブラジ・ラフィニ2011年-

司法

控訴裁判所は事実と法律の問題を審査し、最高裁判所は法律の適用と憲法の問題を審査する。高等法院は、政府高官を巻き込んだ事件を扱っている。司法制度には、民事刑事裁判所、軍事裁判所も含まれる。

外交

外交方針

『イスラーム外交』
イスラーム諸国に対し友好外交
特に東に隣接するボルノ首長国アダマワ首長国は同じイスラームなので、中部アフリカ共同体の中でも連携をとっている。

締結条約

行政区画

構成国

ソコト帝国時代の首長国を引き継ぐ。
  • ダウラ首長国
  • カノ首長国
  • カツィナ首長国
  • ザリア首長国
  • ゴビール首長国
  • ラノ首長国
  • ビラム首長国
  • ザムファラ首長国
  • ケッビ首長国
  • ヤーウリー首長国
  • グワウリー首長国
  • カノ首長国

主要都市

カノ
人口は約216.3万人で、カノ首長国の首都。
ソコト連邦最大の都市でもある。
ソコトの経済における中心都市で、ピーナッツの生産、集散地として知られる。
ザリア
ザザウ首長国の首都。アフマドゥロ大学がある。
ソコト連邦の学術都市となっている。
ソコト
ソコト連邦の首都であり、政治的・文化的中心地。皮革産業があり、周辺地域ではサトウキビ、米、タバコが栽培されている。
カツィナ
ソコト連邦北部の都市。カツィナ首長国の首都。バンバラマメや綿、黍、モロコシの集散地である。ピーナッツ油や鉄の生産が盛ん。
カドゥナ
鉄道と道路の連絡地で、貿易センターであり周辺の農村部の主要な交通の中心地である。ソコト連邦の工業都市で、主要な工業製品は、織物、機械、鉄鋼、アルミニウム、石油製品である。自動車製造業もカドゥナ経済の重要な部分を占めている。プラスチック、医薬品、皮革製品、家具、テレビのような軽工業品が製造されている。
バウチ
東部の都市で、バウチ首長国の首都。ソコト帝国時代に建設された。

産業

農業

ソコト連邦では、巨大な人口を支える農業に力を入れているが、サヘル地域は雨量が不安定であり降水量の年較差が激しいため、しばしば旱魃が起こることがある。その為、農業省は、農業開発に力を入れている。
主要作物はトウモロコシ。
また、畜産ではウシやヒツジ、ヤギなどが飼育され、輸出される。

交通

航空

空港都市
カドゥナ国際空港カドゥナ
イロリン国際空港イロリン
マラム・アミヌ・カノ国際空港カノ
サディク・アブバカール3世国際空港ソコト
サーアブバカールタファワバレワ空港バウチ

鉄道

中部アフリカ鉄道公社が中部アフリカ共同体内の鉄道網を管理・運行する。隣国のボルノ首長国オヨ王国などへ接続されている。
  • カドゥナ・ソコト鉄道
  • カノ鉄道
  • ボルノ鉄道

道路

中部アフリカ道路ネットワークが国内を網羅する。
しかし、舗装されていない道路も多く、スラ連邦の支援を受け、多くの道路が建設中である。

公共

教育

学制は初等教育6年、初期中等教育3年、後期中等教育3年、高等教育4年の6-3-3-4制である。義務教育は初等教育の6年間のみ。
高等教育機関には、ソコト大学、カノ大学などがある。

マスメディア

国営ソコト放送局、サヘルテレビ、CAKなどがある。

国民

民族

ハウサ人が多数派で全体の7割ほどを占める。
その他の民族には、グバキ人、イロリン人、フラニ人などがいる。

宗教

国家元首がスルタンであるように国民のほとんどがイスラームのスンニ派である。南部には少数であるが、キリスト教徒が存在する。

文化

地理

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