娘。OGと共に出演する東京フレソドパークの収録
アトラクションに挑むOG・愛・さゆみに応援席から残りのメンバーたちが声援を送っている

「さゆぅーガンバレー!」
「…ね、ねぇ絵里…」

絵里も大きな声で応援していると、隣に座るれいなが話し掛けてきた

「ん?なに?」
「あの…手、どけてくれん?」
「なんで?」
「いや、その…」

キョトンとしている絵里に少し顔を赤らめ、俯むいて口ごもるれいな
れいなの視線の先…腿には絵里の手が置かれている
いつの間にか置かれたその手の親指がずっと腿をゆるくさすっているので、れいなは応援に集中出来ずにいるのだ

「ず、ずっと膝に手を置きよったら不自然やろ…」
「なんでぇ?ただのスキンシップでしょー?あー仲いいんだなって思われるってぇw」
「そうかな…」
「そーだよぉw映っても手は画面の端だろうしねw」

絵里は笑顔でそう告げると、何事も無いように顔を前に向ける
れいなとは反対側に座る里沙と笑い合っている間にも手はれいなの腿を這う
れいなは赤らんだ顔を上げて、絵里の手の柔らかさや温かさをなるべく意識しないよう努めることにした

しかし…
ゲームの中盤、履いているニーハイソックスの縁を指がなぞり始める
思わずピクンと反応してしまうれいな
チラリと絵里を見て、メンバー同士のスキンシップやけん…と自分に言い聞かせ応援に専念する

「…っ!」

が、手は内腿へ滑り込んで人差し指と中指がショートパンツの裾の中に入ってきた
さすがに絵里の手を押さえて止めようとするれいな
絵里は押さえ込まれた手はそのままに、ショーパンの中の二本指をゆっくりと出し入れさせる

(……これって…)

ただ単調に出し入れするだけでなく、円を描いたり、指を交互に掻いたり、鈎の字にして強く擦ったりと
その動きと感触が毎夜自分の秘部を掻き回すものと重なり、れいなは否応にも下腹部に意識を集中させてしまう
俯いて真っ赤になった顔を隠しながら、隣で平然と前を向いて笑っている絵里を小声で呼ぶ

「絵里っ…絵里ぃっ」
「なぁに?」
「カメラ回りよぉし…マズイって…」
「何がぁ?w」
「なにがって…」

れいなが掴んだ手にキュッと力を込めるとやっとこちらに振り向いた絵里
その艶っぽい笑みの中に自分へだけに向けられる冷たさを感じ、れいなは体が熱くなった

「なにがマズイの?撫でてるだけでしょw?」
「でもっ…」

顔同様、真っ赤になっているれいなの耳に唇を寄せ絵里は囁く

「…何を想像してるの?変態れーなw」

自分が連想してしまったことを絵里に見破られ、ますます体を縮こませるれいな
絵里は指をゆっくりと動かしながら言葉を続ける

「どーせヤラシイこと考えてアソコあっつくさせてんでしょおwホントに変態だねw」

絵里の甘い声と吐息にれいなの体から段々と力が抜けていく

「あれあれ?抵抗しないの?てゆーか足撫でられてるだけでれーなちゃんは感じちゃってるのかな?w」
「ちがっ…」
「収録中なのにねぇw」
「ちがうって!……もう…やめてよ…」
「れーなが認めたらやめてあげるよw?」

絵里の言葉に顔を上げるれいな
紅潮した顔で涙目になっているのを見て絵里はゾクゾクしながら問い掛ける

「収録中なのに絵里の手が気持ち良くて感じちゃったんだよね?w」

認めたくないが絵里の言う通り、むしろその手をもっと奥へ這わせて欲しいのだが、仕事中にそんなことは出来ない
れいなはぎゅっと目をつぶり、控えめに首を縦に振った
そんなれいなに絵里は満足気に頷くと、れいなの脚から手を離す
ホッとしたれいなだが、体に燈ってしまった熱がなかなか冷めてくれそうにない

「れーな」

チラチラ絵里を気にしながらもぞもぞしていると、絵里がスタジオ側からは見えないように手を口に当て、耳を貸すように手招きをしてきた
少し迷った末に怖ず怖ずと絵里に近付くれいな

「……?………ひぁっ」

何を言うのかと思ったら、絵里は何も言わずに耳を舐めてきた
逃げようにも反対の手で腰をガッチリと掴まれて逃げられない

チュ…クチャ……ピチュ…

「はっ…ぅぁっ……やめっ…んんぅ」

耳たぶを食み、吸い付きながら穴へ舌を伸ばしてれいなの耳を蹂躙していく絵里
れいなが頭の中に響く水音にボーッとしていると、絵里は下から上へねっとりと舐めあげた

「あはっwゴメン我慢できなかったw前向いて、しゃんとして?バレちゃうよ?www」

崩れそうになる体をぐっと堪えて持ち直すれいな
クスクス笑う絵里の息が耳から首筋にかかり、粟立ちながらも前を向く

「素直で変態さんなれーなちゃんw今日れーなが自分のところ頑張ったらご褒美あげるからねww」

絵里はそう囁くとチュッとキスを一つ残してれいなから離れた
絵里の支えを無くしてフラついていると、ちょうどゲームを終えたさゆみが帰ってきた

「わーっ取ったよ金貨ぁー!ってれいななんでフラフラなの?」

れいなの隣に座り、もたれ掛かってくるれいなに首を傾げる

「ウヘヘw(アソコに)力を入れてさゆを応援してたから疲れちゃったみたいwww」
「もーれいな、自分の番の前に疲れてどうすんのw」

さゆみにポンポン頭を撫でられながら、今日もたんかも…と思ったれいな
さゆみのすぐ後に出番が回って来てしまったアトラクションでは案の定結果など出せず、絵里の視線が痛かったのだが
最後のダーツで見事賞品をゲットしたので、その夜は甘い甘いご褒美をいただきましたとさ





TFP編 おわり



番外編

(カメラ回ってるのによくやるなぁ、亀井さん…)

東京フレソドパーク・第一アトラクションの応援中
自分の席の前でれいなを良いようにしている絵里と、そのせいで体を縮こませているれいなをぼんやり眺めている小春
カメラが回っている最前列、しかも隣には里沙がいる上での行動に呆れを通り越して感心するほどだ

(ちゃんと応援したげなよ…あーあ、田中さんも押しに弱いなぁ……あ、脚から手、離した…)

散々れいなの脚を撫で回した絵里は口元を手で隠してれいなに手招きをしている
れいなが耳を近付けると、絵里は柔らかく上がっていた口角をますます上げて、舌を出してれいなの耳を舐め出した

(うわわっ…そんなエロい内緒話ないよ…)

ベロベロとれいなの耳をなめしゃぶる絵里
その舐めている音がこちらにも届いてきそうな勢いだ
こんな他人の目が多い中、目の前で行われている大人の行為に小春鼓動は次第に早まっていく
すると、小春の視線に気付いた絵里がふいにこちらへ目を向けた
目が合って硬直する小春
絵里は目を細めると小春から目を離さないまま、れいなの耳を下から上へゆっくりと舐めあげていく
それはまるで小春を挑発するように…ねっとりと…
その淫靡な舐め方に小春の鼓動はますます早まり、喉の渇きを覚えた
絵里はれいなにボソボソ囁くとキスを一つして体を離した
ゲームを終えて戻ってくるさゆみを何事もなかったかのように迎える

「亀井さん!」

小春はドキドキが治まらず、思わず絵里を呼んでしまった
小春が呼ぶことはわかっていたかのように振り向いてゆっくり瞬きをする絵里

「あ、あの…」
「シィーーー…」

上擦った声で何を言おうか迷う小春を人差し指を唇に宛てて制する
れいなにしたように口元を隠して手招きをされたので、小春はドキドキしながら耳を近づけた

「内緒だよw」

吐息混じりで囁き、小さくキスを残して微笑んだ絵里
頬を紅く染め、耳を手で押さえながら、何故れいなが絵里にだけは弱いのかなんだかわかった気がした小春だった





TFP小春編 おわり
 

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