6時間目開始のチャイムが鳴った。

「・・・あ〜あ・・・ほんとにサボっちゃった・・・先生にめっかっちゃったら指導室でお説教かな?」
「れいなはいつもサボってるけん今更っちゃけど・・・絵里は大丈夫なん?自分から連れ出しといてアレやけど・・・」
「わかんなーい・・・」

汗の染みた体操着の上から指を這わす。
絵里のクラスの5時間目は体育だった。
その時たまたま裏庭で寝ていたれいなも途中からその様子を見ていたのだ。
もちろん観察する対象は我が恋人である亀井絵里。
足を踏み出す度に揺れる胸と噴き出す汗、乱れる呼吸。
とどめに汗で体操着からブラ紐が透けて見え、性欲有り余る中坊男児の興奮を煽るにはそれらは十分すぎた。
授業終了の鐘が鳴った瞬間に絵里の方へと駆け寄り、こうして体育倉庫へと拉致して今に至る。

「2回目がこんな形で悪いっちゃけど・・・今度は絵里イかせられるよう頑張るけん」
「うへへへ。がんばれ〜」

壁に背中を預け、後ろから胸を揉みしだく。

「んく・・・」
「力の加減とかまだイマイチよくわからんっちゃん・・・」
「んとね・・・胸はあんまり強く触られると痛いから・・・もうちょっと優しく・・・」
「こう?」

服の皺を伸ばすように優しく掠った。

「それだと弱いかも・・・ブラ脱がして」
「ホック取るの苦手っちゃけど・・・」
「もぉ」

絵里が体操服の中に手を入れ、プチッとホックをはずす。
パサリと音を立て、オレンジのボーダー柄のブラジャーが床に落ちた。
視線だけれいなの方に振り返り、触っていいよと促してくれる。
先ほどと同じ要領で、生まれたての子猫をあやすように優しく乳房を撫でた。

「んん・・・」
「どう?」
「もすこし・・・強くてもいいよ」
「わかった」

ゆっくりと十指を沈めていく。
体操着にポツンと浮かぶ先端部分を親指の爪でカリカリと擦ると絵里のうなじがフルリと震えた。
その無防備な首筋に舌を這わす。

「う、ん・・・」
「絵里の肌・・・しょっぱか」
「汗、かいたから・・・」

そう言って振り返る絵里の唇を優しく食んだ。
密着し合った唇の隙間から微かに漏れる熱い吐息に、彼女が興奮してくれていることがはっきりとわかる。
何度も顔を傾けながら、ぷくぷくとした特徴的なアヒル口を貪っていると絵里がとろけた視線をこちらに向けながら、

「ディープキス、しないの・・・?」
「・・・やり方がわからんけん・・・自信なか」
「ベロ出して・・・」

言われた通り舌ベロを出すと、ぱくりと飲み込まれた。
表面のざらざらをなぞるように舌が意志を持ったようにれいなの上でのたくる。
積極的に舌を絡ませてくる絵里に応えるよう、れいなも舌で絵里の中を蹂躙する。

「はぁっん、ちゅる、ちゅっ、むぁ・・・んむっ・・・ちゅ、んっ」

絵里の右手がれいなの後頭部に回り、唇と唇がさらに密着した。
頬の内側や口蓋を舐めながら手は胸への愛撫に集中する。
布を持ち上げるようにつんと上向いた乳頭を親指と人差し指でクリっとつねった。

「んっ・・・はぁ、ちゅくっ・・・レロ・・・はぁ」

零れそうになる甘い蜜を絵里の舌と一緒に吸引する。
激しい口内の交わりから啄ばむようなくすぐったいキスに変わった。
なんかもういろいろ我慢できなくなって体操着の中に手を入れ、スベスベの肌に感動しつつ直に胸に触れる。
汗をかいたとは思えないほど絵里の肌はサラサラと滑らかだった。

「ちゅっ、ちゅぅ、・・・はぁ・・・うへへ。エッチだなぁ君は」
「絵里がバリエロいけん・・・しょうがなか」
「そうかな・・・ふっ、んぅ・・・」

肌の質感を確かめながら乳首を摘む。
ねじったり擦ったり優しく掻いたりする度に絵里の口から熱い吐息が漏れた。
振り返った絵里がれいなの耳元でなにかを囁く。

「熱いから・・・はぁ・・・脱がせて・・・」
「う、うん・・・。絵里、バンザイして」

言われた通り両手を上げて万歳の格好を取る絵里。
もたつきながらもなんとか上の体操着を脱がせる。
薄暗い体育倉庫に絵里の彫刻のように美しく、しなやかな裸体が晒された。
既に1回見たというのにまばたきすら忘れてしまうほど、絵里の少女特有の未成熟な胸や鎖骨、お臍に視線が釘付けられる。
これで下も脱がせたら・・・想像しただけで下半身の血流が勢いを増した。

「綺麗だ・・・」
「やっぱりちょっと恥ずかしいね・・・突然誰かが入ってきて見られたらどうしよう」
「大丈夫・・・誰も来ないっちゃろ・・・。そこのマットに座って壁、背もたれにして」
「うん・・・」

絵里の前に座り、もぎたての果実のように瑞々しい乳房に歯を立てないようかぶりついた。
切なく震えるピンク色の突起を舌で転がし、母乳を求める赤子のように音を立てながら吸う。

「んっ、やぁ・・・音・・・いやぁ・・・」

口で吸いながら、ちゅぽんと勢いよく離すと反動で胸全体がぷるんと揺れる。
両胸交互にそれを繰り返す内に乳頭は芯が入ったかのように硬く、大きくなっていった。
人差し指で弾力のあるそれを何度も弾く。

「あっ・・・んぅぅ・・・乳首ばっかり・・・」
「すごい硬くなっとぅ・・・コリコリしてて、ピーナッツみたい」
「やだ、恥ずかしいよ・・・」

指で乳首への愛撫を続けつつ、顔を胸から川下ったお腹へと向ける。
臍の窪みに舌を乗せ、掘るようにグラインドさせた。

「うぁあ・・・はぁ・・・」
「なんとなく舐めたっちゃけど・・・臍ってどうなん?気持ちいいと?」
「くすぐったい感じ・・・お臍も性感帯なんだよ・・・」
「そうなんだ」
「・・・はぁ・・・あっつい・・・」

今は3月。室内とはいえ暖房器具もなにもない倉庫内は寒さで皮膚が痛いほど。
だがれいなと絵里は互いに額から汗を滲ませていた。
湯気が出そうなほど顔が熱い。絵里も茹でたタコのように顔が真っ赤に上気していた。

「絵里のここ・・・ホッカイロみたいにあったかいっちゃん・・・」

体操ズボンで隠された秘所を指の関節で筋に沿って撫でた。

「あっ・・・」
「すっげームレムレ・・・」

膣周りの盛り上がった肉をぷにぷにと押すと絵里が恥ずかしそうにギュっと目を瞑る。
絵里のソコは汗と淫液でペッタリと張り付いていて、ズボンの上からでも性器の形がくっきりとわかった。

「どこらへんが気持ちいいと?」
「はぁ・・・上・・・の方・・・」
「ここらへん?」
「もう少し、下・・・」
「ここ?」
「んんぅ・・・はぁ、・・・うん」

ポリエステルの布に阻まれていてもわかる、さやえんどうのように小さく膨らんだそこを指で圧迫しながら上下に揺らしてみた。

「はっ、ぁっぁあっ」
「・・・力加減とか・・・どう?」
「い、いいよ・・・そのままで・・・」
「わかった」

直に触れているわけじゃないからなのか結構強めでも感じてくれるらしい。
爪を使って掻いてみたり、つまむように潰してみたりと重点的にそこだけを攻めていく。

「あぁっ、んっんっ、あっ、やぁっ、ふぁぁ・・・気持ちいぃ・・・」
「あ、なんか湿ってきとぅ」
「いやぁ・・・」
「そんなにここがいいと?ふ〜ん・・・」

さやえんどうの豆がインゲン豆くらいの大きさへと徐々に肥大化していく。
それに比例してズボンの染みも群青色の布を塗りつぶすように侵食していった。
湿ったズボンに顔をつけてスンスンと鼻を動かす。

「やっ、いやっ!ニオイ嗅がないでよー!」

鼻腔に性のニオイが広がり、桃色の幻想が頭を駆け巡った。
絵里のアソコってこんなニオイなんだ・・・。
小さい頃、父が好んで飲んでいた純米酒をジュースと間違えて飲んでしまった記憶が蘇る。
あの時もこんな風に頭がクラクラして体がポカポカと発熱してたっけな。

「絵里・・・れいな今すごい興奮しとぅ」
「絵里は恥ずかしいよ・・・」

半分泣いた目でれいなを見つめる絵里に心の中でゴメンと謝ってから裾の中に手を潜り込ませた。

「あっ、そんなとこ手ぇ、つっ、こんでぇ・・・」

柔らかい太ももの感触に感動する暇もなく、絵里のデルタゾーンのあまりの湿度の高さに驚く。
薄い布地に触れるとぬちゃっと粘っこい音がした。

「んんぁ・・・」

手探りで絵里のアソコを探検する。
窪んだ部分に指を置くと他より一層濡れていることに気付いた。
粘液が分泌される箇所・・・ここが膣だ。

「ここにれいなのちんちんが挿入ったんやね・・・」

少しずつ指を沈めていく。

「あっあ・・・なんか入ってきた・・・あっ・・・」

パンツが邪魔して奥まで挿入れることができない。
その場で円を描くように蜜をかき混ぜた。

「んっんっ、くふぅ・・・ぁあ・・・」

湿った水音がれいなにもう耐えなくていいと囁いているようだ。
熱いな・・・。
絵里のナカが溶岩のようにムレているせいでただでさえ興奮で汗が止まらないというのに、これじゃあ指どころか全身溶けそうだ。
れいなの下半身の疼きも限界にきている。
これだけ濡れてるならもういいだろ・・・

「絵里ぃ・・・そろそろ挿入れたいっちゃけど・・・だめ?」
「ん・・・はぁ・・・いいよ・・・」
「じゃあこれ脱がすけんね」

体操ズボンと一緒に絵里の尊厳をかろうじて守っていた最後の1枚を剥いだ。

「・・・わ・・・」

蜜壷の入り口はれいなの努力の成果もあって分泌される愛液でてらついていた。
指でそれを掬ってみせると橋がかかったように粘液が糸を引く。
ワレメの始点である小さな肉芽に目を向けると、包皮から完全に露出し、赤く腫れあがった顔を見せていた。
たぶん、だが・・・さっき絵里が気持ちいいと教えてくれた場所はここだ。クリトリスだっけ?

「あんまり見ないでよぉ・・・」
「そうぶーたれるな。れいなのも見せるけん」

ベルトをはずし、ズボンとボクサーパンツを下ろし、まぬけな格好になる。
邪魔な衣服はバスケットボールの入った籠にポイっと投げ入れた。
絵里がよく見えるように目の前で膝をつけて座る。

「満足させられるものじゃないっちゃけど・・・」
「・・・あ・・・」

絵里の喉がゴクリと鳴ったような気がした。
あまり人には自慢できないムスコを彼女の眼前に晒す。

「すごい・・・これがれいなの・・・こんな間近で見るの初めて・・・。なんか・・・シメジみたいな形してるんだね。
 ピクピクしてて、血管浮き出てるし、先っちょだけピンク色で・・・、てゆかれいなって生えてないんだね・・・」
「う、うるさか」
「なんか、可愛いー・・・」
「!」

あろうことか、絵里はれいなの亀頭に唇を触れさせた。
それ以上のことはせずすぐに離れたが、剥いたばかりでまだ頭を出した状態に慣れていないれいなにはその行為は刺激的すぎた。
辛抱たまらんくなり、マットの上に絵里を押し倒す。

「れっ・・・、あぁっ!」
「くぅ・・・」

れいなのモノが小さいおかげで挿入は途中まではすんなり通った。
まだ1度しか貫かれたことのない絵里の膣内が侵入者を拒むようにその道を固く閉ざしている。
少し力を入れて腰を押し進めるとつぷり、と薄膜を破ったような手応えを感じ、根元まで絵里のナカに飲み込まれた。

「んんっ・・・っ・・・んっ、ふぅ・・・お腹に・・・れい、なが・・・」
「絵里のナカ・・・あったかいっちゃん・・・」

人肌より5度は高いであろう絵里の膣内は環状ヒダに覆われていて、ペニスに絡みつく粘ついた汁がれいなに早く動けと急かしているようだ。
絵里の濡れた瞳が戸惑いで揺らめいている。

「ん・・・ぁぁ・・・な、なんだろ・・・?最初の時と・・・違う気がする・・・はぁ・・・」
「やっぱ気付いたと?・・・れいなもちょっとは大人になったってことよ」
「??」

白状するとあの時はドリチンだったから。
苦行を乗り越えたおかげてカリが張り出し、多少立派になったのだ。
敏感すぎてすぐに発射オーライ状態になってしまうのがたまにキズだが。

「痛みは・・・大丈夫と?」
「ん・・・ちょっとだけ・・・でも大丈夫・・・」
「わかった。最初はゆっくりいくけん」

眠くなるような穏やかな動きで絵里の膣内から後退していき、味わうようにゆるやかに突いた。

「あっんぅぅ・・・んっく・・・はぁ・・・」

突いた、だと語弊があるな。しまった、が正しい。
それくらい亀の歩みのような緩慢さで絵里のナカを往復していく。

「んっ、ん、はぁ・・・ぁあ・・・はっ・・・・・・」
「ん・・・さっきより濡れてきとぅ・・・」
「ぁあ・・・ふぁぁ・・・」

ドリチンの時にはわからなかった絵里の膣内を覆う無数の突起が、出し入れの度に出っ張ったカリに引っ掛かり、れいなの快感の海にさざ波を立てる。
それは絵里も同じだったようで、自ら腰を小さく揺らし、オーガズムを得ようとれいなのペニスを乞食のように貪っていた。

「あっぁあ・・・れいなぁれいなぁ・・・もっと・・・」
「っ・・・」

リクエストにお応えし、腰の速度を速めた。

「あっあっ、ひぁっ・・・んっぁあ」

優しく扱わないといけないのに、カリ首まで出すと自然と肌を打ちつけてしまう、自分がオートマ化してしまったような錯覚を覚えた。
一度勢いを増した炎は簡単には消えない。
意識せず気が付けば絵里の膣道をれいなの好きな速度で自由に擦っていた。

「あっ!あっ!っ、はぁっ!んぁあ・・・き、もち、い・・・っ」

稀にうねる絵里のヒダが亀頭にダイレクトに擦られるとあまりの心地良さに呼吸で喉が詰まる。
もっと深く潜ってみたいと思った。

「絵里・・・横向きよ・・・」
「ふぁ・・・?、あっ・・・」

一旦ペニスを抜き、絵里の体を横向かせ、片足を持ち上げてから一息に挿入した。

「ぁああっ!」

この体勢ならお互いの身体がパズルになったみたいに綺麗にピースがハマる。
先ほどの挿入よりも深く絵里の膣内を味わえた。
最奥には届かないが根元まで隙間なくペニス全体が暖かい肉壷に包まれ、湿っぽい吐息が漏れる。

「んぁぁ・・・!ふ、かぃぃ・・・はっ、はぁ・・・!」

休む間もなくれいなができる最も速い速度でピストン運動を再開した。

「あっあっ!ひぁっ!あぁっんっ!あっ!」

ぶつかる度にれいなと絵里の淫液や汗がしぶく。
射精の予感を感じながら呆とした頭で絵里の顔へと目を向けると『もっと』と唇が微かに動いた気がした。
触発され、絵里の膣中の粒状の壁をこそぎとるように強く、速く、出し入れする。

「ぁああっ!あっ、はっ、あっ!だめっ、ひぅっ、ふぁあっ!んぁっ!」
「・・・っ・・・でそうっ・・・!」
「あっあっ!だ、射精してれいなっ・・・!ナカにっ・・・!あっ、ああっ!」
「うぅっ」

直前でペニスを抜き、睾丸に集約した精を絵里のお腹へと解放する。
射精の勢いがありすぎて一部が絵里の顔にかかった。
やばいなぁと思いながら拭う余裕もなく、行為の余韻に浸る。

「はぁ、はぁ・・・」
「ん・・・はぁ・・・れいなのばか・・・」
「ふぇ・・・?」
「ナカに射精してって・・・はぁ・・・言ったのに・・・」
「あ、ごめん」
「ごめんじゃないよ・・・」
「ぅぅ・・・」
「もう一回ね・・・」
「え?」

くたくたなはずの絵里が蘇生したようにのそりと起き上がり、れいなの萎えたペニスに手を伸ばす。

「やり方とか・・・わかんないけど・・・」
「ちょ、絵里、」

おそるおそると絵里の舌がれいなの亀頭に近づき、ちろりと先端を舐め上げた。
ピリっと亀裂が走るようなささやかな刺激が消えかかっていた欲望に火をつける。

「はぁ・・・はぁ・・・まずい・・・苦ぁい・・・」
「絵里・・・き、汚いって・・・」
「ぺろ・・・はぁ・・・れいなの精液・・・まずぃぃ・・・ぺろ・・・ちゅ・・・」
「う・・・」

顔をしかめながらまずいまずいと連呼するわりには亀頭付近にこびりついた精液を一滴も残さず舐め取ろうとする絵里。
ついには皮の中にまで舌を入れ、粕をこそぎ取る始末。

「はぁっ・・・」
「ちょっと・・・大きくなってきは・・・れろ・・・」
「え、絵里・・・」
「れいなぁ・・・はぁ・・・ちゅ・・・やり方・・・教えて・・・?」
「う、うん・・・」

絵里の右手を取り、れいなのペニスに添えさせる。

「人差し指と親指で輪っかを作って、上下にしごくっちゃん・・・」
「こう?」

絵里の指が撫でるように竿を上下する。

「もっと強くてもいいとよ・・・先っぽの赤くなったところ以外結構鈍感にできとぅけん・・・」
「こう・・・かな」
「うん・・・そんな感じ・・・」

挿入時に愛液がペニスにまぶされていたため、それが潤滑油となり、痛みもなく絵里のつたない手淫を噛みしめることができた。
ぬち、ぬちと皮と指が摩擦する音が耳に心地良い。

「舐めなくてもいいの・・・?」
「あ、じゃあ・・・舐めて」
「ん・・・」
「!?」

完全に不意を突かれた。
舐めるっていうから舌でペロっとくるのかと思ったら、大胆にも絵里は亀頭の先端部分を口に含めてきた。
舌で窪みを掘られ、ちゅぅっと吸われる。

「はっ・・・くぅ」
「ぁむ・・・ちゅ・・・どこが気持ひいいの?」
「裏の・・・皮と亀頭が繋がってるとこ、あるっちゃろ・・・?筋になってる・・・」
「ここ?」

ざらざらの舌が敏感な裏筋を一撫でした。

「くぅぅっ」
「わ・・・ピクって動いた・・・そんなに気持ちいいんだここ・・・」
「うん・・・だけん・・・歯当てるとか・・・絶対勘弁・・・」
「わかったぁ・・・あむ・・・」

再び亀頭が温かい粘膜に覆われる。
少しコツを掴んだ絵里がれいなの反応を観察しつつ弱い箇所を攻略していく。
気が付けばれいなのモノはすっかり元気を取り戻し、逆くの字にそそり立っていた。

「ちゅる・・・ちゅぅ・・・はぁ・・・苦い・・・なにこれ・・・?」
「カウパー。気持ちいい証拠っちゃん・・・」
「そなんだ・・・んむ・・・ちろ・・・ちゅ」

口淫を続けながらも手の動きが休むことはない。
リズミカルに動く指の輪と予想できない口内の愛撫で海綿体に血液が集まる。
カリが張り出し、傘が更に広がった。絵里の小さく上下する唇がカリの崖下部分に引っ掛かり、脊髄に静電気が走る。

「絵里・・・もっと奥まで咥えて・・・」
「ん・・・うん・・・んむ・・・」

絵里の手がれいなの腰を掴み、竿の根元までペニスを飲み込もうと徐々に頭が沈んでいく。
さほど大きくもないため容易く付け根に唇が到達した。
ペニス全体が唾液に浸かり、挿入時の快感をれいなに伝えてくれる。

「っ・・・・・・頭、上下に動かして・・・」
「んん・・・んっ」

ゆっくりと頭が上下に振られた。淫液と唾液で濡れそぼった絵里の唇が摩擦運動を開始する。
れいなを見上げ、『これでいいの?』と不安そうな目で聞いてくる絵里。
頭を撫で、やりやすいようにうるさそうな髪を耳にかけてあげた。

「気持ちいいっちゃよ・・・そのまま少しずつ速度上げて・・・」
「んっ、ん」

時計の針の音と同じ間隔で唇がペニスを行き来する。
思い出したかのように時折、口内で舌がれいなの裏筋を撫でた。
もっと奥深くまで飲み込もうと絵里が喉を鳴らす。

「はぁ・・・絵里・・・いい・・・」

焦らすような快感がれいなに射精を急き立てるようだ。
カリ首まで出された直後、竿の根元まで吸い込まれるようにペニスを口内へと戻していく絵里。
じりじりと興奮のボルテージが上がっていく。

「んっんっ・・・んぶ・・・んんっ!?」
「うう!・・・っ、」

大きな快感を得ようと意識せず絵里の頭を掴み、好き勝手に上下に動かした。

「んむっ、んっ、んん!」
「はぁ・・・はぁ・・・絵里、ごめ・・・」
「んんー!ん、ん」

喉の奥にまで届くようにと腰も動かす。
酷いことやってるなと自分でも思うが止まらない。
絵里の唇からはお漏らしでもしたかのように、唾液やらカウパーやらが混ざった汁がこぼれていた。

「んっんっぅ、んむ、ん!」
「はぁ・・・やば・・・気持ちいい・・・」
「んん・・・」

ふと視線を下に向けると絵里の指が自分の秘所をまさぐっていた。
れいなのをフェラしながら燃え上がってしまったらしい。
ポタリ、と膣から零れた雫が糸を引きながらマットに落ちた。
好きな女の子の自慰姿を見て、ガソリンを入れたエンジンのように激しく興奮する。
だが、

「これ以上やると・・・射精してしまうっちゃんね・・・」
「んっ、んく・・・」
「2回するって約束したけん・・・」

絵里のぬかるんだ口内からペニスを引き抜く。

「けほっ、けほっ。はぁ・・・顎が・・・痛いよぉ・・・うぁぁ・・・はぁ、ん・・・」

くちゅくちゅと淫らな音を立てながら未だ自慰を繰り返している絵里を再びマットに寝かせた。

「待ちきれなかったと?今挿入れるっちゃんね・・・もうオナニーせんでもよかよ」
「はぁ・・・早く・・・れいな・・・」
「ん・・・」
「ひぁぁ・・・っ!」

1度目の挿入と自慰ですっかりほぐれた絵里の膣中にぬるんっと入っていくれいなのモノ。
待ってましたとばかりに膣中がざわりと蠢き、竿が絞られる。
いきなりで意識がトビそうになった。

「はっ・・・絵里のナカ・・・強烈っちゃね・・・」
「あっぁ、ぁ!はぁ、ぁあああぁ・・・っ」
「あんま余裕ないけんフルスピードでいくったい」

最後の体力を振り絞り、全開の速度で絵里の蜜壷を犯していく。

「あっ!あっ!んうっ!やっ、あっ!」
「はぁっ、」
「れい、なっ!はっ、はや、っいよ・・・っ、あぁっ!」

その時だった。
外から数人の男の声が微かに聞こえたのは。
低い、野太い男の声・・・おそらく先生だ。まさかバレた?
行為を止め、咄嗟に絵里の口を押さえる。

『この倉庫も・・・古くなっ・・・いっそのこと・・・』
『ペンキ塗っ・・・誤魔化せば・・・』
『もう何年・・・綻び・・・だちますなぁ・・・』

・・・。
なんだ、ただ体育倉庫を視察に来ただけだったみたいだ。
まぁ、鍵は閉めてあるから入ってはこれないだろうけど、早く帰ってくれんかな・・・。
と、れいなが我慢に我慢を重ねて我慢しまくってるというのに、

「んん・・・んっ・・・ん・・・」
「うぅっ!・・・ちょ、絵里・・・今動くとまずいっちゃよ・・・!」
「ん・・・んっ・・・」
「あ、く・・・」

このピンチな状況なぞ無視して、ゆるゆると自ら腰を動かす絵里。
小さくなった火が再び勢いを増し、燃え盛る炎となるのにそんなに時間はかからなかった。
れいなもおかまいなしに動いちまえ。
絵里の口を押さえたまま、ピストン運動を再開させる。

「んっ!・・・っ!っ!・・・!!」
「はぁ・・・バレたらどうしよ・・・」
「んん・・・っ!ん、っ!っ!・・・!、!」
「まぁいっか・・・」

パンッ、パンと肌がぶつかり合う音とぐちゃぐちゃと響く水音だけが室内を支配する。
外に先生がまだいるかいないかとか、もうそんなのはどうでもよくなっていた。
少しずつ削られていく抑制力と体力に頭の中がぼうっとする。
絵里の口から手をどけ、膝裏を持ち上げ、圧し掛かるようにして深く入っていく。

「ぁぁああぁっ・・・!あっ、はぁ、っ!」
「くっそ・・・どうにかしてイかせたか・・・」

カリ首が壁全体を擦れるように角度を変えて攻めていると、突然絵里が不思議な反応を起こした。

「あぁああぁぁあっ!あっ!あっ・・・ああ・・・はっ、はぁ!」
「な、なん?」
「はぁ・・・んっ、や、・・・やらぁ・・・ぁあ・・・」

絵里が一番感じる場所をカリがストレートに擦ったみたいだ。
涙目で未だふるふると体を震えさせている絵里。相当、弱いとみた。

「・・・ここ?」

そこは下腹部の内側で、れいなのムスコのサイズ的にカリがギリギリ届くか届かないか、という場所だった。
試しにピンポイントでぞりっと削ってみる。

「ふやぁぁああ・・・っ!あっぁああ・・・はぁ・・・ぁ」
「おお」

あまりの快感に絵里が自らの体を両腕で抱きしめている。
ここかー・・・ここが・・・Gスポット・・・ってやつ?
ここを攻めていけば絵里をイかせられることができるかもしれない。

「絵里、これがラストスパートだけんね・・・」
「はぁ・・・ん・・・、ぁあ!」

れいなもそろそろ射精を我慢するのが辛くなってきた。
これで最後だとばかりに何度も何度も腰がつりそうになる程の速度で絵里のGスポットをカリで摩擦していく。

「あぁああっ!んやぁあっ!れい、なっ、あっあっ!あっ!あっ!はぁっ!ああっ!」
「はぁ・・・!」

根元に指を添え、ぐるぐるとかき混ぜ、そしてまた打ち付ける。

「あっ!」

剥き出しになったクリトリスを指の腹で上下にしごく。

「はぁああっ・・・!き、もちいいよぉ・・・いいよぉ・・・れいなぁ・・・もっと・・・!」

玉の汗が浮かぶ絵里の身体がますます熱を帯びた。
更にストロークを速め、欲望のたけを絵里の膣内の一点にぶつける。

「あっ!ぁあぁっ!だ、めえっ!ひぁぁっ、はぁっ、れいなっ!れい、なっ!」
「ぅぅ、出そう・・・」
「ナカにっ、出してぇっ!れいなの精液、欲、しいっ・・・!」

だらしなく涎を垂らしながら善がる絵里の唇にソフトな口付けをしてから肉芽を爪弾く。

「あっぁぁあああぁぁあっ!」

意思を持ったような強い締め付けがペニス全体を断続的に圧迫した。
精魂込めた一突きを見舞った直後、
ヒダがうねるように絡みつき、心地良さに満足しながら絵里のナカへと精を放った。


*****


「れいなぁ〜!体育倉庫行こう〜!」

3年の教室に暴走列車がノーブレーキでつっこんできた。
クラス中の生徒の視線がれいなに集まる。次いで『また高等部の亀井先輩だよ・・・』という若干震え気味なヒソヒソ声が。
それをギロリと一睨みしてから絵里に顔を向ける。

「また?今朝行ったばっかりっちゃろ?」
「・・・やなの?」
「喜んでお供します」
「すぐ来てねーーー!ばいばーーーい!」

ぴゅーーーーん。
台風は去った。

「・・・ふぅ」

あの日以来、体育倉庫はれいなと絵里のヤり場となっていた。
なんでも、古くなってガタがきはじめたとかで学期始めの4月に別の場所に新しく倉庫が建てられたのだ。
用具や備品も全て新品が買い揃えられ、旧体育倉庫は原型を留めたまま本来の役割を終えた、ということ。
片付けられるその日まではタダでヤれるラブホとして活用させてもらっている。

「最近れいなと絵里、旧体育倉庫行きすぎでしょ・・・つか、バレたら退学だからね?そのへんわかってんの?」

視線が合っただけで凍死しそうなほど冷たい目をしたさゆが溜息混じりに怒りをぶつけてくる。
それを軽く流し、

「退学か〜・・・まぁ、大丈夫っちゃろ」
「大丈夫って・・・そんな考えも無しにテキトーなこと、」
「だーいじょうぶだーいじょうぶ」

そもそも中学って退学とかあるのかな?と疑問。絵里は・・・ちょっとまずいけど。
コソコソしてると逆に相手にバレる。こういうのは堂々としているべきだ。あんま気にしちゃ損。
そんなわけで、鞄を持ち、絵里の待つ旧体育倉庫へと足を向ける。
サボリではないぞ。今は放課後だ。

「じゃ、さゆ。また明日〜」
「・・・」


 **********


「さゆみが嫌なんだってば・・・気付けばか」

窓から見える小さい背中を見つめながら、聞こえはしない独り言を呟いた。





田中クンの恋愛事情 番外編 "Past" おわり
 

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