「れいなは絵里のだし!」
「は?なに言ってんの、さゆみのれいななんですが」
皆さんどうもこんばんは、貴方のアイドル田中れいなです。
今、れいなを物扱いして両腕を引っ張り合いながら口喧嘩をしているのは、ご存知の通り絵里とさゆ。
まず、なんでこんなことになっているのかはれいなでも分かりません。本人に直接聞いてください。
取り合いをされるのは愛されている証拠、嬉しい反面少し、ほんの少しとよ!?…迷惑っちゃ。
そんなれいなの思いも通じず絵里とさゆとの板挟み状態は続いている。
「絵里、れいなと今からお食事行く約束してるんですけどー」
「さゆみだってお買い物行く約束してるけど?」
ぶっちゃけ、どっちとも約束なんかしてません。
「あのー……」
「「れいなは黙ってて!」」
「ハイスミマセン」
さっきから引っ張られ続けている腕はかなり痛い。
この二人はれいなのことで喧嘩をしてるはずなのに、止めようと思ってもこの調子。
――「じゃあさ、どっちがれいなを満足させれるか勝負しない?」
そう切り出したのは絵里だった…――
「あ…んん、やぁっ」
何故こうなったかはれいなには理解出来ない。
絵里に問答無用に連れて来られたのはホテルの一室で、今、れいなはされるがままになっている。
抵抗しなかったのは、二人が鬼のように怖いから。
「んぁ…ひゃうっ」
揉み解される胸、自然と声が漏れてくる。
慣れた手つきでれいなの胸を翻弄する絵里に疑問を感じるも、それ以上に快感が襲ってくる。
「れいな、敏感だね」
「うるさいっちゃ…」
口頭ではそう言うも、実際自分でも分かるくらい絵里の言うとおりかもしれない。
でも、絵里の手つきもその原因なのは間違いない。それだけ上手い。
「んんっ…んふ、は…」
そんなことを考えていると絵里の顔が近付いて来た。
反射的に瞼を伏せる。胸の突起を指の腹で刺激しながら口付け、徐々に舌を滑り込ませて来る。
それにれいなも応え絡ませていく、貪る様に深く、深く。二人の熱い吐息が交わる。
暫くして離れる絵里の唇、停止していた思考回路が修復したと同時に名残惜しさが表情に表れる。
知ってか知らずか絵里は口角を上げながら顔を離し、首筋に舌を這わす。
「や…んう…っ」
首筋から胸、腹、そしてその下へと滑る舌。
「やめっ、そこは…あぁっ!」
「んー?なに?気持ちいいでしょ?」
制止も空しくそこに宛てがう舌の腹、今までに感じたことのない感覚に陥ってしまう。
絵里の質問にも答えられないほどの快感にれいなは我慢出来ずに身を捩らせる。
「ふあ、ん…くぅ、んんん!」
より一層激しさを増す舌使いに加え、指で小さな突起に刺激を与えられる。
腰を跳ね上げ反応する正直な身体を恥ずかしく思いれいなは顔を両手で覆い隠す。
絵里がそれに気づいたのか、舌を引っ込め顔を上げる。笑い声を含めた言葉を投げ掛ける。
「どうしたの?見せてよ、れいなの可愛い顔」
「やだ…」
「良いじゃん、ねぇ。絵里、れいなのこと好きだよ」
なにがその言葉に繋がるのか…そう考えていれば、腕を掴まれ退かされる。抵抗はしない。
れいなの視線の先には絵里の顔。微笑む彼女は片手をれいなの頭に添え優しく撫で、もう片方の手を下へ遣る。
「ぁ、ぁん!はぁっ、ふぁぁ!」
十分に滴るそこに指を挿入される。痛いという感覚より勝る快楽。
ゆっくり動かしていた指も次第に激しくなっていく。
「やあっ!んうぅ…えり、えりぃ」
「れいな、可愛い。イっていいよ?」
身体を重ね耳元に顔を埋め囁く絵里の声が痺れる脳に響く。
その言葉と同時に挿入される指が一本増える。格段に増す快楽に限界に達しそうになる。
「はっ、ん、ぁぁっ…えりっ」
声を抑え絵里の名を呼ぶと、絵里はれいなの心を読み取った。
近づけてくる絵里の唇を音を立て啄ばんでから、先程のように深く口付けを交わす。
絵里の指はれいなのそこを刺激することを止めない。激しく突かれる度に思考に霧がかかっていく
「んっ…んんぅ…ふ、はっ、ぁあああっ――」
気が付くとれいなは絶頂を迎えていた。
「うへへ…れいな、超可愛い」
さっきから何度同じ言葉を呟いているだろう、実際に考える気はないがそう思う。
本人は行為に疲れたのか隣で寝息を立てている。本当に可愛い寝顔だ。
この寝顔をさゆには取られたくないな、なんて思いつつ、絵里も瞼を閉じる。
段々と薄れていく思考の中、れいなの手を強く握る。
れいなと同じ夢、見れると良いな――
愛する人を取り合い編 おわり
「は?なに言ってんの、さゆみのれいななんですが」
皆さんどうもこんばんは、貴方のアイドル田中れいなです。
今、れいなを物扱いして両腕を引っ張り合いながら口喧嘩をしているのは、ご存知の通り絵里とさゆ。
まず、なんでこんなことになっているのかはれいなでも分かりません。本人に直接聞いてください。
取り合いをされるのは愛されている証拠、嬉しい反面少し、ほんの少しとよ!?…迷惑っちゃ。
そんなれいなの思いも通じず絵里とさゆとの板挟み状態は続いている。
「絵里、れいなと今からお食事行く約束してるんですけどー」
「さゆみだってお買い物行く約束してるけど?」
ぶっちゃけ、どっちとも約束なんかしてません。
「あのー……」
「「れいなは黙ってて!」」
「ハイスミマセン」
さっきから引っ張られ続けている腕はかなり痛い。
この二人はれいなのことで喧嘩をしてるはずなのに、止めようと思ってもこの調子。
――「じゃあさ、どっちがれいなを満足させれるか勝負しない?」
そう切り出したのは絵里だった…――
「あ…んん、やぁっ」
何故こうなったかはれいなには理解出来ない。
絵里に問答無用に連れて来られたのはホテルの一室で、今、れいなはされるがままになっている。
抵抗しなかったのは、二人が鬼のように怖いから。
「んぁ…ひゃうっ」
揉み解される胸、自然と声が漏れてくる。
慣れた手つきでれいなの胸を翻弄する絵里に疑問を感じるも、それ以上に快感が襲ってくる。
「れいな、敏感だね」
「うるさいっちゃ…」
口頭ではそう言うも、実際自分でも分かるくらい絵里の言うとおりかもしれない。
でも、絵里の手つきもその原因なのは間違いない。それだけ上手い。
「んんっ…んふ、は…」
そんなことを考えていると絵里の顔が近付いて来た。
反射的に瞼を伏せる。胸の突起を指の腹で刺激しながら口付け、徐々に舌を滑り込ませて来る。
それにれいなも応え絡ませていく、貪る様に深く、深く。二人の熱い吐息が交わる。
暫くして離れる絵里の唇、停止していた思考回路が修復したと同時に名残惜しさが表情に表れる。
知ってか知らずか絵里は口角を上げながら顔を離し、首筋に舌を這わす。
「や…んう…っ」
首筋から胸、腹、そしてその下へと滑る舌。
「やめっ、そこは…あぁっ!」
「んー?なに?気持ちいいでしょ?」
制止も空しくそこに宛てがう舌の腹、今までに感じたことのない感覚に陥ってしまう。
絵里の質問にも答えられないほどの快感にれいなは我慢出来ずに身を捩らせる。
「ふあ、ん…くぅ、んんん!」
より一層激しさを増す舌使いに加え、指で小さな突起に刺激を与えられる。
腰を跳ね上げ反応する正直な身体を恥ずかしく思いれいなは顔を両手で覆い隠す。
絵里がそれに気づいたのか、舌を引っ込め顔を上げる。笑い声を含めた言葉を投げ掛ける。
「どうしたの?見せてよ、れいなの可愛い顔」
「やだ…」
「良いじゃん、ねぇ。絵里、れいなのこと好きだよ」
なにがその言葉に繋がるのか…そう考えていれば、腕を掴まれ退かされる。抵抗はしない。
れいなの視線の先には絵里の顔。微笑む彼女は片手をれいなの頭に添え優しく撫で、もう片方の手を下へ遣る。
「ぁ、ぁん!はぁっ、ふぁぁ!」
十分に滴るそこに指を挿入される。痛いという感覚より勝る快楽。
ゆっくり動かしていた指も次第に激しくなっていく。
「やあっ!んうぅ…えり、えりぃ」
「れいな、可愛い。イっていいよ?」
身体を重ね耳元に顔を埋め囁く絵里の声が痺れる脳に響く。
その言葉と同時に挿入される指が一本増える。格段に増す快楽に限界に達しそうになる。
「はっ、ん、ぁぁっ…えりっ」
声を抑え絵里の名を呼ぶと、絵里はれいなの心を読み取った。
近づけてくる絵里の唇を音を立て啄ばんでから、先程のように深く口付けを交わす。
絵里の指はれいなのそこを刺激することを止めない。激しく突かれる度に思考に霧がかかっていく
「んっ…んんぅ…ふ、はっ、ぁあああっ――」
気が付くとれいなは絶頂を迎えていた。
「うへへ…れいな、超可愛い」
さっきから何度同じ言葉を呟いているだろう、実際に考える気はないがそう思う。
本人は行為に疲れたのか隣で寝息を立てている。本当に可愛い寝顔だ。
この寝顔をさゆには取られたくないな、なんて思いつつ、絵里も瞼を閉じる。
段々と薄れていく思考の中、れいなの手を強く握る。
れいなと同じ夢、見れると良いな――
愛する人を取り合い編 おわり
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