シーン6 放課後の図書室


私は2つ分の恋の悩みを抱えながら、来る日も来る日も退屈な高校生活を送っていた。
今日は放課後に図書委員の仕事があって、れーなと一緒だ。
日に日に陽が短くなっていき、吹き付ける風の中に鋭い針先を感じるようになってきている今日この頃。
私にもれーなにも冬服やカーディガンが徐々に似合い始めるようになってきていて、
先週から私がタイツを穿き始めるようになったことでれーなはほんの少しだけムスッとして
「せっかくの美脚が台無しやん」などという不平を私に訴えてきた。

一方で、彼の方は会うたびに私の服装とかを褒めてくれて、そして手を繋ぐたびに「さゆの手はあったかいなぁ」と笑ってくれた。
そんな彼の無垢な表情に、私はれーなと密かに続けている内緒事についての罪悪感を感じないわけにはいかなかった。
いくら相手が女の子とはいえ、決して許されるようなことではなく、もしも相手が女ではなく男ならこれは完全に浮気になるはずだ。
けれど、私たちは別に「お付き合いしましょう」みたいなやり取りをしたわけではない。
ただ、毎週日曜の午後から駅前をふらつき、17時には分れる、ということをしているだけだ。
だから、これは別に浮気なんかじゃない、と主張することも不可能ではないけれど、
そんなのは決して公平なことではないと思うし、私はそんなことはしたくはなかった。

ただ、問題は彼に対することだけではない。
れーなに対してもそれなりの悩みを私は抱えていた。
空気が冷たくなるにつれて、れーなの精神状態は徐々に崩れ始めていっているような気がするのだ。
れーなは徐々に感傷的になっていき、徐々に私に依存し始め、そして私との行為に依存し始めていった。
けれど、私はそんなれーなを正すことも、見捨てることもできず、
ずるずると為されるがまま、求められるがまま、私の愛情をれーなに捧げていた。
こんな風な言い方をするなんて、私がれーなを嫌っているように聞こえてしまったかもしれないが、
決してそんなことはなく、やっぱり私はきちんとれーなのことが好きだったし、
それに私自身「れーなとあんなことやこんなことをしたい」という欲求が無いわけでもなかった。

というわけで、私は今日もこうしてれーなと2人きり、
静かな図書室のカウンターの中で顔を突き合わせながら、どうしようもない微妙な感情の狭間で揺られていた。


「元気ないと?」
「ん、そんなことないよ。最近ちょっと寝不足で」
「どうして寝不足になったと?」
「別に・・・ほら、さゆみここのところ、アレで」
「そっか」

どうしてだろう。
いちいちれーなが私に投げかけてくる細やかな質問に時々イラっとしてしまう。
けれど、何もむやみやたらにイライラしているのではなく、それにはきちんとした説明を施すことができる。
最近のれーなはとにかく私に付き纏っていて、私のほんのちょっとした些細な変化にも過敏に反応し、
そして自分が見捨てられるのではないか、といった不安を感じているようなのだ。
もし、ここで私が「日曜日に彼と毎週デートしている」と打ち明けようものなら、れーなはきっと軽いパニックに陥ってしまうだろう。
そう考えると、どうしてもっと早くに、れーなの状態が良い時にきちんと話しておかなかったのだろうと後悔しない訳にはいかなかった。
彼が携帯とかを持っていなくて、メールとかをしなくていいというのは、
メールをしてる姿がれーなにばれてしまうというような危険性が無い分だけ、ちょっとした救いではあったけれど、
れーなには毎週日曜日には塾に通っているとしている手前、下手に勉強をサボることもできないし、
今にもれーなが「一緒の塾に行く」と言い出すのではないか、と思うとそれこそ私の方がパニックを起こしてしまいそうになる。

けれど、れーながこんな風な精神状態に陥っているのを私は一方的に攻めることはできなかった。
というのも、れーながこうなってしまったのには、私にも原因があるのだ。
れーなはずっと、売春をしてみたり、高校生にして高級ブランドのバッグを買ってみたりして、
とにかく自分が自由なのだということに依存して生きていた。
しかし、それを私や彼が説き伏せ、そして現実にも打ちのめされ、
れーなの中からその「自由」というある意味では心の大黒柱であったものが損なわれてしまったのだ。
そうして自分を支えるものを失くしたれーなは、新たに自分を支えるための柱を見つけなければならなかった。
そこですぐ手に届く所にあったのが、私なのだ。
そう、黒髪で優等生で、あの時点で最もれーなの近くにいた人間である、道重さゆみ、なのだ。

私は楽観的な憶測に基づいて、あの一件があってから、これからは心を入れ替えたれーなと真っ当な友人関係を築けるかもしれない、
なんていう風に考えていたのだけれど、物事はそう上手くはいかない。
れーなは「自由」の代わりに、私に依存するようになり、それからヒリヒリとれーなの身体を火照らせる性欲の対象は、
30過ぎの不特定多数のおじさんから同級生の女の子にその矛先が変更されたのだ。
そのせいで私は大変困った状況に追い込まれているわけだけれど、だからと言って、れーなを見捨てるようなことは私にはできない。
何度も言うようだけれど、私はやっぱりれーなのことが好きなのだ。


「さゆ、ちょっと来て」


司書室で休憩していたれーなから声がかかる。
カウンターには常に誰かがいなければならなかったのだけれど、れーながしつこく手招きをするので、
私は図書館の中に2,3人しか人がいなくて、その誰もが今すぐには立ち上がりそうにないのを確認すると、
忍び足で司書室の中へと入って行った。

「どうしたの? カウンターの中にまた誰もいないのがバレたら、また怒られるよ」
「大丈夫やって。安倍先生、今、職員室で中澤先生と話しこんどぉとよ、きっと」
「まぁ、そうかもしれないけど・・・で、どうしたの?」
「さゆ・・・」

私の名前を呼びながら、れーなが私の手を握った。
そして、それを椅子の上にちょこんと座ったれーなの小さな胸へと導く。

「ダメだよ、れーな、こんなところで///」

「大丈夫やって・・・金曜日は駅前の市民会館で無料でパンが配布される日やけん、皆あっちで勉強しよーよ」

「そんなことさゆみも知ってるよ。
 でも、皆が皆、そっちに行くわけじゃない。今だって、何人か図書室にいるし」

「どーせ、友達も彼氏とか彼女もいないヲタクみたいなやつやろ。バレたって全然問題ないとよ」
「そんなわけにもいかないでしょ」

司書室の入口は図書室のカウンターに通じるドアだけで、顔出し窓のようなものがついていたけれど、
角度的には図書室の中から覗きこまれないような配置になっている。
けれど、カウンターに近寄って覗こうと思えばすぐに覗けてしまうような感じだったし、いつ司書の安倍先生が戻って来るともわからない。
私は腕に力を込め、れーなの手を引き剥がした。

「お願いだから、仕事が終わるまで待ってよ。あと30分で帰れるんだから、それからすればいいでしょ」
「ダメ、今して」

「やだ。だって、れーな、こないだ公園のトイレで無理矢理さゆみにさせたときだって・・・
 あの時、さゆみの鞄、中までビショビショになっちゃたんだから///
 こんなとこでれーながイッたりしたら、大変なことになっちゃうよ///」

「出さんように、我慢するけん。ねえ、お願い」

「ダメ。だいたい、どうしてこういう変な所でばっかりしたがるの?
 普通にさゆみの家でいいじゃん。お風呂場なら、声出しても、アレもいっぱい出しても大丈夫だし」

「こういうところの方が興奮するやろ?/// ねぇ、さゆ・・・れーな、もう我慢できんよ///」

れーなは虚ろな目を私に向け、真っ赤な頬の間の唇の隙間からは、生暖かい吐息が零れている。
私はそんなれーなの姿に揺さぶられていることを実感しながらも、頭を振り、息を吸い込み、そして正気を保とうとした。

「とりあえず、さゆみカウンター戻らなきゃいけないから。お願いだから、宿題でもやって30分待ってて。
 ほら、れーなさっき、日本史の宿題でプリントが一枚出てるって言ってたでしょ?
 せっかくの勉強する機会なんだから、いつもみたいにさゆみに頼るのはやめて、たまには自分でやってみたら?」

「日本史のプリントなんてどーだっていいと。
 あんなん見てても気持ち良くもなんともないし、それにどーせれーな頭悪いけん、やったって意味ないとよ」

「そんなことないよ。頭を使えば使う程、脳みそに皺が増えるんだから。頭が悪い人ほど勉強しなきゃ」

私はれーなを説き伏せるように言った。
れーなは一度俯いた後、挑戦的な光を目に宿してから私を見上げ直した。

「ねぇ、どーしてイジワルばっかり言うと?
 れーな、勉強なんてどーでもいいと。さゆが欲しいんよ、今すぐ」

れーなは振り払われた腕をもう一度持ち上げ、そして私の腕を再びがっしりと掴んだ。

「ねぇ、ほら・・・見て///さゆのこと考えようだけで、こんなにビショビショになりよーよ?///」

スカートの裾を持ち上げ、それから椅子の上で脚を広げる。
一見清純そうに、そして可愛らしく見える白いパンツはたっぷりと水気を含んでいて、乾いた司書室で一相に卑猥に見えた。
窓から差し込むオレンジ色の光は、私の前に投げ出されたれーなの白い太ももを照らしている。

「ダメだよ、れーな///」

なぜ私は自分を強く保てないのだろう。
言葉とは裏腹に、心が次第にれーなのそこに移って行ってしまう。
ドア一枚隔てた向こうには、同級生だっているのに。

私は冷たい木製の床に膝をついた。
波打ち際の砂の城のように、私の自制心は揺れる色欲の波に呑まれ、徐々に、けれどあっという間に崩れ去っていく。
私の顎に添えられたれーなの小さな手に導かれて、私はれーなのスカートの中に顔を潜り込ませていった。

「あぁっ・・・さゆ・・・///」

ダメだよ、こんなとこで・・・その言葉はもう音にすらならない。
喉から手が出るような思いに応えるように、私は真っ赤な舌を暗闇の中で伸ばして、れーなの温かい所に這わせていった。
熱気で乾いた舌にれーなの水気が心地よい。

「んうぅ・・・///」

ほんの少しだけおしっこの匂いがしている。
そしてあの匂い。
私は白いパンツの上かられーなの割れ目を広げて突起したそこに私の鼻先を擦り付けた。
私の身体を挟み込むれーなの両脚が電気でも走ったみたいに震える。
あぁ、なんて可愛いのだろう。
挑戦的で、盲目的で、そしてどこまでも敏感。
れーなの身体に触れると、いつでも私は小さな子のそれを弄んでいるような錯覚に陥らずにはいられない。
これで私が男ならば完全にロリコンということになるのだけれど、
女の子に対してロリコンという言葉が浸透していないだけであって、私はまず間違いなくロリコンと言えるだろう。
いや、けれど、こんな風に女の子の身体に欲情させられるのはれーなだけだ。
やっぱりレズやロリコンというのともちょっと違うのかもしれない。

私はれーなのあそこをペロペロと舐めながら、自分のパンツにもトロっとしたヤツが染み出していっているのを感じていた。
未だかつて、私がこんなにも濡れたことがあっただろうか。
あの日、あのホテルで芽生えた私の中のピンク色の欲求は、れーなの身体と触れ合うごとに少しずつ大きく、そして熱くなっていっている。
それはもはや単なる愛欲だけではなく、今では、「図書館でしている」という背徳感にすら欲情を感じることができてしまっていた。

「さゆ・・・直接・・・お願い///」

言われるがまま、れーなのパンツをずらして生々しいそこに直接唇をつける。
柔らかいもの同士は、宿命のように惹かれあう。
とめどなく溢れるれーなの蜜を舌で掬い上げ、喉の奥の方へと導いていくと、
それはアルコールのように私の中を駆け巡り、次第に頭がぼうっとしてくる。
狭苦しいれーなの脚の間で私の額からは汗が垂れてきた。

皮も少なくてまだ幼気なそこを指で広げ、そして舌先で硬くなっている所を探る。
れーなの敏感なところだ。
舌で転がす度に悶えるれーなが何とも可愛くて、私はそこに口づけをしたり、熱い吐息を吹き掛けたり、
とにかく、念入りにまるでれーなそのもののように優しく愛した。
そしてれーなの手が私の後頭部にあてがわれる。

「も、もう・・・が、我慢できんとよ・・・///」

初めて、あの日に私の家の風呂場でそうされたように、れーなは私の顔を掴んで自らのそこへと押し付けた。
息ができなくて苦しくて、けれど私はれーなの熱いそこに舌を伸ばし続ける。

(いいよ・・・イッても・・・///)
「だ、ダメ・・・///」

れーなはビクビクと腰を振りながら私の鼻先や上唇に硬くなったそこを擦り付けてきた。
れーなの浮き上がる腰を私はちゃんと抱きしめる。
きゃん、という甲高い声が私の脳髄に響いて、それから温かい液体が迸った。

「んんんんーっ!///」

広げた口の中を目掛けて熱い液体が飛び込んでくる。
私の腕に抱かれたまま悶えるれーなの身体は椅子の上で淫らに暴れ回り、
それから終焉の印のような痙攣を2,3回見せると、後には乱れた吐息が余韻として静かに部屋に染み渡っていた。
私の耳には何故だか今になって、れーなが果てた時に響いていた椅子のガタガタという喧しい音が残っていて、ぼやけた頭の中には

「あぁ、この音を不審に思った人が司書室にやってきたらどうしよう」

なんてことがふわりと浮かんでいる。

「はぁ・・・はぁ・・・さゆ、気持良かったとよ・・・///」
「びしょびしょ・・・」
「ごめん・・・さゆ・・・ねぇ、こっち来て・・・」

私はれーなの手に引かれるまま、れーなの口の前に私の顔を差し出した。
私の顔を滴り落ちているれーなの汁をペロペロとれーなの舌が掬っていく。
瞼の隙間から覗き見るれーなのピンク色で可愛らしい舌先に一度落ち着き始めていた心臓が、またトクトクと鼓動を速めていってしまう。
このまま心臓が風船みたいに割れてしまうんじゃないか、なんていう不安に心がふわふわとしてしまって、
私はれーなの指に私の指を絡ませてその現実的な温かい感触に浸る。
カチコチと時計の針が進んで行くと、次第にれーなの汁が私のワイシャツに浸み込んできて、首から胸元にかけてひんやりとしてきた。

「れーな、拭かないと」

それから私は掃除用の雑巾を使って濡れた床を念入りに拭き、自前のタオルでワイシャツもできるだけ染みが目立たないように拭き取った。
それでもまだ若干濡れてしまった箇所が目立ったので、寒くなったらしようと思っていたマフラーを
「まだ、季節的にはちょっと早いよなぁ」なんて思いながらも首に捲いて、
もう一度、濡れたところが目立たないかどうか、れーなに確認してもらった。

れーなのパンツはすっかりビショビショになってしまっていたので、それを脱がせて、
それから私が穿いていた黒いストッキングを貸してあげた。
素肌にストッキングなんて気持ち悪いだろうとは思ったけれど、まぁ、幸いれーなのあそこはツルツルだったし、
れーなみたいな超ミニスカートにノーパンよりはマシだ。
私は偶然持っていた黒ソックスを履くことにした。

「ねぇ、そろそろカウンターにどっちか戻らないと」
「じゃぁ、れーなが行くと」

私の黒ストッキングを穿いたれーなはまるで何事もなかったかのようにすっきりとした表情で、司書室を出ていった。
私は湿った服を着たまま、司書室に一人取り残される。

それから30分、司書の安倍先生が戻って来るまでに私は司書室の中に消臭スプレーを振りまいたり、何か言われた時の言い訳を考えておいた。
安倍先生が戻って来ると、「ご苦労様」という労いの言葉を受け取って、れーなを連れてそそくさと学校の門を潜った。
空にまばらに浮いた雲のはその淵を金色に染め、そして街には冷たい風が吹いている。
タイツが無くなった分、スカートの中が寒い。
パンツを穿いていないれーなはもっと寒いんだろうな、なんて私の右隣を歩くれーなの小さな身体を見下ろしながら思った。

「さゆ・・・ごめんね、脚寒くない?」
「え? ううん、大丈夫だよ。まぁ、ちょっとは寒いけど、れーなほどじゃないよ、きっとw」
「そーやねw」

すっきりとした空気に包まれた放課後とは裏腹に、何故だか私たちの間にはギクシャクとした空気が漂っていた。
原因は私なのか、それともれーななのか、それは良くはわからない。
ただ、私たちはいつものように駅に向けて並んで歩いて行く。

「ねぇ、さゆはやっぱり今日みたいなこと嫌?」

戸惑いの色が混じっている声音でれーなが尋ねてくる。
私はどう答えて良いかわからず、返す言葉を探しているうちに、れーなが話を続けた。

「一日中あんな狭い教室に閉じ込められよーと、たまにどうしようもなくイライラしてしまうと・・・
 それで、イライラしたせいなんか・・・今日みたいにさゆが欲しくなってしまうっちゃん///
 今思うと、れーなも自分が恥ずかしい事しよぉってちゃんと感じよーよ?
 でも、あの時はもうどうしようもなくて・・・ただ、どうしても苦しくって・・・
 そんな時にさゆのこと考えるとほんの少しだけ気が紛れて・・・
 でも、そうすると、自分が抑えられなくなって・・・」

ぼそぼそと苦労しながら言葉を紡いだ後で、それから「ごめん」と短く付け足される。
正直な話、あんなところでああいうことをするのはもう怖いから嫌だったけれど、
れーなも苦しんでいるんだと思うと、「別に大丈夫だよ」と答えるしかなかった。
私が奪ったのは、れーなの自由な心で、それはれーなの中核にあったものなのだ。
私にはれーなを救う責任があるし、そのことは私にとっては重荷である反面、喜びでもあった。
大好きなれーなを私自身で助けてあげたいと思うのだ。


「大丈夫。辛くなったら、いつでもさゆみに言って?」

嫌いなのに好き。
付き纏われるのは嫌いだけれど、れーなは好き。
変態な人間になるのは嫌だけれど、れーなは好き。
こうして考えてみると、どうして私はれーなのことを好きになったのか、良くわからなくなってくる。
私はれーなの自由奔放さに憧れていたはずなのに、それを自分の手でれーなから引き剥がし、
そして結果的にはれーなを私に依存させるようにしてしまった。
もはやれーなはあの時私が憧れていた「自由」という物をもっていない。
では、私は今のれーなのどこに惹かれているんだろう。
ただ求められているから嬉しいのだろうか。
良くわからない。
こんな風に戸惑った時には、絵里のあの乾いた言葉と、それから温かい笑顔に包まれたくなってしまう。


「さゆがいて良かった」

れーなの左腕が私の右腕に絡みついて来る。
可愛い仕草にドキッとしながらも、意図的にれーなの左側を歩いている自分がいた。


私の左側は彼のものだった。





(66.2-197)なん恋 Scene07
 

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