ポケモンの育成論が一応のメインコンテンツとなる、サークル『ファルコンパンチ』によるWikiサイトです。対人戦、中でもシングルバトルのLv50戦の見せ合いあり3vs3をメインにしており、単純な『強さ』よりも各人が『やりたい事』を形にしていった型を載せています。

サザンドラ


No.635 タイプ:あく/ドラゴン
特性:ふゆう(地面タイプの技を受けない)
体重:160.0kg(けたぐり・くさむすびの威力100)
HP攻撃防御特攻特防素早合計
サザンドラ92105901259098600


ばつぐん(4倍)フェアリー
ばつぐん(2倍) かくとう/むし/こおり/ドラゴン
いまひとつ(1/2) ゴースト/ほのお/みず/でんき/くさ/あく
いまひとつ(1/4) ---
こうかなし エスパー

※特性「ふゆう」により、じめん無効

第五世代で新出の600族サザンドラ。
その火力たるや、伝説を除けば過去最高のりゅうせいぐんを叩きだす。
ラティ、ガブ、マンダといった激戦ドラゴンたちから一歩劣った素早さ98は、バランスを調整するためにしかたなくそうしたようにしか見えない。
弱点は虫、格闘、竜、氷。今作ではちらほら出てきた氷技2倍どまりの非伝説ドラゴン。
と、先ほどから2回連続で先を行ったラティとの最大の違いは『おいうち』に強い事。
ラティを止めるために採用され続けたハッサムバンギのリーサルウェポン『おいうち』をものともしないこのタイプは、
素早さにおける譲歩に匹敵する差別化点といえる。
第五世代発売当初である現在(ともそろそろいえないが)では、最速スカーフにしてとにかくガブマンダを抜く仕様が多く、
連中も対抗して最速スカーフにして、と、苛烈ないたちごっこが行われているらしい。
が、第五世代対人戦はハイリンクでしかしたことないのでなんともいえない……。
  • 第六世代にて
自身にはさしたる変化は起きてはおらず、むしろだいもんじなどのサブウェポンの威力が下がった程度で、
新登場のフェアリータイプには4倍弱点を突かれ、こちらの一致技は半減ないし無効という酷い不利っぷりだが、
それでも取り巻く環境の変遷に伴い、需要が大きく向上した。
まず前述フェアリータイプの登場で、ドラゴン全体のこだわり採用率が減少。その結果、スカーフでサイクルを回す運用が以前よりもやりやすくなった。
また、悪技がはがねに等倍になったことで環境に悪技増加。それを半減できるあくタイプで、かつそれなりの耐久種族値を有しているというのは実に限られている。
更に新参ギルガルドとの並びサザンガルドは有名で、お互いの弱点を補い合うどころか、二匹を組み合わせることですべてのタイプの攻撃を半減以下にできるという、
抜群の相性、相方を獲得した。
なお、そのギルガルドも周知だが、単体運用でも強すぎるくらい強いため、無理なく採用できる並び。
さらに上から殴る・積むしてくるラティオス、ウルガモスが環境の変化(確殺レベルのふいうち使いの氾濫・ファイアローの登場)によって駆逐されたことも、
サザンドラが個体数を伸ばす要因となった。
これらによって、強いポケモンには悉く弱いが、弱いポケモンには無双レベルで強い、三下の代表格だったサザンドラ、一世代遅れながら、環境のトップメタの仲間入りを果たした。
  • 第七世代にて
相変わらず強い相手には強いが、今回フェアリーが環境に大量発生したのが苦しいようで。
かなり数を減らしている印象を受ける。
アクジキングをサザンドラのランドフォルムと揶揄するコメがよく見られる。初めに言ったやつセンスある。
俺はただのコピペロス。



スカーフ型(2023/4/3.SV)

特性:ふゆう
性格:おくびょう
能力値:167-112-110-177(252)-111(4)-165(252)
持ち物:こだわりスカーフ
確定技:りゅうせいぐん あくのはどう だいもんじ とんぼがえり

遅い相手には強いサザンドラ。環境のプールが狭い方が強いだろうと思い、早速のスカーフ参戦。
環境理解が足りないせいか、強さは少々微妙だった気がする。
まず受けが強い時点で厳しかった。ドオーに止まるのは当然、物理受のはずのキョジオーンやドヒドイデにも止まってしまうあたり、どうにも突破力を感じない。
そのへんはメガネを持たせたら良かったんじゃないかと思うところもあるが、そうするとマスカーニャやドラパルトの格好の餌食になるということで、
両方を取れないのは当たり前だが、物理受で止まるのはなかなか致命的であった。
されどサザンドラ。12月のレート戦を手探りながらマスボまで連れてってくれた功労者の一角である。
これを書いてるのは4月だけど、もうさっぱり見ねえなあ。

スカーフ型(2020/2/2.剣盾)

特性:ふゆう
性格:おくびょう
努力値:特攻252 素早さ252 特防4
持ち物:こだわりスカーフ
確定技:りゅうせいぐん あくのはどう だいもんじ
選択肢:ラスターカノン とんぼがえり そらをとぶ ゲップ

ガブリアス、ボーマンダなどの頭を押さえてくるドラゴンも減り、意気揚々と数を増やしたサザンドラ。
今作の凶悪600族のドラパルトに対しては、あく・ゴースト部分では有利だが結局ドラゴン部分で上の取り合いなので特に有利ではない。
しかし、向こうは早すぎるがゆえにスカ―フしてしまうと選択肢と性能が狭まり、こっちは中途半端な素早さを補えるスカーフはベストマッチで、
素早さ関係においては大抵逆転できていると思いきや、最初から上を取られる前提でドラパルトダイマックスして抜群弱点を耐えて保険発動ダイジェットという流れのエサにしてくる。
結構魔境。

最大火力のりゅうせいぐん、一致安定あくのはどう、ダルマ殺しのだいもんじまではおおよそ確定。
残りの枠はフェアリーに対する打点になるラスターカノンが優勢か。俺はとんぼがえりしてるけど、火力はしょぼく、襷潰しくらいにしかならないのは確か。
もっともこの場合、火力云々というよりも、ミミッキュの皮を剥ぎながら逃げれるのが大きい。
初手ダルマが焼けるとその後の展開が非常に楽だが、上位レートはだいもんじ耐えまでDに振るらしい。そりゃそうだよな。

うちのサザンはあくのはどうでめっちゃ怯ませるいい子。

ハバンドラ型

特性:ふゆう
性格:ひかえめorおくびょう
努力値:調整(優先度D(+H)→S→C)
持ち物:ハバンのみ
確定技:りゅうせいぐん だいもんじ
選択肢:だいちのちから あくのはどう きあいだま 

スカーフ竜が暴れまわっているので、それら持ち物による補強のない竜の攻撃を耐えて倒す調整サザンドラ。
調整目安は下記の通り。(なお、表記を省いている個所はV無振りH167D120
こだわりラティ流星群(D252H108orH252D148) 実数H181D142orH199D129
球ラティ流星群(D192orH252D20)実数H1167D134H199D113
うっかり球マンダ流星群(D176orH240)実数D137orH197
球サザン流星群(D160orH236)実数D130orH197
球マンダ流星群(D68orH100)実数D119orH180
持ち物なしサザン流星群以下(無振りでOK)
ここで竜とは関係ないが球ルカリオ波動弾耐え(D252H164)実数H188D142

特攻。基本的に竜はりゅうせいぐんで1確なので、振るならぶっぱで誰が落とせるかと、サブウェポンで誰が落とせるかが考察の肝となる。
控えめ252悪の波動でH振りクレセリア2確。
臆病36振りでH252ユクシー2確。
ここまで考えて計算しつくすのがあまりにも無謀だったのでやめた。
ま、特攻なんてあまった努力値全部突っ込めばそれでいいんだ。

素早さ。
実数変域は118〜150、〜165。
無振りで最速55族よりギリギリ速い。
補正なし全振りで最速85族と同速。
まあ最速の場合は語るべくもなく最速97族より早い。この時、無補正最速の110族まで抜ける。そんな奴がいるならば。
無振りの100族が120。最速70族が134。最速80族が145。最速90族が156。
これらの中で、素早さの逆転で有利不利が覆ると思われるのは、
無振り100族:サンダー
最速97族:シンボラー、オノノクス
最速95族:ウィンディ、ルージュラ、グライオン、メブキジカ、(キュレム)
最速92族:ハハコモリ
最速90族:モルフォン、ルカリオ、
最速88族:ドリュウズ
最速87族:サワムラー
最速85族:ニドキング、ゴルダック、カイロス、フリーザー、ヘラクロス、ドクロッグ、ダゲキ
最速83族:ブーバーン
最速80族:カイリュー、バシャーモ、ダーテング、チャーレム、チルタリス、オニゴーリ、フワライド、エルレイド
最速79族:バイバニラ
最速78族:オーダイル
最速76族:ニドクイン、エビワラー
最速75族:ドーブル
最速74族:ガマゲロゲ
最速71族:ドンカラス
最速70族:ニョロボン、ジュゴン、パルシェン、ニョロトノ、メタグロス、キリキザン
最速68族:バクオング
最速65族:ハッサム、グレイシア、エンブオー
最速61族:バンギラス
最速60族:ラプラス、ラグラージ、ユキノオー、ナマズン、エンペルト
最速58族:ラムパルド、ズルズキン

最速60あたりの連中は本当に最速にするかぁ?という疑問と、逆にサザンドラの耐久能力をきちんと考えていないところはあるが、
これだけの相手に先に抜群を取られることになる可能性が生まれるのは事実。
素早さ無振りは全くお勧めされない。
自身の素早さを考えるというよりも、抜かれないようにするために素早さが必要になる。
メジャー度からして最速にするか、最速90抜き、最低でもヘラを押しつぶせる最速85は抜いておきたい。となると、耐久調整でもおくびょう固定。
最速85を抜く素早さ、実値151=努力値156ってところか。
つまりこだわりラティ耐えと合わせると努力値合計516、おっと足りない。
ではラティを球にすると、D192で事足りるので、S156にして残り特攻か。乱数調整なしだとこのくらいが妥当な部類だろうか。
実数ステで考える場合、H167、B110、D134、S151。6Vだとすると、Cが165(≒110族無補正極振り)

うん、調整の手間の割に活躍しそうにないが、満足したことにする。

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