ポケモンの育成論が一応のメインコンテンツとなる、サークル『ファルコンパンチ』によるWikiサイトです。対人戦、中でもシングルバトルのLv50戦の見せ合いあり3vs3をメインにしており、単純な『強さ』よりも各人が『やりたい事』を形にしていった型を載せています。

ポケモン名


No.784 タイプ:ドラゴン/かくとう
通常特性:ぼうだん(たまやばくだんが当たらない)
     ぼうおん(音に関係する技が無効になる)
隠れ特性:ぼうじん(天候によるダメージを受けない、粉系の技、及び特性「ほうし」を無効化)
HP攻撃防御特攻特防素早合計
ジャラランガ7511012510010585600


ばつぐん(4倍) フェアリー
ばつぐん(2倍) ひこう/エスパー/こおり/ドラゴン
いまひとつ(1/2) ほのお/みず/くさ/でんき/むし/いわ/あく
いまひとつ(1/4) ---
こうかなし ---

第七世代新出の600族ドラゴン。
まさに第七世代を象徴するような、595/1/1/1/1/1のような悪ふざけを除外した範囲で、
限りなく弱くするにはどうしたらいいかを追求したような無駄の塊の種族値配分と技範囲。

高めのBDはHに配分しないことでできるだけ殺し、
ACは高めではあるが一線級のアタッカーには届かせないぎりぎりの高さ。
素早さが85とヌメルゴンより高いのは温情というよりも、それ以外に足すことができなかったからだろう。
配分的に可能ならば、Sのの種族値は69にしたかったに違いない。

ドラゴン・格闘というタイプは第五世代ならば、歓迎された攻撃範囲であろうが、フェアリーの登場した第六世代のさらに次の世代に、
カプシリーズと同時実装で投げ込んでくるあたり、もはや悪意しか感じない。
いやまだある。フェアリーに通らないことを除けばわりかし優秀なドラゴン・かくとうの攻撃範囲だが、
なんとインファイト、ばかぢから、とびひざげり(ついでにとびげり)を覚えないため、
格闘技の選択肢は威力不足なのに命中も不安なスカイアッパーか、それより低威力なかわらわりという悲惨なことに。
攻撃種族値の関係もあり、タイプ一致技なのにカイリューのばかぢからより威力が低い。
特殊方面はどうか。
技の第七世代ということで、新技かつ固有技のマルチスケイルの性能は評価できる。
種族値の差のせいで少し危うかったが、一応はサザンドラのりゅうのはどうより高い威力になっている。
しかしはどうだんを覚えないため、格闘技が命中不安のきあいだましかない。
せっかくの格闘複合が台無しである。

悪口ばかり書いてるが、俺が悪いんじゃない。ゲーフリが悪い。

悪口ばかり書いてきたが、決して一切の見どころがないわけではない。
まず特性が強力。
タイプでは括れない独特な範囲で攻撃技無効化し、固有の突破戦略を強いるぼうだん。
それと比べれば無効化対象は僅かに減るものの、前作で猛威を振るったハイパーボイスなどのみがわり貫通の音技を防ぐぼうおん。
悪天候によるスリップダメージとねむりごなによる強引な突破を防ぐぼうじん。

他の600族もさめはだいかくマルチスケイルと、十分に壊れた特性をもらっているため、
これまでの冷遇を吹き飛ばせるかというと全くそんなことはないのだが、
少なくとも特性という観点からは水をあけられている事実はない。

また、これらを一匹のポケモンで持ち得ているというのが非常に厄介で、実際に不発させられるまでは果たしてどの守備範囲を選んでいるか、
トレースでもしなければ見分けがつかない。
・・・というのは少し建前がすぎる話で、実際に対戦で好まれる特性というのは絞られていくものだが。

そして積み技が豊富で強力。
HPの半分を犠牲に攻撃を最大に引き上げるはらだいこ。
そこまでの爆発力はないが2段階引き上げるつるぎのまい。
素早さそこうげきの両方をあげるりゅうのまい。
すばやさだけを2段階あげるボディパージ。
違う方向で防御を2段階あげる鉄壁。

カイリューボーマンダガブリアスの三大600竜でも、つるぎのまいとりゅうのまいの両方を選択肢に持つ者はいない。
そこにはらだいことボディパージまで加わるのに『型が豊富で止められない』という噂はない。

そう、結局のところジャラランガは、
『種族値配分が残念な代わりに積み技は豊富』にデザインされたのではなく、
『豊富な積み技をもつ600族』を第一コンセプトにつくり、
しかし『どれを積んでも止められる範囲』になるよう、綿密な調整を施されたポケモンなのだろう。

ゆえに、どうしても先にあげたような強力なドラゴンと比べるとネガティブな記事になってしまうが、
優秀な特性をもった600族。愛ゆえに、と言わずとも、いざ使えば十全な活躍は果たされるだろう。分相応の。


特殊基本型(2017/2/5)

特性:ぼうだん、ぼうおん
性格:ひかえめ
努力値:HP244 特攻252 防御4 素早さ4
持ち物:ハバンのみ ヤタピのみ Zクリスタル
確定技:スケイルノイズ
選択肢:きあいだま かえんほうしゃ ラスターカノン ボディパージ どくどく

優秀な特殊技スケイルノイズを中心にした特殊型。
威力のほしい技がほしければ気合玉、はがねに撃つのに倍の威力差があっても命中重視なら火炎放射、フェアリーに不可をかけるならラスターカノン。
上をとりたければボディパージに、特殊受け突破の足掛かりをつくるならどくどく。

ボディパージの有無にかかわらず、とりあえずはHAベース。
BD重視の種族値であることから、H振りのメリットが大きいのと、ボディパージを別腹にするほど深い考察にいたっていないため。
あれだけ豊富といった積み技だが、いきなり特攻を上げる技がない。

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