基本情報


略歴

共和国評議委員の一人であるが、若い頃は自ら戦場に出て槍働きもしたほどの豪胆さをもち、国内に独自の派閥を持つ実力者。
ラヴェリアレディスにむき出しの敵意を抱き、失脚させる隙を探しているが、その一方で税金を有効利用した工事を数多く成功させた実績を持ち、自らの身辺にも隙は与えない。
今はまだ彼らの派閥に勝てないと判断したときは決して牙を剥かず、むしろ協力する様なしたたかさももつ。

1253年、レヴァイア国への使者としてカルスケート草原を突破しようとするが、彼自身は囮として使われ、真の使者であるミズハが別ルートからレヴァイアへ到着。
ゴゥドは失敗の責任で一時失脚するが、囮とされていた事もあってこの失脚はあくまでも形だけであり、1年後に復権する。
以後しばらく派手な動きはしないが、ラヴェリア派閥に対する怒りは激しく、着々と地下工作を進めていた。

しかし、ガルデス共和国は、ラグライナ帝国の前に疲弊していき、ラヴェリアが横死したとき、ガルデス共和国議長という地位は、ゴゥドが望む権力の椅子ではなく、「沈み行く船の操舵者」に近いものであった。
その為、彼はこのときはレディスにその地位を持たせる。
だが、クレアムーン軍をガイ・アヴェリの戦いで撃退すると、徐々に議長の座がゴゥドにとって魅力を取り戻しはじめた。
その為、この戦いでレディスが超法規的決断で軍を独断で動かしたことを理由に糾弾し、既に議会に巨大な勢力を持つまでに成長していたゴゥドは、自らの派閥を使ってレディスを失脚させる。
ただし、正規の方法ではなく、クーデターという形であり、何重にもカモフラージュした屋敷にレディスを密かに軟禁すると、世間には「レディスは責任の重さに耐えかねて失踪した」と発表した。
ゲイル達の救出作戦によってレディスが奪還されるが、証拠は一切残さなかったこともあり、事件の黒幕を帝国内乱戦争で失脚し、その後テロリストの様な存在となったセリーナの仕業と決め付け、自身にかけられた疑惑をかわした。

だが、1259年5周期、ゴゥドは突如病死する。
その直後にレディスが議長に復帰したため、レディス派の将軍のによる暗殺と長年考えられていたが、ゴゥドが暁の守人の名を騙って裏工作をしていた為、セリーナによって暗殺されたとの説が近年では有力である。

人物

  • 物語では、長い間「小物」として描かれていたが、実際は自身の強力な派閥をもっていたり、ラヴェリアに対抗できない間は静かに身を潜め、レディスの手から零れ落ちそうになった議長の座を奪い取った野心と能力を有している。その為近年の物語では「政治家」としての能力も再評価されている。
  • 議会では財務委員会・国土開発委員会に属し、政府支出による積極的な地方振興と景気対策を推進していた。政敵であったレディスは財政均衡を第一に考えていたためゴゥドの提案に反対することも少なくなく、それ故に両者は「ラグライナ帝国との戦争が無かったとしても」宿命のライバルに近い対立関係を強いられていたのではないかと言われている。

関連項目

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