基本情報


略歴

代々シャリアル国の将軍として仕えた家系の娘。
三姉妹の三女で、男子の誕生を願っていた父が後継者に悩んでいたことから、自ら将軍になることを決意。
父が背後で手を回したことから、早い段階で将軍になり、彼女自身に大きな将器はなかったが、兵士に対する慈愛だけはあつく、兵士たちからの人気は高かった。

フィードの戦い(693)に参戦するものの、ロードレアシャリアル両国の精鋭が集結し、次々と臨機応変に動くこの戦いについていけず、戦局に影響を与える仕事は一切できなかった。
第2次エィディスの戦い(694)にも参戦するが、ここでも特筆すべき働きはしていない。

696年、シャリアル国はベルザフィリス国との決戦のために主な将軍を招集していたため、メイはロズ地方の守備につく。
そこにロー・レアルス国軍の精鋭が迫ると、メイは食料を輸送していたが、慣れない土地で道に迷い、偵察にきていたフェリシア部隊と不運にも遭遇する。
この時、敵に奪われるくらいなら食料を燃やすべきと部下に進言されるが、「食料は農民が一年かけて作り上げたもの、軽々しく燃やせるものではない」と降伏した。
この行動が、「最初からロー・レアルス国と内通していたのでは」と疑われ、本国に残されていたメイの家族である父、二人の姉は処刑されるが、そのことを知ったゼノスは、この戦いの後憔悴しきったメイを厚く遇した。
しかし、彼女の迂闊な行動が結果的に援軍を待たずに国境部隊を決戦に向かわせた遠因であることを考えると、「人柄と功績は必ずしも比例しない」という一例として後世にまで語られることとなる。

メイはその後将軍には就かず、民として過ごした。

関連項目

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