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創造論ネタ

創造論の未解決問題「カンガルー」ジョーク


"若い地球の創造論"における未解決問題のひとつに「カンガルー問題」がある。これは、「ノアの洪水のときに箱舟にいたはずのカンガルーが現在はオーストラリアにしかいないのは何故か」あるいは「どうやってアララト山からオーストラリアに移動したのか」という問題である。

これについて、創造論ジョークサイトOBJECTIVE:Ministriesが、エクストリーム創造論者な論を載せている:

[ Kangaroos of the Middle East -- Article by Dr. Richard Paley ]

中東のカンガルー:

カンガルーはかつて中東に生息していた?

世俗メディアに毒された人々たちと同じく、この問題に対するキミの答えはこんなのだろう:

「ノー、もちろん、ノー! カンガルーはオーストラリアだけに生息している」

しかし、それは本当に本当だろうか? 適切な聖書的観点から少し深く考えてみよう。次の問いに自問自答してみよう:

・聖書は無謬の神の言葉だと信じているか?(イエス)
・神が地球に洪水をもたらし、ノアが箱舟に乗せたもの以外のすべての動物は死に絶えたと信じているか?(もちろん、最初の問いに対する答えに従えば、聖書はそれが起きたと言っている)
・カンガルーは箱舟に乗せられていたと信じているか?(イエス。聖書に直接的には書かれていないが、考えルーは動物であり、それらのうち2頭が明らかに箱舟に乗せられていた。でないなら、今日、カンガルーは存在しているのはなぜか)
・洪水の水が引いたとき、箱舟は中東に漂着したと信じている?(イエス。聖書はアララト山に着いたと言っている。アララト山の正確な位置には議論の余地があるが、ノアの世代についての記述から、中東のどこかだったことは確実だ。)
・箱舟に乗せられた動物は、箱舟が漂着した場所で箱舟を降り、少しの間、中東で過ごしたと信じている?(イエス。聖書は動物が箱舟から出されたと書いている。動物たちは、そこにとどまったにせよ、どこかへ移動したにせよ、少しの間そこで過ごしたはずだ)
・したがって、かつてカンガルーは中東に生息していた?(明らかにそうだ。他に正しい答えはない。それが聖書の説明だ)

見ての通り、論理は不可避だ。カンガルーはかつて中東に生息していたはずだ。そうでないという主張は論破された。しかし、探求すべき問題が残っている。たとえば、中東にカンガルーがいないのは何故か?この地域の歴史にカンガルーが登場しないのは何故か?どうやってカンガルーはオーストラリアへ移動したのか?

まず、カンガルーという単語が、カンガルーとオーストラリアアボリジニがオーストラリア大陸に移住した後に、アボリジニよって作られたものだということを指摘しておこう(その当時、中東は間接的にオーストラリアと陸続きだった)。カンガルーは「私は知らない」という意味のアボリジニ語だった。話は近代ヨーロッパ人がオーストラリアに到着したときに遡る。彼らは大きなジャンプしている動物を見て、原住民にその名を聞いた。原住民は「カンガルー(私は知らない)」と答えた。原住民は動物の名をあげられなかったのは、原住民が聖書の知識を完全に失っていたからであり、したがって、原住民はアダムがカンガルーに付けた名前[創世記2章19節]を知らなかった。明らかに、中東の人々はこの動物を「カンガルー」とは呼んでいなかった。したがって「カンガルーという単語が古代中東に存在しなかったので、カンガルーも存在していなかった」という聖書批判者たちのナイーブな主張は明白な誤りである。

創世記の洪水の記述はカンガルーについて、名前も姿も言及していないことは、当時アララト地域にいた無数の動物の種類を考慮すれば、驚くことではない。パンダやマストドンやヴェロキラプトルやキリンなどの大群の中の一種、2頭のカンガルーなのだ。さらに、カンガルーが中東で過ごした期間は比較的短期間だった。

パンダ、マストドン、velociraptors、キリンの大群衆の中カンガルーまたは2つのは何ですか?また、カンガルーがためだけパンゲアの分裂前に任命された宛先に到達するには、他の動物よりも急いで残して(次のセクションを参照してください)必要とする、中東に住んで比較的短い時間を費やしている可能性があります。なぜなら、パンゲア大陸分裂前に、指定された地域にたどり着くために、他の動物たちよりも、はるかに急速に移動しなければならなかったからだ。

しかし、カンガルーがヨーロッパを経由して移動したという証拠はサテュロスについての報告にある。サテュロスは、異教徒たちによって山羊のような特徴を与えられていたために、その起源は間違いなく悪魔的だと多くの人々に信じられてきたが、実際には無知なギリシャの異教徒たちが悪魔とカンガルーを混同したものである。サテュロスのよく知られた特徴は、2本足で直立し、細長い中足骨を持ち、全身毛で覆われ、尾があり、長い角のような耳狩り、長い顎鬚をはやした顔であり、これはカンガルーの形態と一致している。偶蹄の脚のような、より山羊のような特徴は、明らかにワインで頭がいかれたデュオニソスのカルトたちが、カンガルーと悪魔を混同したものであり、カルトたちは山羊の形で表現したものである。

さらに、サテュロスは正しく翻訳されたKing James Version聖書のイザヤ書の予言でも言及されている。したがって、聖書においてもカンガルーは言及されている。イザヤ書は、バビロンの破壊を予言する際に、そこには誰も住むことがなく、ただ「サテュロスが踊るのみ」(イザヤ書13章21節。踊る(dance)はエコノミカルにヘブル語のraqadを訳したもので、意味は「スキップ・跳躍」である)と書いている。この予言により、少なくとも、いくらかのカンガルーたちがバビロン破壊の紀元前539年までは中東にいたことを証明している。

カンガルーについて詳しくは:

Kangaroos, Dinosaurs, and Eden (Ken Ham, Creation Ex Nihilo magazine)
Kangaroos - are they only "down under?" (Ken Ham, Answers in Genesis radio program)
Australia's Amazing Kangaroos and the Birth of Their Young (Creation Ex Nihilo magazine)
Answers About Kangaroos (ChristianAnswers.net)


カンガルーなどの有袋類の移動:

ノアの洪水後に中東に生息していた有袋類はカンガルーだけではない。事実、今日に我々が見る動物の種類はすべて、中東に生息していた。現在の生物分布は、アララト山からの移住と、各地での繁殖と、種類の範囲内での小進化(すなわち退化)によるものである。

有袋類がすべてオーストラリアに移動したのは何故か? 神は箱舟に乗った動物たちが地球全体に広まって、繁殖することを求めた(創世記8章19節)が、行き当たりばったりに広まれば大混乱になってしまう。明らかに、神は動物の集団を地球上の割り当ての場所、すなわち迅速かつ効率的に繁殖できる場所へ、導く必要があった。有袋類はオーストラリを割り当てられたので、そこへ向かった。有袋類は中東に留まらなかったのは、そこが別の種類の動物に割り当てられたからである。何故に神は有袋類の場所としてオーストラリアを選んだのか? 神の意図は神にしかわからない。しかし、すべての有袋類が、紀元前2000年頃のパンゲア大陸の分裂前に、オーストラリアに渡ったわけではない。主として、遅い、うすのろのオッポサムのような落伍者は今でも南北アメリカ大陸に見られる。これは、洪水後の有袋類の大移動の証拠となる。(パンゲア分裂時に南極大陸に取り残された不運なものたちは、極南の地へ動かされて凍死したと思われる)

聖書懐疑論者がよくするナイーブな質問に「ユーカリの木がないのに、どうやって中東でコアラが生きていけるのか」というのがある。

神の被造物は堕落前に創造されており、現在の生物の生理状態は、元の情報的に複雑な遺伝子から(エントロピーの効果により)劣化した結果であることを思えば、その答えは単純だ。エデンの園では、コアラはユーカリだけではなく、あらゆる木(もちろん、知恵の木を除く)の葉を食べていた。箱舟に乗せられた2匹のコアラはユーカリの葉しか食べられないように劣化する前の状態にあったはずだ。ユーカリの葉しか食べられなくなったのは、コアラがオーストラリアへ移動した後のはずだ。中東ではコアラはイチジクなどのを食べていた。

洪水後の生物分布とカタストロフックプレートテクトニクスについては以下参照:

How did animals get from the Ark to isolated places, such as Australia? (ChristianAnswers.net)
Catastrophic Plate Tectonics: A Global Flood Model of Earth History (Peer-reviewed, published research of six Ph.D.s)
A Catastrophic Breakup: A Scientific Look at Catastrophic Plate Tectonics (Andrew Snelling, Ph.D., Answers magazine)
Catastrophic Plate Tectonics (Creation Wiki)


洪水後の地球:

洪水前あるいは洪水直後は、地球の大陸は、我々がパンゲアと呼ぶ一つの超大陸だった。その証拠は大陸プレートのジグソーパズルと聖書にある。聖書は神が混沌の状態で大地を創造したと言っている。これは大地が複数の大陸に分裂しておらず、ひとつの塊だったことを意味している。さらに、神は我々に、天の下の水は一つ所に集まれと言っており、これは一つの海洋が超大陸を取り巻くように存在していたことを意味する。洪水後に箱舟を離れた動物たちは、地球上の陸地のどこへでも容易に行くことができた。(これについて、カンガルーやその他の動物の種類がオーストラリアへ向かって、洪水によって引き裂かれて海上を浮遊する植生マットに乗ってテティス海を渡ったという代替理論がある。これはまだ論争中である) パンゲア大陸は洪水後に次第に分裂していった。これは急速に水に浸かり、その後に急速に乾燥したことによる。

このジョーク記事を真に受けた創造論サイトがある。




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