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19年11月20日 合同分科会 議事録5

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○町村官房長官 余り私が言っちゃいけないのかもしれませんが、大学生でできの悪い子でも何でもとにかくみんな卒業させちゃうでしょう。

○小宮山委員 そんなことありません。

○町村官房長官 まあまあ大学によりけりですけれども、かなり今まで甘いことやってきましたよね。だって、厳しくやると先生が困りますといって、とにかくみんなに点数あげるように随分やってきていることが多かった。高校もまた同じでね、とにかく3年たったら卒業させちゃうでしょう。だから、高校も4年も5年もかかるとか、大学までは何年かかるか、途中でやめるか。

 義務教育はしょうがないから15歳まではいいと。ここから先は何年かかっても、勉強ができなければ卒業させないとやったほうがむしろ統一試験をやるよりはいいのかもしれないですね。

○川勝主査 長官が言われましたように、もちろん低レベルの子を救済するための高卒認定試験もあるわけですが、一方で本当に有能な子が例えばセンター試験を資格試験とすると、高1、高2で国公立を受けられる点数をとれば大学受験ができるように変えれば、優秀な子が17歳でも大学に入れる。一方高卒認定の方は科目が限られているので、しかも主要科目については得意ではない子が多いから、ここで省かれている図工とか保健とか音楽を入れ込んだ認定試験にして単位数を増やして、単位数において引け目をもたないようにする形で救済できますね。

○小野委員 ただ、単位数 74単位分というのは結構ふえると思うんですけれども。

○川勝主査 しかし、今は最小では 17単位です。

○小野委員 結構負担がそれは大きくなる。

○川勝主査 全部とは言わなくても、2倍程度でしょうか。

○小野委員 むしろ国の施策として議論すべきは、学力が少し足らなくても温かい配慮で高校卒業して大学に行くのもあってもいいけれども、やはり大学や大学院の出口をしっかり絞って、本当に社会で世界をリードできる人を育てることに主眼を置くことが非常に大事だと私は思うので。高校の資格云々をそんなにぎりぎり言うことに余りメリットがあるのかなという気がするんです。だから、この辺は小宮山委員の意見に私は近いんですけれども。

 だから、不登校の子やその他のために救う道はきちんと残しておく。それから、飛び級についてはもっと制度を緩やかにして本当にできる子は飛び級できるようにしていく、その2つをきちんとしていくほうがより合理的ではないかというふうに思いますけれども。

○中嶋副主査 僕も皆さんの今の議論の流れでいいんじゃないかと思いますね。問題は各高校がもうちょっと自分のところで成績管理をきちんとするということを強くアピールすることが必要だと思いますね。その上のセンター試験については、さっき言ったように、資格試験化すれば。これは私どもが提案している9月入学との関連もありましてね。うちは来年から大学院で9月入学をするんですけれども、学部も一部9月に。その時に今の制度ですとセンター試験その年の試験しかですよね。非常にこれはむだなことであって、全体的に資格試験化することによってあちこちが非常に風通しがよくなって、むしろ入試の透明化につながっていくんじゃないかと思うんですね。

○小野委員 今中嶋委員がおっしゃっているのは、センター試験結果をその次の年に使えるということですか。

○中嶋副主査 使えるような形で、センター試験の資格化、卒業資格ではないです。

○小野委員 何年も使えるようにする。

○中嶋副主査 ええ、そう。SATに非常に近いような形ですね。

○川勝主査 どうもありがとうございました。第1の論点に関する時間が尽きました。まとめれば、一つには、6−3−3−4制度、これを思い切って見直すという枠組みの中で、高校3年間の中でできない子に対しては高卒認定試験があります。この中身をもう少し弾力化する。それから、3年間の授業をちゃんとしてもらわなくちゃいけませんが、他方、例えばセンター試験を資格試験化することによって、大学を受けられ、同時にそれを高卒認定にもする、そういう方向でこれまで中心であった3年間の高校生活だけが高卒認定であり大学入試資格ということについて少し弾力的に考えていこうというあたりで、よろしいでしょうか。

○中嶋副主査 一つだけ。入試のことでもう一つは、これから大学入学試験のシーズンになりますものですからいろいろな大学が新聞なんかに広告を出してますよね。皆さん見ていただきたいんですけれどもね。ほとんどの大学が、有名な私学でも定員を表示してないんですよ。定員を表示して、しかも、競争率だけじゃだめですよね。実際にどれだけを手続をして最終的にどれだけ入学したかという入試情報が非常に不透明なんです。ですから、入試情報の透明化ということは非常に強く強調してもいいと思いますね。

 有名な私学でも定員を書いちゃうと定員が集まらないとどうするかということがあるもんだから、ほとんどの新聞広告に定員が書いてないです。それは皆さんお気づきでないと思いますけれども。

○町村官房長官 国立大学もですか。

○中嶋副主査 国立大学でもそうです。国立大学でも実際には3月31日に追跡して、実際に電話をかけまくって定員を埋めているところがたくさん多い。東大とかはそういうことはないと思いますが、実際にはそうです。

○小宮山委員 全入というのはすごいことです、結局みんな入れるんですから。

○川勝主査 受験しない子は4割とおっしゃいましたか。

○山中副室長 受けていない子が4割強。いわゆる一般試験といわれている学力試験を受けないで大学に入学している学生が4割強。


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2008年01月25日(金) 11:43:50 Modified by nipponkamoshjka




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