フロアボール用品の情報集積サイト。…といいつつ実質は管理人の書き留め。Exel, Fatpipe, Oxdog, Salming, Unihoc, Zoneの主要ブランドが対象です。

シャフト・ブレードの接合については、IFFが定める用具規定(Material Regulations)に記述がない。
この接合については、競技規定で定められている。

原則

フロアボールの競技規則では、シャフトとブレードが同一ブランドである場合に限り、交換が認められている。
"Changing the blade is allowed if the blade is approved with the shaft and being of the same brand"

原則は図のように異なるブランド同士の接合は不可能である。
例外として、同一企業が複数のブランドを運営している場合のみ、IFFの認証試験を通過することで、ブランドを横断して接合することが可能になる。
(良識ある大人・保護者はそういう組み合わせをしないで! 無用なトラブルの原因になりかねない)

気を付けること

SalmingとX3M

2014年にSalmingにX3Mが統合された。
X3MからSalmingに引き継がれた製品であっても扱いは前項にに準じる。
Shooter, Xplodeブレードが該当する。
Shooter, XplodeをSalmingのシャフトを接合する場合には、ブランド統合後に製造販売された物を購入して使用しなければならない
(日本でSalmingのスティック・ブレードを購入できるようになったのは2014年からのため、それ以前に海外から個人輸入をした人でもない限り、この内容は蛇足である。)
その他のしてはいけない組み合わせ
  • Unihocシャフト + Reacterブレード
    • UnihocとReacterは同じブランドホルダー(会社)でこそあれ、この2つは別のブランドだからだ。
  • Oxdogシャフト + Woolocブレード
    • Oxdog Blockに外観が酷似するWooloc UltraをOxdogのシャフトに接合する事案。
面倒な 注意してほしい組合せ
  • Unihocシャフト + Unihocブレード
    • Basic CollectionのWinnerスティックにはStrikerが接合された状態で販売されている。これはあくまでUnihocのシャフトにUnihocが製造販売したブレードを接合しているだけなので規定違反とはならない。しかし、実質的に同一の製品ともいえるReacter Strikerを接合しても良いことにはならない。
      • Strikerにはネジ式と差し込み式の2種類があり、ネジ式だけがIFF公認を受けている。
  • Woolocシャフト + Oxdogブレード
    • 製造年によって異なる。Woolocシャフトであっても「Made by Oxdog」の印字があればOxdogブレードを接合可能である(Oxdog同士の組み合わせと見なされる)。印字がないものには接合できない。

ネオホッケーの危うさ、まずはルールで明文化を

ネオホッケーの競技規則にはフロアボールのような規定が存在しない。
先に述べた通り、この規定は競技規則によるものであるため、本来であればJFFがシャフトとブレードの組み合わせについて独自に規制する必要がある。
現在の制度でいえば、ネオホッケーでは異なるブランドのシャフトとブレードを接合できてしまうことになる。
また、ブレードの加工 (フロアボールの"3cm規定")も同様で、3cmを超える曲げ加工についても規定自体が存在しない状態である。
相手選手が指摘するのか、それとも審判が摘発するのかといった主体の記載もない。
しかし、それらは慣習的に禁止されているものと見なされており、無用なトラブルを避けるためにも、上記例外の組み合わせを含めた異なるブランド同士の接合や3cmを超える曲げ加工は止めておいた方が良い。
(ルールの不備は大目に見てあげて! ほら、マイナースポーツではよくあることでしょ。)

とはいいつつも、大会役員、審判員によって見解が分かれるなどのトラブルも多々あり、早急なルール改定が望まれる。
(出所不明、発行者不明の審判員の手引きが回覧されることがあるが、既存の文言との不整合が存在する)
どのような方針を取るにせよ、そもそも慣習には拘束力がないため、いつまでも選手の善意・協力に依存し続けるわけにもいかないだろう。

私見だが、ネオホッケーのルールは用具の問題点に限らず、フロアボールの競技規則を基礎に必要な箇所だけ文言を変更する表記にすると良いと考える。
(「誰でも手軽に安全に」の理念を支持するが、方法論については異とする)


根拠1.
Shaft/blade combinations
Shaft/blade combinations between different brands are not legal. An exception to the rule is when a company is manufacturing more than one brand, but in such a case the combinations shall be tested and also certified. All legal combinations of shafts/blades can be found in the database for certified equipment (at present no legal combinations are to be found).

根拠2.
407 Stick
2) The blade shall not be sharp and its hook shall not exceed 30 mm.
All tampering with the blade, except hooking, is prohibited. The hook shall be measured as the distance between the highest point of the blade’s inner side and an even surface on which the stick is lying. Changing the blade is allowed if the blade is approved with the shaft and being of the same brand, but the new blade shall not be weakened. Taping the joint between the blade and the shaft is allowed, but no more than 10 mm of the visible part of the blade shall be covered.

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