kagemiya@ふたば - 泥新宿のモンスター(2)

……
………
あア、そこの誰カ。おれの声が聞コえるのカい?…ソれは良かッた。

…まっタく笑うしカない。おれノつまらナい、辛気臭い人生もこコに極まったっテわけさ

それでもな。

それでもおレは、おれノ中に居ル"こいつ"を止めなキゃならなイらシい。…だガ、それもオれにハ無理な話だ


なああンた、頼ミごとがある。…何、簡単ナ頼みダよ



━━━━━━今すぐ、おれを殺してくれ。で、なイ、と……ギ、ギピィ、ギギピギィイイイ…!!


基本情報

【元ネタ】小説/神話
【CLASS】モンスター
【真名】泥新宿のモンスター
【性別】男性
【全長・体重】約40m・約数百t
【属性】混沌・悪

ステータス

筋力:B 耐久:A 敏捷:E 魔力:A 幸運:EX(規格外の"不運") 宝具:EX

クラス別スキル

不滅:-

彼自身に不滅性は存在しない。
無限に虫を生み出す力を持つが、実質のところ制御出来ていない。
彼を滅ぼすことで、全ての虫たちも消滅する。

保有スキル

全は一なり:-

…その人格らしきモノを成す彼は本来、幻霊存在である。
これは彼を取り込んだ英霊、○○○○○○○が本来有するスキル。其の目覚め共に発動するもの。
すなわち。其は外周を成すライダーのそれと、深く因縁を持つ者である。

神性:B

神霊適性を持つかどうか。高いほどより物質的な神霊との混血とされる。
彼の体内に居るモノの有する高ランクの神性。
…転じて、彼を取り込んだ者が持つ神性の発露である。

竜の心臓:A

これまた、彼を取り込んだ者の有するスキル。
竜としておよそ最高位に位置するこの英霊は、恐るべき魔力を生み出す心臓を保有し、ほぼ無尽蔵の宝具使用を可能としている。

神殺し:EX

○○○○○○○はやがて神々を滅ぼす存在として運命付けられているが故に、そのランクは規格外にまで至る。
神性を持つものに対する与ダメージが大幅に増加する。

永劫の孤独:EX

毒に蝕まれた彼の肉体。常に肉体から分泌し続けるソレは、サーヴァントの身体すら容易く溶かしかねない。
それは今やレインボーブリッジを腐らせ、東京湾を真っ黒い毒海へと変貌させてしまっている。
……彼は生前も、そして転生した今でさえも、常に孤独の中にあった。
故にこそ、彼の肉体には蠱毒が迸り、そして途絶えることはない。
その苦しみはおよそ、想像を絶するものに違いないだろう。

宝具

致命の循環ディー・フェアヴァントルング

ランク:A 種別:召喚宝具 レンジ:1 最大捕捉:-   
彼の肉体を蝕む蠱毒そのもの。
この世に存在するあらゆる「害虫」の要素を内包した彼の肉体は、その毒を構成する100種を超える大量の毒性生物を自動的に召喚し続ける。
それは自由自在な使役の様にも見えるが、実の所は、それは毒虫による肉体支配の副産物に過ぎない。
彼の身体は毒にとっての憑代。故に彼は、体内の毒と共存している訳では無い。「毒虫」に全てを壊された彼に与えられし、余りに非情なる逸話の再現である。
だが、ある程度の行動の指向性は持たせることが出来る。自動的に肉体から生み出される毒虫たちがレインボーブリッジから出て行こうとしないのは、逆に彼がそこで"押しとどめて"いる為でもあるのだ。
また、蟲達に彼の言葉を代弁させることも出来る。…しかしそれは、動物会話、あるいはそれに準ずる何かの逸話を有する者でなければ分からないだろう。

『○○○○○○(真名封鎖)』
ランク:- 種別:- レンジ:- 最大捕捉:-
この真名が明かされし時、彼自身の人格は全て破壊される。そこにあるのは、真なる怪物━━━━モンスターとしての霊基のみが残る。
ヒトとしての彼自身が発動を押し留めているが、その英霊が持つ逸話上、これは強制的に発動する要素を秘めている。
━━━━━その刻こそまさに、世界の終わり。恐怖の大王、アークエネミー・○○○○○○の出現と共に、この宝具は強制的に発動する。
これを阻止する方法はただ一つ。
彼、あるいは彼の中の○○○○○○○を滅ぼす他に方法はない。

Weapon

『蠱毒の蟲』

隅田川以東〜東京湾を埋め尽くす、100種を超える多種多様な大量の巨大毒虫たちの総称。
彼自身が操っている訳ではなく、自動的に彼から生み出され、また自動的に彼を守る存在。
それは彼自身の意思でもなんでもない。ただ、"自分たちを生み出す母体"の損失を、蟲たちが拒んでいるだけに過ぎないのだ。

解説

レインボーブリッジに巣を張る大蜘蛛の怪物。
この蜘蛛が分泌する毒により、東京湾はサーヴァントすら蝕む猛毒の海と化している。
陸から少しでも橋に入った先(田町付近から既に散見されるが)には大量の毒虫がひしめき、ソレらはうっかり入った一般人を貪り喰らう、非常に凄惨な様相を呈しているが、大蜘蛛自体に敵意はなく、むしろ何か"倒されるのを求めている"かのように、レインボーブリッジ頂上に鎮座している。
だが彼への攻撃は、彼の肉体から出る大量の羽虫・毒虫達が阻み、また反撃する上、大蜘蛛自身の甲殻も硬く、簡単には倒すことは出来ないだろう。
もし、近付けたなら。彼は聞き取りにくい不快な雑音混じりの、しかし確かなる人間の声で、ただ一言、こう言うだろう。

「殺してくれ」と。




彼を取り込みし英霊。それは━━━━━━━

FGO風セリフ

コメント

制限時間付き隠しボス(のようなもの)。
ザムザさんには本当に悪いことをしたと思っている
ウロボロス、世界滅亡と来てこいつの存在を出さないわけにはというコンセプトで作成しました。