「全国古書籍商連合会」(全古書連)加盟の古書店です。在庫のみならず、店主のコラム・古本エッセイ・趣味の野草写真などを掲載して参ります。

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古楽夢  今更?今頃?今一度 この話、あるいは皆さんご存知でしたかね。  
店主フォト散歩

【あとがき ほいほい】
 後書補遺補遺ほいほい   (偏執後記)
「古楽夢」や「店主フォト散歩」を書いた後、ふと思い出した関連書、記憶、などを書き足していくので、コラムどんどん伸びて、完成するという事がありません。そんな補遺を、別枠で纏めてみました。
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フロクのブログ 緊急報告/すごい店発見
数日前、隣町まで用事があって出向いた。いつもの交差点を左折したら、警察の非常線が張られていて左車線は封鎖で大渋滞。一つ先を曲がれば良かった...しかし交通事故にしては物々しい。殺人事件でもあったのだろうか?バスもトラックも数珠つなぎで全然進まない、警察官から目を逸し、ふと運転席から右手を見たら、何と目の前に『シネ』という店があるではないか。正確に言えばそう読めてしまった。スペルは【Shine】である。爺、ローマ字教育がまだ頭にこびりついている。「死ね」か....いつ発砲事案が起こらないとも限らない、侵略の影に怯える御時世。いずれにしても、全国の各種カフェ開店予定の方「シャイン」はご一考あれ。
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ベスト盤の話の補遺
※1.【ベスト盤】小柳ルミ子は『ベスト&ベスト』かな。1.わたしの城下町・2.お祭りの夜・3.雪あかりの町・4.瀬戸の花嫁・5.京のにわか雨・6.漁火恋唄・7.恋の雪別れ・8.星の砂・9.冬の駅・10.雨・・・・11.来夢来人・12.お久しぶりね・13.今さらジロー・14.乾杯]/ベスト盤なら、「雪あかりの町」「お祭りの夜」は絶対に外せないところで、しっかり組まれている。11曲目以降はカットして、もっと初期の作品が聞きたいところ。「ひと雨くれば/ほたる列車」が無いのは残念だ。B面が良いのだ。「ひとり囃子」も欲しいところだがキリが無い。ヒットの多いスーパースターは、ベスト盤でさえ、2枚組になってしまうな。本音は、八重歯があった初期のものだけのベスト盤が欲しいのだ。愛しい彼は都会へと旅立つが、自分は田舎に残り忍び泣きながら待つ、という娘たち。日本人共通のそんなイメージがあった頃、(もしくは「失われつつあった時期」の郷愁かも知れないが...)土着性と母性が輝いていた、日本の美しい風景そのままの若き女性達の姿。ルミ子ちゃんにしても、一定の時期しか演じられなかってだろう、とは思う。地方も都市化して、残された彼女たちも、都会の女性に変身していってしまったのだから。
※2.【トータルアルバム】アイドル歌手から脱皮を遂げた、山口百恵の『曼珠沙華』なんかは、トータルアルバムと言えましょう。
※3.最近市場で首尾よく落札できた「美空ひばり」のベスト盤。曲目は爺の一番好きな「港町十三番地」は当然収録。好みの「越後獅子の唄」「悲しき口笛」「波止場だよお父っあん」「私は街の子」...と網羅されているが、子供の頃、映画まで観た「花笠道中」が入っていないのが残念至極。おまけに、当時の発表当時の音源ではなく、全部後の録音盤なのであった。勿論聞き惚けてしまうが...
お嬢は天才、オールマイティの歌手だが、彼女のJAZZが聞きたい向きは『美空ひばりベスト ジャズをうたう』は如何か?
フランク永井のLPも同時入荷しました。『フランク永井-スーパーデラックス』これはまさにドンピシャのベスト盤でしょう。/有楽町で逢いましょう・夜霧の第二国道・羽田発7時50分・東京午前3時・俺は淋しいんだ・東京ナイトクラブ・こいさんのラブコール・夜霧に消えたチャコ・ラブレター・君恋し・霧子のタンゴ・大阪ぐらし・加茂川ブルース・おまえに/の14曲入の豪華盤であります。しいて言えば、「加茂川ブルース」の代わりに「西銀座駅前」が順当だと感じる。牧伸二師匠が「フランク永井は低音の魅力」とやっていたが、高音-裏声も素晴らしく、ムード満点!爺もすこぶる大都会東京に憧れたもんです。
※補記=エド山口さんが、「ABC-XYZ・これはオイラの口癖さ」ってそんな奴はいない、とエレキギター漫談でやっていた。そりゃそうだ。「西銀座駅前」は入れてもらいたかったな。
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【風の道づれ/山福康政著
先日の市場で、山福康政著「風の道づれ -ふらふら絵草紙」という画集を入手した。
補遺
補遺補遺


 棚のファイルに挟んであったパンフレット類を整理しようとしたら、『若松物語』というタイトルの「まちぶらマップ」(Freeペーパー)が出てきた。Vol.11で特集は【産業遺産と石炭】若松区役所発行なので、区役所内の火野葦平資料館に行った折りにでも、頂いてきたのだと思うが、記憶は定かではない。爺、無料で貰えるものは何でも集めてしまう習性があるのだ。しかも、モノ持ちが良くて、溜まる一方である。
 はてさて、この表紙が、「風の道づれ」の作者、山福康政さんの絵だったのである。1983年1月、葦平資料館設置決定を記念して描かれた『葦平かっぱ双六』。現物があれば、サイコロを転がして遊んでみたい、実に楽しいコマ割なのである。又、この冊子の巻末には『昭和10年 ぼくの若松』と題した手書きの地図が掲載され、山福氏が「絵草紙作家」として紹介されている。地図好きの爺、作家の描く「記憶の街」を天眼鏡を取り出して、舐めるように見つめた。爺、胃の全摘で栄養失調になり、50歳ですでに歯を失う羽目になった。その時、治療と入歯を技工して貰った歯科医さんが、大井戸通りを北に向かい、栄盛川の交差点を左折した所にある。ははーん、すでに栄盛川は新旧二本になっていたのか、河口の「築港の浜」はゴミ捨場だったのか...それで、「ドラッグコスモス」を道なりに曲がった右手は埋め立てられ、工場群になっているのか。また深町小学校の反対側の小田山墓地の突先はもう海岸で、海水浴場が描かれている。蟬取り、ターザンごっこ、あけびとり、石炭ひろい、活動写真....山福氏が子供の頃、この街で思う存分遊び回った想い出がぎっしり細微に描かれていて飽きない。爺、手元の現在の地図も引っ張り出して、街の変貌を照らし合わせて、また二重に楽しんだのである。

※2012年に「若戸トンネル」が完成してからは、専ら芦屋方面に行く際はそっちを通っている。2018年12月から通行料金が無料になるという事で、若松へもっと気軽に行けると楽しみにしている。余談だが、トンネルを出て直進して波打町の信号のところに、「波打食堂」というのがあり、気になっている。いつも客が沢山入っているのだ。きっと美味いのだろうと睨んでいる。
※件の歯科医師さんはカミさんの同級生なのである。名医です。歯医者恐怖症の爺でも安心できた先生。
◆画像クリックして頂ければ、拡大表示されます。
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■追悼:ヨコジュンさん

 今月号の「古書通信」を見て、遅ればせながら、横田順彌氏が逝去された事を知った。きわめて残念。SFというジャンルを明治時代の書籍にまで広げて下さった功績は計り知れない。氏が登場してから、苗字が同じという事で、ずっと親近感を持って本を集めてきた。もちろん他の苗字の作家の方に親近感を抱かない、という事ではない。(この辺、ヨコジュン調)
 追悼特集を、と思ったが、『日本SFこてん古典』を始め、全部売却済で、手元には3冊しか残っていない。そのうちの一冊「古本探偵の冒険」は正月に読もう、と炬燵の横に置いていたのだが、今年は新年2日から、実店舗開店の作業に入り、全く馬車馬のように内装作業に勤しんできたのでこの文庫まだ読み切っていない。
 爺も高校時代から生意気にも「SFマガジン」を購読していて、SF歴は長いほうだったが、P.K.ディックで打ち止めて、いわばSF読書のゴールとなってしまった。(PKだけに...)
 無論、新しいものは読まないが、ヨコジュン氏の指針に従い、こてん古典に親しむのにやぶさかではない。ヨコモリ(私はそう呼ばれてた)から、深く哀悼の意を表させて頂きます。
 「古書通信」にはもうひとつ目を惹く囲みがあった。広島の古書籍BOXさんの、古書目録「LINE」発行の広告。店の形態の表記、これが素晴らしい!!多分日本で唯一ではないか!この謳い文句!!
『非ネット無店舗』
「店持たずネットで細々やってます」というパターンは多いが、これは営業は「目録だけ」という事ではないか。注文も葉書とFAX。当店の自家目録『泥花』の時代の受注体制である。懐かしい。広告本体だが、A5判ハードカバー40pで[文字極めて小読難し]とある。虫眼鏡かハヅキルーペが要りそうだ。しかも無料、とある。最近は集書はネットばかり、と嘆息されている読書子には、是非取り寄せてご覧頂きたいと思う。

 あれっ、いつ翠町(みどりまち)に越されたのだろう?以前は呉だったような...翠('まち'は付かないのだった)は、爺の親友、山本雅史君が広島修道高校時代に住んでた処で奇遇だ。インターネットの網の外に棲まわれているBOXさんには、こうして、ネットでご紹介しても、伝わらないのであろう。むしろ何でもすぐ伝わるより奥ゆかしいのではないか。
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古楽夢
◆(23)「性的なことば」-人工から天然へ (前編)の補遺
※ドレッシングだが、長年「マコーミックのフレンチ」で通している。以前はどのスーパーにも100円程度で置いてあったが、提携解消か何かのせいで、店頭から消えてしまった。仕方なく通信販売で取り寄せている有様だ。(マルキョウに中華味とかはあるがノーサンキュー)
 パンもフジパン「本仕込」一筋。毎朝六枚切りの半分食べれば十分満腹なのだ。肉はほとんど食さないが、肉じゃがなんかの時には、「きなこ豚」を購入。鶏肉は「森林鳥」がいける。ヒジキは山口の室津産が極上。シジミは宍道湖のものより筑後川産が抜群に美味。
 油は「マル本の太白ゴマ油」が常備である。実に良質で、胃の無い爺もこれで作った油料理なら食べられる。外食、テイクアウトの油モノは即、腹を下してアウトである。ピーナッツは千葉産。乾燥芋は勿論、鹿嶋か那珂湊。納豆は「糸の力」、豆腐は.....などと、私は好みが合致するまでしつこく探すが、見つけたら、その後は一切脇見はしないのである。いきなり店頭から消えてもらっては困るのである。
  
※2018年7月追記:マコーミックのフレンチドレッシング、ずっと通販で15本づつ買っていた(2000円以上で送料無料なので)が、最近近所のスーパーに置かれるようになり、大助かりだ。門司の「とみやま」と小倉の「トライアル」だ。
 ここに来て、送料が毎年のように値上されてきて、通販も冬の時代になりつつある。送料を考えると逡巡してしまうのだ。たまたま頂いて食べた蕎麦が抜群に美味で、取り寄せても食べたい、とは思うのだが、200g二人前が8束入って1560円。送料が680円というのだ。食べ終えるのが惜しくなった位だったのがこの「ほっそり細そば」である。製造は山形は寒河江さがえ-卯月製麺。「挽きぐるみ」という製法だそうな。いつも98円の「山芋入りみつせそば」を食べている身には贅沢すぎる高嶺の花である。
(みつせそばは当地で気軽に買える乾麺の中では一番だと感じる)
 ちなみに爺は蕎麦喰いではない。夏、ざるそばシーズンに、素麺と併用で食べたくなる程度だ。昔から、夏は毎日昼は素麺でいいと思っているのだが、白葱を買った日などは、たまに蕎麦も食す。温かい麺類では断然饂飩である。店に連れ立って入っても蕎麦を食べる事は稀である。大体最近は茹で具合が硬すぎてとてもとても歯が立たない。
 

◆店主フォト散歩「源じいの森」の補遺
赤村にある「源じいの森」を訪問した折り、もう少し足を延ばせば、津野まで行けたのだ。
「赤村特産物センター」を南に下ればよかったのだ。
油木ダムの湖底に沈んだ村 
  
[[▲【津野】▲田川郡添田町津野地区民俗資料緊急調査報告書(売切れました)
田川郷土研究会発行/昭和36年に油木ダムあぶらぎの計画が発表された為、緊急に津野地区の村落誌の調査が始まった。発行は昭和42年。人口2千人の村の報告書としては詳細をきわめた489pの大冊である。歴史篇は、先史遺跡・近世の津野・近代の津野・津野地区関係資料目録抄。民俗篇には「津野谷略記」の題で劉寒吉が一文を寄せている(8p)。更に、地理と生産交通・狩猟・民家・衣食・信仰・相撲・年中行事・人生儀礼・口頭伝承・民俗語彙・津野の自然について記述されている。巻頭写真は、上下両津野地区の氏神、高木神社とその祭り。今川の源である豊前坊下にある「獅子口」。ダムの中心となった農協、学校のあった中心地など、土地を知らぬ私達にも懐かしさを感じさせる風景が写されている。詳細は是非、魂を込めてしるされた本書をお手にとりお読み下さい。

昭和46年、計画発表から丸十年を費やしてダムは完成した。
現在も渇水時にはダム底に沈んだ津野集落の住居跡に残された石垣や今川に架かっていた橋が姿を現すこともあるという。平成6年.14年.19年の渇水時には橋が見られたという事である。村人の歴史、伝承、信仰、郷土愛のすべてを飲み込んだ人口湖。その畔に佇んで、往時を偲んでみたかった。
在京時、やはり湖底に沈んだ村落について書き残された、「小河内村報告書」や東京都水道局発行の「小河内ダム」(図集共2冊)などを扱った事がある。更に、当店の往年の目録「泥花」のタイトルをお譲り下さった画家さんが、奥多摩の氷川に移住されたので、頂いた愛犬と共に訪ねた折り、ダム(奥多摩湖)まで行った思い出がある。風が湖面に波を作れば、寂寥感が一層つのった。水道や灌漑、治水、発電などで多くの人々に貢献してきたダム、いずれも悲しい物語を秘めているのである。

 爺は「カーナビ」が嫌いで、今だに道路地図で移動をする。その地域の全体像が掴めていないと不安になるのだ。「はい次の交差点左折」とか、「直進何キロ」とか、いちいち指図されるのに辟易する。その点、地図はいい。家でも頁をめくって眺めて飽きるという事が無い。バスもタクシーも嫌い、というのは「他人まかせ」だからだ。
「新幹線はどうなんだ?」と聞かれると、困り果ててしまうが...子供の頃、市内電車に乗る時は、一番前に行き、眼を更にして運転手の操作を見たものだ。電車なら運転できるかも知れない。(あのタモリもTVで電車を運転していた)
 以前、ジャンボジェットの操縦の仕方を書いた本が入荷した。飛行機なんぞ絶対に乗る訳ないのに一応パラパラと読むのだから、「自分でやりたがり」はどうにも始末に負えない。
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◆(25)後から知るのも また愉し/の補足記事
コラムの関連書物が後から手元に入ってくる不思議さ!!

【風の道づれ/山福康政著】
※先日の市場で、山福康政著「風の道づれ -ふらふら絵草紙」という画集を入手した。他の本屋さんが皆「これはすぐ売れるよ」と太鼓判を押してくれた。画集というより、「滝田ゆう」風の「ほのぼの漫画」のタッチで、郷愁を誘う一冊である。ただキャプションが、ドグマのバイアスがかかっていて、玉に瑕というところだ。テーゼは語らず、ひたすら懐かしさを楽しんで欲しかった。淡々と事実だけを記した日記のような体裁だったら、古典となった気がする。
 この中に、書皮の件の『小倉魚町金栄堂』の一コマがあった。街を写した古い写真スナップより、思い入れが溢れた絵の方が、感興を覚える典型的な例である。早速ネットにUPしたが、ご同業の推薦通り、間髪を入れず売れてくれるだろうか?「風の道づれ」現在こちらにUP中
 画像3枚目は東京の東中野。爺が年に何度もサミットストア古本祭を開催していた場所。子供の頃、優しい東京の叔父叔母の住む街だった。古本屋は、我らが仲間、良い男の代表-トミさんの「みなづき書房」と「金沢書店」があったが、十三さんは移転したようだ。いい店だったなあ。「金沢書店」の二代目は、遊び慣れていて、中野班、野方班の合同忘年会などでは、名幹事を勤めてくれたものだ。みなさん元気だろうか?


※書皮-ブックカバーは新刊書店のものと決めつけていたが、書皮友好協会選出の大賞受賞の第一回目は実は古本屋で、祐天寺の「あるご書店」。荻窪の「岩森書店」や、横浜の「黄麦堂」なども受賞している。草木堂も店を持っていた頃、自刻の版画か何かで、作っておけば良かったと反省するばかり。

※国東半島旅行で宿泊したホテル。宴会の時、「焼酎、芋ね」と何のこだわりもなく頼んで出されたのが「のみちょれ」。これがめっぽう美味。北九州に戻ってあちこちの酒屋を探したが見つからない。通販ででも、と検索したら、雑誌「一個人」の芋焼酎黒麹部門で一位になった酒、とある。臼杵の藤居酒造製造で「『洞窟かめ囲い』風連鍾乳洞に連なる洞窟内に置かれた甕のなかで寝かせたこだわりの逸品!」という事なのだ。「一個人」もついつい買ってしまう雑誌だが、これは見逃した。というか、一升で1800円位迄の焼酎しか買う事が無く、ごだわりを持たないので、目に入らなかった。「のみちょれ」は720mlで1000円ちょっとなので、手に届く逸品だ。通販は送料が690円というので、断念したが、しばらく当地の酒売場で探す楽しみができた。

◆画像はクリックして頂くと拡大されます。

※講談社新書「八幡神と神仏習合」は宇佐神宮〜全国に広がった八幡信仰について書かれた一冊。実に面白く、旅行後、読書中の一冊である。読み進むと、近くまで行きながら、随分と行きそびれた場所があり悔やまれる。最後にたまたま訪れた「鷹栖つり橋」。下を流れていたのが「駅館川やっかんがわ」。この左岸に辛島氏が東進して、住みつき「辛国」とした、というくだりが現れて、興味深かった。(著者つじ氏はネット上では表記できない。右端画像を拡大して御覧ください。)古代史に関しては諸説あり、ロマンとして読み継ぐしかないのであろう。「新羅」自体も、日本、中国、朝鮮各国で、違った伝承がされており、ちなみに日本側の伝承によれば、新羅の祖、「天之日矛」は日本から渡った稲飯命の開いた新羅王朝家の子孫という事になっている。むしろ倭人が半島に渡った訳である。とにかく書物は沢山読めば読む程、楽しみが深まるというものである。


※当店に在庫の参考図書:

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🔺1996年HP開設時のロゴ🔺

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古楽夢 最新
木蓮忌(4月20日)「例の会」の話
BN目次:1〜35話
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言わぬが花PART233-60

キティちゃん新幹線に乗る
・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
'24年1期のベストドラマは
「不適切にもほどがある!」

で決定!並み居る各局ドラマは全て討死。「あまちゃん」を超え「タイガー&ドラゴン」に迫る大傑作。クドカン最高!

2023年ドラマベスト1は
TVは「コタツがない家」
映画は「ゴジラ-1.0」



【久保田万太郎-特集】


新入荷・ヤフオク最新出品

HOT WACKS BOOK XI
「海賊版のバイブル」
ホットワックス11

1985年BLUE FLAKE PRODUCTION発行/1975年から25年以上にわたって流通したカナダの本。海賊版音楽のリリース&レビューを掲載。ソース.品質.トラックリスト.パッケージなどの情報満載。海賊版コレクターの間では一般に「海賊版バイブル」と呼ばれている。(洋書-英語)
Accept.Beatle.Dylan.ELP.PinkFloyd.
RollingStones.ZZTop等網羅!
5000円

★豊前森山 教覚寺の歴史★
''浄土真宗本願寺派/世の中安穏なれ 仏法ひろまれ(親鸞聖人)/''平成19年発行/5000円
[非売品]/[A4判151p]/阿弥陀如来立像・本堂内陣及び余間・和朝親鸞聖人御影・真向見真大師・本願寺蓮如画像・方便法身尊像・墨書楷書体六字名号など寺宝の写真満載/◆草創◆寺門形成◆本末制度の成立と廃止◆四日市東西別院の発足と教覚寺・学僧.崇郭師と豊前学派・◆本堂.庫裏建築と方式整備他、巻末に年表、資料など/※誠に残念ながら、10pに線引き(マーカー)あり・それ以外、函も含めて美本


古通豆本 他-豆本関連


署名本


安心院動物化石群
琵琶湖博物館研究調査報告18号
高橋啓一.北林栄一(編)

平成13年琵琶湖博物館発行
[A4判193p]3000円
琵琶湖博物館がなぜ大分県の安心院で調査を?琵琶湖とその周辺のことを知ろうとすると、日本列島全体は勿論、東アジアから世界へ出かけていって調査しないとならないのです。本報告書で解き明かされたのは、約400万年前、ちょうど琵琶湖が誕生した頃の日本列島、琵琶湖に周辺に生息していた動植物のありさままでありありと思い描かせてくれました。オオアタマガメの骨格化石発見は世界で初めての事であり、この時代の脊椎動物の化石がこれほどまとまって見つかった事はありません。(はしがき)/


★日本の草木染/上村六郎/限定版
染見本布52種貼付/草木染標本.
染草写生図
  20,000円〜

昭和41年京都書院発行/初版函付千部限定版/[A4判125p]/日本の古代染織について・古代の染織から近代の染織へ・草木染の復興について・天然染料の種類とその染方・染色に際しての諸注意など

インド哲学仏教学研究(I)(II)2冊/     金倉円照(著)
昭和48-49年春秋社発行/初版函付/[A5判482p.418p]/(I)=仏教学篇・(II)=インド哲学篇1/※函の背中心にヤケ少シミあり/本文は線等なく美ですが(I)巻の小口に数点シミ・(II)巻は美本 10,000円〜

★日本の放浪芸 カセットテープ全19巻/小沢昭一/
「一条さゆりの世界」他★

ビクターカセット各巻函入-各巻の解説と発刊目録付/
取材構成ナレーション=小沢昭一
(録音)1970-1971
【(1)-(7)=道の芸.街の芸】【(8)-(12)=渡世(てきや)芸術】【(13)-(16)=旅僧たちの説法】【(17)-(19)=「オールA級特出特別大興行」】
/20,000円

★masakane★
米倉斉加年画集

1981年集英社発行
初版カバー
※本文は良好、小口に僅かなシミ・天に筋状のシミが4本あり。
 5,000円〜

日本の希少淡水魚の現状と
系統保存
ーよみがえれ日本産淡水魚
長田芳和.細谷和海(編)

日本魚類学会監修
1997年緑書房発行
初カバ.[B5判-379p]
◆第1章:希少淡水魚の現状(日本の希少淡水魚・イトウ.他)
◆第2章:系統保存の技術的展開(川魚との共存をめざす河川管理・魚がすみよい水質管理.他)
◆第3章:保護活動と行政(市民レベルでの淡水魚保護活動;天然記念物指定の希少種とその保護.他)
◆第4章:系統保存の方向性と課題(生物多様性を考慮した淡水魚保護・淡水魚の減少要因と回復への道.他)

        15,000円〜

【各地展覧会情報】
日本的フォービスム展


店主の書いた(旧)コラム
松本清張旧宅を買う!?(改訂版)


NEW
小倉 Music hall大詰 17番ホールへ
【総理大臣の帽子】

写真はホームランブラザーズ

【本棚の本だな-10】
「ブラウン神父の童心」
グーグル検索でも見つからない話
ブラウン神父役はアレック・ギネス

ホームズと並び称される、G.K.チェスタトン作のブラウン神父が初めて登場するのが本書。1982年に創元社から出された短編集で、第一話が「青い十字架」。この映画化の件が、グーグル検索で見つからない。裏表紙に映画のワンシーンの写真。1954年にコロンビア映画で製作発表された。ブラウン神父はあのアレック・ギネス。稀代の大犯人フランボウ役にセシル・パーカー。題名や両名優、書名から検索をかけてもこの映画は出てこない。
【本文に続く】

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幕間の小咄  (旧作はコチラ)
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遅ればせながら、熱中症の方が重篤になるというので、屋外のマスク着用が軽減された。
やっとこんなシャレもUPできる。

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実店鋪を出してやっと軌道に乗ったかな、という矢先の武漢風邪騒ぎ。
色々な無料サイトに店舗案内を載せていたので、
「貴店の蔓延予防対策を明記せよ」という通達が次々届いた。答えは、
「お客様が来店されたら、店主はマスク装着」
だから店で息苦しいマスクをする事はなかった。
〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜

言わぬが花(057) ◀文字拡大版▶
シーボルトの「日本植物誌」

◀文字拡大して本文へ続く▶

創刊号【草木染】〜30号迄
【月刊 染織α】創刊号-40号迄 【月刊 染織α】115-257号迄

各種全集叢書-内容見本


北九州.福岡.九州の歴史

ヨット.航海記.海洋文学

古銭研究書


メトロニュースn0.51-no.134


45年前の音源デジタル化!
音声ファイルへのリンク

 緊急企画 
『リメンバー・広島』 
1981年広島留学時の自作応援歌音源公開! 

ガッシー.スチュワートこと
山本雅史君追悼:
 追悼文へ➡

2022年1月26日逝去。葬儀は同1月30日家族葬にて執り行われました。まだ悲嘆と寂しさの只中におりますが.ここに深く哀悼の意を捧げます。

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『吉田隊長の後悔日誌』
MusicLife.映画や本の話.オリジナル曲.
八王子アドベンチャーズなど掲載の、
盛り沢山のブログ。
※店主の古い友人で共作した曲もココで聞けます

〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・

彷書月刊大量在庫有








幕間の小咄
鳥取砂丘-さくら貝の歌


【あとがき ほいほい】
「古楽夢」の補遺を集めました

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 再録 
山頭火俳句のパロディ




■古本乙女の日々是口実
カラサキアユミ

■本屋になりたい-この島の本を売る
宇田智子著.高野文子絵

■古書まみれ/中川道弘

atwiki時代の写真紀行のデータ発見-復刻掲載


北九州各地の「小さな旅」


◆フォト旅行記-(出不精店主の遠出編)
旧フォトアルバム-吉祥寺の藤
[ヤフーフォトに掲載していた組写真、ヤフーBOXに移換されました。]

昔の古書コラム。資料あちこちに分散していて、再録も進みませんが、ボチボチと。お付き合い下さい。

ご同業古書店リンク欄

唐津-西海洞書店ブログ
アクティブに各地を彷徨う古書店主の見聞録。

【''古書肆 l'archiviste-フェイスブック''】
店舗で古本市で大車輪の営業中!




 
 


 







北九州古書組合のページ 
↓前回の優良書市風景

◆組合加入のすすめ
◆古本エッセイ
◆御同業向け市場日程などなど

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