店主フォト散歩 81〜100
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kusakidoshoten 2024年01月01日(月) 15:36:14履歴
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店主フォト散歩 81〜100
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店主フォト散歩 100
広寿山-福寿寺 もみじ祭り 11月15日
住まいのすぐ裏手の古刹-福寿寺。丁度恒例の「もみじ祭り」の開催中。門前の生垣にサネカズラの実が。
色づきはまだです。17日には古書組合の特選市が開催される。準備の為、慌ただしく帰還。週末にでも又...。
市会の予習に、地元の古書店の目録に目を通していたら、博多の葦書房さんの「西日本文献目録30」(1998年)に、
「広壽山福寿寺法雲自筆『霊洞観遊記』1巻」(元禄三年成)が掲載されていた。楷書12字詰121行。頒価=1,200,000円。
福寿寺第二代法雲が、早良郡内野にある黒田藩家老立花重種の別業地を訪ね、その景勝を詩文にし重種に贈ったもの。
との説明文と冒頭の読下し文が付されている。
◎法雲明洞(1636〜1706)開山即非をたすけ寺の草創に尽力。二代の法席を継いで伽藍の整備などを行った。
宝永3年69歳にて逝去。/
店主フォト散歩 99
恒例の秋の平尾台 10月4日(晴)
酷暑の夏もやっと終わりましたが、棲家の近辺には、繁殖力の強い毒毒しい外来種ばかりが人間の背丈を凌ぐ勢いで蔓延って、可憐な野草の姿が消えてしまいました。高原ならと重い腰をあげて、車を飛ばして、平尾台まで登ってみましたが、ここも同様の感じで、あまり撮影したくなるような植物には出会えませんでした。まだ季節が秋に至っていなかったのかも....
月末か月明けにでももう一度訪ねてみようとは思っております。
自然公園整備の車のみ通行可の砂利道 カラスザンショウ
オトコエシ コウゾリナ ヤマハッカ
ヒメジョオン ツリガネニンジン シラヤマギク ヤブマメ ヤナギアザミ
ハバヤマボクチは1株のみ発見 茶ケ床の四阿から続く遊歩道はススキの穂に覆われてました(初めての経験)
店主フォト散歩 98
久しぶりに高蔵山森林公園へ 9月28日(晴)
8月〜9月、異常な高温の為、どこにも出ずにおりましたが、「暑さ寒さも彼岸まで」で、やっと朝夕涼しくなり、草花と会いに小倉南区吉田の高蔵山森林公園へ出かけた。以前組合の機関紙に『清張旧宅を買う!?』のタイトルで妄想を書いたが、お買い得の物件があると見に行くという趣味が未だにあり、格安で便利な場所に物件が出たので現地探索に出た。それが丁度高蔵山公園入口の交差点、角がセブンイレブン。「はら動物病院」の側の物件。土地が135�屬�3LDL。オールフローリングの二階建て。駐車2台可で480万円!!ここなら毎日高蔵山ハイキングができます。行ってみたら、行き止まりの一番奥の家で、車は途中からバックで入っていかないと玄関前の駐車スペースに入れない。外壁、雨戸など修理も必要、庭も無し...で、今回も
「見るだけ〜〜」に終わりました。すぐそばにスーパーやドラッグストア、大型書店もあり、便利なロケーションでそそられましたが、断念。大体一括で払える持ち金が無い!!近々あの世へ行くのにローンなど....(笑)
さあ、馬鹿やってないで、今年も忘れずに咲いてくれている野草探索に向かいましょう!!
オトコエシ ミズヒキ
ヤブコウジュ ヌマダイコン ヒメアザミ ゲンノショウコ
キツネノマゴ ノアズキ
ノアズキ ハナタデ
帰路、九州自動車道の高架下をくぐり坂を下れば、遠く海が輝き、眼下には県道25号線沿いに立ち並ぶ大型店の看板が立ち並ぶのが見えた。秋恒例のムカゴとクリの採集はできなかったが紫蘇の花が咲いていたので、少し頂いて肴の横に添えた。銀杏並木で数日前に拾い集めたギンナンを煎って、側のスーパーで五百数十円で買える純米酒「長岡藩」で一杯飲る幸せ。引っ越し魔も年貢の納め時かも知れぬ。
店主フォト散歩 97
草花・雑草図鑑創英社/三省堂(発行・発売) 定価1300円(税別)/近所の散歩では、日本固有の植物にはなかなか出会えなくなってきた昨今。お薦めの図鑑がこれ。店主も自家用に一冊。従来の図鑑では見つからなかった草たちの名前や出自が一目瞭然。見つかります。しかもお安い。
足立山麓や門司の海岸沿いの空地や道端では、そうそう珍しくて可憐な花は見かけなくなった。下の花たちの多くは、この図鑑で名前を知ったような次第。
セイヨウヒキヨモギ ナガミヒナゲシ ヒルザキツキミソウ
アレチノマツヨイグサ ヘラオオバコ ヤブニンジン
アメリカアサガオ ヨウシュヤマゴボウ ユウゲショウ ワルナスビ
他にも､いやに大きなナズナだな､と思った｢マメグンバイナズナ｣｡名前だけは素敵な｢ガウラ｣など画像紛失｡
画像はクリックで拡大してご覧いただけます
◎7月2日は雑節の「半夏生」。2009年7月15日、鱒渕ダムのひとつ奥の「頂吉ダム」の堰堤を渡り周遊路を右に入った地点で見つけた、オオハンゲの画像を再録して、涼しさを感じて頂きましょう。これぞ「野草」ですかね。この近くの崖一面にサツマイナモリソウの群生も見られます。
やはりサツマイナモリソウもご覧に入れないと...。2008年4月11日。鱒渕ダムの円周路での出会い。
※以前HPを置いていたサイトがダウンして無くなりUPしていたデーター全て消えました。保存元のPCも何台も壊れ、データは散逸してしまいました。今回、何とか見つけました。
店主フォト散歩 96
エヒメアヤメ 今年は対面!!と思いきや2023年 5月26日小倉-足立公園赤松林
満を持して、曇天から晴れ間の出た10時過ぎ確認に出かけてみたら、松葉の敷き詰められた斜面一面に可憐な花が満開に咲いて待っていてくれました。一年越しの対面でしたが、昨年6月に見たのは完全に萎んだ状態のもので、あわやエヒメアヤメでは?と推測して期待してきたのですが...花びらの数が3枚で、どうにもエヒメアヤメではない。丁度、ハイキングのグループが熱心に鑑賞されてスマホに収められていましたが、正式名をお教えできず心残りでした。戻って調べてみると、この花はチリアヤメ。園芸種のようで、どなたかが、ここに種を撒かれたか、鳥が運んできたのか、15年もこの地を散策していて、"咲き始め"た年の記憶がなく、経緯は不明です。ちょっぴり残念な結果報告でした。(そういえば「昨年はロープで囲いがしてあった」とのお話も聞き、今年は無かったので、「天然記念物」ではないと、どなたかがすでに気づかれたようです。)
赤松林には、もうハルゼミではなく、ミンミンゼミの声が...(少し早い?) (↓ヘビイチゴ 自生)
※「エヒメアヤメ」(天然記念物) わが国では、瀬戸内海周辺の山陽・四国・北九州にのみ自生している。愛媛県腰折山に自生していることが知られていて、牧野富太郎博士によって命名されたものとされる。
※足立山系に自生する固有種が、淘汰されてしまう恐れもあり、花には罪はありませんが、環境保護地域に故意に外来種、園芸種を移植するのは、お控え頂きたい、と願うのが店主の老婆心。いや老爺心でございます。
チリアヤメ【参考図鑑】
山渓カラー名鑑 『園芸植物』
アルゼンチンの標高700mの
山地に生育する球根草。繁殖は種子による。(え〜チリじゃないの?)
店主フォト散歩 番外編
マンテマ 5月15日
帰化植物はあまり好みではないのですが、毎日二往復はする近くの郵便局横の側溝の中に一株だけ咲いていたのを発見。よくもまたこんな所に!まあ日本固有の植物より繁殖力が強いので、園芸種で入ってきたものがこうして根付いたのでしょう。UPで見ると存外可愛いので撮影。
店主フォト散歩 95
河内貯水池 5月5日 久しぶりに河内ダムを散策しました
店主フォト散歩 94 5月1日 快晴 足立公園-赤松駐車場上の松林付近
去年のしくじりを繰り返すまい、と数日おきに足立公園を散策している。エヒメアヤメはまだ花茎さえ伸びてきていない。⬅広寿山福聚寺の山門前の狭い車道の道端に毎年咲くカラスビシャク。
去年より株は増えたようです。 【画像はクリックで拡大されます】
ヤマボウシ ウマノアシガタ ニガナ
ハイノキの花が満開 コナスビ
森林公園へ続く道の上にシロツメグサの群生 トウバナ オランダミミナグサ
1996年HPを開設してから、先立つ1994年に発表されたQV10を皮切りにカシオ一点張りで使い続けてきた。レンズが回転する、単3乾電池使用、というデジカメの二大原点から離れることができず、今日に至っている。ポケットに電池と128MBのCFカードの予備を入れて出陣できる。最終形となったQV-2300-2400を使い続け、現在8台目。次々に壊れ、ヤフオクで500円位だった頃、落札し続けてはきた。大体壊れる部分が同じで7台は使えなくなった。録画と再生がワンタッチで切り替えられ、今撮った画像が確認できるのが有り難いのだが、その切替スイッチが壊れやすい。また電池ケースの蓋の留める部分がプラスチックなのでこれも破損しがちで、ガムテープなどで貼り付ければ動くものが3台程ある。(伸びないテープ素材が必須)店主の用途は植物写真が中心の使用なので、地面に這いつくばらずにレンズを回転させモニターを見ながら地面スレスレで撮影できたり、脚立なしでも腕を伸ばして、俯瞰が撮れる優れもの。また1cmまでの接写もOKである。流石にヤフオクへの出品も少なくなり困っている。1000円位なら即買いなのだが...カメラ撮影の極意はシンプル。全景をおさえておく。テレコにならない。撮影対象に自分から近づいて撮る。望遠で楽しない。近くにより高い所がないか?あったら登ってみる。ローアングルも厭わない。撮影対象を良く見る。対象に対する予備知識や愛情も必要。大好きな花を綺麗に撮りたい、と思う心が伝える力になる。鉄道でも、船でも人物でも...参考にして頂けたら幸いです。最近は、野鳥撮影でしょうか?長玉の望遠レンズを付けたカメラを装備した高齢の方を良く見かける。幾分羨ましくもあるけれど、生涯赤貧のこの身、ガムテープで応急補修のQV-2300を、残された僅かな年月、使い続けていこうと固く誓っている。
店主フォト散歩 93
各地の桜の写真を撮りUPしたと思っていたら、季節は目まぐるしく変わってゆく。藤棚の藤も終わり、夏日が続出して、もはや春と言うより、初夏。足立公園の紅葉谷は新緑の眩さ。4月14日、今年初めて燕を見る。門司は社ノ木のスーパーハローデイのある｢市営馬寄団地交差点｣。高層団地の並ぶ空高く、あるいは車のすぐ真上を｢今年も来たよ｣と言いたげに飛行していた。同日帰宅時、小倉小文字郵便局辺りを滑空する二羽を発見。当地に同じ日に着いたのだな。去年はウチのアパートの駐車場に巣を作り損ねたね。
そして4月19日、赤松公園で春蝉の聲を聞いた。着いたのが丁度14時だったが、すでに松林中にセミの聲が響いていた。去年しくじったエヒメアヤメの開花の確認に来たのだが、まだ咲く気配には程遠かった。株は去年より拡がっていて、貴重な花の存在を知らぬ散歩の人に随分踏まれていた。ひょっとして、キンラン・ギンランは無事かと思い、森の散策道へ。よかった!!今年も可憐な花に出会えた。範囲と数は去年より減った感じ。いつもの場所にもギンランは見つけられず。30分程して赤松公園に戻ってみると、蝉はぴたっと鳴き止んでいた。また鳴き出すまでベンチに座っていたが、随分間が空き、もう終わりかと心配した。歳時記に加藤楸邨のこんな句を見つけた。"春蝉の鳴きては止みぬ止むは長く"(楸邨) 拙句 "春蝉のまたいつ鳴くや松林"(白骨)
春蝉福岡県では準絶滅危惧種に指定されている。赤松林の環境を皆で守りましょう。
遊歩道の窪地に出来た池にはオタマジャクシが孵化して木の葉の下に。 タツナミソウ
ヤナギイチゴ まだ花は赤くなっていません
その92の2
小文字一丁目住宅街からメモリアルクロス経由
足立霊園へ
◆メモリアルクロス 国際連合軍記念十字架
朝鮮戦争で戦死した連合軍将兵慰霊の為に建てられた十字架。高さ20M、遥か朝鮮半島の方を向いて聳えています。
当時の米国の黒人を最前線へ送る｢ブラック−イエロー作戦｣というのも、酷い話ですが...合掌。
シャガ このメモリアルクロスの駐車場と小文字の住宅街は階段で結ばれています 慰霊碑の周囲は満開の桜
小倉師団司令官、大佐と中佐２名の名が刻まれています。この地にある由来も。
ナガバタチツボスミレ 倒木に付いたキクラゲ?
墓地で見つけた花ヒメウズ キツネノボタン(葉の形が牡丹の葉に似ている為) アメリカフウロ
ドウダンツツジ トウダイグサ 足立霊園の納骨堂(蝋燭の形)から小倉市街を望む
【どの画像もクリックで拡大表示されます】
その92
毎日の散歩コースも桜桜桜 【足立山山麓】 寿山-宗玄寺〜広寿山.福寿寺
小文字山〜足立山 パノラマ(カメラ手持ちで失礼)
福寿寺、人気の枝垂れ桜は植え替えられたようで、花がチラホラ。散歩コースの終点は赤松公園道沿いの桜。
《画像はクリックで拡大表示されます》
その91
例年より早い春を身近に感じて 足立公園遊歩道・関門海峡(大里) 3月17-18日
自生のヤマザクラは別として、街路や公共施設に園芸種が植えられているから桜の名は難しい。オオシマザクラかな?と
ムラサキケマンの群生 いつもより早い開花 ニワトコにも花が付き春を感じます
クロキの木の花 福岡県の桜の開花宣言は3月18日でした。ソメイヨシノが標準木。小倉の山懐でも同種一分咲き
キツネノマゴ オオイヌノフグリ ウォーキングやランニングもいいのですが、屈んでみれば野草という宇宙がそこに!
海峡に建つレストランの名もLa mer(海) 横の防波堤に鵜の群れ 彼方にフェリーさんふらわあの姿!!下関で修理でしょうか...先に新日本海フェリーも通過中 北九州は海にも山にも近く、自然に囲まれた
※さんふらわあ号(13,816t)は、大阪-別府を結ぶフェリー。日本海側から海峡を通過するのは珍しい。船体の太陽の絵がGood。
この岸壁で、今が旬のメカブが採れます。
棒の先に鎌のような物を付けて採集している方から少し頂きました。酒の肴にして美味。
その90
桃の節句 サクランボの花・フキノトウが咲きました 足立山麓(小倉北区)山門〜寿山
雲ひとつない雛の日。お寺や墓所が連なる道野辺。足立霊園入口の市営住宅の土手に毎年蕗の薹が出ます。
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続・春景色
門司199号線沿いのニッカの工場。昔は協和発酵。このレンガ造りの建物と国道の間に毎年、お花畑が作られるのですが、今年は花の株が病害で枯れてしまい、現在土壌改良中との看板。
冷たい雨の中での北九州マラソン、わずか数週間後なら、こんな上天気の中走れたのに...
大里の第一船溜まり港。レストランラ.メール横に「明治天皇記念之松」の石碑。明治35年、熊本で行われる陸軍大演習を統監する為、陛下が大里の浜に上陸された。それを記念して松を植え「明治天皇記念之松」の
石碑が建てられた。 その後、松は枯れ石碑も突堤に移設。更に港湾工事によって現在地へ再移転された。
石碑の彼方に見えた白い船。近づく迄待ったら新日本海フェリー。海峡を行く潜水艦の姿も春めいてきた。
大里の宿場跡に建つ仏願寺の境内の辛夷もこのところの陽気で咲き始めた。一方、自宅近くの造園屋さん。
例年のごとく入口の横の杏の花が真っ盛り。♬ああ誰にも故郷がある〜と唄が出ます。
潜水艦映画の魅力はこちらのtubeで!!ホイチョイ的映画生活 潜水艦物。どれもハズレはないが、原点は『眼下の敵』
その89
長野緑地に春の予感 2月8日晴れ-12℃を超え温か
園内の小川にカエルの卵が見られた 陽だまりにオオイヌノフグリ
緑地入口に新しい標識が立てられていました｡長野城の｢畝状空堀｣は苅田町の松山城と同じ構造との事｡こちらは標高128mという事で､数年前登頂を試みましたが､平成30年の崖崩れで通行止めとなっていて止む無く引き返した事がありました｡苅田町の松山城案内━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
その88長州『奇兵隊の墓』に出会い合掌 11月10日 北九州市小倉北区赤坂
グーグルマップ上にたまたま件の表記を見つけ、出かけてみた。この道でいいものか?と不安にかられつつも行き止まりの坂下に小さな駐車スペースを発見。そこから階段を登った先に『奇兵隊の墓』はあった。そこは関門海峡を眼下に望む尾根の先端。延命寺の僧が対岸の下関が見える此処に祀ったようだ。
日本人は素晴らしい心の持ち主。敵の兵士のご遺体を丁寧に埋葬し、弔っているのだ。負傷兵、戦死者を打ち棄てて逃走する、更に
山手側の小学校の方に戻った公園の端には、幕末慶応二年の戦闘のあった地に石碑が建立されていました。
「奇兵隊と小倉軍が美しい桜ヶ丘の山河を血潮に染めた悲しい古戦場跡」
いずれも国を思い亡くなった人々を偲ぶ碑文。『奇兵隊の墓』関して、北九州市のHPにも詳しい記載があります。是非お読み下さい。https://www.city.kitakyushu.lg.jp/kokurakita/file_...
この時の戦の小倉藩側を指揮した若き家老、島村志津馬を店主は敬愛しており、長州軍を食い止めた金辺峠を訪ねた事がある。組み写真を載せたHPが利用不可になり消えたので、いずれ再録したい。志津馬の墓は何と店主の住居から徒歩5分の墓所にひっそりと葬られている。
その88 平尾台の秋 10月27日
今回はまだ見ぬ花に出会えず、お馴染みの花々ですが...秋風をお感じください。リンドウ ハバヤマボクチ
ツリガネニンジン ミシマサイコ ヤクシソウ ヤマハッカ
イヌホオズキ
一部野焼きをした跡がありました ヤマジノギク
t o p i c 10月17日AM 10:52 飛鳥 II 小雨の大里の避難港にて。
たまたま関門海峡を通る『飛鳥II』を見ました。タグボートが付いたので、入港の模様でした。調べましたら
【門司発着 秋の日本海 舞鶴・境港クルーズ/2022年 10月13日(木)〜10月17日(月)5日間・門司-舞鶴-境港-門司】の帰還のようでした。どの船舶も海峡の西からは、ほとんど大里の岸に向かって直進するようなコースで進入し、直角に曲がり門司港方面へ舵を切るのです。一度、レストラン「ラ・メール」の陰に隠れるような感じになり、ゆったりと大きな船体が現れる。この港は土日は遊漁船の客でごった返しますが平日はひっそり。
海峡を通過する船を見ていると心が開放されます。他の乗り物にはない、それぞれの任務に合わせた様々な形の船の展覧会。一日中見ていても飽きません。ただ外国船も国旗をきちんと表示して貰いたい気もします。
※関門海峡の通行の詳細は関門海峡海上交通センターHPをご覧下さい。
30歳の頃、小倉マリーナからヨットで出港。隠岐クルージングをした事もありました。途中、波浪注意報が警報に変わり、マストの高さの倍はあろうかという波に翻弄されながら、冷や汗もので境港に逃げ込んだのを思い出します。ヨットは沈まないと言っても、あの時は恐ろしかった。
その87
【小森江子供のもり公園】旧フォト散歩頁に上げていた画像が「ヤフーBOX」の廃止という事で見られなくなっていました。10月20日、その内の一箇所を訪ねたので、数枚UPします。残りの古い画像は、
サブPC内に残っていたら「店主フォト散歩」に再掲載します。無責任なデーター保管場所に置いておくと、一朝廃止となった時、慌てますね。「ヤフーBOX」は一種のクラウドで
旧貯水池のダムの堤防から、関門海峡を望む BGM付スライドショウで視聴でき楽しかったのですが...。
門司、風師山・矢筈山の麓の子供公園は、元は水道用水の貯水池で「北九州水道産業遺産」。久しぶりに行ったら新しい看板が建てられていた。レンガ造りの取水塔が美しく、探偵小説の舞台になりそうだ。クサギの木には濃いブルーの実が付いていた。この実で青色の染色ができる。青色に染められるのは、藍とクサギ(臭木)位だ。最後の画像は自家用の山崎青樹著「草木染染料植物図鑑」 ※画像クリックで拡大表示できます
その86
夏の終わりに.平尾台散策 画像縮小して掲載してます。クリックし拡大の上御覧下さい。
8月31日晴曇。カルスト高原はアキノノゲシが真っ盛り。ツリガネニンジンには何とか間に合ったものの、コオニユリ・コヒメユリが見当たりませんでした。カセンソウも咲き終わり...お馴染みの野草にしか出会えませんでしたが、クズの花の甘い香り漂う高原の風に夏の疲れが癒されました。ハギ、ススキなどに秋の気配が感じられました。※実は味噌が切れて、麓の直売店に寄る都合もあった。肝心の味噌、｢平尾台手作り工房｣の表記があって現地のものかと思っていたら、柳川市の鶴味醸造所製造。でも抜群に美味だから良しとする。ここの2種と信州味噌をあわせると絶妙の味噌汁ができる。
アキノノゲシ ハギとススキ ツリガネニンジンとオトコエシ
クズ(葛の花) カセンソウ ツリガネニンジン
オトコエシ キンミズヒキ ボタンヅル ヤクシソウ
キキョウ(花は終わり、実になった株多し) ヒヨドリバナ 何の実か不明
カラスザンショウ ワルナスビ ノアズキ
ミシマサイコ 一緒に写っている葉はサルトリイバラ(当地では柏餅を包む) コマツナギ
メカルガヤ 秋深くなったら、秋の野草に会いに登りましょう。ヒゴタイ・ハバヤマボクチが咲く高原に。
その85
二年ぶりにアメリカアサガオが咲いた
土手上の工事(捨コン)や除草剤散布ですっかり枯れ果てていたのだが、野草の生命力は凄い。
石垣に一緒に並んで群生している「ノアサガオ」は葉ばかり茂って、まだ花を付ける気配がない。
アメリカアサガオ頂いて活けてみたが、猛暑で、もはや萎れ気味。「やはり野に置け」である。
※山渓カラー図鑑、ハンディ、共にアメリカアサガオは載っていない。保育社の「検索入門 野草図鑑」・世界文化社の「生物大図鑑 植物」・平凡社の「日本の野生植物(全3巻)」には記載が見られる。「検索野草図鑑」の写真は幾分紫がかっていて、当地のものは、もっとブルーが濃い涼しげな花だ。
※日豊本線(日田彦山線)の線路沿い、日教組会館がある地点に、きわめて低いガードがあって、格安ガソリンスタンドと安売スーパーに抜ける近道なのだが、ここに、同じヒルガオ科で、白い小さな花を付ける「マメアサガオ」と、イチゴかき氷のような色合い、中心が赤で縁がグラデーションで濃いピンクになっている「ホシアサガオ」。濃い朱色の細長の「マルバルコウ」などが咲いたものなのだが、除草剤の攻撃に遭い絶滅。
軽自動車しか潜れぬガード。紫川の鉄橋を渡り、この辺で大きくカーブを切る列車がかっこいい。特に883系
ソニックのメタリックブルーの姿が大きく傾きながら通過するのに出会えたら思わず見惚れている。
その84
今年も梅干し・梅酒作り
梅干して人は日陰にかくれけり (汀女)
今年も土用干しも終わり、熟成を待つのみ。今年は南高梅が格安で、大粒のものについ手を出してしまった。一粒を一度には食べられそうもない。漬けた後、大分の『七折』という小粒の梅が値下値下げで、可哀そうになりつい購入。追加で漬け干した。柔らかな仕上がりで美味そうだ。(考案したベランダ迫り出し干場)
近所の墓地の下の崖に、今年も「ナツフジ」の白い可憐な花が咲いた。一蔓だけ頂いて、食卓に飾った。
夜の室内で連日30℃越え。クーラー無しでは過ごせない。若い時分は夏男。憑かれたように｢海｣だったが...
(追伸)涼しげな話題。｢三島の青のり｣が復活。山芋のすりおろしに降れる喜び。一昨年だったか吉野川の国産のスジアオノリがとれなくなり、代用品になっていた。どうせならと、値の安い他のメーカーの「あおさ」を食べてしのいだが、モソモソしてとても旨いとは言えなかった。当地では、タコヤキやお好み焼き、焼きそばなんかの必需品で、みなさん困り果てた事だったろう。店主は粉もの油ものはあまり食さないが、雑煮に青海苔が無いのでは話にならぬ。
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その83
おうみしま ハイキング
青海島 俳句ing
『黒潮へ 没る日の上を 鵜が翔くる』 (白虹)
六月、今年の夏の幕開けは早かった。組合旅行は諸事でズレ込み、灼熱の陽射しの下の開催となった。訪れたのは山口の長門。俳人横山白虹氏が｢海上アルプス｣と名付けた青海島の絶景を遊歩道から眺めようというのだ。船越の浜から展望台へ登る階段のとば口に､その白虹宗匠の句碑があった。爺、思わず｢少し直せば良い句になるのに...｣と呟いたら､
｢某書店さんが聞いたら張り倒されるぞ｣と同輩から言われた｡
師に心酔しておられる方も多いとは思うが､爺は批評家ではないので､無責任に外野から良し悪しを語った事はない。俳句に限らず､歌も映画も自分がシミューレーションし｢こうしたらいいかも｣と作者に寄り添っての提言なのだが...
弁明はさておき､先の句は､《くろしおへ いるひのうえを うがかくる》と読むのであろうが､長門には黒潮は流れていない｡藍より青い夕暮れの日本海を｢黒潮｣としたのであろうが､やはり黒潮は四国から紀伊半島を北上し､銚子沖でオホーツクからの親潮とぶつかる､という共通認識が強い｡イメージの集中も短い形式の文芸には必須で､黒潮.夕日.鵜と拡散気味なので､他を弱めて｢鵜｣に焦点を合わせたい｡｢黒潮へ｣を｢潮流れ｣｢潮満ちて｣にすれば....あまり良くないな。
「鵜」は夏の季語。夕日は顔を灼くばかりだったであろう。黒い海流と夕風と鵜の姿が暑さを一時忘れさせてくれた。そんな一句だが､｢翔くる｣は鷹か雁の感じ...なので、鵜は潜ぐったらどうか?太古のままに美しいあの海へ、夕日を逆光に、鵜がベタ凪の海面に突っ込んでいく…鵜に動きを求めるならだが、
『
ただ店主｢鵜｣は飛んでいる姿より､佇んでいる姿に侘び寂びを感じる｡常套的かも知れないが『十六羅漢なる 奇岩の上に 鵜が立ちぬ』と詠んでみたが「奇岩」は安易で､どう表現できるかが勝負。『
立つは大体岩の上で失策か。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
『飛沫うつ 瀬叢(セムラ)の上に 鵜が立ちぬ』(ありきたり)
『風止んで 海上アルプス 岩の網』 (岩の網が分かりにくい)
『通港 鯨祭りの 揉み手唄』 (一般的でない)
『象の鼻 名付けの妙や 夏の海』 (感想に堕している)
※大した句はできなかった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜//
今回は訪ねられなかったが仙崎には他にも､地元出身の俳人の句碑が立つ。
『春風や 尼を乗せたる 渡し舟』(白潟思月)
『山桜 指呼のふるさと 潮に映ゆ』(中谷貞女) 爺、両名句に物申す処は無い。
関釜連絡船『興安丸』は敵の攻撃から逃れ、北長門の須佐湾に潜み終戦を迎えた。関門海峡は機雷封鎖されていた為、翌9月2日に復員船として、ここ仙崎港に入った。港は浅いので沖付され小舟に分乗、多くの同朋が祖国の地を踏んだ。
今回の旅行で一番感激したのが、この岸壁だった。ただ俳句では、この時の人々から溢れ出た感激などを思い遣って言い表す事は無理だ。それはきっと「和歌」の仕事であろう。
「黒潮」といえば、加山雄三の「光進丸」の歌詞が浮かぶ。Sail On! 光進丸よ 俺を銀色の海へ誘え!
Sail On! 光進丸よ 俺の夢乗せて海へ羽ばたけ!
今年の無念な出来事の一つに、伊豆堂ヶ島の「加山雄三ミュージアム」の閉館がある。まだ自宅を残してきている韮山からは遠すぎて、とうとう行けずじまいだった。(大瀬崎まではよく
【在りし日の「光進丸」(2018年消失)】 海水浴に行ったのだが...)cf.店主フォト散歩(71)
昔、東京の高円寺古書会館で古書展を開催していた「西部展」のメンバーで伊豆一周の旅をしたときには、
沼津から松崎まで超高速艇が運行していて、海路、
その82
海にゐるのは、あれは人魚ではないのです。
海にゐるのは、あれは、浪ばかり。 (中原中也『在りし日の歌』)
加山雄三の「湘南ひき潮」は夏の隠れた名曲だ。作詞は松本隆。イントロ「湘南ひき潮 砂の中のサンダル...」これだけで泣ける。潮風に海の家もかき消され、ひと夏の恋も終わった。少女は水着をバスケットにつめ、都会へ戻るバスに乗る。
先日組合旅行の見学コースに、山口の湯田温泉にある中原中也記念館を組んだ。中高時代の愛読詩だが、あらかた忘れちまった悲しさで、訪問前の予習に、角川文庫の｢中原中也詩集｣を久々に捲った。突然｢逝く夏の歌｣という詩に惹き寄せられた｡ダダイズムというより､シュールレアリスムの
| 並木の梢が深く息を吸って、 空は高く高く、それを見てゐた。 日の照る砂地に落ちてゐた硝子を 歩み来た旅人は周章てて見付けた。 山の端は、澄んで澄んで、 金魚や娘の口の中を清くする。 飛んでくるあの飛行機には、 昨日私が昆虫の涙を塗つておいた。 | 風はリボンを空に送り、 私は嘗て陥落した海のことを その浪のことを語らうと思ふ。 騎兵聯隊や上肢の運動や、 下級官吏の赤靴のことや、 山沿ひの道を乗手もなく行く 自転車のことを語らうと思ふ。 (「逝く夏の歌」(山羊の歌)) |
昔は良く売れた「比較文学」を踏襲して、東西の年譜を書き出しておく。
| 1916年:トリスタン・ツァラ、「ダダ宣言」 1919には「自動記述」は行われていたが 1924年:アンドレ.ブルトン「シュルレアリスム宣言」 | 1908年:中原中也誕生 1923年:「ダダイスト新吉の詩」を読み感激(16歳) 1932年:「山羊の歌」刊行 |
中也くん、今ではすっかりカワイイゆるキャラとして、町おこしに活躍中である。トレードマークの帽子は、記念館のグッズコーナーで頒布されてました。27,000円也。オンラインからでも購入可です。
はてさて、私は10代-20代、ずっと彼の詩をパクって詩や歌詞を書いてきたが、(ここで急転、話は冒頭の
「湘南ひき潮」に戻る)松本隆氏もきっと愛読者の一人だらう。湘南の海から去り「都会の少女になる」って今の辻堂の発展ぶりからは考へられない詞だ。江ノ電も小田急に変わり、もう「タンコロ」も走ってゐない。
※森山良子の「湘南ひき潮」も抜群の出来なので(こっちが本命かも)併せてご試聴を!『加山雄三トリビュートアルバム』に収録された。彼女のBEST曲かも知れぬ。歌唱力抜群。
島英二のバージョンもイイ!名曲はインストゥルメンタルで聞いても素晴らしいのだ。
武田鉄矢氏も中也のファンに違いない。『在りし日の歌』中の一篇｢頑是ない歌｣の冒頭は
「思へば遠く来たもんだ」だ。
※「鵠沼」の次の駅「湘南海岸公園駅」に住む旧友の話は、次の小倉ミュージックホールに書かう。
その81
以前は無かった駐車場とカラフルな案内が出来ていた。上流の鱒渕ダム、菅生の滝、七重の滝などおすすめスポットが紹介されている。
さて石橋の上から紫川を見下ろすと、梅雨前の強い日差しのもと、清流で水遊びや魚釣りする家族が。更に見えにくいが画面の上流の方ではもう泳いでいる姿まで!!
大正8年に完成した長さ20.5m、幅3.6mの北九州市で唯一の『石造り二連アーチ橋』。橋脚の下の部分に水流圧軽減する為の三角の張り出し｢鼻先｣があるが、後に増設されたもので、更に現在はコンクリートで覆われ補強されている。市の指定史跡の案内板に建設の由来などが記載されている。画像拡大してお読み下さい。
橋の材料の石は紫川の
【参考資料-只今出品中】★院内町の石橋/大分県院内町教育委員会★ 平成3年発行/(B5判28p) (3,300円〜)
(1)めがね橋;一の橋.鳥居橋・打上橋.御沓橋・荒瀬橋.富士見橋
(2)その他の石橋;香下神社の第1.第2神橋・久地橋.堂の下橋他
(3)町内の石工 ◆巻末に院内町の石橋分布図が折り込まれています。
◆院内町の石橋、非常に数が多いのに驚かされます。
☆書名クリックで購入頁へ・画像クリックで拡大されます☆
【地学入門書-追加】
★日本列島地学散歩-九州・四国編/竹内均/(平凡社カラー新書56)★ (700円〜)1977年平凡社発行/初版カバー付/[新書判144p]/長垂のペグマタイト・英彦山の筑紫溶岩・
七ツ釜と溶岩台地・有明海の干潟・眉山と島原大変肥後迷惑・青ノ洞門と耶馬渓層・巴崎と沿岸流・山下池の正断層・高千穂峡と阿蘇溶結凝灰岩・桜島と塊状溶岩・平良の国領レキ層・
宍喰の漣痕と四万十地向斜・阿波池田と中央構造線・阿波の土柱・讃岐白鳥のランプロファイア・屋島と溶岩メサ・面河渓と下刻作用・八釜の甌穴と西日本外線・横倉山とシルル紀層・
足摺岬とゼノリスなど/※｢阿波の土柱｣はブラタモリで紹介されましたね。
同番組､全作DVDに保存してますが､最近の｢諏訪｣の回は面白かった｡フォッサマグナの西縁､糸魚川-静岡構造線と中央構造線が交差する地｡その糸静線が醸造所の中を通る渡辺酒造店､酒の名を知りたかった｡フォッサマグナ､西端はナウマンの頃から同定されているが､東端というのがまだ特定されていないのもワクワクします｡九州の中央構造線もはっきりしないんですけどね｡※古書組合研修旅行の企画を任され､山口-長門の湯本温泉にしました｡仙崎の｢金子みすゞ記念館｣もさりながら､遊覧船でマグマの博物館-青海島を海から見たかったのですが､知床の事故で怖がる方が多く断念｡全く意気地がない｡｢度胸千両-無法松｣の土地なのに...(笑)
あのクジラ型の船で洞内探検したい!こうなりゃ奮発して個人的に行くぞッ!マグマに貫入だあ!
※シルル紀＝4億4,370万年前から4億1,600万年前までを表し、古生代を六分したうちの最初から3番目の時代
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