最終更新: kusakidoshoten 2024年01月25日(木) 17:04:38履歴
NEW 古楽夢
今更?今頃?今一度 この話、あるいは皆さんご存知でしたかね。
第一回
シャングリラスの「リメンバー」と
ビートルズ「フリー・アズ・ア・バード」
偶然リサイクルショップで、100円で買ったCDに[シャングリラス]という女性グループの「リメンバー」という曲が入っていた。この歌のサビが、ビートルズの曲に酷似してるのを発見した。
「フリー・アズ・ア・バード」である!すでに鬼籍にあったジョン・レノンの未発表の曲にポール・ジョージ・リンゴの三人が演奏と声を加えて完成させた名曲。
アルバム「ビートルズアンソロジー1」の目玉。このサビ、ポールが歌っているけど、実は全編ジョンの作曲。メモの積りで自宅のテープレコーダーに録音された下書なので、歌詞が鼻歌の"ンンン..."となっている。それをポールが愛を込めて歌い直した部分だ。
ジョンはBeatles初期「Mr.ポストマン」や「ベイビー・イッツ・ユー」のような女性ヴォーカルグループの歌をよく取り上げ、リメイクしていた事がある。「リメンバー」も、あるいは繰り返し聞き、耳に残っていて自分の曲に混入させてしまったのではないか?後でそれに気づいてボツにしたのでは?なんてビール片手に推理してみた。
私、昔はいつも夢の中でビートルズの4人と麻雀したりして遊んでいたもの。
炬燵で
今度の盗作か?という連想でも、曲を思い付いてはテレコに入れ、手直ししたり破棄したり...なんてジョンの作業を垣間見たような気がして、また兄貴のそばに近づけたようで嬉しかった。
※この記事の検証にU-TUBEも開いてみた。ジョン単独で歌う「フリー・アズ・ア・バード」も
シャングリラスの「リメンバー」も聞く事ができた。凄い時代になったもの。私の若い頃は、ビートルズの動く姿なんて、映画でしか見られなかったものだ。製作者にとっては堪らない事態かなと感じる。著作権と
いうものの在り方を皆で考えなくては、と思う。と言いつつ、リンクを張ってしまう店主でした。
是非一遍聞いてみて!!クリソツだから。しかしビートルズ版ジョージのスライドギターと、ポールのサビ、
リンゴの重ったるいドラム、ジョンの若干頼りないリードボーカルに重ねたコーラスが素晴らしい。
4人の合体こそがビートルズの
この話、あるいは皆さんご存知でしたかね。
(2)夢野久作のスケッチとエッセイ-発見
先日市場で、古びた雑誌の山を落札した。その中に薄い「福岡」という雜誌が混ざっていた。昭和7年8月10日東西文化社発行、有吉憲彰編輯。その雑誌に夢野久作の作品が掲載されているのを見つけた。そこには本人が描いたスケッチが4枚写真版で組まれているではないか![阿多田の下宿町][法文科附近の下宿屋][箱崎駅裏][箱崎裏のハネ釣瓶]の4枚にそれぞれ、上下二段組の頁の各々の段に解説というかエッセイがコンパクトに纏められている。箱崎の裏辺りはこの頃まだ畑だらけで、スケッチの"ハネ釣瓶"がたくさんあったようたが、福岡の発展と共に、この姿もやがて消えていくだろう、といった感慨が述べられている。
昭和7年(1923年)の夢野久作の著作年表に当たると、「狂人は笑う」が『文学時代』に、「キチガイ地獄」が『改造』に掲載されている。他にも『猟奇』『探偵クラブ』『喜多』『新青年』などに掲載の記録がある。地元誌の『福岡』という雑誌に寄稿しているのは、珍しいかも知れないし、あるいは、新発見か!?単行本に収録されたのだろうか?悩んでいても不勉強の店主には皆目答えは出せないので、こんな時は頼みの綱のヤフオクにUPしようと思う。2000円から幾らかでも競られれば、珍しいのであろう。まあ、それを知ったところで、この本に二度と巡り合う事はないのだけれど...余命いくばくも無い爺に古本の神様が回してくれた楽しめる一冊ではありました。
※事後談=2,660円にて落札頂きました。
ウームやはり「微妙」なところでしたかな。
この話、あるいは皆さんご存知でしたかね。
コラム2に続く
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