最終更新: kusakidoshoten 2022年04月11日(月) 23:07:39履歴
フォト散歩BN | 01-20 | 21-40 | 41-60 | 61-80 |
店主フォト散歩 no.41〜no.60
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その 60
清和天皇貞観年中(859〜877年)山城国の石清水八幡宮を豊前守良道が、徳力村長尾の岡に勧請したのが創祀。
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二の鳥居から階段を登ります。124年ぶりに今日が節分でしたが、豆まきはなく本殿は静寂の中にありました。
日清戦役従軍四十年・日露戦役従軍三十年記念の石碑。 皇紀2663年(平成15年)造営の真新しい拝殿。
御神木、巨木でした その横に古墳があったようです。 陽光を浴びる美しい拝殿内部。
(左)御由緒の畧を刻んだ石碑。下に掲げた御祭神と、天正年中、大友氏の兵火を罹り社殿消失。慶長の始めに毛利氏により再建。同九年に細川忠興により氏神として定められた。との記述。
(途中判読不明部分一部推測)
(右)本殿を横より拝す。本殿の裏手に車で登れる道と駐車場があるのを知った。急勾配の階段が無理の方はこちらを。
【御祭神】
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その 59 山辺の道-寺参り 令和三年1月1日
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足立山麓の
広大な足立霊園の墓参客はここで降り信号のある交差点を山へ向かうが、爺は上りのバス停の少し先、
旧道に面した宗玄寺横の細道を歩く。狭い裏路地やくねった坂道が、大のお気に入りなのである。
突き当たると左手に、仏母寺と長泉寺。右に曲がれば、小笠原家の菩提寺、名刹-広寿山福聚寺の門前。
毎日この道筋を散策できる幸せ。元日はここで初参り、帰宅したが、更に森林公園の方まで足を伸ばせば、
杉田久女の句碑の建つ円通寺もある。天気の良い日は、平和公園から和気清麻呂公を祀る妙見神社まで四季折々の花や木を見ながら歩くのだ。
目まぐるしく引っ越しを繰り返した爺がこれ程長くこの地に留まっているのは、この静謐な環境の為なのだ。
しかし、近頃、例のそぞろ神がついて、また見知らぬ土地に移りたい気分に突き動かされてもいる。
年賀状の時期、友人仲間から「お前は今、一体どこにいるんだ?」と年中聞かれ続けてきた爺である。
今度、18歳から54数年の間に棲んだ場所を一覧にしてみようと思っている。何処も彼処も懐かしくも愛おしい捨てがたい思い出の染み付いた場所だ。爺、娑婆への執着心が強く、
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その 58 足立山森林公園12/1
曇天が続き、紅葉には青空が必須という事で、晴れた1日、やっと撮影に
足立公園。家から山麓を歩いて10分。(途中に名刹福聚寺もある)車なら旧道を2-3分で公園駐車場。
このところの朝晩の冷え込みで、紅葉谷の楓も高い所から色づいてきた。
この老朽マンションに住み始めて10年以上経つ。店主には珍しく長居である。何せこの自然環境である。
このところの強風で、今晩のツマミの一品にと楽しみにしていた山芋の零余子はすっかり落ち果てていた。
シラヤマギク 自生の紫蘇 千両 山茶花が盛りを迎えた
その 57 近所の空地・荒地の植物10/27 【↓画像をクリックし拡大してご覧下さい↓】
今年の秋の到来は早い。毎日.郵便局往復だけの散歩だが野草はある。
毎月巻頭頁の植物撮影に、野に出てはいるのですが、今回は近所の空き地に生きる植物、という事でご勘弁願いたい。
廃材置き場の崖の下。こんな所に可憐なアメリカアサガオが!!群生している。
排水管に巻き付いたり、石垣に張り付いてホシアサガオが無数に乱舞。クズ(蔓と葉-花は終わった)
オオマツヨイグサ ヨモギ メガルカヤ アメリカセンダングサ
栴檀草の実↑よく服に付着.痛い ヒメジョオン セイタカアワダチソウ
アキノノゲシ イヌホオズキの群生
犬酸漿花は白いものや紫のものがある。ワルナスビのような刺はない。ムラサキシキブの実
ムラサキエノコロも紅葉。 秋空に芒の穂が出始めた。今年の冬は厳しい寒さになる予感がする。
放置しておけば、土地は自然に還るのでありまして、無駄な草刈り、除草剤散布などしないで貰いたい。
雑草だって大地に根を張る、立派な野草なのである。
癌から生還してからは、残されたわずかな余命を、感謝の内に楽しく生きるようと決めた。
健気に咲く野草と共に、逆境にめげぬ雑草のように。
※アメリカアサガオ=「平凡社-日本の野生植物3」に1975年に防府市で長田武さんが撮影したものが掲載されている。山渓の図鑑では「ハンディ図鑑(全2冊)」「日本の野草」共掲載無し。
※セイタカアワダチソウ=北九州では炭鉱閉山の頃繁殖したので「閉山草」と呼ばれている、と各種図鑑に記載あるが、今そう呼ぶ人はいないのでは?
花粉症とは因果関係が無い、と立証され一時の汚名はそそがれた。ただ、河原の芒を駆逐してしまい、秋の日本の風景をひとつ消し去ったのは無念。
その 56 8/5
長雨-酷暑-PM2.5の襲来-ニ度の台風で野外に出られず、6月以来の平尾台。
この夏の連日の酷暑と台風9号10号の強風に曝され、
平尾台の植物、どうなっているか心配しながら、吹上峠
までの29のカーブを登りつめ、茶ケ床園地の四阿で昼食。
日陰は肌寒い程でしたが、羊群原の遊歩道は陽を遮るもの
はなく、碧空から照りつける太陽に、腕がジリジリと焼かれました。6月からみると回遊路は伸びた茎、倒れた草で狭くなり、少し荒れた感じでした。
ヤマハギが真っ盛りで一番目立ちましたが、目を凝らし、幾つかの野草を撮影できました。
ヤマハギ アキノタムラソウ キンミズヒキ
クズの花(甘い匂いに無数の蜂が) オトコエシ ウツボグサの咲き終わり(別名:漢方薬-夏枯草)
ミシマサイコ ハバヤマボクチ(平尾台を代表する花-山道沿いに一本だけ発見)
草陰に可憐なキキョウが数本。茎に花が残っていて実を同定、形状が観察できた
ヒヨドリバナ メガルカヤ コオニユリの実(コヒメユリかも)
ヤマハッカ 茶ケ床からの遠景-秋は間近
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その 55
長雨も終わり夏到来もPM.2.5の濃度が異常値に/高蔵山森林公園へ強行撮影に 8/5
上海が600µg/m³を超えるPM2.5に覆われたニュースがありました。流石に当地は外出禁止令は出ませんが、数日50-70を超える状況。喉と目と頭が痛く、洗濯物は干せません。窓を締め切り、クーラーを昼夜運転、
空気清浄機装備の部屋に籠もっております。ウィルスより「痛み」として即、体にダメージが来るので
分かりやすいといえば分かりやすい「襲来」ですが...
6月以来、自然の中を歩いていませんでしたので、思い切って昨日、自宅から約30分「高蔵山森林公園」迄
足を延ばしました。森の中は幾分涼しい風が吹き抜け、空気も若干良かったのですが、この
カラスザンショウの大木 (遠景は霞んでます) キンミズヒキが咲きはじめ
チヂミザサ 登山道-遊歩道横にはヤブランが真っ盛り ノシランに似るが海岸性なのでオオバジャノヒゲ?
サルトリイバラの実 クサギ(草木染に使えます。藍色が出ます) マユミの実(まだ緑)
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その 54 梅雨入り前の平尾台 晴天も強風・帽子が飛ばされる程 6月9日
今年も梅干しを漬ける時期。例年のように石原町の野菜直売所まで出向く事になる。少し足を延せば平尾台。20日ぶりだがカノコソウは姿を消しオカトラノオが咲き出していた。この日も梅雨前の晴天に恵まれた。
茶ケ床園地は満員、少し離れたベンチで握り飯を食す。帰り際2m位のアオダイショウと遭遇。撮影不能!!
オカトラノオは咲き始め。 鮮やかで可憐なウツボグサの群生があちこちに。薬草名は夏枯草
クララの花 前回「ヤブレガサ」と表記してしまった野草。ヤマタイミンガサと判明。
野草、画像をクリックして、拡大して御覧ください。
ツリガネニンジンはこれからという所ムラサキニガナが花を付けてました。ウツボグサ拡大で鮮明画像!
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その 53
カノコソウ満開!!ホタルカズラ・ツレサギソウに出会えた。(2月の野焼きからもう草は延び.花は満開)
まず初見の花の群生を御報告。322号線から平尾台に登る幹線道路に入り、派出所.東谷焼の窯元を過ぎ、登りにさしかかって、横山池を過ぎた先のカーブで、この花に遭遇。何故か、その時急にデジカメの調子が狂い「フラッシュを使わない接写」が不能になってしまい、大焦り。車の往来激しく、とりあえず数枚撮影。
フウロウソウ科の花には間違いないのだが、自家用の図鑑全てに当たると、タチフウロかヒメフウロ、
候補は2つに。前者は九州にも咲くが、花期が7-9月とあり少し早い。ヒメフウロが葉の形状が一番似ていて、何より生育地が石灰岩地とあるので、ドンピシャリなのだが、滋賀県伊吹山、岐阜県、三重県、四国の剣山に生える2年草とあり九州の記述はない。
ヒメフウロ、塩を焼いた匂いに似ているので、塩焼草の別名がある、とあるので確認すべきだった。
ソククシンラン カノコソウ タカサゴソウ
ホタルカズラ 丁度蜂が蜜を吸っていました ヒメイズイ
ツレサギソウ オカオグルマ イボタノキの花
ミヤコグサ ナルコユリ
ヤブレガサ ジャケツイバラ(蛇結茨)と紺碧の空
カルスト台地からの下り、斜面にユキノシタの群舞 とるなら写真-ほるなら版画(長田武正.喜美子ご夫妻至言)
ノアザミとウマノアシガタがまだ咲いてました。
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ちょっと散歩
戸畑区-夜宮公園の菖蒲・ヒトツバタゴ(なんじゃもんじゃ)の花 5月5日 快晴
菖蒲はまだまだでしたが、公園入口前の大通りの両側の並木、ヒトツバタゴの花は満開でした。
◆画像クリックして頂ければ、拡大表示されます。
その 52
NEW 貫山権現参拝道 4月30日
何度も散策に来たが、貴重な花に初めて出会った。真っ先にその白い可憐な花を紹介。谷桔梗。
タニギキョウ ジロボウエンゴサク オドリコソウ キジムシロ
奥貫の集落を抜けるとおだやかな里山の風景 新緑が快晴の空をバックに光り輝いていました 貫山権現鳥居
参拝道石碑 ホウチャクソウ
チャルメラソウ ゴヨウアケビの花 カキドウシが真っ盛り-麓のものより元気がいい
数日前に降った雨のせいか、登山道横の渓流の音がウグイスの声を掻き消す程。さあ下りましょう。
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その 51
花冷えの日々 4-24 足立公園 遊歩道から少しはずれて...キンランが咲き初めました
桜は今-八重桜が満開(これは近所の団地の桜) メインの散策路を外れて野草探索-椛の新緑が鮮やか
今日のメインはなんと言ってもキンラン、今年は開花が少し早い。有志によって植えられたシャクナゲ
トガリアミガサタケ アリドウシとホウチャクソウ(まだ開いていない) 近所の空き地で-トキワハゼ・ヨウシュヤマゴボウ
トガリアミガサタケはスープやスパゲッティにするが、焼くだけでも頗る美味。門司なら手向山にも自生する(場所は秘密)
アミガサタケは少々茹で、毒や蟲を抜き食す。ヨウシュヤマゴボウは大変危険!土産店に並ぶ山牛蒡はモリアザミの根
その 50
春 爛 漫!! 妙見神社・森林公園・赤松公園-遊歩道
武漢風邪を回避、市街地.雑踏.商業施設から遠く、野山や海に満開の桜や春の野草を訪ねてます。
フデリンドウ・アシビの花・マムシグサ・オドノコソウ・スミレ...各地の撮影画像、順次UPして参ります
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その 49
小倉南区の合馬地区はタケノコで超有名。旬の筍を求め、直売場に寄ったがお休み。久しぶりに竹林公園を訪ねた。
150種の竹・笹を配置したユニークな植物園だ。日本庭園も周囲の山を借景にして静かな佇まい。園内には誰もいない。
何時も図鑑で見ている竹が、目前で微細に見られるのだから、植物好きには堪えられない。二時間も観察するのは私位か...
竹の形態と説明板、多数撮影したが、興味ない方も多かろうし、雰囲気だけ掲載。深く知りたい方は是非現地に行くべし。
コブシの花は開く直前。昔、日本人にとって竹ほど有用な植物は無かった。見上げれば桃の花は満開。足元に蕗の薹の咲残り。
いつもは、野草展や即売などのイベントが開催されている展示館は、武漢ウィルス拡大防止の為休館でした。
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1haの園内に紅白約350本の梅が咲く名所だが、今年は既に散り果て無人。斜面に突き出た石垣。大三岳城の遺構ではないか?
登り口の石碑。ウマノアシガタ・ムラサキケマン。スミレだが、菫図鑑に当たるも同定が困難。タチツボスミレでお茶を濁す
初見の野草を発見した時も多くの図鑑を開く事になる。『フォト散歩』公開迄、時間がかかる最大の理由だ。
今回の小さな旅の最大の邂逅は、アマナの群生。梅園への入口、辻三の棚田の土手で発見!!ノアザミ(この種のみ春咲き-これ簡単)
隣接の三嶽山護聖寺(禅宗)へ。600余年前永和年間に璋山融珪禪師が開山。
32世玉水和尚は森鴎外とも交友があった由。
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その 48
足立山麓 道野辺散策 (2020年2月19日-晴れ・無風-うららか)
円通寺・満開の木瓜と杉田久女の句碑『無憂華の木蔭はいづこ仏生会』
小倉平和公園の梅園 ここ数日の寒波で、散歩に出なかったら、すでに散り終えていた。
帰り道、一重の山吹が、陽だまりに開いていた。
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その 47
小倉南区長野本町-若宮八幡神社 2020年1月14日(小雨)
九州自動車道、小倉東インター近く、小倉南区長野本町辺りには、まだ広々した田園風景が残っている。その地元の方しか通らないような細道の先に、若宮八幡神社がひっそりと鎮座されている。
参道右手に、昭和3年建立の、由来についての石碑があったのですが、刻まれた文字が薄くなっていて、読めませんでした。看板などを掲示していただけたら、と思いました。
止む無く『北九州市-産土神名帳』より引用させて頂いて、ご祭神など、記載させて頂きます。
《若宮八幡神社は安和元年(968年)、長野臼山頂上に、品陀和気命、息長帯比賣命を勧請し、長野城主、修理大夫康盛が相州鎌倉より大雀命を勧請して、これを併せて氏神とした。》
拝殿が神楽殿のような感じで、吹き抜けで、少し変わった造りでした。
鳥居の下には水仙の香りが漂い、小雨の中、遠く長野の山並みが眺められました。
◆ご祭神注釈=大雀命(おほさざきのみこと-仁徳天皇)・品陀和気命(ほむだわけのみこと-応神天皇)
・息長帯比賣命(おきながたらしひめのみこと-神功皇后)
その 46
手向山からの眺望と大里御所神社の新年 2020年1月1日
全山に椿の大木の自生する、手向山。関門海峡を見下ろす絶好の公園となっている。やぶ椿、ちらほら開花していたが、今年は開花が遅いようだ。宮本武蔵の碑の横の山茶花は満開。地元では、佐々木小次郎に対する憐憫の思いが連綿と続いてきたのだろう、決闘の場所、舟島は、巖流島と名付けられ今に至る。
富野台住宅街から、小倉の工場地帯を眺望。右写真は遠く皿倉山を望む。砂津港の向こうに、サッカースタジアムが見えるのですが、写真の解像度悪く、判別できず御容赦。ここをフランチャイズにするギラヴァンツ北九州は、今年J2に昇格して闘う。小林監督はすこぶる有能な人、次は是非J1を目指して欲しい。この海辺の球場で、我が鹿島アントラーズとの対戦を見てみたいものだ。
御所神社・安徳天皇-柳の御所跡 店舗を構えた地も、実家の寺のある住所も大里。だいりと読む。
寿永二年(1183)木曽義仲に都を追われた平家一門は、安徳天皇を奉じて西に逃れ、太宰府に落ちていった。しかし、ここも豊後の豪族、緒方三郎惟義が攻め寄せると聞き、遠賀郡山鹿の城を経て、豊前国柳が浦にたどりついた。この柳が浦が現在の大里。古い記録に「内裏」と書かれているのは、しばらくの間、仮の御所があったからである。現在、御所神社となっているこの地が
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その 45
長泉寺から平和公園-日露戦役戦没者の墓を訪ねて 2019年12月17日
広寿山-福聚寺の隣には、仏母寺そして、少し山手に玉泉山長泉寺があります。こぢんまりとした本堂全面の扉には、桃の絵、また魚の形をした法具、
それから勝手に店主が山辺の道と名付けた、足立山麓の
毎年ギンナンを拾い頂く、平和公園。最近は健康器具が設置され、年配者が楽しく利用しているのを見かける。その公園から道を隔てた崖の下に【日露戦争・満州事変・上海事変 戦病死者の碑】という案内板がある。いまは誰も訪れる人もなく、ひっそりと残されている空間である。
爺の父親も上海事変に参戦した。太平洋戦争にもと、つごう二度徴兵されたと聞かされた。敗戦直前は「日立の工場へ徴用工として通っており、米軍の艦砲射撃の日、先祖の墓参りをしてから遅参し、一命をとりとめた」と本人が、水戸市の戦争記録誌に書き記している。嗚呼、あそこで、ここで戦死していたら、いまの私はこの世にはいないのである。
当地で亡くなったロシアのコザック兵捕虜も、日本兵と同様に丁重に埋葬されていて、日本の高邁で気高い人情が伺われる。
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その 44
広寿山-福聚寺の「紅葉まつり」 まだ緑の残る株も 2019年11月20日
今年の秋は、割と温かい日の続いたせいか、何処の紅葉も「鮮やかに」という感じではなかったが、この古刹は別格で、本堂、庭、借景と完璧な均衡を保っていて、どこからどう切り取って撮影しても、静謐な一幅になるのである。色調、構図などの凡夫の作為を超えた仏光が満々ているからであろう。春「宗因櫻」(しだれ桜)の頃からみると、参拝者も少ないので、しばし椅子に腰掛け、ただ伽藍と紅葉に心を奪われていれば「無」の境地に
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その 43
平尾台の秋 2019年11月4日
曇天で北風が吹き抜け肌寒かった
振替休日で「茶ケ床園地」の駐車場は満車だった。何時でも行ける身としては、行く日を間違った。周囲が見渡せる園地には4つの東屋があって、テーブルと椅子も備え付けられているので、保育園の遠足、親子連れ、年配のグループで賑わっていた。中水を利用した綺麗なトイレも少し前に設置されたので安心して休憩できる場所になったのだ。
店主、隠れた穴場を知っているので、持参の握り飯とインスタント味噌汁はそちらまで持ち越し。まずは人混みの喧騒から離れて、野草探索である。途中ハイキングや登山の服装の方々と出会ったが、どなたも野草には興味ないようで、どんどん歩いていかれた。景色と空気を満喫するだけでは勿体ない話だが、万人に希少種が気付かれないのも良いのかも知れぬ。
「茶ケ床園地」の彼方、権現山を望む 自生のリンドウがそこここに
ヤクシソウ フジバカマ アキノキリンソウ ヤマハッカ ハバヤマボクチ
ユウガギク(ヨメナ?)ツリガネニンジン アキノタムラソウ ミシマサイコ オトコエシ
高原にも所々に林があり、そのキワに センブリの群生とシオガマギク(塩釜菊)を発見/ここで昼食。
シマカンギク 帰路につく頃、雲間から日差しが...12月は花も無さそうで、次の訪問は早蕨の頃か。
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※『シマカンギク』・『塩竈菊』は完全に同定した訳ではありません。パッと撮影して観察終わり、というのも考えもので、スケッチをした方が細部をきっちり見るので正確だと、改めて反省した次第。
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その 42
小倉南区-長野緑地にて 2019年10月21日
猛暑の夏も去り、空をゆく雲、心地よい風、野の花にも秋の気配。(草)
『タカネハンショウヅル』(半鐘蔓は5-6月に開花)
長野緑地の同じ場所で、下写真の「白花」のハンショウヅルも発見しましたが、図鑑に当たると『シロバナハンショウヅル』は咲く時期が4-6月で、半鐘というよりは、ズングリしていて釣鐘型に近い。また『トリガタハンショウヅル』というのもあるが、分布が本州.四国で4-5月。すわ、亜種の発見かと浅学の私は喜んでおりますが、当店相当数の植物図鑑を在庫しておりますが、白い花のハンショウヅルは見当たりません。どなたか詳しい方、以下メール宛、ご教授頂けたら幸いです。kusakido@cb.mbn.or.jp (画像、白が撮影しにくく、ピンボケにて相すみません)
赤花=ミゾソバ 白花=タニソバ ◆画像クリックして頂ければ、拡大表示されます。
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その 41
鱒渕ダム周遊路-初秋 2019年9月24日
秋晴れの鱒渕ダム。日中の日差しは暑く、秋の植物は僅かでした。 苦手な吊橋-鱒渕橋。
ヌマダイコン ベニバナボロギク アキノタムラソウ ゲンノショウコ
ホトトギスの蕾 イタドリの花 彼岸花 シロツチガキ?未同定
周遊路で、大型のアオダイショウと遭遇、蛇嫌いの店主、弁当もそそくさと食べ帰還と相成った。
動画でも撮影すれば?いえいえ、震えてとても出来ません(笑)よく趣味が野草探索などと言える。
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