最終更新: kusakidoshoten 2021年07月06日(火) 17:13:15履歴
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門司の黄金町に実店舗開店しました!! 2018年1月
毎週末(金)(土)(日) 13:〜17:30まで営業
今回も恒例の看板彫りをした。関門海峡を望む門司の地で木を削れば巌流島に臨む宮本武蔵の心境だ。
ここ大里地区に海峡から吹き付ける北西の強風は想像を絶する。のぼり旗は一月もせぬ間に端が破れた。
2月22日、久しぶりに暖かくなり外の作業。彫上げた看板の設置。インパクトドライバーが欲しかった。
※思えば吉川英治氏の疎開先、青梅の旧宅、現在記念館になっている家の名前は、「草思堂」、一字違いである。当店は、染織の草木染から取らせて頂いた名称で、名付けの際、奥多摩の山崎桃麿氏をお訪ねし、「本屋さんならいいだろう」とお許しを頂いた思い出がある。悪い癖で脱線したが、「草思堂」のホームページに学芸員の方の、『横田順彌の訃報に接して』という日誌が連載されている。同姓の爺は「横田氏については...」という書き出しには、ドキッとしてしまうのだが、吉川氏に関して、ヨコジュン氏に何か勘違いがあったようなのだ。「再版の際は訂正したい」という返事の文面が乱れており、体調が悪いのでは?と心配されていたとある。学芸員の方は、決して非難をしたつもりではないので、丁寧な返事に恐縮されている。いつか吉川英治氏唯一のSF作品、「夢ビル」という作品を紹介して欲しかった。と結ばれている。「夢ビル」、店主未読にて、恥じ入るばかりだが、HPの記事、ここに紹介させて頂きたい。
◆吉川英治記念館ホームページ http://yoshikawa.cocolog-nifty.com/
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開店の辞
実店舗やっと決まりました!!/本年1月27日より営業開始しました
昨年9月にゆうメールの事実上の廃止、という郵便事業最悪の改訂があった。厚さ3cm・重さ1kg以上の本には理不尽な送料になった。「通販には決定的な出来事。これからは実店舗で営業するしか無い!!」と、ネット通販に絞ってきた古本屋仲間に将来像を提示したものの、「貴店は?」と聞かれた時、「老い先短いから」などと逃げを打ってしまっては沽券に関わる、と背筋を伸ばし実際に物件探しをしてきた。ところが良い物件が無く時間ばかり経過してきた。そんな折り、年も押し詰まった12月中旬、やっと地元門司の大里(だいり)に格好の空き店が出て、移転する事に決めた。
国道3号線を挟んだ反対側には、「ベスト電器」と「資さんうどん」「リサイクルショップ」などの大型店が並ぶ。こちら側の隣はドコモショップ、近くには牛丼「すき家」もある。葬儀場の「紫雲閣」も至近だ。『古書売買』の看板を目に止めてくださる機会も多いと思い、間髪を入れず契約した。
『小倉駅ナカ』の古本祭りでも、「お店はどこですか?」と聞かれる事が多く、古本屋巡りに飢えてらっしゃるお客様が多いのだなあ、と感じられた。採算を考えて、本屋がみな電脳古本屋と化してきたこの間の流れ、絶対に揺り戻しが来ると確信している。あと何年生きられるか分からないこの身ではあるが、精一杯、「本」と「読書子」、お育て頂いた「古書組合」に恩返ししてみたいと思う。
毎日の営業は体力的に難しそうなので、土日のみ開店、という事にさせて頂くつもり。ただ大里、土日の方がヒッソリしているので、しばらく毎日開けて様子を見てみたい。熱海店以来「古書買入」も休止していたが、1月の開店から再開致します。近年、買える本は極めて狭まってきたので、皆様のご期待に沿えないケースも多いとは思いますが、逆に見逃されてきたジャンルのニーズも出てきているので、どんなものでも、とりあえず御相談されたい。
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門司の黄金町に実店舗開店しました!! 2018年1月
毎週末(金)(土)(日) 13:〜17:30まで営業
今回も恒例の看板彫りをした。関門海峡を望む門司の地で木を削れば巌流島に臨む宮本武蔵の心境だ。
ここ大里地区に海峡から吹き付ける北西の強風は想像を絶する。のぼり旗は一月もせぬ間に端が破れた。
2月22日、久しぶりに暖かくなり外の作業。彫上げた看板の設置。インパクトドライバーが欲しかった。
※思えば吉川英治氏の疎開先、青梅の旧宅、現在記念館になっている家の名前は、「草思堂」、一字違いである。当店は、染織の草木染から取らせて頂いた名称で、名付けの際、奥多摩の山崎桃麿氏をお訪ねし、「本屋さんならいいだろう」とお許しを頂いた思い出がある。悪い癖で脱線したが、「草思堂」のホームページに学芸員の方の、『横田順彌の訃報に接して』という日誌が連載されている。同姓の爺は「横田氏については...」という書き出しには、ドキッとしてしまうのだが、吉川氏に関して、ヨコジュン氏に何か勘違いがあったようなのだ。「再版の際は訂正したい」という返事の文面が乱れており、体調が悪いのでは?と心配されていたとある。学芸員の方は、決して非難をしたつもりではないので、丁寧な返事に恐縮されている。いつか吉川英治氏唯一のSF作品、「夢ビル」という作品を紹介して欲しかった。と結ばれている。「夢ビル」、店主未読にて、恥じ入るばかりだが、HPの記事、ここに紹介させて頂きたい。
◆吉川英治記念館ホームページ http://yoshikawa.cocolog-nifty.com/
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開店の辞
実店舗やっと決まりました!!/本年1月27日より営業開始しました
昨年9月にゆうメールの事実上の廃止、という郵便事業最悪の改訂があった。厚さ3cm・重さ1kg以上の本には理不尽な送料になった。「通販には決定的な出来事。これからは実店舗で営業するしか無い!!」と、ネット通販に絞ってきた古本屋仲間に将来像を提示したものの、「貴店は?」と聞かれた時、「老い先短いから」などと逃げを打ってしまっては沽券に関わる、と背筋を伸ばし実際に物件探しをしてきた。ところが良い物件が無く時間ばかり経過してきた。そんな折り、年も押し詰まった12月中旬、やっと地元門司の大里(だいり)に格好の空き店が出て、移転する事に決めた。
国道3号線を挟んだ反対側には、「ベスト電器」と「資さんうどん」「リサイクルショップ」などの大型店が並ぶ。こちら側の隣はドコモショップ、近くには牛丼「すき家」もある。葬儀場の「紫雲閣」も至近だ。『古書売買』の看板を目に止めてくださる機会も多いと思い、間髪を入れず契約した。
『小倉駅ナカ』の古本祭りでも、「お店はどこですか?」と聞かれる事が多く、古本屋巡りに飢えてらっしゃるお客様が多いのだなあ、と感じられた。採算を考えて、本屋がみな電脳古本屋と化してきたこの間の流れ、絶対に揺り戻しが来ると確信している。あと何年生きられるか分からないこの身ではあるが、精一杯、「本」と「読書子」、お育て頂いた「古書組合」に恩返ししてみたいと思う。
毎日の営業は体力的に難しそうなので、土日のみ開店、という事にさせて頂くつもり。ただ大里、土日の方がヒッソリしているので、しばらく毎日開けて様子を見てみたい。熱海店以来「古書買入」も休止していたが、1月の開店から再開致します。近年、買える本は極めて狭まってきたので、皆様のご期待に沿えないケースも多いとは思いますが、逆に見逃されてきたジャンルのニーズも出てきているので、どんなものでも、とりあえず御相談されたい。
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