カリア、ザリアン率いる首都を包囲していた別働隊は、手柄を争いアゾル城へ攻撃を開始。
そこに、タラドーサ率いる別動隊、更にマラ自らが率いる主力部隊も到着し、兵力は更に増強される。
1月23日、ラディアが首都アゾル城に辿り着いた時、すでに城下町は炎に包まれていた。
ラディアの帰還を信じていたバラドも、彼女の到着数時間前に力尽き戦死、ヴィムウィークはゴルの願いにより、非戦闘民を率いて城から脱出していた。
ラディアは城の炎を見ると部隊を解散させ、「生き延びよ」とだけ言い残し、自身は城に突入。
単身の身軽さもあって、混乱の戦場を突破して国主ゴル、軍師リヴァとの合流に成功し、必死に抵抗したが、既に大勢は決していた。
リヴァは、妹の様に可愛がっていたラディアをかばい、全身に矢を浴びて戦死、ゴルも、焼け落ちる城と運命を共にした。
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