この虐殺事件により、皇帝ロンディーナの評判は地に落ちる。
だが、この命令は彼が発したものではなく、実際はスレイナが捏造した命令であった。
スレイナはこの時点で既に帝位簒奪を目論んでいた為、皇帝の評判を落とす工作を数多く行っていた、この虐殺事件はその総仕上げにも近い大掛かりな策であり、真相を知っていたのは
クリスアーノと、彼の野望を知り、密かに接触してきた
ストライアのみである。
ロンディーナは身に覚えのない命令と当然否定したが、彼がこれまで行ってきた
フェローラ国への私怨による遠征、そして南方侵略そのものは、確かに彼が起こした戦いということもあり、民衆はその言葉を信用しなかった。
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