基本情報


略歴

ローザ国の将軍であったが、忠誠という言葉から最もかけ離れた存在であり、徹底した現実主義者である。
デルアーミーが、アルファでの任務を遂行する時、現地の協力者としてリオンに目をつけた事があり、後に彼がジルダーを追いかけた時、再びリオンを同行者として指名した。
この時、デルアーミーたちはルーイガルドからやってきているが、六界の存在については数名しか知らされていない為、リオンはあくまでも情報収集員として雇った現地協力者である。
サヌアジルダーデルアーミーの三つ巴の戦いにおいては、「非戦闘員」であることを逆に利用した奇襲を仕掛ける等、狡猾な面を見せながらも飄々とすり抜け、この戦いよりいち早く離脱する。

その後は、母国に戻らずアルビス国に逗留、そこで、かつてローザ国の奴隷でありながら脱走し、アルビス国の将軍となっていたルティエと偶然再会し、彼女の口利き(かつて奴隷だったことを口外しないという条件での恫喝)によりアルビス国へ仕官することとなる。
その直後、第4次リアリッピの戦いストリアブの戦いでいきなりの敗戦を経験するが、この時はアルビス国軍に踏みとどまったため、第5次リアリッピの戦いにおいて勝利側に組することができた。
カオスギアの戦いでは、本陣を守る位置で奮戦、勝利に貢献するが、その自由奔放な行動と言動は、アルビス国内に多くの敵を作り、徐々にリオンは自分の居場所がなくなったことを感じ始めていた。
そして、ミリアス攻略の最中、彼女はエリシアに授けられた作戦として内通したふりをしていたが、作戦の失敗を予期し、本当にリヴォル帝国に寝返る。
だが、リオンの裏切りをもってしても作戦は完遂され、読み違えたことから、そのままリヴォル帝国へと逃げ込むこととなる。

ミリィ誘拐からはじまったアディス国再侵攻では、脱走したオウグストを追撃して討ち取るが、本人の知らない事とはいえ、これがアディス国王ハーグリブスの怒りを爆発させ、ミリィの落命に繋がる。
イズ部隊に編入されていたリオンは、シャラダンと共にアディス国遠征から離れて帰国するが、その直後に想像もしなかったスカルオーネの戦いによる歴史的大敗により遭遇する。
戦場で再会したルティエを騙してかろうじて戦場より離脱すると、持ち前の嗅覚を生かしてすばやくリヴォル帝国より出奔し、しばらく放浪の身となっていたが、結局故郷のローザ国に戻る。

1741年、リーズライディの戦いの便乗してフェローラ国に攻め込むが、フェローラ国の抵抗と、リーズライディの戦いクレアティボ国が敗戦した為、すぐに撤退することとなった。
その後、ジョルディアの戦いにおいて、再びクレアティボ国と共に進軍、ルーイガルド侵攻作戦で主力部隊が不在となっていたヴァン・フレイ国を蹂躙する。
だが、この戦いも、リルムの戦死によりクレアティボ国は撤退、勝利に便乗しようとしたローザ国も退却を余儀無くされた。

しばらくは大人しくローザ国の将軍を務めていたが、再び国を出奔し傭兵となったという。
その後の記録は一切の史書に残されていない。

人物

  • 忠義という概念を持たず、常に勝者側につこうと平気で裏切りを繰り返した。そのすべてが、その場での思いつきの裏切りだった為、結果的に敗者側につくことも多いが、危機を感じる嗅覚にも優れていたのか、いかなる敗戦からも脱出に成功している。
  • アルビス国では、所属していきなり大きな負け戦に遭遇しているが、この時はすぐに寝返らなかった。物語によっては、このときばかりは彼女もアルビス国首脳部やサヌア傭兵団と友誼を結んでいて、簡単に裏切らなかったとするものもあるが、後に結局裏切っていることから、単に敗戦の混乱で、裏切りのチャンスを見逃しただけというのが歴史家たちの見解である。
  • ムストア湾海戦ローザ国艦隊を率いて登場しているが、彼女に艦隊指揮の経験はない為、これは物語上の演出であり、実際は単に参戦しただけだと思われる。
  • 法術弾を撃つブレスレッドを腕にとりつけ、「暗器」としてだまし討ちに多用したという。

関連項目

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