基本情報


略歴

共和国軍人参謀のゲイルと、評議議員のミリィとの間に生まれた娘。
幼い頃より父ゲイルに連れられてレディスの元に赴いていた。あくまでも、メイド代わりの手伝いとしての同行であったが、たまたま会話を交わしたレディスに才能を見出され、自らの直属としてリナを預かることとなる。
リナもレディスを慕い、成長をもってその期待に応えた。

1253年3周期14日目、ラグライナ帝国とガルデス共和国の間で起きたモンレッドの戦いに参戦したとなっているが、このときまだ15歳であり、兵卒としてならともかく一軍の将というのは無理がある為、おそらくそれは物語の脚色で、実際はゲイル部隊の副官の一人であったと考えられている。
1255年、9周期23日目フェルグリアの戦いにも参戦(指揮官としてはこれが初陣)し、本陣の護衛部隊を指揮した。
1256年頃、ゲイルより家督を継ぐ。
その後、第3次モンレッドの戦いクァル・アヴェリの戦いに参戦するが、主に本陣の防衛を務めたため、特筆すべき戦功はないものの、堅実に任務をこなした。

ラヴェリア事件以後、ゴゥドが国内で台頭を始めたことにより、ラヴェリアの志を継いだレディス派閥だったリナは、ゲイルと共に完全に中央からはずされる。
セルレディカという共通の敵を失ったことから、クレアムーンとの関係は急速に悪化し、軍事衝突を迎えるが、そのレッド・ゲアルの戦いにおいても、主力ではなく船を製作するための輸送部隊として第二陣に回されるが、この戦いで敗北した共和国軍をリナはよく守って撤退、帰国した。
1258年、ガイ・アヴェリの戦いにも参戦し、クレアムーン軍をかろうじて撃退するが、この時緊急を要したため、レディスは超法規的処置で独断で軍部を動かし、ゴゥドに糾弾の材料を与えてしまう。その直後にレディスは突如行方不明となるが、リナは父ゲイルと共に、ゴゥドによる拉致事件であることを突き止めて奪還に成功する。
ゴゥドの突然の病死(現在では暁の守人の暗殺説が有力だが、当時はリナやゲイル達による報復だと囁かれていた)によって実験を取り戻したレディス派として、リナは共和国南方軍の主力を任され、キリグアイの戦い、旧帝国貴族クーデター鎮圧に参戦する。
やがて彼女を一人前と認めたのか、形式だけではなく、実際にゲイルより家督を継ぐこととなる。

戦乱の時代が終わり、アレシア連邦による統治時代となると、ガイアを統治し、南方の治世と発展につとめた。
彼女の真価は戦場より内政で発揮され、未開の地を次々と開拓して、重要な南方の資源地としてこの地を発達させた。

人物

  • 性格は、過保護に育てられたこともあり、人にあまえることが多かったという。
  • 配下をまとめる掌握術が非常に上手く、本陣防衛が多かったこともあり、彼女の部隊は歩兵を統率して槍衾を堅く組む戦法を得意とした。
  • レディス奪還作戦の際、リナ自ら「私が行きます、レディス様に幼いころより育ててもらったこの御恩、今こそお返しするときです」と、父を抑えて指揮をとり、奪還時には、憔悴しきったレディスを抱きかかえ、自責の念から泣き崩れたという。
  • 父を尊敬し、親子仲は良かったが、溺愛と過保護には手を焼いていたようである。アレシア連邦参加の頃に結婚するが、ゲイルは、妻の目を盗み壺に隠れてついていこうとしたが発覚。「お父様なんて大っ嫌いです!!」の一言を浴びせ、戦場で膝を屈したことのないゲイルが崩れ落ちるシーンは、喜劇のシーンとして取り扱われている。ただ、泣き崩れる父親を不憫に思ったリナは、月に1回手紙や名産品などを送り続け、ゲイルの引退後は屋敷に引き取り、一緒に暮らしたという。

関連項目

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