基本情報


略歴

クレアムーン首都ヒモロギにいた巫女位の一人、とされているが、後述する通り実在しなかったという説もある。
彼女が歴史に登場するのはたった一回、1257年の国境断絶事件のみである。
ガルデス共和国とクレアムーンが一触即発の状態となった為、真田弥生の要請によって一葉はガルデス共和国へ使者として発った。しかし、彼女は到達することなく行方不明となる。
クレアムーンは、ガルデス共和国が和平の使者である一葉を殺害したと糾弾、ガルデス共和国側は心当たりがないと反論、結局この行方不明事件が最後の後押しとなり、両国は交戦状態となる。

この国境断絶事件は、様々な説が入り乱れる為、一葉においても、「ガルデス共和国に謀殺された」、「ラグライナ帝国に謀殺された」、さらには「クレアムーンが、開戦の大義名分とするために仕組んだ自作自演であり、一葉は最初から存在しない架空の人物だった」、「この頃一葉には、身分違いの恋人がいた、その為自ら進んで使者を請負い、馬車の中に恋人を潜ませ、国を離れたところで二人で北へ駆け落ちした」という説まで存在する。

真相は謎であるが、この頃、クレアムーンにおいて「一葉」というのは、長女によくつけられた名前で、かなりの人数が存在していた。その為クレアムーン国内においても「使者に指名されたのがどの一葉だか判らない」という会話が少なからず交わされ、これが自作自演説に拍車をかけた。

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