創造論とインテリジェントデザインをめぐる米国を中心とする論争・情勢など

世論調査, 福音主義キリスト教

PRRによる宗教と共和党支持者のワクチン世論調査(2021/3-6)


PRRI (Public Religion Research Institute) が2021年と3月と6月に5851名の米国成人を対象に、COVID-19ワクチンに対する態度(接種する/した・様子見・絶対接種しない)について宗教・人種及び共和党支持者の詳細内訳で世論調査した。

まず、宗教・人種については、白人福音主義キリスト教徒がもっともワクチン忌避傾向が大きいが、過半数はワクチン受容。どの宗教・人種でも、3月から6月で、ワクチン受容が増加している。

[ Religious Identities and the Race Against the Virus: (Wave 2: June 2021) ]

PRRIは、共和党支持者については、ソースとしているテレビニュースや、QAnonを信じる・信じない、そして白人・非白人の福音主義キリスト教徒などにわけて調査している。

[ Religious Identities and the Race Against the Virus: (Wave 2: June 2021) ]
基本的にすべての内訳で、ワクチン受容が3月から6月へかけて増加している。

「絶対接種しない」が増加しているのは「ソースは極右ニュース」(おそらくNewsmax)の人々。QAnonの活動が少ないのか、QAnon信者というカテゴリにすると、「絶対接種しない」も漸減。

全体的には、共和党支持者であっても、あるいは福音主義キリスト教徒であっても、反ワクチンはマイノリティで、強固に反ワクチンとなっているのは、「ソースは極右ニュース」と「QAnon信者」あたりのようである。

KFFによるワクチンCOVID-19世論調査では、共和党支持者で特に18-49歳という層が反ワクチン傾向が強いことが見えている。これらの重なり(「ソースは極右ニュース」「QAnon信者」「18-49歳」)部分が、強い反ワクチン傾向を見せているようである。





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