東方キャラとウフフにイチャつくまとめ

椛と結婚してから、早いものでもう3年にもなる。
人里でも妖怪の山でも評判のおしどり夫婦として、満ち足りた生活を送ってはいたが、僕達には未だ子供が居なかった。
きちんと排卵日を計算し、盛んに頑張ってはいるが、人間と天狗という種族の違いからなのか、なかなか子宝に恵まれないでいた。
もしかして、僕の身体に何か問題があるのではと不安になり、永遠亭で検査でもしてもらおうかと考えていた、そんな矢先の事だった。

「これ、試してみませんか?」

椛が嬉しそうに尻尾を振りながら、新聞の記事を見せて来た。
射命丸さんがこっそりと出している、知る人ぞ知る大人向けの裏・文々。新聞の記事だった。

「えーと、なになに……『これであなたも一発にんっしんっ。スローセックスのススメ』?」
「はい! このスローセックスっていうのを試すと、妊娠できるみたいなんです!」

スローセックスってそういうものだったっけ?
外の世界に居る時、名前だけは聞いた事はあったが、具体的にどういったものかまではよく知らない。

「ほら、記事のここ見てください」

記事の隣には、スローセックスを試して、子宝に恵まれた夫婦からの寄稿が掲載されていた。
その殆どが、人妖の夫婦からのもので、要約すると、どんなに励んでも子供が出来なかったのに、このスローセックスを試したところ、あっという間に妊娠したという、激しく胡散臭い内容だった。
それにしても、寄稿者のペンネームが「人里の守護者」とか「七色の都会派魔法使い」とか「庭師」とか「門番」とか……匿名の意味が全くないぞ。

「ね。ね。試してみましょうよ!」

尻尾を千切れんばかりに振り、目を輝かせて擦り寄ってくる椛の頭を撫でながら、少し考える。
記事の信憑性は欠片も無いが、たまには趣向を変えてやってみるのも良いかもしれない。

「それじゃ、試してみようか」
「はい!」

椛は元気よく返事をすると、いそいそと服を脱ぎ始めた。
僕は苦笑しつつ、同じように裸になる。

「んむっ……」

生まれたままの姿になった僕達は、ピッタリと抱き合いながら濃厚なキスを交わした。
軽く唇を重ねた後、お互いの舌を口内で絡めあい、ねっとりと舐りながら唾液を交換する。
記事によると、スローセックスは、時間と愛情をこめて、お互いの官能を高めてから交わるのだという。
どうにも抽象的すぎる気がするが、ゆっくりじっくり時間を掛けろということらしい。
僕達は舌を絡め合いながら、お互いの手をお互いの陰部へと伸ばした。
僕の指が椛の襞を掻き分け、敏感な部分を摘むと、椛は妖艶な笑みを浮かべ、僕の陰嚢を揉み解し、裏筋を撫で上げるようにして、陰茎を優しく撫でまわし、指の腹で亀頭を擦るように愛撫する。
負けじと、もう片方の手で軽く尻尾を握ると、花弁に差し入れている指がきゅっと締めつけられ、愛液が溢れだす。
勝手知ったる伴侶の身体。
弱い所は良く知っている。
程なく、僕達の陰部は、にちゃにちゃという卑猥な水音を立て始めた。

「ふふ……先走りがもうこんなに」

椛は僕の鼻先で、指についた先走りを見せつけるように弄んだ後、艶めかしく舌先で舐めとった。

「椛だって、こんなに溢れてるじゃないか」

対抗するように、椛の鼻先で愛液を弄んで見せる。
余裕ぶってそんな事をして見せたが、正直僕の方は、椛の絶妙な愛撫によって、いつ射精してもおかしくないぐらいに高まっていた。
既に、陰茎の半ばぐらいまで、精液が上がって来ている状態なのだ。

「ふふ……もう、十分ですね。さ、いらしてください……」

椛はそう言って、寝台に仰向けに寝ころび、大きく足を開いた。
十分過ぎるほど潤っている椛の花弁は、僕を誘うように息づいている。

「う、うん。それじゃ……」

椛の入口に一物の先端を合わせ、徐々に腰を推し進める。
先端部から徐々に、きつく柔らかい肉襞に包み込まれていく。
うっかり気を抜くと、たちまち達してしまいそうなくらいだ。
下腹部に目一杯力を込め、湧き上がる射精感を懸命に堪える。

「えいっ」

椛は突然、大きく開いていた両足を、僕の腰に回し、自分の方に引き寄せた。
半ばまで埋没していた僕の一物は、湿った音と共に、一気に根元まで収まってしまった。
ぱちゅんという、肉と肉がぶつかる卑猥な水音が響く。
勢い余った僕の亀頭は、椛の子宮の入り口にこつんとキスをした。
その瞬間に、椛の膣がきゅっと締まり、僕の一物全体を一斉に締め上げる。
やばい、と思った時は既に遅く、尿道を一気に駆け上った精液が、鈴口から溢れだしていた。

「あんっ! 今、少しだけ出ちゃいましたね? ふふっ、子宮の中にとぷんって流れてきましたよ」
「ご、ごめん……気持ち良すぎて……」
「別に謝らなくても良いんですよ……んっ!」
「あう!」

椛の膣が再びきゅんっ締まる。
僕の腰がガクガクと震え、尿道に残った精子が吸い取られていく。

「あはっ! ぴゅって子宮の壁に当たりました! んふふ……水鉄砲みたい……」

ゆるゆると、のの字を描く様に腰を振りながら、椛はゾクゾクするような妖艶な笑みを浮かべた。

「スローセックスって、旦那様をゆっくりイかせるセックスなんですね」
「そ、それはっ、ちが……おほおっ」
「くす。軽く締めるだけで、ぴゅっと出ちゃうんですね。すごく敏感……」
「あ、あ、ま、また……!! あ、あふ、あふうっ……」
「んふふ。可愛い鳴き声です」

椛の絶妙な膣捌きに、僕は成す術も無く断続的な射精を繰り返す。
射精を繰り返してはいるが、決して快感の最高潮を迎える事は無く、椛に咥え込まれた僕の一物は、萎えるどころか、痛いほどに張り詰め、暴発するのを今か今かとばかりに待ちかまえている。

「ああっ! もう、我慢できないっ!!」

突然、椛は身体を起こし、僕を押し倒すようにして体勢を入れ替えた。
ちょうど、騎乗位の体勢になり、椛が僕の上に馬乗りになった。

「旦那様の喘ぐ表情を見てたら、堪らなくなりました」

椛は興奮したように言うと、さっきまでのねっとりとした腰使いとは裏腹に、激しく腰を振りだした。
子宮の入口が、コツコツと激しく僕の先端を刺激する。
散々高められていた僕の一物は、突然のその猛攻に耐えられるはずもなく、呆気なく達してしまった。
ポンプのように収縮する肉襞に促されるままに、精液が尿道を駆け登り、まるで放尿しているかのように、椛の子宮めがけて飛び出していった。

「ひぎっ!? す、吸われ……!! と、止まらないぃ!」
「きゃうんっ! しゅごいっ! しゅごいれすぅ! あひゃん! しきゅーが! しきゅーがいっぱいにぃ!! ぱんく、しちゃうよぉ……」

背骨が折れるんじゃないかというくらいに背を反らし、椛は身体を震わせ膣をわななかせた。
軽く30秒は続いた僕の射精は、椛の子宮を満杯にしただけでは収まらず、接合部から大量に溢れだし、僕達の身体を厭らしく汚していった。








「これで、妊娠確実ですね」
「どうかなぁ……」

僕達は、抱き合って事後の余韻に浸っていた。
余韻と言っても、椛は相変わらず、僕の一物を膣に咥え込んだままだ。
大量に注いだ子種が零れないようにと、僕のモノで蓋をしているのだ。
萎えて抜け落ちてしまわないようにと、時折腰を振り、膣を締め上げているため、僕の一物はカチカチに硬度を保ったままだった。
もっとも、これ以上は、いくら絞られても粉も出ないが。

「感じるんです。こうしている間にも、何億という旦那様の精子が、私の卵子を輪姦しているのが」

うっとりとした表情でお腹を擦り、椛は嬉しそうに微笑んだ。

「これは、確実に孕みます」
「だといいな」

お腹をさする椛の手に、僕は自分の手を重ねた。

「最初は女の子が良いな。一姫二太郎って言うし」
「あら。私は男の子が良いです。旦那様にそっくりな男の子」
「男は僕一人で良いよ。椛を取られるみたいで気に入らない」
「もう! 息子に嫉妬しないでくださいな」

そんなとりとめの無い会話をしながら、僕達は笑いあった。
まだ見ぬ我が子に思いを馳せながら。


メガリス Date : 2010/09/23 02:08:21

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