東方キャラとウフフにイチャつくまとめ

たとえ、それが幻想のものになっていなくても、幻想郷にクリスマスはやってくる。
流れ着いてきた現代人から伝わったのか、紅魔館から伝わったのかはわからないが、里はにわかに活気付き、妖怪もうきうきしだす。いつもと変わらない様子なのは、なにかあると大体宴会をやっている博霊神社か、常に仕事に追われている地獄ぐらいのものである。
つまり、命蓮寺でもクリスマスは祝われる。
家主の聖白蓮によると、「仏様は寛大な心をお持ちです、宗派が違うぐらいで、クリスマスを祝っても問題はありません」とのこと。
なので、今命蓮寺では、主にたまたま幻想郷に流れ着いてここに拾われた僕のにわか知識に基づいて、クリスマス会の準備が行われようとしていた。
ナズーリンが見つけてきたモミの木や飾りつけの一部(なんというか、やっぱり一番大切なモミの木)を星さんがなくしてもう一回ナズーリンが探しにいったり、一輪さんが飾りつけで意外な手際のよさを見せたり、聖さんがケーキの作り方を幻想郷の人妖たちから学んだり、なぜかムラサがちょっと不機嫌そうだったり……今回は小傘や響子ちゃんだけではなく、こういうときに必ずイタズラをしては叱られる、封獣ぬえも、いそいそとクリスマス会の手伝いをしていた。

そんな準備に混ざる僕だったが……僕はぬえのことが気になっていた。
最初はイタズラによく引っかかって、たじたじだった。
でも、何度もちょっかいをかけられていくうちに、ぬえのことが気になりだしてきた。
時折見せる、心からの笑顔。黒のワンピースとニーソックスがよく映えるすらりとしたスレンダーな体。いつもイタズラばかりするけど、本当は仲間思いであることもわかる。
僕は、そんなぬえに惹かれていたのだ。
でも、僕みたいなおとなしい人間のことなんて、ぬえは気にしちゃいないんだろうな。
時折ぬえがこちらを見る目に熱がこもっているのも、きっと僕の気のせいだ。

準備の折にそんなことを考えながら、脚立を使って高いところに飾りをつけていると、飾りをつい落としてしまう。
自分はただの一般人だ、脚立を降りて……
そうすると、そこには……意を決したような表情の、ぬえがいた。
ぬえはいきなり僕の手をつかむと、一言こういった。
「来て」
……え?
「いいから来て!」
そう叫ぶや否や、ぬえは僕の手をつかんで、部屋の中で宙に浮き出した。
あれ、飛んで……る?
それもつかの間、周りの景色がすごいスピードで流れ出す!
僕は面食らって(無論人間と妖怪の力の差もあるが……)、なすがままのまま、ぬえの隠れ家へ行くこととなったのだ……。



一方命蓮寺。ぬえたちの飛ぶ方向を見ながら、ナズーリンがつぶやく。
「いいのかいご主人、ぬえとあのお手伝いをほうっておいて。ま、効率はあがるかもしれないけど……いつになるかわからないよ?」
その言葉を投げかけられた星は、キラキラした目で返す。
「いいのですよナズーリン、何せ”うってつけ”の日ですからね!」
毘沙門天の弟子とはいえ、その本質は命蓮寺の中でも屈指の乙女である星に対して、ため息を返すナズーリン。
それもそのはず、この”うってつけ”の日は、○○がちょっと愚痴気味にこぼした言葉から来たものである。
「そのとおりよみんな、すべて終わったら、みんなで祝福してあげましょう」
にこやかな笑顔で取りまとめるは、命蓮寺の主である白蓮。
「そそ、そうですね……」
ぎこちなく返す村紗。その表情からは、亡霊ゆえに出せるダークオーラがにじみ出ていた。
(おのれぬえめ私より先に恋人作ろうとしおってパルパルパルパルパルパルパルパル)
オーラが緑色っぽいのは、きっと気のせい。
「それにしても……」
心配そうにぬえの飛んでいった方向を見つめるのは、一輪。雲山は、部屋の中にいるには大きすぎる。
「○○気になるわ……うまくやるかしら」
「あの人なら大丈夫でしょう」
一輪の心配に対して、○○への信頼の言葉をかける白蓮。
「○○さんは、きっとぬえの想いに答えてくれますよ」
「そうですよ姐さん! ぬえのこと振ったら○○に雲山のゲンコツ食らわせてあげます」
にこやかに物騒なことを言う一輪。
そんな彼女たちの思いを知ってか知らずか、ぬえは○○を連れて、自分の隠れ家へとたどり着くのであった……。



僕が連れて来られたのは、ぬえの隠れ家。
僕は突然ベットの上に放り出された。
い……いったいどうしたの、ぬえ?
ぬえは答えない。いつになく真剣な目で、こちらを見つめている。
僕が思わず手をかけようとすると……その手をつかまれ、退けられる。
そして、ぬえは僕との距離を詰め、唇にやわらかい感触。
これは……キス?
喜びに思わず口付けを返す。唇を合わせ、舌を返し、絡めあい……
たっぷり十数秒後、顔を離したぬえが、先ほどとは打って変わっての笑顔だった。
この笑顔に、僕は弱い。
「イタズラじゃないよ。これが私の気持ち」
ぬえは続ける。
「今日はあなたとこうなるのに最高の日だって、聞いていたからさ……今しかないと思ったんだ」
そうだったんだ……
僕は思わずぬえちゃんを抱きしめる。
「えへへ……両思いでよかったぁ……」
ぬえが喜びをあらわにしているなか、僕には気がかりなことがあった。
ぬえが体を密着させていること。僕だって男だから、意識しないはずがない。
そう思ってると、ぬえは思わず驚くことを口にした。
「せっかくだからさ……もう一歩、進んでみない? ○○に……私の正体、見せたいの」

どちらかともなく、口付けを交わす二人。
僕はぬえとの位置関係を逆転させ、ぬえをベッドに寝かせる。
そこでふと、ぬえのあの特徴的な羽をどうするか思い悩む。
少しの間逡巡した結果、布団を少し折りたたんで、そこに羽の付け根の部分を載せることにした。
これで大丈夫? ぬえ。
「いつも失敗ばかりしている○○が、こういうときは手際がいいんだね」
ぬえはこくりとうなずいた後にいう。
僕は、こうなるかもしれないと思ってイメージトレーニングはしていたのだ。
妄想ともいうんだけど……。
「えへへ……私と同じだぁ……」
思わず、またキスをする。
キスをしながら……ぬえの服に手をかけて、ボタンをはずす。
ボタンをはずして服を開き、かわいらしいスポーツブラをずらす。
そこに現れたのは、かなり小ぶりでほぼ”貧乳”ながら、それでも美しいラインだとはっきりとわかる、ぬえの乳房だった。
「やっぱり恥ずかしい……」
ぬえが顔を真っ赤にしながらつぶやく。
僕は、ぬえの乳房をとてもきれいだと思った。
「……他の人とかにもあんまり見せてないんだからね?」
でも、他の人には見せたくないな。ぬえの胸。
そういいながら、ぬえの小さな丘陵に、手を這わせ始める。
「あっ……」
その声……感じてる?
「なんか……いい……」
ほとんど外の世界での伝聞で「貧乳は感度がいい」なんて聞いていたけど、本当にそうなのかもしれない。
ゆっくりと、なでるようにぬえの胸を撫で回し……すでに勃ちはじめている、ぬえの乳首にそっと触れる。
「ひゃうん!」
気持ちいい? ぬえ。
「うん……よくわからないけど、気持ちいい……」
気分の良くなった僕は、摘み、捻り、舐め……ぬえの乳首を攻める。
「んんンッ! ……あぅ、はッ……」
しばらく、ぬえの声と胸を楽しんでいると、ぬえが手を掴み……その手を、自分の下腹部へと持っていった。
「ね」
ぬえが期待を込めた声で僕に問いかける。
「私にもっと、正体不明の感覚、教えて」
僕はうなずいて、ぬえの秘所のあるところに触れる。
陰毛はそんなに生えておらず、さらさらとしている。
陰毛をなでつつ、その奥の、陰唇にそっと触れる……
「あッ……」
嫌がらない、ひょっと……して?
「う、うん……実は、なんどか、こっそり、自分で……」
ぬえのかわいい一面を見ることができて、僕はうれしかった。
頭をなでながら、陰唇を指でなでると……しっとりと湿っている。
……準備はできている、らしい。いくよ、ぬえ?
「うん……私に正体不明の感覚、教えて?」
その言葉を合図に、僕はぬえの膣内に人差し指を入れる。
「んん……!」
つぷり、と指が膣内に沈んでくる。そのたびに、ぬえは声を上げる。
指まで入れたことはなかったようで、ぬえは僕の腕の中でふるふると震えている。
指を進め、ときおり動かしながら、ぬえの感じる場所を探していると、指がすべて入った。
「ああんッ!」
奥……?
「それよりも、手のひら……」
言われて気が付く、ぬえの陰唇の上にある陰核に、僕は手のひらで触れていたのだ。
僕の手のひらの中で、ぬえの陰唇はぷっくりと顔を出していた。
試しに、手のひらと指を一緒に動かしてみる。陰核をこするように、膣内をゆっくりと。
「や、あ、ああんッ!」
効果は覿面。ぬえは今までに比べて大きく反応する。
そうすると、ぬえは僕にしがみついてきた。
「こんな正体不明の感覚が、私にあったなんて……」
ぬえは僕の耳に顔を近づけて、ささやく。
「何か、来そうなの。私に、正体不明の感覚、もっと教えて?」
うなづいて、僕は強めにぬえの秘所を攻める。
「やッ、あン! んんッ……! 来る、来ちゃう……」
ぬえの反応が楽しくて、僕はさらに攻め続ける。
その声と反応を聞いていると、僕は自分の股間に血液が集まっていくのを感じる。
「イく……連れて、って……あ、ああああああんッッ!」
瞬間、ぬえが僕にひときわ大きくしがみつくと、陰唇からぬるぬるした愛液が吹き出し、僕の手のひらを濡らした。
イ……った?
しばらく僕の胸の中で震えていたぬえは、絶頂の快感を受けとめきった後、大きく息を吐く。
「ふぅぅぅぅぅ……」
その顔は、満足げだ。、
ふと、ぬえのニーソックスに包まれた足が、僕の肉棒に触れる。
「あっ……へっへー」
さっきまでのしおらしい表情から一転、いつものイタズラ好きのぬえらしい表情に戻る。そこは、ちょっと……
「ダメだよ○○、今度はあなたが正体を明かす番だよ?」
しかし、ぬえちゃんは今日が初めてだったはず。大丈夫だろうか?
「ん……これでもあなたよりとしうえなんだからね! 聞いているだけなら、なら……」
いいながら、ぬえは僕の肉棒を興味深そうに覗き込む。
「マミゾウが男のひとのコレ、キノコだっていっていたけど、本当にそうなんだぁ……」
僕の肉棒をなでまわしながら、ぬえはまじまじと肉棒と、僕の顔を覗き込む。
ぬえの小さな手でなでられ、息がかかるだけで、僕の肉棒は反応する。
「んふふー……○○の反応、かわいい♪」
こちらの顔を覗き込みながら、ぬえは言う。この顔は、もっといいことを思いついた表情だ。
「舐めてみよ♪」
僕が驚いて止めようとするより先に、ぬえは僕の肉棒を、ちろちろと舐めはじめた。
すごく、気持ちいい……。
「変な味……でも……いい……咥えちゃお」
ぱくっ。
ぬえは、僕が制止する前に、その小さな口いっぱいに、僕の肉棒をほおばった。
ぬえの口の中のあたたかさ、舌使い、そしてぬえがこんなにも奉仕してくれているというその事実は、僕の限界をすぐに引き出した。
「まっ……出る!」
でも、ぬえは聞いていない。
このままじゃ、ぬえの口の中に精液を吐きだしてしまう!
そう思うより前に、僕の一番弱いところに、ぬえちゃんの舌が偶然当たる。
その瞬間、僕はぬえの口の中に射精してしまった。
「んぶっ! んんッ……んぅンッ……」
さすがにぬえを静止するが、ぬえは意地を張ってすべて飲み干そうとする。
自分でも、とてもたくさんの量が出たし、なによりぬえは小さいから、無理に飲み干そうとすると……
「けほ……けほっ」
やっぱり。
ぬえは僕の精液を飲み干しきれず、飲み干しきれなかった精液が、ぬえの口の端から垂れて胸元と服を汚す。
だ、大丈夫?
「んんんッ……ふふふ」
そのぬえの笑いは、喜びに満ち溢れていた。
「……○○の正体、明かしちゃった♪」
口から精液を垂らしながら、笑顔でそんなことを答えられたら、。僕はもう……!
思わずぬえを抱きしめる。そして、頭や背中をなでる。
ぬえの僕に対する想いが、とてもとても伝わった気がした。
そのことを考えると、射精した僕の肉棒に、熱がこもってくる。
この分なら、すぐに続きをしても大丈夫そうだ。
「まだだよ」
僕はぬえに告げる。ここから先は、僕にも覚悟がいる言葉だ。
「僕の正体は、まだ明かしきってない」
肉棒をぬえのふとももに当てる僕。きっとぬえにも、この行為の意味はわかったはずだ。
ぬえはうなずく。ぬえも覚悟を決めたようで、真剣な表情になる。
「うん……私の一番あったかいところ、○○にあげる……来て」



ぬえと最後まですると決めた後、僕たちはお互いに着ているものを脱いだ。
でも、僕からのお願いで、ぬえのニーソックスだけはそのままにしておいた。
ぬえの緊張をほぐすのと、僕がぬえのニーソックス姿を特に気に入っているからだった。
ぬえは快く承諾してくれた。イタズラを思いついたような顔をしながら。
「ぬゅふふ……いいこと聞いちゃった」
またよからぬコトを思い浮かんだな? ちょっとおしおきしないとな!
そう言って、僕はぬえを押し倒す。
「うん、いいよ……私にイタズラ、して?」
それを合図に、ぬえの秘所に僕の肉棒を当てる。
そのまま、肉棒でぬえの秘所の筋をこする。
「ん……ッ」
一度イったぬえと、硬くなり始めた僕の肉棒で、よくこすれる。
「もっと、おっきくなった……いいよ」
ぬえはぼそりと続ける。でも、その言葉ははっきりと聞こえた。
「私の正体、感じて……?」
それを合図に、僕はぬえの秘所に、僕の肉棒をゆっくりと進める。
亀頭から、陰唇を抜けて、その中へ……
「んく……!」
この声が、気持ちよさからではなく痛みからの声だとわかる。
大丈夫? と声をかける僕を振り切るぬえ。
「いいの……このまま……、つづけて……!」
ぬえに押し切られた僕は、覚悟を決めた。
肉棒を押し進める。ゆっくりと、ぬえがあまり痛みを感じないように……
覚悟を決め、肉棒をいたわるように推し進め……気づいたら、亀頭の先に何かがこつんとあたる。
気づいたら、処女膜を突き破っていたらしい。
「ふぅっ……はぁっ……」
それはぬえが痛みに苦しんでいるのを見てもわかる。
でも、ぬえからかけられた言葉は、痛みの言葉ではなかった。
「んふふー、○○の、おっきい……」
言葉で無理をしていないように見えても、ぬえの言葉の様子は明らかに無理をしていた。
思わず、ぬえを抱きしめて、撫でる。
ぬえは僕の胸の中でつぶやく。
「夢みたいだぁ……○○とひとつになって、やさしくされて……」
それは……僕も同じだ。
ぬえに恋したときから、ずっと、こうなることを夢見ていたんだ。
でも……痛くない?
「これから先、ずっと一緒、このぐらい、大丈夫だよ」
でも、僕はしばらく動かないことにした。やっぱりぬえは無理をしている。
「うれしいの……もう少し、このまま……」
痛みを感じることは出来ないが、うれしさは僕も
いつもイタズラばかりされて、でも憎たらしさが愛情に変わっていたのはいつのことか……。
それからは、イタズラをされても許せるようになっていた。
そんなぬえが、今こうして胸の中でひとつになっている。
こんなにうれしいことはない……
「……ね」
ぬえに声をかけられる。どのぐらい時間がたったのだろう?
その間、僕はぬえをずっと抱きしめていた。
「うごいて、いいよ」
僕はうなずいて、ゆっくりと動き出す。
初めて肉棒で感じるぬえの膣内は、とても気持ち良かった。
ひだがからみついて、ぬえが全身で僕のことを抱きしめていることがわかる。
「ん……ふぅ……」
でも、ぬえの声からは肉体的快楽はまだ得られていないことがわかる。
まだ、痛いのだろうか。
「いいの……続けて。痛くてもいいから。○○とこうしているだけでいいから」
その想いにこたえるために、できるだけ痛みを与えず、幸せなまま最後までいたしたい……抽送を繰り返しながら、僕はそんなことを考えていた。
そうしていると、ぬえの膣内に、何かひっかかるものを感じた。
「ああんッ!!」
僕の胸の中で、ぬえが背中を反らし、声を上げる。
「そこ、いい……」、
そこを狙って突くと、ぬえは声を上げる。
「やっ、あんッ! もっと、して……ここ、イタズラして……」
その声に、痛みの様子は見られない。さっき指で攻めたときの、気持ちよさな声だ。
うれしくなって、ぬえの感じるところを重点的に攻める。
そのたびに、じゅっぽじゅっぽと僕たちのつながりから水音が聞こえる。
「あッ! ああん! やっ、はぅ……」
ぬえが声を上げる。
ぬえの白い肌は桃色に染まる。とても……きれいだ。
僕はぬえを突きながら、背中の羽の付け根をなで、乳首に口付ける。
なんだか、とってもおいしそうだったからだ。
「ああんッ!」
3点を一気に攻めると、ぬえはとても強く反応する。
「や、羽も胸も……いいの……!」
肉棒でぬえを攻めながら、ぬえの感じるところをすべて見つけたくて、他のところにもキスをする。
「私……あンッ! ○○に、イタズラッ、やッ! されちゃってる……んぅッ!」
わき腹、首筋、肩……ぬえの桃色の肌に、僕のキスマークが次々につけられている。
「あン! 来る! またくる、イっちゃう!」
それは僕も同じだ。僕も射精感を感じていた。
おいで、ぬえ!
ベッドに寝ていたぬえを抱え上げ、抱きしめる。
答えるようにぬえも僕の首に腕にかけ、足を腰にまわす。
体勢が変わったことで、突き上げるように、ぬえを突く。攻める。
そのたびにベッドがきしみ、水音が部屋に響く。
ぬえの膣内は、僕の精液を受けとめようと強く締まる。
そして、どちらともなくキスを交わす。
今、僕とぬえは、舌で、体で、心で、絡まりあっていた。
「んッ、中に出して、私に正体不明の種をつけて……!」
僕はうなずく。
「あ、あッ、あン、はァン、ああんッ! あっ、あッ、あッ……」
出る!
僕は、射精と同時にぬえを強く突き上げる。ぬえの子宮に、中心に、心に届くように。
「あああああああああああああああああああんッ!」
どくっ、どくっ、どくっ……
本当は聞こえていないけど、僕はぬえの膣内に精液が注ぎ込まれる音をはっきりと聞いた気がした。
「あ……はぁ……来てる……これが○○の種……」
僕はゆっくりとぬえに引き込まれ、一緒にベッドに倒れこんだ。
「あったか、い……」
そうすると、僕の下でぬえは満足した様子で寝息を立てはじめる。
そんなぬえを見ていると、僕の瞼も降りてきた。
何か忘れている気がするけど、今は、このまま……
ぬえと結ばれた幸せをかみしめたまま……


「ぉーぃ」
……あれ? なんで扉を叩く音が?
「おーい!」
この声は、村紗? ……あっ!
「はっ、あーっ!」
突然起きたぬえちゃんと、おでことおでこをぶつけ合う。
いたたたた……
村紗は続ける。なんだか、怒っている?
「クリスマス会の準備できたよリア充サボり魔どもー! ガリラヤのひげのおっさんと一緒に盛大に祝ってやるから早くこーい!」
村紗は大声を上げて叫んで、何か重量物がドアにぶつかる音がして、そのまま去っていったようだ。
たぶん、アンカーを部屋のドアにぶつけたんだろう。
ふと時計を見ると、僕がぬえにかなり時間がたっている!
それなのに、邪魔しそうなナズーリンはともかく、聖さんにも呼ばれなかったってことは……
「……ひょっとして?」
「た、たぶんみんなわかってたんだと、思う……」
今回はしてやられた。でも、今は命蓮寺のみんなに感謝。
なにより、結ばれたことを喜ばれることは恥ずかしいけどうれしいことだ。
さて、村紗の言葉通り、祝ってもらおうか。
「ん、そうだね……あ、キスマーク」
気づいたら、うっかり夢中になっていて、ぬえの首筋の、服では隠しきれないところにキスマークを付けたことに気がついていなかった。
「んふふー」
あ、これ何か考えてる顔だ。でも何かうれしそう。
「じゃ、いこうか!」
でも、最後にぬえは笑顔になった。とても、とてもいい笑顔。

そのあと、クリスマス会&僕がぬえと結ばれた記念会は開かれた。
キスマークをわざと見せるぬえのイタズラや、イタズラをすぐに看破し、それをネタに僕たちを逆に買収しようとするナズーリン(ネズミを通じて見ていたらしい……恥ずかしい……)、イタズラにだまされかける星さん(ちょっと怖かった)、なんだかヤケになって酒を飲んでいるムラサ(さすが亡霊)。そして、笑顔になって仲を認めてくれた一輪さん聖さん。命蓮寺だけホワイトクリスマスだったのは、たぶん雲山のおかげ(準備している間、頑張っていららしい)。
仲間たちに囲まれて、恋人と一緒で、今までで最高のクリスマスだった。

メリークリスマス、ぬえ。
これからも、ずっとずっとよろしく。


ロダicyanecyo_0322.txt

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このページへのコメント

二人とも幸せになって

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Posted by 名無し(ID:g8omQ0sNaA) 2020年11月24日(火) 23:04:25 返信

二人とも幸せになって‼

0
Posted by 名無し(ID:g8omQ0sNaA) 2020年11月24日(火) 23:01:50 返信

俺の嫁かわいい…

0
Posted by おじゃる 2016年08月07日(日) 01:33:28 返信

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