東方キャラとウフフにイチャつくまとめ

……どうしても何に見えてたのかいわないとダメなの? 
ぬえちゃんに、……ぬえちゃんと添い寝して……その、抱き合って寝ていたように見えてたよ?
あんまりしつこく聞いてくるので、ばつが悪い思いをしながらそう告げると、
予想外の答えだったようできょとんとした表情で固まるぬえちゃん。

「えっ、あ、あれっ? おっかしいなあ、朝からあんまりいぢめるのもかわいそうかなって思ったから
今一番欲しいものに見えるようにして一瞬でも幻の幸せを味わわせてからかって
あわよくば今度プレゼントしてやるものの参考に……いや今はそれはいいんだけど
……本当に食べきれないほどのエビフライとかそういうのじゃなかった? 
ん? えっ、わ、私? !!! 一番欲しいもの……それってっ、あぅ、……あ///」

急に慌てだすぬえちゃんとその直前の言動からこっちにも事態が呑み込めてきた。
ぬえちゃんは少しとがった耳の先まで真赤だ。畳。枕。天井の隅。せわしなく視線を移して、一瞬眼を合わせ、
すぐにもっと真赤になって別の目線の置き所を探すようにきょろきょろしてる。
向こうから見たらこっちだってきっと似たようなものだろう。微妙な間が気まずい。

「しっ、失敗だからっ! そう、間違えたのっ! ほっ、ほら私夜型だし……その、とにかく失敗だから!」

先に耐え切れなくなったのはぬえちゃんのほうだった。
無理やり話を終わらせようとしているが……ここで引くわけには行かない。
変なタイミングになってしまったけど、ここでお互い逃げると今は取り繕えても将来に禍根を残しかねない。
軽く深呼吸して、今一番欲しいものがぬえちゃんだというなら、それはそのとおりなこと、大好きで、
一緒にいるとドキドキするし、一緒にいないときでもぬえちゃんのことを考えてること。
できることならこれからもっと親密になりたいし、多くの時間を一緒に過ごしていきたいと思っていることを
ところどころつっかえながらだけど、誠意をこめて話した。
ぬえちゃんは真赤になったままうつむいて、時々上目遣いで覗き込むように見ては慌てたようにまた俯く。無言。
いつの間にかしっかり正座に座りなおして、スカートの裾をもちょもちょ指先でいじったりしている。
まるで、怒られている子供みたいだな、とおもってふっと頬が緩んでしまい、話のきりも良かったし、
まさかこんなムードのない状況で告白することになるなんて思ってなかったけどね、
と照れ隠しするように軽く笑って話を締めた。また沈黙。

一瞬何が起きたのかわからなかったけど、気がつくと天井とぬえちゃんを見上げてひっくり返っていた。
軽く打った後頭部がちょっと痛い。両手首を掴まれてること、お腹の上にぬえちゃんが乗っていて、
押し倒されているんだと一瞬遅れて現状を理解した。もがいてみたが手首はびくともしない。
さっきのスピードといい、さすが妖怪だなあと妙に感心してぬえちゃんを見上げると
形のいい眉毛を八の字にして、困って、……いや、おびえているように見えた。よく見ると少し震えてもいる。

とりあえずダメ元で放してと言ってみようかと思った瞬間、
ぬえちゃんの顔が視界を覆うように大きくなって近づいてきた。
唇に弾力のある柔らかいものが触れ、暖かくて濡れた何かが素早く潜り込むように入り込んでくる。
びっくりして顔を動かそうとすると肘と腕で抑えこむように顔の動きを封じられ、
歯の隙間を割ってさらに中を目指してくる。噛みたいなら噛んでみろといわんばかりに口の中を蹂躙し
ついに舌が逃げ場を失ったのを確認すると、今度は口腔全体で吸いあげ自分の口の中に舌を導き入れる。
舌の中ほどにごく軽く歯を立て唇で保持するかのように抑えこみ、
抵抗できなくなった舌の形と味をすみずみまで分析するかのように執拗に舐め転がされているうちに、
あの小さくて形のいい鼻からでているのだと思うと、不思議なぐらい強く、乱れた息づかいが顔にあたっていること、
乱暴な行為とは裏腹にやはりさっき見たとおりぬえちゃんが震えていること、
そして、初めて唇同士でキスしちゃってるんだということに遅まきながら気がついた。

息が苦しくなってくぐもった呻きが切実さを増してきたのを見透かすように、ようやくぬえちゃんが唇を放してくれる。
舌を引っ込めるのももどかしくまずは空気を吸い込もうとすると、
ぬえちゃんの舌と自分の舌の間に二人をつなぐガラスの橋のように糸が引いていて、
重力に負けて雫になって、ついに口の中に落ちてきた。
このよだれは何対何ぐらいの割合でぬえちゃんのなんだろう、
と酸欠と興奮で惚けた頭で考えながらぬえちゃんを見つめると、

「ダメ。放さない」

と、こっちが放してと言う前にきっぱり宣言されてしまった。
状況と表情から次に言いたいことを慮ったというより、
ぬえちゃん自身に言い聞かせているような強い決意を感じる。
そして、……ぬえちゃんは泣いていた。

「今からお前のこと犯すから。怒っても泣いても罵っても……私のこと、嫌いになるっていってもダメ。
妖怪の私を愛してるとか、真顔で身の程知らずなこと言った大馬鹿な人間への制裁だから。
だって、……もうどうすればいいのかわからないんだよ!
おまえは人間で、私は妖怪で……それも極めつけの妖怪だ。
妖怪が人間の恐れや思いが具現化されて生まれるものだとしたら、
世界を理解し解釈していくことで再構築し力に変えてきた人間にとって、
一切の理解を拒絶する正体不明っていうのは一番根源的な恐怖で、
もっとも人間と相容れない、原初の恐怖そのものな妖怪なんだよ。

だから、……きっとうまくいきっこない。お前が私を理解しようとして……いずれ傷つくぐらいなら、
今私が傷ついて、幻滅されればって……なのに、なんでだよ。
どうしてこんなことされても、怖がるより嫌がるよりずっと強く、私のことを心配して気遣ってるんだよ! 
私は……感情を食べる妖怪だから……こうやって肌を重ねるぐらい触れあってたりすると、
人間が口に入れた食べ物の味を知覚するような感じで少し感情が分かっちゃうんだ。
こいしの姉ちゃんみたいな感じじゃないけど、それでも……だから一人ぼっちでもしょうがないって決めてたのに……
お前が、私の体目当てぐらいのもっと軽い気持ちなら良かったんだ。
それなら、お前が私に飽きるまで好きなようにさせてやって、
私の気持ちは胸の底にしまったまま、楽しかった思い出だけもらって、それだけでも幸せだったのに!
なのに、一番好きとか、告白してくれるとか……どうしたらいいのか本当に……もう分からない……」


好きだから、悲しませるのが怖いから、嫌いになってくれるよう逆レイプに及ぶとか。
どこまでひねくれてるんだよ。天邪鬼もここまでくれば立派な信念かもしれない。
ぬえちゃんがさっきより少しだけお腹の下の方に乗ってくれていたのが幸いした。
腹筋に力を入れて上体を持ち上げ、さっきのぬえちゃんのディープキスとは比べ物にならないぐらい
控えめで優しい口付けをする。とびっきりの愛情をこめて。
一瞬びくっと体をこわばらせるけど、抵抗らしい抵抗はない。
さっきの、強く触れていたりすると感情がわかるというのが本当なら、いや、そんなものがなくたって、きっとこの気持ちは伝わるはず。
涙で濡れてしまっている頬をついばむように、何十回ものキスで埋め尽くす。
抗議の声を上げる間を与えないように、唇も口付けの標的に加える。
涙の塩味に慣れるころには、まだ手首を掴まれたままで、抱きしめてあげることができなくて
心残りだった気持ちに応えてくれたようにぬえちゃんの触手翼が包み込むように肩の後ろに回されていた。

寝起きの時の出来事をふと思い出した。あれからまだほとんど時間は経っていないのに、
今本当にこんなことになっているんだと思うと不思議な気持ちがする。
自分からキスを受けいれやすいよう軽く小首を傾げて
いつの間にかさりげなく協力してくれるようになったぬえちゃんの
とろけるような表情をじっくり見てみたい気もしたけど、
胸を合わせるように体を近づけ、耳たぶに触れるぐらい口を近づけて、
犯してくれないなら犯しちゃうよ? と吐息混じりに呟いてみる。

ビクンと体を強張らせるぬえちゃん。
腰に回す位置でしがみつくように回されていた太ももをきゅっと締め
腹筋がビクビク痙攣しているのが体伝いに感じられる。
ようやく手首が開放されたと思うと背中にぬえちゃんの手が回された。
痛いぐらい指先に力を入れられかきむしるように抱きしめられる。
さすがに言葉だけで達するなんてないだろうと思っていたけど、
発作の波をやりすごすように“ビクビク”に耐えているぬえちゃんの様子からすると、
どうやら本当に軽く達してしまったようだ。

驚き以上に愛おしさと嬉しさがこみ上げてきたので、心配しないで、とよくできましたの思いを
半々ぐらいこめて、強く抱きしめられているので唯一キスできる場所になってしまった耳たぶを優しくねぶる。
小さな悲鳴を押し殺して再びぬえちゃんが体を強張らせ、痙攣させ耐えるように抱きしめる。
もうひと波来てしまったらしい。

一分ぐらいは経っただろうか。ようやく落ち着いたらしいぬえちゃんがよろよろと立ち上がった。

「……あっち、向いてて。良いって言うまで」

下着を脱ぐつもりらしい。怒られるのを覚悟で見るという選択肢も頭をかすめたけど、
ふと、自分も脱ぐのに手間取ったら申し訳ないなと思い、帯を解き襦袢を手早く脱ぎ全裸になる。
そういえば、まだ寝巻きのままだった。律儀に言いつけを守り、なんとなく正座して後ろうぃ向き、待つ。
べちょっ、というただの布にしては明らかに水分を多く含んだ落下音が静かな部屋に響く。

「うん、もう良……ぷっ! なんで全裸で正座して待機してるの? 背筋、無駄にビシっと伸びてるし。
クッ、……ぶふッ! ウッ、ッフフフフッ! だめ、ちょっと待って。
フフッ、……あ〜、聖に見せてあげたい! 絶対誉めてくれるって、それ!」

どうやら何かのツボにはまったらしい。大して面白くはないと思うけど、
一気に緊張がほぐれたらしく涙を流して笑い転げている。自分だって今ノーパンの癖に。
というか、服は脱がないんだ。さっき対面で抱き合っていたとき胸板に押し付けられていた
控えめながら形の良いであろう弾力の感じられた膨らみを思い出して、
じかに見られないんだと少しだけ残念に思う。

「ああ、笑ったら、なんか気が楽になっちゃった。……。さっき言ってくれたことへの返事。
ちゃんと答えてなかったから言うね。その、ありがとう。私も、好き。お前の……あなたのこと、大好き。
すごくうれしかった。でも、今でもやっぱり、怖い。私は臆病だから、それに我が侭だし、頑固だし、気分屋だから。
嫌われるならイタいけど、まだ我慢できる。でも、いつかあなたを傷つけちゃうんじゃないかって思うとっ? ンッ!? ンンッ〜」

またうじうじしだしそうな雰囲気だったのでとっさにキスで口をふさぐ。
今度は、ちゃんと自分の手で抱きしめてあげられた。


「……うん。頑張ろうね。その、……これからは二人で。……よろしくなっ!」

ぬえちゃんがまた泣いている。でも、今度はうれし涙。
泣きながら、ちょっと鼻をすすりながら、顔をくしゃくしゃにして笑ってる。
色んな表情を見せてくれるけど、やっぱり笑っているぬえちゃんが一番素敵だ。
今日、この幸せそうなぬえちゃんの顔を見ることができただけで、
朝からとんでもないめにあってる甲斐があったと思う。

「じゃあ、その、……寝て。私が犯すって言っちゃったし、ほら、けじめっていうか、
最初はさ……いいからっ、もう、恥ずかしいから早くしろよっ!」

もうちょっとぬえちゃんのレア顔を見ていたかったけど、照れくさくなってきたらしい。
本当に素直じゃないな。こういうところもかわいいけど、少しづつでも溶かしてあげられたらいいな、
などと思いながら促されるままに仰向けに横になる。
恥ずかしい話だけど寝るよう促された段階でしっかり期待勃起している。
レイプは嫌がっている対象にするからレイプとして成り立つと思うんだけど、
こういうのは犯すとか逆レイプに相当するんだろうか?
余計なことを言うとまた怒られそうなので、大人しく犯されるよう協力しよう。

陰茎の先に触れるきめの細かい色白の肌。ぬえちゃんの細く引き締まったふとももがあたる。
接触の刺激にピクンと震わせてしまうと
腰を落とそうとしていたぬえちゃんも一瞬動きを止めて気遣うようにペニスの様子を伺う。
太ももは明らかに……もっと内側からしたたってきたと思われる粘液で湿っている。
前戯は必要ないとぬえちゃんが判断したというより、
そこまで気が回らないほど緊張しているけど、結果として体の受け入れ態勢は整っているらしい。
ときおりペニスにぶつかる股の感触からすると
分泌量が多いせいなのかネチョネチョというよりはサラサラ系のようだ。
乾いてくると擦れて痛がってしまうかもしれない、などと自分だって大した経験もないくせに案じていると、
七割ほど腰に体重を預けたぬえちゃんが陰茎の腹に陰唇をこすりつけるように前後に、
次第に緩急や横の動きをつけて腰を動かし始めた。

「これ……んっ、なんかっ、気持ち良、っくてっ、腰っ、……止まらない」

それ素股っていうんだよ、と逆レイプされている側の立場のくせにドヤ顔で教えるのは気が引けたので、
かわりにさっきから気になっている胸のふくらみの上のかすかな突起を、服の上からつついてみる。

「っっふィ!? あっ、……っく!!」

そんなに強くつついた気はなかったけど、予想外の刺激にぬえちゃんが体を反らせて大きく反応する。
一瞬だけどぬえちゃんの全体重が押しつぶすようにペニスに乗り、二人して呻き声を漏らす。
反動で前のめりに倒れてきたぬえちゃんを慌てて抱きとめると、
意図せず胸の膨らみがそれぞれ両手の中に心地よくすいつくように収まった。
やはり、着やせしているというべきか、意外にあるというべきか
手の内に収まりつつも充分楽しませるほどの膨らみと、ほどよい反発力、
そして触れるものに不思議な安らぎを与えてくれる程度のおっぱいがそこにはあった。

「あっ、いひィ? ふっ、ふぐッ、んっ!、あっ…はぁッ」

一睨みしただけで抗議の声をのみこみ、ぬえちゃんはぐりぐり素股を再開する。
胸に伸びた腕が程よい具合に体を支えるらしく、
さっきより少し体を起こし足の方に手をつき、後ろに体重をかけるような姿勢になり、
徐々に小刻みにうちつけるようなリズムにシフトしながら貪欲に振動をむさぼっている。
口はだらしなく半開きで、少し端からよだれが垂れている。つばを呑み込む余裕すらないらしい。
触手翼のほうをみると、まるで熱いご飯の上に鰹節を乗っけたときのように
滅茶苦茶な動きをしながら波打って踊っている。絡まったりしないのか心配になり、
何気なく脇下から指先を伸ばし青い方の付け根をそっとなぞってみた途端、
吹き飛ぶような勢いで体を反らせ、数秒の引き絞るようにかみ締めた声にならない悲鳴と硬直の後に
ぬえちゃんがしなだれかかるように覆いかぶさってきた。

一拍おいて、ぬえちゃんの股間からじんわりと暖かい液体が浸ってくる。
これが大量の愛液なのかおしっこのようなものなのか、経験の少ない自分ではわからなかった。
でも、ぬえちゃんのものならどんなものだって愛せる。嫌な感じはこれっぽっちもしない。
首に腕を回してしがみついたまま体を預けてくれて
荒い息で胸を動かしながら余韻に浸っているぬえちゃんの髪をくしゃくしゃとなぜてあげると、
子猫が喉を鳴らすように溜息ともうめき声ともつかない音を喉の奥から響かせながら
うれしそうに頬を擦り擦りして応えてくれた。

「い、今から入れるからな。怖かったら目、つぶっててもいいよ」
ようやく息が整って人心地ついたぬえちゃんが、もはや完全に無意味な上から目線で、
レイプ魔らしからぬ謎の気遣いをしてくれながら宣言する。
結構体力を使っているようだが、まだこの逆レイプを続けるつもりらしい。
もうお互い茶番であることは分かっているけど、完遂しないと気持ち悪い、
いや、きっとぬえちゃんなりのけじめなのだろう。

しかし現金なもので、その言葉を聴いた途端、
もう一段階硬さとふくらみをグレードアップするように股間に血が集まる。
素股はあれでものすごく気持ち良かったけど、
料理で言えばやはり前菜、いや、むしろ味見のようなものだ。
なまじ最高の料理の味を知ってしまったがゆえに
メインディッシュをお預けされるような切なさが伴う。待て! がもうすぐ、良し! 
になるのだと思うと、否応なく期待は高まり体は素直に反応してしまう。
躾けられた犬が餌皿を前にしてよだれを垂らしながら耐えるように
自分のペニスもぬえちゃんに包み込まれる瞬間を心待ちにして今先汁を滴らせている。

中腰で陰茎の中ほどをつまむ様に保持し、亀頭をなじませるように
もはや洪水状態の自身のスリットにこすり付けていたぬえちゃんも
手の中で脈打ちながら凶暴性を増しつつある変化に気付いたらしい。
やや余り気味の包皮を剥いてはしごくように質感の変化を手の中で確認し
決意とタイミングを見計らっている。

ポイントをおさえた自慰に比べると刺激の上での物足りなさこそあるものの、
最愛の少女の細く繊細な指が、華奢で薄い手のひらが、絡みつくように自分の愚息を扱きあげている
という事実を考えただけでも達してしまいそうになる。
そして亀頭にコリコリとこすり付けられる突起物。あれはきっと、ぬえちゃんのクリトリス。
尿道の裏柄に吸い付くようにあたるクレヴァス。
ほとんど物理的な引力を行使されているように、
その奥に突き進みたいという抗えない要求が手招きしている。
色々な意味でもう限界だった。

前もってぬえちゃんに軽く謝ると同時に
形のいいお尻を強調するためにあるような腰のくびれに手をかける。
骨盤の形を確認するように手のひら下にを移動させて
掴むようにお尻を持ち上げられるポイントをみつけ、一度持ち上げるように軽く浮かせ、
自由落下の方向をわずかに修正するようにコントロールを加え、ぬえちゃんの腰を落とさせた。

「ひッッ!! あ゛っ うっ、ぎィっ っっぐっ、ぁっ!?」

一気に根元まで男根を叩きつけるように受け入れることになったぬえちゃんが口をパクパクさせている。
息ができないらしい。思いっきり腹筋を強張らせて、
自分の体に侵入してきた絶対的な圧迫感にただ打ち震え、耐えている。
衝き立てたペニスが得た最初の感覚は熱さだった。
次第に、この熱さはぬえちゃんの体温に加えて
湿った輪ゴムを何重にも巻きつけたような襞がもたらす痛みさえ感じさせる強い締め付けが
その一因になっていることが感じ取れてきた。

未だショックでまともに呼吸ができないぬえちゃん自身の意思をよそに
襞は侵入してきた蹂躙者を奥に招き入れて罠に嵌めようとしているかのように妖しく蠕動する。
咥えこみ、吸い上げるような膣の協調運動が自らの最深部への道を開き、
ついに亀頭が真の最奥に到達する。
もう奥がないことを確認するように腰全体を使って抉るように押し込むと
子宮全体を押し潰すように更なる侵入を続けようとするペニスのカリ部分が
パズルのピースがぴったりはまるように子宮口にジャストフィットして、半ば連結されてしまった。
わずかな身じろぎさえ共振増幅されポルチオ感覚に変換され、
ペニスがひくつくたびに脳がショートするほどの快楽信号で埋め尽くされる。
イって収斂した膣の締めあげがペニスに伝わり射精をせがむ。
叩きつけるような射精の衝撃でまた奥でイカされるぬえちゃん。
未だピストン一つ行っていないにもかかわらず
快楽の永久機関に取り込まれたようにお互いを残響でイカせ合い続けることになった。

ようやく小刻みに息を吸う自由を取り戻したぬえちゃんは
そろそろと細心の注意をはらい一段浅いところにペニスを一時安置する。
数度の射精をへて猛りが静まり今は半勃ち状態なので

「……私からって言ったのに。……勝手に挿れた。……中で何回も出した」

むくれて頬を膨らませ口を尖らせながら抗議の意を表明する。
ごめん、と謝りながら謝罪の意をこめて頭を撫でて髪を手櫛で整えてあげると、
カプッと首筋を甘噛みされた。謝るなということらしい。
意図せずそうなったポリネシアンな安置セックスもいいけど
やっぱりピストンしたかったな、などと考えているとまたぞやむくむくと海綿体が充血してゆき
ぬえちゃんがそれに呼応して艶っぽい吐息を漏らす。
でも残念だけどぬえちゃんの体力はもう限界のようだ。
せめて一度休憩してお茶でも煎れてあげよう。そういえば朝ごはんもまだだった。
名残を惜しみながらぬえちゃんの中からそっと引き抜こうとすると
しがみつくように抱きついて抵抗してきた。

「!! 抜いちゃやだ! もう少し、……このまま」

お姫様の機嫌を損ねる訳にはいかない。
中ほどまで挿入したまま軽く寝返りを打つように体を斜めに横たえ、
体の高低差を埋めるように抱きかかえるように腕枕をしてあげる。
足を絡めながら向かい合って添い寝をしているような体勢になった。
ふと視線を感じてぬえちゃんの顔を見る。
潤んだ瞳は夢見心地といった様子で、少し細められながらもこちらをみつめていたが、
みつめられかえしていることに気付くと目線を外すかわりにそっと目を閉じてしまった。
安心しきったように筋肉を弛緩した頬はまだ上気しており
本来の白い肌と赤く色づいたほっぺのグラデーションは食べごろの桃を連想させられた。
ほんの少し開けられた口元はわずかに笑みを浮かべている。
擬音で表現するとしたら“ぬぇへへ”としかいえないような、だらしなく、正体不明の表情。
……あっ、こいつ、寝ようとしてる!?

ぬえちゃんが起きるまで朝ごはんはお預け。洗濯は……今日は諦めよう。
遅い時間に干しても厚みのあるものは生乾きになってしまうから二度手間になる。
そういえばどこか遊びに行こうと思って来たって言ってたけど、絶対俺任せでノープランだよな。
まあ、朝ごはん、いや、昼ごはんになるかもしれないけど、
食べながら本人の希望を聞いてからにしたほうがいい。
それまでは……こっちも二度寝するしかないか。
既にかわいい寝息をたてはじめているぬえちゃんの顔を一旦見納めて目を閉じると
思いのほかすぐにまどろみが体を下に引き込むように襲ってきた。
ぬえちゃんの重みや肌のぬくもり、程よい接触感が心地よい。
そういえばつい最近こういうことがあったような気が……だめだ、もう眠気に勝てない。
起きたら、まずはぬえちゃんにおはようっていって、それから……。


イチャネチョするロダ : icyanecyo_0390.txt

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