東方キャラとウフフにイチャつくまとめ

二つの人影が、その部屋の中にいた。

一人は、女――――
一糸纏わぬ裸体を惜しげもなく晒している、
スレンダーながら程よく膨らんだ胸と、女性にしては高めな身体。
輝くような金色の髪に、綺麗な鼻筋をした理知的な顔。
何よりも目を引くのは、臀部から生えた黄金色に輝く九本の狐の尾だった。

そして、もう一人は男。
いや、男というにはまだ幼い。
大人しそうな、年端もいかない子供。
カッコいいと言うよりも可愛い――――そんな形容が最も似合う少年だ。


「ら、藍さん、何を――――」


落ち着いた微笑が似合いそうな少年は、藍と呼ばれた九本の狐の尾を持つ女に対し
怯えたような視線を向けていた。


「ふ、ふふふふふ……君が悪いんだぞ? 君がそんなにも可愛すぎるから――――」


無理も無い――――少年は、藍に組み敷かれていたのだから。


「ら、藍さん……お願いですから、落ち着いて、服を――――」


――――服を着けて欲しい。
そう言いたげに、藍の裸に頬を赤くしながら彼女から目を背ける。
未だ、恐怖よりも羞恥のほうが勝っているのだろう。

けれども、そんな少年も性的な好奇心には勝てないようだ。
その視線はちら、ちらと藍の乳房や股座に注がれている。


「……ドコを見ている? イケナイ子だな……」


藍は淫蕩な表情でそう言いながら、少年の頬をベロリと一舐めした。


「――――ひぃぃっ……」


普段の優しい藍じゃない――――
尋常ではない彼女の様子から、少年は身の危険を感じ、一瞬で恐怖心が羞恥心を覆い尽くした。


「逃がさないぞ……!」

「わぁっ!」


少年は藍の身体を押しのけて逃げようとするも、一瞬早く藍は腕を伸ばす。
そして、少年の両腕を彼の頭の上で拘束してしまった。
自由を奪われた少年は、必死で両腕を開放しようとあがくものの、彼女の腕力にはまるでかなわない。


「ら、藍さん……はなしてくださいっ」


未だ諦めずに 藍から逃れようと身体を捩じらせるが、それすらも叶わない。
そんな、小動物のように怯える彼の表情を眺めながら、藍は一言――――


「ふふふ…… つ か ま え た ♪」


彼女の目は、獲物を狙う飢えたケダモノそのものであり――――少年は、自分が獣に襲われる餌であることを悟った。









少年は、この幻想郷と呼ばれる世界に迷い込んだ異邦人だった。

ひょんなことから博麗大結界を乗り越え、ボロボロになりながら彷徨い続けていたところを藍によって助けられ――――
彼女の主である八雲紫に気に入られて、今は藍とともに同居している。

少年は命の恩人である藍を ことのほか慕っており、藍もこの愛らしい少年を可愛がっていた。
それこそ、彼女の式である橙が嫉妬するほどに。


けれど、彼はある意味で間が悪かった。


少年が藍と同居してから一ヵ月後――――彼女に発情期が訪れたのだから。
藍は、八雲紫の式であると同時に、妖獣と呼ばれる種に属する。
そして、獣である以上、彼女にも当然発情期が訪れる。

少年にとって不幸だったのは、彼女の発情期を知らなかったこと。
否、幼すぎて発情期の意味すらも知らなかったのかもしれない。
少年は彼女の体調が悪いと勘違いし、必死に彼女の身体を気遣ったのだった。

藍は、少年を襲ってしまわぬよう、出来るだけ彼を避けていた。
それでも、自分を慕っていた少年に獣欲を抑えることが出来ず――――
せめて、発情期が過ぎるまで、少年を知り合いの神社に預けようと考えていた。
本気で心配をしてくれる少年に対し、母性本能と性的本能を伴った欲情を抑えきれず――――そして今に至る。








「邪魔だな」


ビリッ! ビリリリッ!!


「わぁぁっ!」


その腕の細さからは想像もつかない強靭な腕力で、藍は少年の服を軽々と破り捨ててゆく。
そして、剥ぎ取られた衣服から、わずかにあばらの浮いた未成熟な肢体が姿を現した。


「や、やだ! 藍さんっ! 見ないでぇ!!」


今までに、母親以外の異性に裸を見られたことが無いのだろう。
羞恥に頬を真っ赤にする少年は、体をよじらせ、両足を閉じる。
彼の一番恥ずかしい部分を隠すために。

そんな彼の行動など、藍が許すはずも無い。
彼の両足に、藍の尻尾が二本の絡みつき、押さえつけた。


「綺麗な身体だな……ん?」

「っ……!」

「ふふふ……幼く見えても男だな」


藍の言葉どおり、幼くても少年は“男”だった。
藍の裸体に欲情してしまったのだろう……年の割りにやや大きな彼の肉棒は、腹に反り返るほどに膨張していた。


「ううっ……」


少年は目の端に涙を浮かべながら、藍のねっとりとした視線に耐える。
そんな少年の姿を目にした彼女は、ふとあることを思いつき、ニタリと笑みを浮かべる。


「そうだ――――」


抑えていた少年の両腕を離し、破り捨てた少年の服の切れ端で少年の目を覆う。
そして、少年の頭の後ろでその切れ端を結びつけた。


「ひいっ……!」


少年が、自分の両腕が自由になったと安堵できたのは、一瞬だけだった。
再び、彼の両腕は藍の腕によって拘束されてしまう。

目も見えず、身動きも取れず――――少年は、何をされるのかもわからず
ただただ小動物のように怯え身を竦めることしかできない。


刹那――――


しゅるっ……!


「うぁぁっ!?」


少年の胸元を柔らかい毛のような感触が通り抜けた。
びくん! と体を跳ねさせ、快感に耐え切れずに叫び声を上げる。


「ふふ、自分が何をされているか わかるかな?」

「え……ひぁぁっ!」


再び、羽毛で撫でられるような柔らかい感触が少年の首筋を襲う。


「な、何が――――ふぁっ!?」

「気持ちいいだろう? 君が大好きな、私のコレに撫で回されるのは――――」


その時点になって、少年は理解した。
さっきから少年を襲っていた柔らかい毛のような感触。
それが、藍の尻尾だということを。
彼女の尻尾の先端が、少年の身体を撫で回しているのだ。

普段、少年が藍の身体で大好きだった暖かく柔らかい彼女の尻尾は
今や彼を苛む凶器と化してしまっていた。


「や、やめてぇ……くすぐったいよぉ……!」


やめて、という少年の懇願など、藍は意にも介さない。
ココからが本番と言いたげに、彼女は残る七本の尾を少年の身体に這わせた。


「ひぃっ! やっ! やめぇっ!! やああっ!!」


首筋、乳首、脇腹、内腿―――― 少年の身体の一部を除き、くすぐりまわす。
そして、少年の反応が大きいポイントを見つけると、そこを重点的に弄りまわした。


「うぁ! ああっ! あああっ!!」


目が見えない分、体の感覚は普段よりもはるかに鋭くなっている。
そんな状態で全身の性感帯をくすぐられているのだ。
少年の肉棒は彼の意思とは真逆にどんどんと滾り、ギンギンに反り返ってくる。

そして、次第に濃密になってくる少年の性臭に、藍の情欲は更に昂ぶってくる。


「そろそろ、ココか――――」

「ひぃっ! 」


藍の尻尾のうちの一房が、これまでに一度も触れていなかった少年の肉棒を撫で上げた。
少年の悲鳴が終わらぬ間に、続けざまに何度も何度も――――


「ああっ! っぁ! ひあああっ!!」


撫でるような、弱い刺激。
けれど、そんな刺激にも、目隠しによって全身が敏感となっている身体は過敏に反応してしまう。


「やぁ! やめて……ひううっ!」


そうして、暫くの間フェザータッチを繰り返した後、
幾重もの尻尾が蛇のように少年の肉棒に絡みついて――――そのまま動きを止めてしまった。


「……え……どうして……?」

「おや、やめて欲しいんだろう?」


意地の悪い笑みを浮かべながら、藍は少年の耳元で囁いた。


「だから、ココでやめようかと思っているんだが――――どうかしたのかな?」

「そ、そんなぁ……」


いきなりお預けをされてしまった少年は、すがるような眼を藍に向ける。
先程までは、本当に恥ずかしくて嫌だったのだが、藍によって開発された肉体は既に熱く火照ってしまっている。
そして、甘い快楽は既に少年の心を蝕んでしまっていた。
それこそ、もっと気持ちよくなりたいという事しか、考えられなくするほどに。


「じゃあ、今日はこれで終わりにしようか――――」


もちろん、藍は本気で辞めるつもりなど無い。
そんな演技をしているのは、少年に自分から求めさせるため。
そして、彼女自身の嗜虐心と征服欲を満たすためだけだ。


「ま、待って!」

「ん?」


獲物が餌に食いついてきた事を確信し、藍は心の中で邪悪にほくそえんだ。


「……ください……」


消え入りそうなか細い声で、少年は藍に言った。
性的絶頂を迎えなければ、この苦しみからは解放されないということを、まだ幼い少年は知らない。
けれど、本能的に、藍にしてもらえば楽になるということを理解していた。


「聞こえないな?」

「……ぁぅぅ……」


けれど、そんな呟くような声で、藍の心が満たされるはずも無い。


「……もっと、しっぽでしてください……助けて、苦しいの……」


思わず、藍は息を呑むほどの衝撃を受ける。
潤んだ瞳で藍を見上げ、苦しそうに懇願する姿は、想像以上に愛らしく、イヤらしくて――――


「ふ、ふふふふふ……いいだろう。では――――」

「ひぁぁっ――――!?」


その瞬間、動きを止めていた藍の尻尾が、少年の肉棒を包んだまま激しい蠕動をはじめた。
一瞬の間も空けず、雁首と裏筋を何度も強く擦りあげる。
鈴口を尻尾の先端で穿り回し、肉茎全体を扱きあげる。


「やああぁっ! くる、くるっちゃ、うあああっ! ぃああぁぁぁっ!」


津波のように襲い掛かる快楽に、首を何度も振りながら喘ぎよがる。
少年の肉棒以外の性感帯も、尻尾でくすぐる事も忘れない。

肉棒は既に少年の先走り液でベタベタに濡れており、
肉に乾いた毛が擦れる音が、次第にぬちゃぬちゃと湿った音に変わり始める。


「ら、らんさんっ!! もう いいっ! もう いいですからぁっ!!」

(ああ、可愛い……可愛い かわいい カワイイっ……!!)


性行為はおろか、自慰すらもしたこともない少年にとって、それは余りにも強烈過ぎた。
余りに度が過ぎた快感に、少年は止めるよう藍に哀願する。
尤も、そんな少年の願いなど藍が聞き入れるはずがないのだが――――

そのとき、少年は自分の腰の辺りを中心に痺れるような、痛いような感覚を味わった。
その感覚は腰を中心に、放射状に広がり――――少年の全身を飲み込んでゆく。


「もうっ! もうダメえっ!! ああああああっ!!」

「ふふっ、何がダメなんだ?」

「わかんないっ! で、でもっ! なにかが、来るっ……来ちゃうよぉ!」


射精を射精ともわからぬ少年は、ただただその痺れるような感覚に飲まれながら
快美感に耐え切れぬ声をあげつづけることしかできない。

そんな少年に限界が近いと悟った藍は、更に少年の肉棒を激しく扱き上げる。


「ほら、遠慮なく出してしまえ!」

「――――〜〜〜〜っ!!」


びゅくっ! どぴゅっ! どぷっ!!


「――――っ! ――――!! ぁぁ――――はぁ……っ! はぁっ……」


生まれて初めての射精に、少年は身体を激しく痙攣させた。
そうして、息さえも出来なくなるほどの強烈な絶頂を終える。
圧倒的な放出感に飲まれたまま、少年は空ろな目で荒い息を吐き続け
恍惚の余韻に、その身を浸らせた。



はじめての尻尾コキ 藍攻編 END

To Be Continued……?


1スレ>>524 ロダicyanecyo_0062.txt

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