東方キャラとウフフにイチャつくまとめ

「紅魔館の門番は妖怪だけどとてもいい娘だよ」

 この年になっても彼女のいない俺に、豆腐屋のオヤジがそんな話
をしてきたので、実際に行ってみることにしたのがもうだいぶ前の
こと。それまであまり女の子に縁のなかったから、俺はその門番の
娘の屈託のなさに見事にやられてしまった。それから危険を顧みず
何度も足繁く通い、ようやく名前と顔を覚えてもらうまでに至った。
そこであまりに人が良すぎる……いや、妖怪が良すぎるので、思い
ついた計画を実行に移すことにした――


「美鈴さん、ちょっとお願いがあるんだけど……」
「はい、なんでしょう?」

 彼女はいつものように、屈託のない笑顔を見せた。これから俺が、
とんでもないことを言おうとしているとも知らずに。

「いや、でもやっぱりこれは話せないな」
「どうぞどうぞ、話してみてください。もしかしたら、私でも力に
なれるかもしれませんよ」

 さも深刻な話のように逡巡してみる。本当に美鈴さんは優しいな
ぁ……。だからつい魔が差して、こんなことも言ってみたくなって
しまうのだ。

「……美鈴さんのおっぱいが見たい」

 ぼそっ……と聞こえるか聞こえないかぐらいの声で言う。

「はい? 今、なんて……」
「美鈴さんのおっぱいが見たい!」
「ええ、そのくらいでしたら別に…………って、えええっ!?」

 大声で叫ぶと、すぐに我に返った美鈴さんは咄嗟に胸を腕で隠そ
うとする。しかしそれが、余計に胸を寄せて上げて強調してしまっ
ていることには気づいてない。

「いくら私でもそんな冗談は……」
「こんなこと冗談で言えますか!」

 逆切れして彼女に詰め寄る。俺は至って真剣だ。なにせこれは捨
て身同然の神風なのだから。その真剣さが伝わったのか、美鈴さん
は少し後ずさった。

「へっ……?」
「どうしても、美鈴さんのおっぱいが見たいんだ……」
「じょ、冗談じゃなかったら尚更ですっ!」
「……どうしてもダメ?」
「ダメですっ!」
「……そうか」

 大きく溜息をつく。そして表情を美鈴さんに悟られまいと、後ろ
を向いた。そして肩をぶるぶると震わせながら鼻をすする。

「うっ、ううう、ぐすっ……」
「……? ○○さん、どうしたんですか?」

 美鈴さんがそっと肩に触れた。……ここからが重要だ。

「……もしかして泣いてるんですか?」
「なっ、ないてなんかいないよっ」

 彼女の手を軽く振り払う。それでも美鈴さんはあきらめずに、慰
めようと背中を撫でてくる。あんなわけのわからんことを言ったに
も関わらずだ。……ほんと、いい娘だよなぁ。

「……やっぱり泣いてるじゃないですか。私が○○さんのお願いを
聞いてあげなかったからですか?」
「違うよ……あんなこと言っちゃったから、もうここには来られな
い。恥ずかしくて美鈴さんに顔を合わせられないよ……」
「あ、あははは……別に気にしてないですよ、○○さん!」
「本当に?」

 顔を上げると、彼女の女神のような微笑みが眩しい。嘘泣きのつ
もりだったのに、感動のあまりちょっと涙が出てきたので疑われて
はいないみたいだ。

「はいっ、ですからそんなに泣かないで……またいつものようにお
喋りしましょうよ」
「わかったよ、美鈴さん。じゃあおっぱい見せて」
「ダメです」
「うわぁぁあぁぁん!」
「もう、子供じゃないんですからぁ〜」

 美鈴さんは困り顔だ。

「うわあああぁぁぁぁああん! めーりんのおっぱい見たい! 
めーりんのおっぱい見たいよー!」
「ああ、もうそんなに大声で……屋敷の中にまで聞こえたらどうす
るんですか……咲夜さんが来てしまいますよ。もしそうなったら…
…」
「わぁぁぁん! うあぁぁぁぁあん!」
「もう、○○さん……」
「びぃぃぃん! うぎゃぁぁぁあああん!」
「…………」
「ひうっ……えぐっ、えぐっ……」
「もう、しょうがないですね……」

 ピクッ……。

「ちょ、ちょっとだけでしたら……いいですよ」
「ホントにっ!?」
「うっ……」

 この上ない作り笑いで振り向くと、美鈴さんはひきつった顔にな
った。

「や、やっぱり今のなしで!」
「……じゃあもう帰るよ。美鈴さんに迷惑がかかるからもう二度と
来ない」
「えっ、えっ?」
「バイバイ……今まで本当に楽しかったよ」
「そんな……」

 ……今度は逆に美鈴さんが泣きそうだ。ちょっと心が痛む。そう
思っていたら、徐々に様子が変わってきた。ぎゅっと両拳を握り、
仄赤い頬からは妙な色気すら感じられる。

「そんなに、見たいんですか……? わ、わ、私の、お、おっぱい
……」
「みみみみみ見たいよ! そうじゃなかったらそんなこと言わない
よ! 見れたら俺、神様信じる!!」
「そ、そんなに言うなら……わかりました」

 自分から言っておきながら、本当にこういう流れになるとは思っ
ていなかった。なんというか、仲が良いからというだけでは言い表
せない何かがある。多分。

 ――美鈴さんは塀の中から見えないように、門柱に身体をあずけ
ながら自分の衣服に手を掛けた。頬を薄紅色に染め、自国の民族衣
装にちょっぴりアレンジを施したという、その服の上着の留めを外
すと白いブラウスが露わになる。すると窮屈なそれから解き放たれ
た美鈴さんのおっぱいが、今にもこぼれおちそうなほどの自己主張
をしている。

「あんまり、見ないでください……私だって、恥ずかしいんですか
らっ」
「これは正直、想像以上かもしれない……」
「想像、したことあるんですか?」
「いや、それは、まぁ……うん」

 そう言うと、ますます真っ赤になって俯いてしまった。ゆっくり
とブラウスのボタンを外していく美鈴さん。なんていじらしいんだ
ろう。いつもこの紅魔館の門を守る凛々しい(時もある)姿はもう
どこにもない。

「い、言っておきますけど、見るだけですからね。ぜっっっったい
に触らないでくださいねっ」
「わかりましたみるだけです」
「なんだか棒読みに聞こえるんですが……」
「あははなにをいってるんだきのせいだよ」

 ついにブラウスのボタンに手を掛けようとしている彼女は、すご
い剣幕でまくし立てた。今ものすごく鼻が痛い。極度に興奮すると
鼻血が出るというが、それは単なるゴシック的表現だと思っていた
のに。

「こ、これで満足しましたか?」

 ボタンが外され、はだけたブラウスから胸の谷間が見える。視線
はただ一点にのみ注がれ離れない。

「も、もっと近くに寄って見てもいい?」
「……本当に見るだけですからね!」
「う、うん」

 恥じらいながら顔を背ける彼女の胸の、目と鼻の先にまで近づい
た。美鈴さんのおっぱいは、鍛えられているせいか服の拘束がなく
なったあとでさえなお形を保ったままだ。……この白い布をちょっ
とめくればもう全部見えてしまうだろう。いやがおうにも鼻息は荒
くなる。

 ブラウスの端を持って捲ってみようとしてみる。でも抵抗する素
振りは見せない。おいおい、本当にいいのか……? ええい、まま
よ!


 …………。あーあー。美鈴さんの、ピンク色した奇麗な乳首がい
まや目の前にある。

「はぁ……はぁ……」
「やっ……い、息が当たって……」
「ご、ごめん」

 自分でも感じるほどの熱い吐息が美鈴さんのおっぱいに当たる。
するとどうだろう、みるみるうちに先端が固く尖っていく。美鈴さ
ん、感じてるのか?

 ……めーりんは絶対触らないでと言った……しかし……それは…
…無理ってもんだッ! こんなものを見せられて欲情しねえヤツは
いねえッ!

「ごめん……めーりん……」
「ふぇ? ひゃぁぁぁぁっ!!」

 完全に無防備になっていた彼女に、俺は飛びかかった!



2スレ>>109 ロダicyanecyo_0113.txt

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