東方キャラとウフフにイチャつくまとめ

「……しかし、すっかり暖かくなったもんだな」
「ほんと、二人で身を寄せ合ってガタガタ震えていたのが嘘みたいね」

幻想郷を覆っていた冬の冷気も、今となっては夢幻。
暖かい春の日差しが降り注ぎ、人々の心も晴れやかである。
そんな雲ひとつ無い晴天の下を、俺と妹紅は連れ立って歩いていた。

「毎晩妹紅と抱き合って寝たっけなあ、あれがなければ凍死してたかもしれん」
「ま、凍死したって朝になれば生き返るんだけどね」
「ははは、違いねぇや!」

……傍から見れば、春の陽気でハッピーになりすぎたかのような会話をしながら俺達は歩き続けた。
目指す場所は竹林の奥深く、妹紅にとっては伏魔殿、俺にとってはただの薬局の永遠亭だ。
別に頭を診てもらうわけでも、季節の変わり目に体調を崩した訳でもない……二人共、既にそういうものとは縁を切った身である。

「永遠亭に行くよ!」

と、妹紅が言い出したのは今朝のことだ。
急な話ではあるが、実は俺もそろそろ言い出すかと思っていたところだった。
寒い冬の間中、薄い毛布に包まりながら、妹紅はおそらく蓬莱山輝夜への燃えるような――そして子供染みた――憎悪を募らせていたに違いない。
その溜まりに溜まった鬱憤を、今日こそは彼女に叩き込んでやるつもりなのだろう。
それにもう一つ、久しぶりに顔が見たくなったんじゃないか……なんて、本人の前では口が裂けても言えない。
そんなことを考えていると……目の前が開けて、お目当ての屋敷が見えてきた。



中に入ると……まず気付いたことが二つ。
この永遠亭――十中八九、立地のせいだろうが――あまり繁盛しているという印象はない。
しかし、今日はどうしたことか。玄関の目の前の狭い待合室に、ぎっしりと人が詰まっているではないか。
そしてもう一つ……室内に立ち込める、妙な空気である。
人が多いための熱気とは違う、何やら甘ったるい……不思議と覚えのある、この匂いは何なのだろうか。
さらに周りを見てみると、長椅子に座る来客達には、ある共通点があった。
全員が男女の二人組……そしてどうも、女達のほうは皆妖怪らしい。
見覚えのある人狼……九尾の狐に、白狼天狗に……あれは妖怪寺の山彦か?
不思議なことに、全員咳もしていないのにマスクを着けている。
だが何よりも奇妙で、そしてうらやま……けしからんことに、やたらと男にくっついたり、甘えた声を出したりと……
もうとにかく、これでもかという程にイチャイチャしているのだ。

「あー、あんた達……大変なときに来てくれたな、おい……」

呆気にとられていると、不意に声をかけられた。
こいつは……薬師の弟子の妖怪兎……の男ではないか。こいつもマスク着用だ。
肝心の兎のほうは……見当たらない。
こういう時に一番忙しなく動き回っているのはあいつのはずだが。

「……鈴仙なら部屋だよ。今は働けるような状態じゃないんだ」
「こんな忙しい時にか? それは気の毒なこった。お前も直にそうなりそうだがな」

俺の疑問を察したのか、奴が答えを教えてくれた。
見たところ相当疲れが溜まっているようだ。俺の皮肉にも、さして動じる様子はない。
その代わり弱々しく首を横に振り、うんざりしたように口を開いた。

「疲れてるんじゃない、発情期なんだ……兎に限らず獣の妖怪は、この時期は皆そうなる。連中見てて気付かなかったのか?」

……成程、そういうことか……
奴の視線の先、妖怪達を見ながら俺は一人納得した。
あの妙な空気の正体、そしてデジャヴの理由も読めた。
かつて妹紅との情交の時に幾度と無く嗅いだことがある。
品の無い言い方をすれば……『雌の匂い』か。

「連中のお目当ては、まあ大体が発情を抑える薬ってわけだ。たまに開き直って、強力な精力剤を要求してくる奴もいるがな……」

そんなことをいう奴の横をすり抜け、緑の服を着た猫耳娘とその連れが薬を片手に出て行った。
マスクを外した猫耳のほうは悪戯っぽい笑みを浮かべ、男のほうは浮かない顔……ああ、あれが開き直ってしまった奴か。哀れな。

「鈴仙だけじゃない。てゐも含めた兎達はみんな使い物にならないから、俺が頑張るしかないんだよ。あんた達の相手なんかこれ以上してられないんだっての……」

一気にまくし立てる様子から、疲れと苛立ちがはっきりと読み取れる。
困った……正直に要件を言おうものならば、実力行使で叩きだされかねない。
どうしたものか、と妹紅を見やると……

「……妹紅? どうかしたのか?」
「え? あ、いや、その……」

何やら妹紅の様子がおかしい。
顔は紅潮し、落ち着きもなく、何やら心ここにあらずといったような……まさか!?

「あー、ここの空気に中てられたな。マスク渡すの忘れてたわ」
「中てられた、って……ど、どういうことだよ!?」
「言葉通りだよ。今ここには、あいつらの体から出たフェロモンが充満してる。マスクしてなきゃ俺もおかしくなるし、何よりあいつらの発情がひどくなっちまう」
「なんてこった……おい妹紅! しっかりしろ!」

妹紅の肩を掴み、揺さぶりながら呼びかける……しかし、妹紅が正気に戻る気配はない。
しかも俺に触れられたことが仇となったか、うっすらと紅く染まっていた頬は、みるみるうちに真っ赤に変わっていく。

「〇〇、ごめん……でも、でも……私、もう……!」
「何を……ッ……!?」

言うが早いか、軽く地を蹴って浮き上がるとそのまま強引に唇を重ねてきた。
いつもキスの時は俺にされるがままの妹紅が、積極的に舌を伸ばし、俺の口内を蹂躙する。
胸に押し付けられる、柔らかい双丘の感触。鼻腔をくすぐる、少女特有の匂い。
知らず知らずのうちに、俺もフェロモンに中てられていたのかもしれない。

妹紅が欲しい、妹紅が欲しい、妹紅が欲しい……

体の火照りが、理性を、溶かしてゆく。

妹紅、妹紅、妹紅妹紅もこうもこうもこう……

俺は肉欲の赴くままに、彼女の服に手をかけ……





「自 分 ち で や れ っ !!」

……奴の怒りを買い、叩きだされたのだった。







「ちゅっ……はぁ、あむ……」
「んむ……くちゅ、ぷはっ……」

永遠亭を追い出された俺達は、体の火照りを堪え、やっとのことで家に帰り着いた。
静かな寝室に、二人の口から漏れる水音が微かに響く。

「妹紅、後ろ向いて……」
「ん、こう……? ひぁっ!?」

俺の胸に背中を預ける体勢になった妹紅の胸を鷲掴みにする。
手にちょうど収まるくらいに程よく豊かな乳房は、俺の手の動きに合わせてぐにぐにと形を変える。
そして同時に、妹紅が小さな嬌声を漏らしながら、その華奢な体をくねらせる。
愛しい恋人の艶姿に、つい手にも力が入ってしまう。

「ま、〇〇、ちょっと、強すぎ……いぃっ!」

言葉の途中で、硬くなっていた乳首をきゅうっと抓りあげる。
妹紅の体が一瞬、電撃を流したように痙攣し、ぐったりと脱力する。どうやら達してしまったようだ。

「イッちゃったか、妹紅? やっぱりいつもより早いな」
「はぁ、はぁ……もう、いくら発情してるからって、何してもいいってわけじゃないんだから……」
「悪い悪い。でも、強引にされるのも嫌いじゃないだろ?」
「ぐぅ……そ、それは……」

口ごもってしまう妹紅。その可愛らしい姿に、思わず口元が綻ぶ。

「なあ妹紅、悪いけど俺、我慢できん」

……我ながら、自分勝手な言い草とは思う。
しかし既に俺のモノはガチガチに硬直していた。
と言うのも……妹紅の胸を弄んでいたとき、彼女の尻がずっと俺の股間に密着していたのだ。
しかも、その状態でもぞもぞと動き回られたので……正直、暴発寸前というわけだ。

「……口でしてあげなくて、いいの?」
「いや、妹紅の中に出したいんだ。一滴残らず、妹紅に注ぎたい」
「……いいよ、私も、欲しかったから……」

妹紅がズボンと下着を脱ぎ捨て、布団に横たわる。
足を持ち上げて体勢を作ってやるのは俺の役目だ。発情しても、根っこの恥ずかしがり屋は変わらないらしい。
入り口に亀頭を押し当てると、早くも愛液があふれているのがわかる。
妹紅が小さく頷くのを確認し、俺はゆっくりと……肉棒を、押し入れた。

「んんっ……あっ、ふぁぁ……!」
「ぐぁ……これは……っ」

発情の影響か、妹紅の膣内はいつにもましてきつく、別の生き物のようにぐいぐいと締め付けてくる。
気を抜けばすぐに射精してしまいそうだが、そんな情けないことはできない。
歯を食いしばり、股間に意識を集中し、必死でこらえながら腰を動かす。

「ひうっ! あっ、あんっ! 〇〇っ、〇〇ぅっ!」
「妹紅、妹紅……!」

固く手を握り合い、名を呼び、口付けを交わす。
何度それを繰り返したか、俺も妹紅も、限界が近いようだった。

「もこ、だめだ、中にっ!」
「あぅ! いい、よっ! 出してっ、溢れるぐらいっ……!」
「もこ……ぐぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅっ!」
「あああぁぁぁぁぁっ! 出てるっ! 中に出てるよぉぉぉぉぉっ!」

びゅぐっ! びゅぐ、びゅるるるるるっ!

溜めに溜めた精を、妹紅の膣内にこれでもかと流し込む。
今まで味わったことのない、凄まじい射精の快感に、俺は肩で息をするのがやっとだった。

「かはっ! はあっ! はあっ! はぁ……」
「ふぅぅぅっ……〇〇ぅ……いっぱい、でたね……」
「ま、まあな……だけど、妹紅はまだまだいけるって感じじゃないか?」
「……うん、もっと、もっと、〇〇の、注いで……」

その言葉を聞き終わる内に、俺は妹紅を抱き起こした。
そしてそのまま布団に倒れこみ、所謂騎乗位の状態になる。

「あっ、こ、この体勢……ちょ、ちょっとま……ッッッ!?」

不意打ちのように妹紅の腰を掴み、強引に上下運動をさせる。
小柄な妹紅の体は面白いように持ち上がり、肉棒が秘所を貫くたびにびくんと跳ねる。

「んひぃ! や、やだ、あぁん! だめ、これ、きもひ、よす、ぎぃっ!」
「ははっ、妹紅はほんとに、これ、弱いなっ……!」
「あぅっ、だって、奥に、ぐりっ、ぐりって……あっ、あっ、あぁぁん!」

いやいやと首を横に振る妹紅。
だがその仕草とは裏腹に、妹紅の膣内は離さないとばかりにきつく締め付けてくる。

「あっ、あっ、ああっ、ん、ぐぅ……ひぁぁぁん! いぐぅ、も、ひっちゃぁ……」
「俺も出すぞ、受け止めてくれ、妹紅……!」
「いくっ、いくっ、いぐっ……あああぁぁぁぁぁっ!」

妹紅の体がびくんと反り返り、膣内が一気に収縮する。
それに搾り取られて、肉棒が二度目の精を放つ。
体を起こし、絶頂の衝撃に放心状態になっている妹紅に口付けをすると……我に返った妹紅に、いきなり首根っこを掴まれた。

「いくらなんでも調子乗りすぎ……誰があそこまでしろって言った?」
「いやーその……強引なのも、たまにはいいかなー、って……」
「ふーん……じゃあ、強引にされたって、文句ないよねえ?」
「え、ちょ、なに……無理無理無理! もう無理だって、やめてぇぇぇぇぇ……」




「腹上死するまで許さないから……覚悟しときなよ?」


イチャネチョするロダ : icyanecyo_0413.txt

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