東方キャラとウフフにイチャつくまとめ

「そこのおにいさん、ちょっといいかしら?」

お山の上の神社へ参拝に行った帰り道、厄神様に声をかけられた。
その姿を見たのは初めてだけど、人形みたいに綺麗な人だなぁと見惚れてしまった。
話しに聞くとおりゴスロリファッションに身を包んでいた。 
そのくせ小柄ながらも、おっぱいだけはぱっつんぱっつんときている。
なるほど、こいつはウワサ以上の破壊力だ。

「はい 鍵山雛さまですね? 私に何か御用でしょうか?」

心の中でそんなことを考えつつもできるだけ丁寧な口調でかえす。
相手は一応神様である、失礼のないようにしなければなるまい。

だが雛さんは僕の答えが気に入らないようで、少し呆れた顔で言った。

「察しなさい」

・・・・・。
この人すごい無茶を言うなぁ。

「私の名前を知っているということは、何の神様かも知ってるわよね?」
「ええまあ一応は・・・・あ」

嫌な予感がする、まさかとはおもうが

「・・・・・もしかして、厄がついてるんですか?僕に」
「ぴんぽーん正解〜。あなた今とっても厄いわよぉ♪」

くるくるくると回転しながらビシっと親指を立てる。
とてもいい笑顔。
この人は本当に厄がお好きなようだ。

しかしマジですか? 今さっき神社いってきたばかりなのに。
畜生! あそこの貧乏神社もそうだが
コッチの神社もやはり頼りにあてにはできないのか。

「ふふふ、でも不安にならなくてもいいわよ、ここであったのも何かの縁。
その厄 私が流してさし上げますわ」
「ほんとうですか?それは助かります」

うわあい、なんという気前のいい神様だろう!
これからはこの神様に信仰点あげちゃおうかな。



簡単な自己紹介をした後、山道から少し離れたふもと近くのひらけた場所に移動した。
人の気配は無く、周りは背の高い木々に囲まれている。
雛さんがいうには「人に見せるようなものでもないし、何かのきっかけで厄が
移ってしまうこともあるから」とのこと。
まあ面倒なことは避たほうがいいだろう。
それにしてもこんなとこに二人きりとは・・・・。
神様が相手とはいえ、なんかどきどきするなぁ。

「それじゃあ鍵山様 早速おねがいいたします」
「雛でいいわ、○○さん。
うん、ちょっとだけ待ってて、すぐに始めるから・・・・」

そう言いながら雛さんはストレッチを開始する。
そういや、踊るようにしながら対象の周りをくるくる回転して
厄を集めていくんだっけ?
ならストレッチはしっかりしないとね。
足を挫いたりしたら大変だ。

「ワンモアセッ!」

・・・・・、あれはストレッチなのだろうか?
ずいぶんと激しい運動のようだが。 

「ワンモアセッ!サーコォ!」

面白そうなので一緒になってやってみた。
おおっ、おもったよりもなかなかにハードだ。
筋肉にくるぜこれは。

〜十数分後〜


「ビクトリーッ!!」

声高らかに一緒に叫ぶ。
どうやら終わったみたいだ。
すげえ、コッチは肩で息をしているのに雛さんは汗ひとつかいてない。

「さぁ身体もあったまったし、始めようかしら」

そう言いながら軽いステップを踏みはじめる。
上手い。
たったそれだけの動作でそう思えるほどの腕前なのだろう。

「さあ いくわよ・・・・って あらら?」

どうしたんだろう? 
いきなり立ち止まって困ったような顔を向けてくる。

「あの、どうかしましたか?」
「あなたの厄、なんか変なカンジがする。
そういうのあるとちゃんとあつまらないから、ちょっと調べさせてもらうわよ?」

そう言うと雛さんは、カツカツと歩いて僕のすぐ側まで近づいてきた。
そして両手で僕の顔をガシッと掴んで自分のほうにむける。

「えっっ!?」

いきなりのことに面食らう。
何しろお互いの息が顔に掛かるくらいの距離に雛さんの顔があるのだ。
彼女は僕の目をじっと見つめて何かを探っているらしい。

「むむ、この厄はなにに起因するものなのかしら?
このわたしに分からないなんて・・・・」

雛さんは難しい顔をしながら、唸っている。

僕の方はというと、もうなんかだめだ。
動けない。
少しちかづけば唇が触れ合ってしまう距離。
とてもじゃないがまともじゃいられない。

(ちょ おまっ・・・・!)

声をかけようにも上手く言葉がでない。
自分の息が雛さんに掛かってしまうことが何故か恥ずしかった。

しかし彼女はそんなことは気にしてない様子で

「見ているだけじゃわからないわ、触って調べるからジタバタうごいちゃだめよ?」

と、更に恐ろしいことをおっしゃられた。
目を瞑り、感覚のみで答えを見つけだそうと手を伸ばしてくる。

髪の毛をなで上げられ、ぺたぺたと顔をさわられる。  
それから僕の後ろ側にに手を回し、首筋へ。
徐々にうなじに指をはしらせていく。

彼女のきれいな手が自分のからだに触れるだけで、電気ショックをうけたみたいに衝撃がはしる。
加えて、そのくらい密着しているわけですから

むにゅっ むにゅっ

たわわなおっぱいが胸の辺りにあたっている。
先生、とてもやーらかいデス・・・・・

そして次第に手は下の方に伸びていく。
そのたびに僕の股間のダイターン3は装甲を固めていく。
そして驚くことにすでに改造値はMAX、いつでも発射OKだ。

(うわ まじかよ  ED気味で遅漏なのがおれのデフォルトのはずだろ!? 
ここ半年抜いてなかったとはいえ、こんなことってあるのか?)

と、こんなこと考えてる場合ではない。
このままでは大変なことになってしまう。

まずいことに雛さんは、中腰になっていて
いやらしい(申し訳ないがそう感じてしまう)手つきで僕の腰を撫で回した後
さらにその下に手をかけようとしている。 
この構図はなんとも官能的であるのだが・・・

「んん、このへんが怪しいかしら・・・・?」

厄を探すことに集中している雛さんは、自分がどこをさわろうとしているかわかってない。

「だめだ雛さん! 今そこは大変なことになって・・・・」 

とっさに離れようとしたが、少しでも動くと出そうになるため
どうすることもできない。
結果僕は何も出来ず、雛さんの手はそのまま伸びていき・・・

・・・・・・さわさわさわ

「・・・・うっ!」

ドピュッ! ドピュッ!

「え? きゃあ!」

ドプ、ドプ・・・・・ビクッビクッ・・・・

おもいっきり射精してしまった。
しかも止めようとしてズボンに無理やり手をつっこんだのが逆効果で
はずみで外にぶちまけてしまう。
というかスイッチ入った瞬間、本能的に雛さんのほうに向けてしまったようだ。
最悪である。自己嫌悪で死にそうだ。
密着していた雛さんに全部ふりかかってしまった。
顔じゅう精液まみれである。

僕は何ヶ月ぶりに射精した満足感と、
雛さんに対する膨罪悪感とのダブルパンチで頭の中が真っ白になってしまった。

気まずい空気。
雛さんの顔に掛かった白濁の精液だけがゆっくりと流れていく。

すぐにでも土下座して謝らなければと思うが、声が出ない。

ゆっくりと雛さんは目を開ける。
まわりをきょろきょろと見渡した後、顔についた精液を指に取ってみて
状況を理解したようだ。

雛さんはほう とため息をもらす。
もっと不快感をあらわにするかとおもったのたが、
トロンと恍惚とした表情にみえるのは気のせいだろうか? 

「ん、厄もう消えちゃった・・・・」 

先に口を開いたのは雛さんだった

その声にハッと我にかえる。
言っている言葉の意味は分からないがとにかくあやまらないと・・・・

「あ あのすいません! せっかく厄を流していただいてもらってるのに
こんな酷いコトを。なんとお詫びしていいのか・・・」

「え? ああ 別に気にしてないわ。ちょっとびっくりしたけど」

そう言いながらぺろぺろと指についた精液をなめ取っていく。
子供が手についたクリームを、もったいないと一生懸命舐めているような仕草。
・・・・この人可愛いなぁ。

どうやら雛さんは本当に気にしてないようだった。
とりあえずよかった。

「ふふ、それにしてもあなた面白い人ね」

「はい、僕も自分がこんな変態野郎だとは思わなかったです」

本当になさけなくて涙が出てくる。
世が世なら即、警察に突き出されても文句は言えまい。

「いやそうじゃなくって・・・・・
えっと、どういう経緯でそうなったのかはわからないけれど、
あなたは今、性欲をもてあますと厄を溜め込んでいく体質になってるみたいなの」

「ええ!? そ そんな体質聞いたこと無いよ!」

「あたしもそんな人間見たことないわ でも実際そうだとしか思えない。
現に今は厄はついてないし、アナタもスッキリしてるでしょ?」

いや確かにそうなのだが・・・・
しかしほんとうだとすると、これは難儀なことだぞ?
やらしいことを考えただけで厄が溜まっていくなんてとんでもない。
厄ってのはあるだけで自分に良くないことがおこるんだよなぁ。
俺に一切の煩悩を捨て出家でもして坊さんになれというのか? 
無理だってばよ!

「うう これからどうすりゃいいんだ? 雛さんどうにかならないのか?」

「私にもなんともできないわねぇ。
でも別に気にしなくてもいんじゃない? 
その体質も生まれつきってわけではなさそうだし、そのうち直るわよきっと」

「そうだといいなぁ・・・・」

「ちょっと性欲を制御すればいいことでしょ、ガマンしなさい」

「簡単にいってくれますねぇ」

「それかこまめにちゃんと処理しなさい。
さっきの様子なら、一人でパパッできるんじゃない?」

「いや さっきのは特別だよ 普段だったら女の子にちょっと抱きつかれただけで
出したりはしない」

なんかひどい早漏だと思われているが実際は全くの逆で
一人でがんばってもイッたことなんて数えるほどしかない。
いかんともしがたいが、自分の長年の大きな悩みのひとつである。

「へ、へえ・・・・そう なんだ・・・・」

・・・・? 何か雛さんの様子が変だぞ?
こっちの顔をじ〜っと見た後、恥ずかしそうに顔を赤く染めている。
なんなんだろうか。

「そ、それじゃあさっきのは、私だからって・・・・ことですか?」

落ち着きない声で、ためらいがちに聞いてくる。 

「え、それは・・・その・・・・どうだろうな わかんないや」 

そう確かに雛さんだったから僕は触られただけであんなに反応してしまったのだろう。 
けど僕はそうはっきりと言えず、あいまいに誤魔化してしまう。

「違うの?あなた私とエッチなことしたかったんじゃない?」

期待するかのような目で僕を見る。
雛さんの胸の柔らかさや触られた手の感触を思い出し
ふたたび股座がいきりたつのが分かる。 

「ち 違うよ! あれはただの生理現象で・・・・」

だがまた誤魔化す。
自分の恋心を隠そうとする小学生みたいでみっともない。

僕の煮え切らない答えに一瞬不機嫌になる雛さんだったが
何かに気がついたようで、ニヤニヤとわらいはじめた。

「ふふ 嘘ついてもだめよ、○○さん。
厄がまた集まってきてるのがみえるわよ?」

「んなっ !?」

彼女はクスリとおかしそうに笑う。

「まあいいわ。
最初に約束しちゃったもの。
あなたがどう思ってても厄はきっちり流してあげるわ」

「ただし」彼女はそう続けながら、僕に抱きついてきて     

「いつものやり方とはちがうけどね」

唇をかさねてきた。
とてもあたたかく甘い唇。
けどお預けといわんばかりに、すぐに糸を引いて離れていく。

「一人できないなら手伝ってあげる」

僕の手を取り自分の胸に押し付ける。
手のひらに重量のあるやわらかな感触をうけとめる。

「あなたが素直になってくれれば、一緒に気持ちよくなれるわよ。
それに「据え膳食わねば男がナントカ」って昔からいうでしょ?
お に い さ ん」

ニッコリと僕の答えを確信したような悪戯な笑顔に
自制心はどこかへ消えてしまった。
こうなってはもう腹をくくるしかないだろう。

「雛さん、聞いてください」

「何かしら?」

「僕はあなたことが好きです」

「あなたとエッチなことがしたいです」

「あなたじゃなければ、僕は嫌なんです」

「とてもわがままなお願いかも知れませんが
どうか、よろしくお願いします」

飾ることなく正直な言葉で告白する。
恥ずかしさでどうにかなってしまいそうだ。

「ふふ、よくできました♪」

雛さんは本当にうれしそうに笑って、もう一度唇を重ねてきた。
もちろん今度は最後まで。
僕たちは息が続かなくなるまで、むさぼるように舌を絡め合わせた。 


だれもいない山の中に二人、厄流しの儀式は始まったばかりだ。    








「おまけ」

しかし今日はなんでこんなことになったんだろう?
雛さんだけにまさに厄日といったところなのだろうか。

「ああ、そういえば・・・・」

コトの起こりは神社からの帰り道だった。
いつも何を願掛けながら、あの神社へ通っていたかを思い出してから
僕はようやくこのとんでもない一日を受け入れることができた。


〜一方そのころの諏訪神社〜


「あれ、神奈子様〜。
○○さん今日はもう帰られたんですか?」

「ああ、ついさっき帰ったよ。
なんだい早苗、お前アイツにそんなにあいたかったのかい?」

「べ 別にそういうのじゃないですよ。
ただ最近よく参拝にこられる方ですから、お茶のひとつでも出してあげようかと思って」

「ああ、確かに熱心に通ってたよなぁ。
だからさ、いつも何をそんなに一生懸命拝んでんのか気になってさ。
さっきちょっとのぞいてみたんだ」 

「あら、お願いきいてあげたんですか?めずらしい」

「いや、別にそういう気はなかったんだけどさぁ、、、くっくっく。
そのお願いってのがおかしくてさぁ!もう大爆笑だったよ。」

「もう可哀想ですよ、笑ったりするなんて・・・。
で、どんなお願いだったんですか?」

「ああ、ちょっと耳かせ・・・・・ごにょごにょ」

「? ふんふんって、はあああああ!?な な なんですかそのお願いは!」

「な 爆笑モノだろ?「はやく童貞を捨てられますように」なんてさ」

「全っ然笑えません! ○○さん見損ないましたよ! 
いまどきめずらしく信仰心のあるいい人だとおもってたのに!」

「まあそういってやるなよ、本人は大真面目なんだ。
叶えてやったよ。
少々遠回りなやり方だったが、うまくいってれば
今頃しっぽりやってるだろうさ」

「なにやってるんですか! 
そんなお願い、いちいち聞いてあげてたらうちの参拝客は
明日からエッチな人だらけになっちゃいますよ!」

早苗はプリプリと怒りながら境内の掃除に戻っていった。

(あの子にはまだわかんないだろうねぇ、年頃の男の一途なまでのエロいパワーの強さは)

願いをかなえるとは言っても、私ら神様がやっていいのはせいぜい後押し程度。
結局うまくいくかどうかは、本人の願いの強さや純粋さなのである。

あいつならたぶん大丈夫だろう。
○○はきっと、神社のご利益のおかげと感謝するにちがいない。
そうすれば○○は、ウチの立派な信者になってくれるだろう。
こうした地道な仕事が明日からの信仰心につながるのだ。
うら若き男たちのパワーあふるるエロ信仰心で支えられる、ウチの神社の未来は明るいぞ!

「…神奈子、アンタはそれでいいのか?」

物陰からすべてを見ていた諏訪子は深いため息をつくのであった。     


1スレ>>197 ロダicyanecyo_0005.txt

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