東方キャラとウフフにイチャつくまとめ

レミリアとでいうぉーかー番外編5の続き


「レミィ、例のあれ、決行するの?」
「ええ、そのつもり」

紅茶を飲みながら、パチュリーとレミリアが会話を交わしている。

「……そういうことだから、協力をお願いしたいんだけど」
「いいわよ」
「ありがと、パチェ」

少し緊張したような表情のレミリアに、パチュリーは苦笑交じりに告げる。

「杞憂だと思うけれどね、○○さんならなら受け入れてくれるでしょう?」
「ん……でも、これは、一応儀式、だもの」
「一応、でしょう?」

曖昧に頷きながら、レミリアはぽつりと、雨か雪の降るときにでも、と言った。

「どうせ私も○○も外には出られないから」
「了解」

軽く微笑んで、パチュリーはそう応じた。





そしてその当日――とはいえ、彼自身は何も知らない状態で、紅魔館内の一室に通されていた。

「レミリアさん?」
「ああ、ええと、よく来てくれたわ、○○」

室内の椅子に腰掛けて、心持ち硬い笑みでレミリアが迎えてくれた。
怪訝に思いながらも、彼女の傍に進む。

「どうしたんですか? 何か?」
「ん、何か、というのなら、用件はあるのだけど」
「はい」

硬い表情と歯切れの悪い言葉に訝って、○○はレミリアの傍らに膝をついた。

「何でしょう? 僕に出来ることなら」
「貴方にしか」

そう言って、レミリアは一つ意を決したように大きく息を吐く。

「○○、儀式を、してほしいの」
「儀式……ですか?」

首を傾げる彼に向かって、彼女は真摯な表情のまま大きく頷いた。

「ええ、大事な、儀式」
そして、○○の手を握って、その紅い瞳で真っ直ぐに見つめてきた。



「……一週間、ここで一緒にいる、ってことですか?」
「ええ、この部屋で」
「それくらいなら、別に構いませんけど……」

○○は再び首を傾げて、部屋を見回した。
十分な広さの部屋。いつもレミリアが生活している部屋と遜色無いくらいである。
棚には本や遊具も十分そろっていて、確かに一週間くらいなら退屈せずに過ごせるとは思う。
だが、それだけではなさそうで。

「他に、何か?」
「……あの、その」

歯切れが悪いまま、レミリアは握る手に少し力を込めた。

「……そういう、儀式なの」
「……敢えて考えないようにしてましたが、そういうのですか、やはり」

一週間同じ部屋で――のあたりで薄々感じてはいたが。

「……とりあえず、ですね」
「うん」
「一から説明願っていいですか? さっぱり繋がらなくて」
「ええ。ええと、ね……」


要約するとこうであった。
一般的に妖怪は、出生率が高いとはいえない。吸血鬼もまた然り、である。
しかし、吸血鬼は同時に貴族でもある。その家名を残す必要がある。いくら永の生を持っていようと、だ。
だが出生率が高くないのだとしたらどうするか、ということの解決策が、この儀式であった。


「古くは公務もあったから、一週間と区切りを付けて」
「……何と言うか、まあ、解決策としてはわからなくは無いですが」
「けれど、これは結局、血を残すだけとも取れるのよね」

微苦笑して、レミリアは続ける。

「過去にはいろいろあったらしいわよ。無理矢理にすることもあったとか」

誤魔化すような言葉だが、○○はその裏にあるものを正確に感じ取った。
何としてでも子を成させようと、目的のために手段を選ばなくなる、ということもあったに違いない。

「……まあ、そういうこともあるのでしょうが」
「だから、ね。○○が、こういうのが嫌なら、無理強いはしないわ。貴方をそういう風に縛るのは、好きじゃないもの」

そう言ったレミリアを見つめて、○○は軽く息をついた。

「レミリアさん」
「ん……んんっ」

急に抱きしめて口付けて、レミリアが一瞬戸惑っている隙に抱き上げる。

「……ん、はっ……え、あ、○○?」
「ええと、たぶん全くわかってないとは思わないのですが」

言いながら、ベッドのところまで連れて行く。

「僕は既にレミリアさんの物ですから、レミリアさんにどう扱われようと構わないわけです」

例え種馬のように、であっても。

「でもまあ、今の様子を見るにそういうのではないみたいですし。それに過去は過去、今は今、でしょう」
「ん……」
「僕には儀式、とか何とかはよくわかりませんが、そういうのに捕らわれてるのは、貴女らしくないかな、とも思います」
「そう……ね、そうかも」

そう笑いながらベッドに下ろされて、レミリアは少し首を傾げながら○○を見る。

「でも、本当にいいの?」
「いいのかと聞かれれば勿論と。あのですね、レミリアさん」

一つ息をついて、○○はレミリアを覆いかぶさるように抱きしめる。

「好きな人に、愛する人に、自分の子供が欲しい、なんて言われた男が、舞い上がらないわけがないでしょう?」

一瞬にして真っ赤になったレミリアは、ぼそぼそと誤魔化すように小さく呟いた。

「そ、それは、あの……」
「違うんですか?」
「ち、違わない、けど、あの」

レミリアからも腕を伸ばして、○○にしがみつくように抱きついた。

「あの……優しく、して」

最初のときみたいに、と囁かれて、早くなる動悸を抑えながら○○は頷く。

「はい、仰せのままに」



膝の上に抱きなおして、○○はレミリアの服に手をかけた。
よくよく気が付いてみれば、服の紐も緩く留められていて、簡単に解けるようになっている。
何もかもに誘われている気がして、彼は改めてレミリアを強く抱きしめた。

「あ……んん、○○、優しく、ね?」
「…………善処します」
「だめ。命令よ、○○」

甘く囁かれて、彼の喉から唸るような了解の声が漏れた。
レミリアの命令は、その血を分けた眷属である○○にとって絶対なのだ。

「ふふ、大好きよ」

擦り寄ってきた主に対して、切れそうになる理性を無理やり押し止めつつ、おあずけを食らわされた犬のような気分で○○はその口唇を塞いだ。



「ん……は、あ、んんっ……」

貪るように口付けを交わしながら、レミリアはぎゅっと○○に抱きつく。

「……そういえば、随分久し振りですか」
「う、ん……んん」

肌を撫でられて、甘い声を漏らしながらレミリアは頷いた。
多少忙しい時期だったので、○○はしばらく里の仕事を手伝っていたのだが、そのため生活サイクルがレミリアとややずれていたのだ。

「ふぁ……あ、あ」

柔らかく胸を撫でられて、レミリアは身体を捩った。
激しい責めではないゆっくりとした手つきに、もどかしそうにしながら○○の大きな手に自分の手を重ねる。

「ん、あ、は、う……」
「……辛い?」

ふるふる、と首を振るレミリアに一つ口付けて、○○は愛撫を再開した。
肌理の細かい、綺麗な肌に手を滑らせて、硬くなり始めている胸の先端に指で触れる。

「ん、んん……あぅ……」

声を我慢する仕草が可愛らしくて、少しだけ強く、指先を動かす。
控えめな胸を優しく揉みしだきながら、先端を撫でるように何度も指を這わせた。

「あ、んんぅ……だめ……」
「だめ?」
「あ、ぅ……」

もがくように身を捩じらせて、それでも離れようとはせずに、レミリアは甘く息をついた。

「そんなこと、ない」
「ん」

少しだけぎこちなく微笑って、○○は服を滑り下ろすように身体を撫でながら、秘部に指を這わせる。

「ん、ああっ……」

だが肝心な部分には触れず、ゆっくりと、優しく指を動かす。
そのもどかしさに、レミリアが再び身を捩った。

「○○……?」
「強い?」
「ううん、その、逆……ふぁ、あ、あの……ね」

恥ずかしがるような小さな声で、レミリアは囁く。

「も、もっと、して?」
「……いいんですか? 優しく、って言われてますけど」
「いいの。いいから、もっと……っ!」

急に敏感な部分に指が触れて、レミリアは身体を跳ねさせた。

「……命令、解いてもらえるんですか?」
「ん、いいから、命令なんて、いいから……」


もっと、愛して。


その言葉に、自分を押し止めていたものが完全に切れるのを感じながら、○○は胸の先端に指を滑らせた。

「ふぁ……あぅ」

レミリアの頬がかすかに紅潮している。その頬に口付けながら、秘部の奥で指を躍らせた。

「や、ああっ……ん、あ……」
「大好きですよ」
「ん、わた……しも、ん、すき……」

律儀に返答してくるレミリアにさらに口付けて、指の動きを早くする。

「ん、ああっ、あ、あああっ……!」

限界が近いように、レミリアは身体を震わせる。待ち望んでいた感覚に、勝手に身体が慄くのを止められないようだ。
それに構わず、○○は陰核を強く撫でた。胸にも舌を這わせ、一気に上り詰めさせる。

「あ、あああっ、ふぁあああああっ!!」

一際高い声を上げて、レミリアは全身を一瞬強張らせた後、力が抜けたようにくたりと身体を○○に預けてきた。



はあ、と荒い息を吐いて、すがるようにレミリアが視線を向ける。

「強すぎました?」
「ん……でも、大丈夫……」

腕を伸ばして、正面から彼に抱きつく。

「ずいぶんと、意地悪ね?」
「命令を解くからですよ。おあずけしているところに、よし、なんて言われたら飛びつくに決まってるでしょう」

一つ口付けて、○○は囁いた。レミリアはむう、と可愛らしくむくれながら、頬を寄せる。

「だって、我慢できなかったんだもの……」

そのまま押し倒したくなるのを我慢して、さらに強く抱きしめて口付ける。

「ん、あ……○○」
「……ああ、すみません」

抱きしめた瞬間にレミリアの太ももに触れた彼自身は、既に硬くなっていた。

「……いい、ですか?」
「そうね、我慢させすぎはよくないし……」

ぎゅっと強く抱きついて、紅い顔でレミリアは耳元に口唇を寄せた。

「いいわよ、あげる」

喉の奥から、また唸るような呻きが漏れる。ああもう、いつまで経っても自分は彼女の掌の上なのだ。
主導権を握ってるつもりでも、結局はレミリアに翻弄されてしまう。
それもいいかもしれない、と思いながら、彼はレミリアに一つ口付けた。



「ん、んん……っ……」
「大丈夫、ですか?」

水音を立てて、レミリアが彼自身を受け入れていく。

「ふぁ……ん、大丈夫……」

甘い声を出して、レミリアは彼の胸に縋りつくように抱きついた。

「ぎゅ、って、してて」
「はい」

腕を回して抱きしめて――奥まで当たった感覚に、背筋がぞくりとする。

「あ、ぅ、はう……」

レミリアも身体を震わせて、大きく息をついた。

「ん、あ、んん……」
「大丈夫?」

こく、と頷くレミリアの髪を優しく撫でた。久し振りの中は狭くて、こうしているだけでも締め付けてくる。
正直貪ってしまいたいが、それはさすがに辛いだろう。優しくと言われたし。

「あ、の、○○」
「はい」

膝の上で身体をもどかしそうに動かして、レミリアは、○○の耳元に口唇を寄せた。

「その、あの」
「どう、しました?」
「……動い、て?」

恥ずかしそうな言葉に、思わず表情を見ようとしたが、ぎゅっと抱きしめられて顔がのぞけない。
だが、耳まで紅く染まっているのが見えて、知らず口元が緩んだ。

「いいんですか?」

こく、ともう一度頷く。その恥ずかしげな様子に、いろいろ耐えていたものが切れた。

「ん、ああっ!?」

唐突に下から突き上げると、レミリアの口から嬌声が上がった。

「あ、ふあ、ああああっ! あ、は、はげし……っ!」
「動け、って言われましたし」
「ん、や、○○、んんっ……」

身体を仰け反らせたレミリアの頬に手を当てて、そのまま口唇を塞ぐ。

「ん、んん、ぁ、ん、うう……」

何度も口付けながら、もう片方の手を背に回して羽を撫で上げた。

「や、やあ、羽、さわっちゃ……!」
「気持ちいい、でしょう?」
「ふぁ、でも、つよすぎ……っ!」

レミリアの全身が震える度に、強い締め付けが襲ってくる。
それに耐えながら――楽しみながら、○○は耳元から首筋、鎖骨と口付けを下ろしていった。

「や、やあ、んあ、んん……ふああっ……! あああっ!」

乳首に舌を絡ませると、声が一段と甘くなる。貪るように、何度も攻め立てた。

「ん、んん、う……ああ……あああああっ!」

大きく身体を震わせて、レミリアの爪が腕に食い込む。それと同時にぎゅっと締め付けられて、○○は動きを緩めた。

「はあ……はあ……ん、ああ……っ!」
「辛い?」
「ん、んん……だい、じょうぶ……」

舌足らずな言葉になりながら、レミリアは腕を○○の首に回す。

「気持ち、いいから……もっと、して」
「……っ! はい」

崩壊していく理性をギリギリで繋ぎ止めながら、○○は強くレミリアを抱きしめた。

「ふあ、ん、ああ…………ね、○○……」

だいすき、と耳元で囁かれて、理性がオーバーヒートを起こし始めているのを感じる。

「大好きです、愛してる……!」
「ん、ああ、ふあ……っ! もっと、ね、いっしょに、気持ち良く……ああっ!」

再び達したらしいレミリアを、さらに強くかき抱いて口付ける。

「はい、一緒に……!」
「ん、あ、ああっ! んあ、ふ、ああ、ひゃう……あああっ!」

抱きしめて、口付けて、舌を絡めて、どちらからともなく動き合って――

「ふぁ、あ、ああ、あああああっ!」
「っ……く!」

一際大きくレミリアが跳ねると同時に、○○もまた自身の欲望をレミリアの中に解き放った。

「あ、ああ……んん」
「ん」

口付けに応えて、○○は瞳を潤ませたまま上目遣いにこちらを見つめるレミリアと視線を合わせた。

「気持ち、良かった?」
「ええ、とても」

良かった、と微笑む表情に、また心臓が大きく高鳴る。

「あ、ん、また……」
「……すみません」

まだ中にある彼自身が大きくなったのを感じてか、レミリアがびく、と身体を震わせた。

「ん、いいわよ……たくさん、ちょうだい」
「いろいろ拙いですよ、そのセリフは……」

言いながら、○○は半ば強引に、レミリアの口唇を塞いだ。







「ん……」
「ああ、大丈夫ですか?」

目を覚ましたレミリアは、自分が髪を撫でられていることに気が付いた。

「○○……? ん、今は……」
「……すみません、正確にはわからないんですけど……」

半日くらい経ちましたか、とぼそぼそと告げる。

「……だいぶ、激しかったわね」
「いやまあ、久々ですし」

照れたように頬をかく。そして、ああ、と声を上げた。

「ええと……この部屋がどうなってるか良くわからないんですけど、とりあえずご飯が届いてまして」
「ん、後で説明するわ。一週間、誰にも入って来れないようになってるから」
「……空間的隔離? 咲夜さんですか?」
「パチェにも手伝ってもらってるわ。さ、○○」

手を伸ばすと、意を汲んだように彼はレミリアを抱き上げた。

「ん、上出来」
「ご期待に添えれば何よりです……その格好は、中々に刺激が強いですが」

休む際に着せ掛けてくれたらしい寝着は、胸元がはだけるようなデザインで結構きわどい。

「あら、嫌い?」
「いえ、どちらかというと、好きではありますけど……」
「……ちょっと意外、そんなこと言うの」
「僕も男ですので」

言いながら、彼は食卓の椅子に彼女を座らせようとした。

「嫌。○○の膝の上がいい」
「了解しました」

困ったように微笑いながらも、○○はレミリアを膝の上に抱きかかえるようにして椅子に座る。

「……しかし、改めて見てもこれは何とも」
「どうしたの?」
「いえ」

何とも精のつきそうなもので、と○○は肩を竦めて近くの杯に手を伸ばした。血の様なものが入ってる。

「……スッポンかなー……? 咲夜さんだよなあ、たぶん」
「? あ、○○、そっちは?」
「このグラスですか? 何だろう……お酒?」

グラスを渡されて、レミリアはそれを一口飲んでみた。甘い味が口の中に広がる。

「……ミード、ね。パチェかしら、咲夜かしら……どちらも、って可能性も……」
「ミード?」
「蜂蜜酒、よ。強壮作用とかがあるって言われてて……その、ハニームーン、の語源、と言ったらわかるかしら?」
「……ああ、なるほど」

新婚だとか、子作りだとか――そういう意味もこめられている、きっと。祝福と取るべきかからかいと取るべきか。
そんなことを考えていると、不意にそのグラスが○○に奪われた。

「○○?」
「ご期待も有るようですし……」

くい、と彼はグラスを傾けると、そのままレミリアに口付けた。

「ん、んん……は、ぅ……」

流れ込んできた蜂蜜酒を飲み込んで、レミリアは驚いた瞳で○○を見上げた。
急なことで飲みきれず、口の端から零れたものを舐め取りながら、彼が囁く。

「一週間、よろしくお願いしますね、レミリアさん」
「ん、ええ、よろしく、○○……ね、グラス貸して」
「? はい」

手渡されたグラスの中身を口に含んで、レミリアもまた彼に口移しで飲ませる。

「お返し。これからも、その、たくさん、愛して……」

頬が熱くなるのを感じながら、彼女はそう告げた。
しばし固まったように止まった後、○○はレミリアを抱いたまま立ち上がる。

「………………レミリアさん、食事、少し後になってもいいですか?」
「え?」
「…………そんなこと言われて、我慢って方が、無理」

そう言われて――言われて初めて、自分の言った言葉の意味に気が付き、レミリアは顔を真っ赤に染めた。

「嫌?」

彼の言葉に首を振って、レミリアは返事の代わりに、一つ口付けた。




再び嬌声がベッドの上から聞こえ始めるまでに、そう時間はかからなかった。
愛しさも悦びも何もかも、今は二人だけのもので、それがとても幸せに、感じた。


続く?



3スレ>>714 ロダicyanecyo_0225.txt

レミリアとでいうぉーかー番外編7・一週間2へ続く
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