東方キャラとウフフにイチャつくまとめ

※蓬莱の薬を服用した○○と輝夜の話。
作者のせいで輝夜が原作の輝夜じゃないかもしれないですが……。

……死にかけていた、と言えばそうなる。幻想郷に落ちて何日かさ迷い、何度か命の危険があった。
そして、永遠亭の前で行き倒れになったのを誰かに助けられ、ここにいる。
その過程で、死ねぬ身体となってしまったが。
今は、姫様である輝夜の恋人だ。
……まさに「ありのまま、今起こったことを話すぜ」みたいな感じだが、本当なのである。
なんで、そうなったのかはオレにはさっぱりだ。
ちなみに助けたのは鈴仙・優曇華院・イナバ。ウドンゲと呼ばれている兎だそうだ。



そんなある日、オレは輝夜と縁側にいた。ただ、月を眺めている。
月の使者が輝夜を連れて帰るとかいう話を聞いた。昔はそうだったらしいが、今はそんなコトがないそうだ。
「今でも月見は……苦手か?」
「そうね……。でも、今は貴方がいるでしょ? それに永琳もいる。怖くないわ」
「そう、か……。けど、オレが不老不死になっちまったのは良かったのか?
ただの外界から来た人間だって言うのに……」
「別にソレは構わないわ。そうしたのは私だし……」
「え、輝夜が……? なんでそれを?」
急に正面から抱きつかれる。
「……なんででしょうね、私にも分からない。貴方の人生を台無しにするような私の道楽だったかもしれない。
でも、貴方に蓬莱の薬を服用させたのは私自身の意志だって事は確かよ」
「輝夜……」
長くて綺麗な黒い髪を撫でる。
「もし……。貴方に一目惚れだったとしたら……私のとった行動を許せる?」
「許せるよ。……オレは輝夜のこと、愛してるから」
「○○……」


輝夜にキスをした後、布団に押し倒す。
「……どうしちゃったの、急に」
「……オレは、輝夜しか見えないんだ……。それだけ輝夜が大好きなんだと思うんだ……。
輝夜を見ていても落ち着かないし、見なくても落ち着かない。最近、ずっとそうなんだ」
「……そう」
彼女は、微笑んでいた。
「それにしても、おかしい話よね。何人もの求婚を断ってきた私が、ただの男の人に惚れるなんて……」
「……でも、オレはそれでもいいと思いますけどね。
恋の力、って言うんですか、それが作用したんじゃないですか?」
「そう、かもしれないわね」
輝夜の両腕が、オレの首元に伸びる。
「好きかどうかなんて分からない。
でも、貴方が私のことを愛してくれるなら、それでいいと思ってるわ……」
「輝夜……」
「……キス、して」
オレは、何分も輝夜と唇を重ねていた。
輝夜自身、オレのことを好きなのかは分かっていない。
それでも、オレが輝夜を愛しているならそれでいいと言ってくれている。
ただ、オレはそれに答えるだけでいいと思った。



輝夜は、鈴仙や永琳のように胸は大きくはないが、長く黒の髪とスタイルは二人には劣っていない。
……というより、オレ好みな身体つきだ……。
「……聞くけど、いいんだよな。オレが初めてで……」
「ええ……お願い……」
輝夜を抱きしめて、キスする。そして、クレバスの中に触れる。
実際に見たわけじゃないが、だいたい穴の位置は分かっていた。
そこに触れると、少しだけ濡れていた。
『そう言えば、さっき輝夜が脱いだ下着……。一部色が濃かったけどもう濡らしていたのかな……』
身体が反応していたのかもしれないな、と思いつつ、輝夜の腰そしてお尻と手を下ろしていき、腰に戻す。
「んっ……んふっ……んっ……」
彼女の柔らかい唇に擦り合わせるように、唇を重ねる。
そして、その口の中に舌を入れて蹂躙する。
「んんっ!? んんーっ! んーっ!!」
輝夜が抗議したいのか、そう唸った。
そこでオレは、彼女の舌を突いて、上と下を回すように舐めるとそれに合わせてきた。
「んぅ……。れろ……ちゅくんっ……んふぅ……」
身体を重ねなくても、濃厚なキスをしているだけで凄く幸せな気分になる。
愛している人だからこそなのかもしれない、こんなに幸せで気持ちよくなれるのは……。
「んは……っ……」
唇を離すと、互いの舌から唾液が銀の糸となって、逆アーチを描く。
「……○○、凄く幸せ……。こんなキスするの始めてよね……?」
それに頷く。
「なんか……、幸せに溺れちゃいそうになるわ……。幸せすぎて……」
「それは多分、オレのことが好きだから、そう感じるかもしれないね……」
「……ねえ、○○、身体……重ねたい?」
「あ、ああ……」
オレは自分のそそり立ったモノを、輝夜の膣内に入れていく。
「い……った……い……」
「……あまり、優しくできなくてごめんな……」
「い、いいから……。気にしないで……」
ゆっくりとだが、徐々に奥のほうへと進め、根元のほうまで入り込んだ。
「はぅぅ……」
「……輝夜……。オレ……、後悔、してないよ……」
「それは私もよ……、○○……。愛してる……、きっとそうよ……。でなきゃ、繋がって幸せなんて思わない……」
輝夜はオレの唇にそっと触れる。
「もっと早く……貴方みたいな人に、会いたかった……。長く待ちすぎちゃったわね……」と微笑みながら言う。
「いいじゃないか……。その分、一杯幸せと愛情に包まれれば……」
「そうね……」



「んっ……んんぅ……あぁんっ……ぁんっ……」
甘く声を漏らす輝夜。
痛くしないように肉棒で肉襞を刺激する。
「はぁんっ……気持ち、いい……。もっと……こすって……」
ずるっ……。ずぶっ、ずるっ……。
結合部から愛液が混ざり重なって聞こえる。
入れるスピードを速めていくうちに、その音も高くなる。
「くああぁっ……ぁんっ……ぁんっ……。はぁ……はぁ……ぁぁんっ……」
輝夜が漏らす声にどんどん興奮していく。
次第にオレの息も深くなり、荒くなってきた。
「ひゃあっ……あっ、ぁぁんんっ……。もっと……早くていいよ……。
ひああああぁぁぁっ、んあぁぁぁんっ! あぁぁぁんっ! あっあっあぁっ……!」
喘ぎ声が次第に大きくなっていく。
それにつられるかのようにオレの興奮も高まる。
「あぁんっ、あっあっあっあああああっ……!!
ああぁぁぁぁっ!! ひゃあああああああぁぁぁっ……!!」
ずぷっ、ずちゅっ、ずぷっ、ずちゅっ!
動くたび愛液が回りにちょっとずつ飛び散るようになった。
「はぁ……はぁ……。輝夜……ッ!」
「あっ、あぁんっ! ら、らめぇ……、も、もうキちゃ……んああああぁぁぁぁぁっ!」
ぎゅっ、と膣に締め付けられる。
「くうぅぅぅっ……!」
鈴口から、輝夜の子宮めがけて飛んでいく精液。
出し終わるまで、オレは輝夜と抱き合っていた。



鶏が鳴き始めた頃、オレは目を覚ました。
傍らには輝夜が眠っている。
想像以上に生き続けるオレと輝夜。そしてそのオレは、愛でもって蓬莱人を『殺した』男。
永遠に生きるのが定めならば、愛する側も永遠に生きればいい。
オレは輝夜に恋した時からそう決めていた。
エゴかもしれない。けど輝夜と嫌というほど愛し合って、先に逝って悲しませたくない。
仮に先に逝ったとする。その恋が深ければ深いほど、何倍の悲しみとなって輝夜に襲い掛かる。
そんな輝夜を見ていられない。……蓬莱の薬を飲ませたのも、彼女の方もそう考えたからだろうか。
輝夜の寝顔を見ながら、そんなコトを考えていた。


――後日。
オレは永琳に先日の晩のことを追及された。
簡単に口を割らなかったオレは「嫌でも自白してもらうわよ」と鬼気迫る表情で自白剤入りの注射器を構えられたが。
「永琳、そこまでよ」
「輝夜……」
ギリギリのタイミングで輝夜がその場に現れた。
「鈴仙に聞いたわよ。私の恋人になにしようとしてるのよ」
「それは……」
「○○も○○よ。事実なんだからさっさと言えばいいのに」
「そうなんだけどな……」
二人して叱咤される。
「これ見れば、永琳も納得するでしょ?」
と、輝夜はオレを椅子からおろし、そのまま押し倒して口づけをした。
「これで認めざるをえないでしょう? 私は彼が大好きなのよ」
「姫……」
「さあ、行きましょう」
手を差し伸べて立ち上がらせてくれた。
そしてその腕をオレの腰に回した。
「永琳さんすいません」
「……まあ、そうなら仕方ないですわね」

こうしてオレと輝夜の仲は永遠亭では知らないものはいなくなった。


メガリス Date:2011/01/06 11:59:39


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